亡き君に告ぐ
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#43 [不発花火]
「…帰ってよろしい」

そう言って先生から渡されたのはポルノ雑誌の編集社のチラシだった。

『溢れる性欲を満たす雑誌を作りませんか?』なんてキャッチフレーズに溜息しか出なかった。

「…」

何で他人の溢れる性欲を満たす雑誌を自分が作らなきゃいけないのか。
冷たい風が吹く帰り道を僕は虚しく一人で歩み始めた。


END

⏰:10/12/18 20:54 📱:SH04B 🆔:Agq75nzI


#44 [でりーと]
でりーと

⏰:10/12/18 20:58 📱: 🆔:・・・


#45 [不発花火]
>>38
ありがとうございます(`・ω・´)!
皆様に少しでも楽しんで頂けるようがんばります!

⏰:10/12/18 21:06 📱:SH04B 🆔:Agq75nzI


#46 [不発花火]
胎動を感じた。


―シャム双生児―


わたしとあなた。

きっと前世では結ばれなかったのかしら。

でも神様が最上級の形で私達を再び廻り逢わせてくれたのね。

わたしとあなた。

お互いの脚はないけれど腹部で繋がっているから、いつも一緒。

歩くことはできないけれど、いつも一緒。

それはセックスよりも素晴らしい愛の形。

わたしとあなた。
死ぬ時も一緒。

⏰:10/12/21 12:25 📱:SH04B 🆔:vbqTPqqs


#47 [不発花火]
もし生まれ変わりがあるなら、私は魚になりたい。

暗い海の底で、一人きりで泳ぐ美しい魚に。



―深海に、沈む―

⏰:10/12/23 02:01 📱:SH04B 🆔:vGZkDNeY


#48 [不発花火]
今日は学校に登校すると、上履きがなかった。

昨日は数学の教科書がなくなり、一昨日は上履きの中に大量の砂が入っていた。

簡単に言えば「いじめ」にあっている。

いつからだなんて覚えていないし、原因なんかもさっぱりわからなかった。

⏰:10/12/23 02:02 📱:SH04B 🆔:vGZkDNeY


#49 [不発花火]
気付けば私の周りからは人が消え、一人になっていた。

別にそれでもよかった。

また輪の中に入っていつ嫌われるんだろうとビクビクしながら生きていくなら、一人でよかった。

なんて、思っていても。

⏰:10/12/23 02:02 📱:SH04B 🆔:vGZkDNeY


#50 [不発花火]
「ねぇ、今週の土曜日遊ぼうよ」

「どこ行く?」

「場面行動でいいんじゃない?」


教室の中で行われる友達同士の当たり前のやりとりを聞くと、酷く羨ましくなる。

私には休日の予定なんて、ずっとない。

⏰:10/12/23 02:03 📱:SH04B 🆔:vGZkDNeY


#51 [不発花火]
たまに本屋に小説や漫画を買いに出かけたりするけど、最近はずっと家で一番お気に入りの本を読んでいる。

それは、「深海」について書かれている本だった。

中でも一番のお気に入り魚は、「リュウグウノツカイ」と呼ばれている深海に住む魚だった。

⏰:10/12/23 02:03 📱:SH04B 🆔:vGZkDNeY


#52 [不発花火]
群れることを好まず、たった一匹で暗く深い深海を泳ぐ美しい虹色の魚。

私はそれが酷く羨ましかった。

たった一匹で気高く、美しく深海を泳ぐ魚。

わたしは生まれ変わったら、その魚になりたかった。

⏰:10/12/23 02:03 📱:SH04B 🆔:vGZkDNeY


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