*- エロチュウ -*
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#147 [亜夢]
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電話をとり、龍紀はすぐに店外にでていった。

「あ〜あ…どうしたら相手してくれるんだろう…」

ね、と苦笑しながらアタシはグラスを布巾で綺麗に拭く。

「アズミね〜…もう2年も皐月のこと知ってるけどねえ〜…キスしたことないの…」

しょんぼりしながらカルアミルクを飲む彼女は、大きなため息をつく。

「2年も片思いして、それから皐月には頑張って貰いたくて風俗いってるんだもん…」

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⏰:10/05/25 04:47 📱:F02B 🆔:/lfQaG8k


#148 [亜夢]
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「みてみてっ☆」

携帯の待ち受けにはキメ顔をしてる龍紀の顔とピースしたうさぎみたいな彼女。

「かあ〜いいでしょ〜♪」

嬉しそうにキラキラした目で待ち受けを見つめてる。

アタシ―…優越感、なんて思えなかった。
なんだか話を聞いてて切なくなってしまった。

「彼女いるなら…あきらめつくし、その子がいい子なら…否定しないんだけどなあ〜やっぱ居たらショックかなあ〜…」

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⏰:10/05/25 04:52 📱:F02B 🆔:/lfQaG8k


#149 [亜夢]
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「アズミ頑張るからっ☆ お姉さん応援してねっ!!!」

はい、と一応答えた。

龍紀がこのお客さんが必要なら、仕方ないのかもしれない。

「おまたせ。」

店いこっか、とジャケットをさっととる。

「いいよっ!!! 皐月のぶんも払うんだからっ〜♪」

ありがとうございました、の言葉とともにふたりは3Fにある店に向かった―…

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⏰:10/05/25 04:58 📱:F02B 🆔:/lfQaG8k


#150 [亜夢]
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安価

>>003-030
>>031-060
>>061-090
>>091-110
>>111-140

コメントは
↓こちらまで

>>002

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⏰:10/05/25 05:00 📱:F02B 🆔:/lfQaG8k


#151 [亜夢]
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最新..

>>132-150

お願いします



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⏰:10/05/25 05:04 📱:F02B 🆔:/lfQaG8k


#152 [亜夢]
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彼女と【響皐月】が店から出た後、アタシの胸に針金が刺さったような気分になった。

―…嫉妬してるわけじゃない。

ただ、あの子が龍紀にむけた目が、表情が…かわいすぎて純粋すぎて、アタシは決していい気分にはなれなかった。

やっぱり龍紀のお客さんだったとして幸せになってもらいたい。

でも…

そういう考えなら龍紀と別れる…ことになるよね。 みんなの【響皐月】なのだからアタシだけで独占しないもの。

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⏰:10/05/26 06:55 📱:F02B 🆔:fatKJEd6


#153 [亜夢]
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無意識のうちに気づいたら家の布団に寝転がってた。

考え事をすると、すごく眠くなるのはなんでだろう。

アタシは目をゆっくり閉じるとすぐに眠りの森の中に住みました。

BBBB…

バイブが耳元で鳴ってるけどアタシは無視した。


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⏰:10/05/26 07:00 📱:F02B 🆔:fatKJEd6


#154 [亜夢]
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偽善者なのかな―…




あれからなぜかアタシは龍紀の家に足も踏み入れなくなった。

会う場所は此処だけ。

「いらっしゃいませ―…」

「亜夢、なんでメールも電話もとってくれないの?」

泣きそうになりながら龍紀は言う。

答えは、【わからない】んだ。

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⏰:10/05/31 03:47 📱:F02B 🆔:RUsf33YU


#155 [亜夢]
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アタシは、龍紀を知ってしまったから、いまでは【響皐月】は嫌い。

彼のお客さんを見るのは抵抗はない。 【響皐月】は女を見下してる。 相手にしようとしない。 ―…興味がない。

龍紀は、甘えたなのに独占欲が強くて、常に連絡をとりあいたい。

それがたまに混合してわからなくなる。

「…なんで龍紀は、ホストをはじめたの?」

あたしは率直に聞いた。

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⏰:10/05/31 04:01 📱:F02B 🆔:RUsf33YU


#156 [亜夢]
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「…」

いつものスコッチをじいっと見ながら眉毛を下げる。

「そうだな…俺、言ってないもんな…」

ため息をはあ、と吐いた。

「まず簡潔に言うと俺にはかなりの額の金がいる。」

理由は…?

「17のときの彼女が、植物状態なんだ―…」

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⏰:10/05/31 04:04 📱:F02B 🆔:RUsf33YU


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