… 極 楽(18禁)愛 戯 …
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#235 [夢。*]
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「……っ」

「お前なに企んでんの?」

鬼のような冷たい顔をしたレオンがものすごい力であたしの腕を掴んでる。

「……別にホスト遊びしてるだけだもん。」

「あっそ…ちなみに俺を陥れたきゃうまくやるんだな。 心配しなくても俺の彼女にはお前のことはちゃんと説明しとくよ。 風俗嬢で働いてる妹さんが俺のお客さんだった…てことをね。」

怖い。
あたしよりも先に先を見てるよ…

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⏰:11/03/29 21:08 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#236 [夢。*]
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あたしが何か弱みを握ろうとしても、あたしの弱みを知ってる人間に攻撃なんてできないんだ…

あたしの捕まれた腕は脱力。 もう疲れたよ…誰かを恨むことも、妬むことも。

「…もう何もしないよ…だから、あたしの職業だけは絶対に言わないで…」

無気力なあたしにはそれしか言えなかった。

「…わかった」

レオンは手を離すとあたしはすぐにタクシー乗って帰宅した。

ひとりで暮らす寂しい家に…

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⏰:11/03/29 21:12 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#237 [夢。*]
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――

…凛には言えてない。

言ったところで何かなるのか?と思ってしまう自分がいる。 別に蓮を騙してるつもりさえもなかった。

でも正直に状況を説明しとかないと、後々ややこしいと思った。

何より凛に嫌われない方法を考えた。

「凛、今更なんだけど…」

うん?と包丁できゅうりを切る凛は手をとめて、視線をあたしのほうにくれる。

「…どうかしたの?」

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⏰:11/03/30 07:17 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#238 [夢。*]
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「…実は俺、凛の双子の妹のこと知ってるんだ…」

目を丸くして驚いた凛に素直に流れを説明する。

凛のふりをして蓮が会いにきたこと、でもすぐに凛から連絡があって、双子だと理解したこと。 彼女が俺のホストクラブに何度か遊びにきたことがあるということ。

それくらい。

さすがに蓮のことを考えて頻繁に来てたとは言わず、何度かという言い方をした。

それから、…自分はどうしたらいいかわからなかったこと…彼女が双子の姉で、お客様は彼女の妹。 なんとなく打ち明けるタイミングを見失ってたことを伝えた。

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⏰:11/03/30 07:21 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#239 [夢。*]
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「あの子にあたしが、こんな人に口説かれたって名刺見せたからかな…蓮は昔からあたしを気にいる人はすべて手に入れてきた人だから。」

顔や性格の区別がつかないものは蓮の策略にはまっていき、凛はいつも彼氏ができなかった。

「……龍はすぐにあたしと蓮の見分け、つけたんだね。」

嬉しいと小声で言うと手元から離れて後ろから龍を抱きしめた。

「ありがとう。」

あたしは蓮に奪われるばっかりだった。 でも今はこんなにあたしを愛してくれるひとがいる。 しあわせ。

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⏰:11/03/30 07:26 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#240 [夢。*]
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小さな問題は案外あっさりと片づけられて、ふたりは相変わらず同棲を始めたことで余計仲がよくなった。

龍もある程度のつらい過去は話したし、ホストクラブのことも理解してもらったし…逆に凛には龍に対する不満なんてものはなかった。

平凡な毎日が過ごせる…というのがあたし達の願いです…

でも、

なかなか神様は簡単にしてくれませんでした。

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⏰:11/03/30 07:29 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#241 [夢。*]
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感想・意見まってます
>>002

アンカーはこちら
>>003-050
>>051-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250

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⏰:11/03/30 07:31 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#242 [夢。*]
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同棲してもう数ヶ月。 また冬が来る…あたし達のつきあった日まであと少し…それがもう1年前の話だったからとても不思議に思えた。

「…なにしよっかあ…」

ぬいぐるみを抱きしめるように、あたしをぎゅっと抱いて龍は言った。

「1年記念日かあ。」

あたしはスケジュール表を見つめながら赤丸をにこにこしながら指でなぞる。

「…思い出の場所、ふたりでつくんないとなあ…」

ふたりで過ごしたこのマンション…

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⏰:11/03/31 01:16 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#243 [夢。*]
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…俺が告白したあの店、おまえを助手席にのせる俺の車、ふたりでよく行くスーパー、元さんの飯屋やあれからはまってるスウィーツのお店、ふたりで並んでセットするサロン…

もっとあげきれないくらいあった気がする。

「ちゃんと考えとくね!」

うきうきする凛にそう言うと幼稚園児みたいな無邪気な笑顔でうんっ、と返事をする。

やばいよ…おまえの可愛さは半端じゃない…

すべてに欲情してしまう…

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⏰:11/03/31 01:20 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#244 [夢。*]
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後ろから抱きしめてる体から手を離すと、あごをクイッと上に向けさせてキスをする。 俺らにとっちゃ、挨拶みたいなものになりつつある。

でも毎回キスしたあとの凛の顔に歯止めがきかなくなってしまう…

愛しすぎて愛しすぎて。

愛したいし、ただ綺麗で純白な彼女を汚してやりたいとさえ思う。

変態なのかな?

…優しく両手で胸を掴んでゆっくり揉むとぴくっと凛の敏感な体が反応して、俺のほうに体を倒してくる。

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⏰:11/03/31 01:23 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


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