もぅえぇわ!
最新 最初 全 
#402 [だーいし]
今田は3人が座っているカウンターに座る。
『店長、漫才部の顧問の今田先生。元芸人さんなんや!』
『は、初めまして。』
店長は鉄板の手入れをしていたのをやめ、まじまじと今田を見つめる。
『な、なんでしょうか。顔になんか付いてます?』
『先生……、こいつらに漫才絶対やらしたってな。』
:12/01/24 03:51
:S003
:Wq8zui02
#403 [だーいし]
店長の発言に全員きょとんとする。
『………、なぁ〜んてな!ハハハハ!さぁ、先生もたこ焼き食って!』
全員が愛想笑いする。
『でも、ホンマなんでバレたんやろな?』
ヒロシは言った。
今田はたこ焼きを手に取り言った。
『どうやら、教育委員会直々に申し入れがあったらしい…』
『えっ???』
キヨシは言葉を失った。
:12/01/24 03:54
:S003
:Wq8zui02
#404 [だーいし]
『教育委員会?なんでそんなもんが?』
『いや〜、僕もさっぱり分からないんだ。』
キヨシは重い口を開いた。
『母さんだ……』
マヤは下を向く。
『か、母さん?どういう事や?』
『僕の母さんは東京都教育委員会委員長なんだ…。それでだよ。』
:12/01/24 03:57
:S003
:Wq8zui02
#405 [だーいし]
『そ、そうやったんや。』
『次期総理候補に教育委員長……』
ヒロシと今田はショックを隠しきれなかった。
『なんや、身内が偉かったらお前らの夢は終わんのか?』
『えっ?』
店長は洗い物をしながら言った。
:12/01/24 06:33
:S003
:Wq8zui02
#406 [だーいし]
『「お袋が委員長やから」とかを言い訳にするんかー言うてんねん!!!』
4人は黙り込む。
『漫才したいんやろ?文化祭で!んなもん、やったったらえぇねん!やりたい気持ちがあるんなら、みんな分かってくれるはずや、な!そんなんを言い訳にするな!「迷わず行けよ!行けば分かるさ!」てな。』
『そうだよね、そうだよ!やりたい気持ちがあればみんな分かってくれるよ!』
『ホンマやな!よし、頑張るで〜!』
『やりましょ!』
『みんな、頑張ろう!』
:12/01/24 06:37
:S003
:Wq8zui02
#407 [だーいし]
4人は一致団結し、ハイタッチをした。店長はそれを見てまた洗い物を続けた。
『青春やな〜。』
見渡す限りの水平線。
太陽が熱く照りつけ、海は輝かしいほど眩しい。
『うわ〜!海や海!!見て、キヨシ海!!』
『電車だから静かにしようよ。みんな見てるよ。』
『そうよ、ヒロシ。遊びに来たんじゃないんだから。』
車窓から見える絶景にヒロシは人目を気にせず、はしゃいでいた。
そう、今日は合宿初日。
:12/01/24 06:43
:S003
:Wq8zui02
#408 [だーいし]
『くわ〜!!キヨシ見てみ!!ビキニばっかや!ビキニ!』
3人がやってきたのは湘南のとある海岸。毎年この季節になると海水浴を楽しみたい人でいっぱいになる。
『キヨシ、あんなエロ関西人ほっといて行きましょう。』
マヤはヒロシをほっていく。
『あっ待ってーな!』
:12/01/24 07:23
:S003
:Wq8zui02
#409 [だーいし]
『紹介するね、ヒロシにキヨシ。』
『小林ヒロシです!コバヒロ呼んで下さい!』
『鈴木キヨシです。よろしくお願いします。』
『で、この人が私の伯父さんでここの海の家のオーナーの徳井さん。』
『よろしく、みんな。』
:12/01/24 07:26
:S003
:Wq8zui02
#410 [だーいし]
2人は徳井に挨拶をすませた。
『結構、落ち着いた雰囲気やなぁ…』
店内には客が2組ほど。
周りの海の家に比べると閑散としていた。
『あぁ、そうなんだよ。周りの海の家はどんどん新メニューとか出すんだ。うちはそういうの嫌いでね。ハハッハハハ。』
徳井は謎の笑みを浮かべる。
:12/01/24 18:15
:S003
:Wq8zui02
#411 [だーいし]
『おじさん!何笑ってんのよ!このままでは赤字必至よ!』
徳井は口を尖らせ、下を向く。
『てなわけで、あんたたちに漫才で「客寄せ」をしてもらうの。昼と夜の2回公演ね!』
『おーけー!任しとき!』
キヨシも力強く頷く。
『でも、マヤちゃん。客が来んことにはな〜。』
『何言ってんの?あんたたちが集めてくんのよ。』
『へっ?』
2人の頭にはくっきりとクエスチョンマークが浮かんだ。
:12/01/24 18:25
:S003
:Wq8zui02
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194