亡き君に告ぐ
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#130 [不発花火]
スローモーションのように倒れる様を僕はただ呆然と見ていた。


気付けば僕の目の前には二つの死体と、二丁の拳銃。

拳銃を手に取り、僕も二人の後を追おうと心臓に当てレバーを引くが、弾は入っていなかった。

⏰:10/12/29 21:49 📱:SH04B 🆔:2c2Jat.Y


#131 [不発花火]
「はは…」


僕はまだ立ち上げれないでいる。


END

⏰:10/12/29 21:50 📱:SH04B 🆔:2c2Jat.Y


#132 [不発花火]
感想
>>12

1 亡き君に告ぐ
>>2-11
2 指名手配犯
>>13-16
3 亡者の館
>>17-30
4 演奏人形
>>32-36
5 性春ハイスクール
>>39-43
6 シャム双生児
>>46
7 深海に、沈む
>>47-61
8 夢を見る少女
>>62-75
9 リストラ、その先は
>>77-131

⏰:10/12/29 21:56 📱:SH04B 🆔:2c2Jat.Y


#133 [不発花火]
一体いつから夢を見続けていたのかさえも、曖昧で。


―殺人犯の憂鬱―

⏰:11/01/08 16:10 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#134 [不発花火]
夢の中で少女が泣いている。

まだ幼く、親がいなくては右も左もわからない様な少女が蹲りながら泣いている。

「どうしたの…?」

少女に歩み寄ると、ピタリと泣き声が止む。

⏰:11/01/08 16:11 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#135 [不発花火]
「ママに会いたいの」

ゆっくりと少女の顔が上がる。

「ママに会わせて…」

少女の、顔は。


「―はぁッ…!」

少女の顔を確認する前に夢から現実に引き戻される。

⏰:11/01/08 16:11 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#136 [不発花火]
毎度の如く、同じ夢。
自分が殺した少女の夢。

「くそッ…」

眠りについて直ぐに見る夢は、自分が3年前に殺した少女の夢ばかりだった。

毎日のように夢に現れる少女の顔を見る前に、必ずと言っていい程に目が覚める。

⏰:11/01/08 16:12 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#137 [不発花火]
だが、3年前より明らかに長く夢を見るようになった。

殺した翌日は真っ暗な闇だった。

半年してから泣き声が聞こえるようになった。

1年が経過すると少女の姿が僅かに見えるようになった。

2年が経つと、少女の姿ははっきりと見えるようになった。

⏰:11/01/08 16:13 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#138 [不発花火]
そして3年が経過した今、少女が語りかけてくるようになった。

少しずつ少女が自分に近付いているのを感じた。

だが、3年の長い年月の中で自分は今だに警察に身元が割れていない。

警察は最初の捜査で躓いたのだ。

⏰:11/01/08 16:14 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


#139 [不発花火]
自分ではない全く関係のない人間に容疑をかけ、2年に渡り裁判を続けた。

しかし、結局無実だと発覚した訳だが後の祭。

長い月日は自分が犯人だという真実を消すには充分過ぎる時間だった。

一番最初の捜査で躓くと、解決は極めて困難になるというのは本当だったのだ。

⏰:11/01/08 16:14 📱:SH04B 🆔:GxI.VZ8M


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