もぅえぇわ!
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#407 [だーいし]
4人は一致団結し、ハイタッチをした。店長はそれを見てまた洗い物を続けた。
『青春やな〜。』
見渡す限りの水平線。
太陽が熱く照りつけ、海は輝かしいほど眩しい。
『うわ〜!海や海!!見て、キヨシ海!!』
『電車だから静かにしようよ。みんな見てるよ。』
『そうよ、ヒロシ。遊びに来たんじゃないんだから。』
車窓から見える絶景にヒロシは人目を気にせず、はしゃいでいた。
そう、今日は合宿初日。
:12/01/24 06:43
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#408 [だーいし]
『くわ〜!!キヨシ見てみ!!ビキニばっかや!ビキニ!』
3人がやってきたのは湘南のとある海岸。毎年この季節になると海水浴を楽しみたい人でいっぱいになる。
『キヨシ、あんなエロ関西人ほっといて行きましょう。』
マヤはヒロシをほっていく。
『あっ待ってーな!』
:12/01/24 07:23
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#409 [だーいし]
『紹介するね、ヒロシにキヨシ。』
『小林ヒロシです!コバヒロ呼んで下さい!』
『鈴木キヨシです。よろしくお願いします。』
『で、この人が私の伯父さんでここの海の家のオーナーの徳井さん。』
『よろしく、みんな。』
:12/01/24 07:26
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#410 [だーいし]
2人は徳井に挨拶をすませた。
『結構、落ち着いた雰囲気やなぁ…』
店内には客が2組ほど。
周りの海の家に比べると閑散としていた。
『あぁ、そうなんだよ。周りの海の家はどんどん新メニューとか出すんだ。うちはそういうの嫌いでね。ハハッハハハ。』
徳井は謎の笑みを浮かべる。
:12/01/24 18:15
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#411 [だーいし]
『おじさん!何笑ってんのよ!このままでは赤字必至よ!』
徳井は口を尖らせ、下を向く。
『てなわけで、あんたたちに漫才で「客寄せ」をしてもらうの。昼と夜の2回公演ね!』
『おーけー!任しとき!』
キヨシも力強く頷く。
『でも、マヤちゃん。客が来んことにはな〜。』
『何言ってんの?あんたたちが集めてくんのよ。』
『へっ?』
2人の頭にはくっきりとクエスチョンマークが浮かんだ。
:12/01/24 18:25
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#412 [だーいし]
『ぱーどぅんみー?マヤちゃん。』
『だから、チラシでも配って集めんのよ。』
ヒロシとキヨシは顔を見合わせる。
『マヤ、それはいくらなんでも…』
『キヨシ、あんた緊張癖直したいんでしょ!?』
:12/01/24 18:50
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#413 [だーいし]
『ああ。』
『でもね〜マヤちゃん、いくらなんでも…』
『わかった!』
マヤはヒロシの言葉を遮った。
『おぉ!わかってくれたか?』
『チラシは私が作るわ!』
ヒロシはずっこける。
『そこ!?』
『とにかく、急は無理だから3日後の合宿までにネタよろしく!』
:12/01/24 18:57
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#414 [だーいし]
ヒロシとキヨシは本当は『3日後?そんなの無理』と言いたかったが、自分達を追い詰めるためにあえて言わなかった。
『上手く行ったらバイト代も弾むからね〜ハハッハハハ。』
徳井は天を見上げて笑っている。徳井は客が集まるとすっかり思い込んでいる。
:12/01/24 19:06
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#415 [だーいし]
漫才披露まであと2日。
夏期講習終わり、マヤはたこ焼き屋に向かった。
ガラララ…
『お疲れ!!……あれ?』
いつもならヒロシが明るく出迎えるはずがそうはいかなかった。
マヤが目撃したのは今まで見たことのない2人の真剣な姿だった。
『ねぇ!2人とも!』
すると、店長はカウンター越しにマヤに向かって縦に伸ばした人差し指を口元に当てる。
:12/01/24 19:14
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#416 [だーいし]
『やっぱり夏やからここは夏に関するボケに変えた方がええな。』
『なるほど。……、じゃあツッコミは…?』
『こうやな。』
『了解。』
しばらくマヤは2人のやりとりに見とれていた。
『よし!じゃあ一回やってみっか!』
『うん!あれ、マヤ。いたんだ。』
『おぉ!マヤちゃんなんやおったんやったら声かけてくれたらよかったのに!』
『へっ?いや、今来たばっかだったの。』
:12/01/25 03:04
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