天使と悪魔の暇潰し
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#241 [匿名]
自分を正当化するような言葉の数々に、徐々に苛立ち始めた。

死んだ彼が悪い?正しくは死んではいないけど。

彼は急に刺された。確かに言葉は汚かったが、悪いのは完全にターゲットだ。

なのに、自分の罪は認めない。悪いのは自分じゃない。全て周りが悪い。

僕は天使だ。
こんな人間でも救いたい。

なんて思うはずがない。こんな人間は死んでしまえばいい。

僕は天使だけど、悪魔の友人を持つと、こうなってしまうみたいだ。

⏰:11/01/08 15:38 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#242 [匿名]
三日目



「お前も怒った顔、初めて見たわー!」

清々しい顔をして現れたのは彼。

確かに僕は、滅多に怒らない。イラッとしても顔に出す事はまずない。

だが昨日は、こんな僕でも怒りは抑えられなかった。

ターゲットのあの言葉を聞いてから僕は、すぐに家を出た。

すぐにというか実際には、

「人間の中にはクズがいると聞いたが、まさに君のことだな!」

と言ってから、その場を去った。

⏰:11/01/08 22:09 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#243 [匿名]
「お前があんな事言うとはなー!俺可笑しくなって笑いそうになっちまってよー、必死に堪えたんだよ!」

ゲラゲラと笑いながら、彼は昨日の話をする。

半分は彼の為に怒ったようなものだが、全く理解していなかった。

少しくらい察しても良いのでは、と思ったが、やっぱり理解しなくていい。

変に恥ずかしい気持ちになる。

⏰:11/01/08 22:15 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#244 [匿名]
「お前が出てったからどーしようかと思ったけど、充分びびらせたぜ!お前が死ぬまで呪ってやるーって言ったら、あいつ泣きそうになってやんの!」

ギャハハッと彼は笑う。

いつもなら、彼の好きにさせてたまるか!と思うのだけれど、今回は思わない。

このまま彼の圧勝でも構わない程、僕はターゲットが嫌いになっていた。

⏰:11/01/09 19:07 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#245 [匿名]
「じゃあ俺はターゲットんとこ行くから!二時間たっぷりびびらせてくるからよー!」

ひらひらと手を降って、彼は消えて行った。


僕はこれからどうしようか、彼の幽霊ぶりを上から見て、悩んだ。

⏰:11/01/09 19:13 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#246 [匿名]
彼はターゲットの部屋にふわっと現れると、ずーっと睨み付けた。

許さない。だとか、呪ってやる。なんて台詞を幽霊の演技で言っている。

死ねばいいんだ。とも言っていた。


そしてターゲットは、二時間ずっと震えていた。

最後の方は、ごめんなさいと謝りもしていたが、それが本心から出た言葉なのかは、判断出来なかった。

ただ恐怖から逃れたくて、出た言葉にも感じる。それなら僕は、本当に呆れる。
暇潰しだろうと関係ない。勝負なんてどうでもいい。

⏰:11/01/09 23:41 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#247 [匿名]
イライラとした気持ちが晴れないまま、1日が終わった。

彼は相変わらず楽しそうに、今日のターゲットの様子を喋っている。

このまま彼の事を援護し、自殺させてやろうかと考えた。が、彼に拒否された。

「そんなつまらねぇ暇潰しはしたくねぇな!」

⏰:11/01/09 23:45 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#248 [匿名]
僕は何度もつまらない暇潰しをしてきたのに、まさか彼にそんな事を言われるとは。

ターゲットに特別な気持ちを抱き、お前は死なないって言ったのは忘れたのか?

随分前の話だが、僕は鮮明に覚えているのに。

まぁ、どうでもいいか。

だから僕は決めた。

ターゲットを自主させ、一生牢屋の中で暮らしてもらう。

⏰:11/01/09 23:50 📱:F06B 🆔:☆☆☆


#249 [ミナト]
まってます

⏰:11/01/17 10:37 📱:SH02A 🆔:lwuc/cGM


#250 [我輩は匿名である]
>>249ミナトさん
どうもありがとうございます!最近忙しくてなかなか書けなくて…(T_T)
でも嬉しいです!本当ありがとうございます!!

⏰:11/01/17 20:42 📱:F06B 🆔:☆☆☆


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