*- エロチュウ -*
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#145 [亜夢]
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解釈の仕方を人それぞれなので、一色単にはいえない。
「今から来るお客さんは嫉妬すんなよ…」
携帯でメールを打つとパチンと閉じてそう言った。
チリンチリン♪
「さ〜つ〜き〜っ☆」
小柄でモデルみたいに細いお客さん。 うさぎみたいにピョンピョン跳ねてて、すごくかわいい。
「おはようのちゅ、は?」
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:10/05/25 04:31
:F02B
:/lfQaG8k
#146 [亜夢]
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「ドンペリ卸してくれるならいいよ。」
「今日持ち合わせないも〜ん…皐月は未収させてくれないし〜…」
「金ないなら来るなよ…」
この子には凄く冷たい龍紀では…なく【響皐月】。
「ねえねえ、お姉さんど〜おもう〜?アズミに超つんつんしてない〜?」
「おいアズミ。」
「あんっ…皐月ちゅう〜…」
「もしもし?おお、どうした?」
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:10/05/25 04:44
:F02B
:/lfQaG8k
#147 [亜夢]
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電話をとり、龍紀はすぐに店外にでていった。
「あ〜あ…どうしたら相手してくれるんだろう…」
ね、と苦笑しながらアタシはグラスを布巾で綺麗に拭く。
「アズミね〜…もう2年も皐月のこと知ってるけどねえ〜…キスしたことないの…」
しょんぼりしながらカルアミルクを飲む彼女は、大きなため息をつく。
「2年も片思いして、それから皐月には頑張って貰いたくて風俗いってるんだもん…」
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:10/05/25 04:47
:F02B
:/lfQaG8k
#148 [亜夢]
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「みてみてっ☆」
携帯の待ち受けにはキメ顔をしてる龍紀の顔とピースしたうさぎみたいな彼女。
「かあ〜いいでしょ〜♪」
嬉しそうにキラキラした目で待ち受けを見つめてる。
アタシ―…優越感、なんて思えなかった。
なんだか話を聞いてて切なくなってしまった。
「彼女いるなら…あきらめつくし、その子がいい子なら…否定しないんだけどなあ〜やっぱ居たらショックかなあ〜…」
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:10/05/25 04:52
:F02B
:/lfQaG8k
#149 [亜夢]
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「アズミ頑張るからっ☆ お姉さん応援してねっ!!!」
はい、と一応答えた。
龍紀がこのお客さんが必要なら、仕方ないのかもしれない。
「おまたせ。」
店いこっか、とジャケットをさっととる。
「いいよっ!!! 皐月のぶんも払うんだからっ〜♪」
ありがとうございました、の言葉とともにふたりは3Fにある店に向かった―…
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:10/05/25 04:58
:F02B
:/lfQaG8k
#150 [亜夢]
:10/05/25 05:00
:F02B
:/lfQaG8k
#151 [亜夢]
:10/05/25 05:04
:F02B
:/lfQaG8k
#152 [亜夢]
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彼女と【響皐月】が店から出た後、アタシの胸に針金が刺さったような気分になった。
―…嫉妬してるわけじゃない。
ただ、あの子が龍紀にむけた目が、表情が…かわいすぎて純粋すぎて、アタシは決していい気分にはなれなかった。
やっぱり龍紀のお客さんだったとして幸せになってもらいたい。
でも…
そういう考えなら龍紀と別れる…ことになるよね。 みんなの【響皐月】なのだからアタシだけで独占しないもの。
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:10/05/26 06:55
:F02B
:fatKJEd6
#153 [亜夢]
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無意識のうちに気づいたら家の布団に寝転がってた。
考え事をすると、すごく眠くなるのはなんでだろう。
アタシは目をゆっくり閉じるとすぐに眠りの森の中に住みました。
BBBB…
バイブが耳元で鳴ってるけどアタシは無視した。
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:10/05/26 07:00
:F02B
:fatKJEd6
#154 [亜夢]
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偽善者なのかな―…
あれからなぜかアタシは龍紀の家に足も踏み入れなくなった。
会う場所は此処だけ。
「いらっしゃいませ―…」
「亜夢、なんでメールも電話もとってくれないの?」
泣きそうになりながら龍紀は言う。
答えは、【わからない】んだ。
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:10/05/31 03:47
:F02B
:RUsf33YU
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