… 極 楽(18禁)愛 戯 …
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#201 [夢。*]
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「…蓮て呼んで…」

そう、花梨でも凛でもなく蓮て呼んで?

「蓮……」

耳元で囁く彼の声。

「愛してるって言って…」

あたしを離さずに言って?

「愛してるよ?」

お願い今だけレオンにそうされてると思わせて。 そしたら、あたしは大丈夫…明日にはレオンから卒業できてると思うから…

「……愛してるよ」

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⏰:11/03/25 22:59 📱:F02B 🆔:XE2LlTtE


#202 [夢。*]
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起きたら隣には竜が居た。 寒いからかブランケットに体を巻き付けたまま、あたしの腕を握る。

「竜……?」

「ん」

寝ぼけて竜は長いまつげをゆっくりと起こす。 きれいな顔。

「…もう目さめちゃったの?」

「…うん」

普通にセックスしたのは久しぶりだったからか、背中と腰に少し疲れを感じた。

…テンテンとつきあったんだ…

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⏰:11/03/25 23:15 📱:F02B 🆔:XE2LlTtE


#203 [夢。*]
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携帯はどこだろう?…まだセンター問い合わせするあたし。

でも前みたいに「…まだ来ない」て思わなくなった。 たったテンテン…竜がいることで、「まあいっか…」て思えてる自分がいた。

女ってほんと簡単だし単純。

「やべえ…出勤しないと。」

「…うん」

まだ離れたくない。

「まだ一緒にいたい?」

あたしの顔をみて分かったのか、竜はあたしの肩に自分の頬をすりあわせた。

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⏰:11/03/25 23:19 📱:F02B 🆔:XE2LlTtE


#204 [夢。*]
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風俗店の店長だから意外と自由にできる。 店にいるスタッフに連絡をいれると、今日はあたしと一緒にいてくれると言った。

…携帯の充電が切れてることさえも自分で気がつかないくらい、あたしにとって誰かの隣はすごく居心地よかった。

他愛もない会話。

竜の知らなかった話。

あたしの色んな話。

たくさん話して、笑って、…したいときにして、沢山求め合って…

たった1日ですごく空いた穴が埋め立てられてるのが自分でもわかった。

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⏰:11/03/25 23:22 📱:F02B 🆔:XE2LlTtE


#205 [夢。*]
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それから凛と話をちゃんとして、凛は彼氏と同棲、あたしは一人暮らしをすると決めた。

物件はすぐに竜のおかげで決まりそうだったし、翌月には引っ越すことが決定した。

凛とふたりの家に未練も思い出もない。

あたしは引っ越し資金をためるために、竜の店で連勤しまくった。

風俗を続けることに抵抗はあったけど仕事場で竜にあえるのも嬉しかった。

もちろんつきあってるそぶりなんて見せないけど。

たまに竜が時間あるときはご飯にいってお泊まりもしたし、つきあいは順調だった。

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⏰:11/03/25 23:26 📱:F02B 🆔:XE2LlTtE


#206 [夢。*]
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………

「ナベ、元気してた?」

俺の高校からの仲良しの友達ナベとご飯をたべにきてる。 仲良しというか、よく悪さした仲間というか…まあ、なんせふたりで女遊びも夜遊びもした、たくさん。

「してたしてた~」

ナベは相変わらず羽振りがいいらしくて、腕には数百万する時計と、数十万のブレスレット。

「最近また彼女ができてさ~」

ビールを飲みながら赤い顔して言う。 これで何杯目だ?

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⏰:11/03/25 23:28 📱:F02B 🆔:XE2LlTtE


#207 [夢。*]
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「何人目?」

「えーと…一応5人目。」

ナベは携帯を3台ならべてピンク色の携帯をちらちら見ながら笑って言った。

「お前5年経ってもかわんねえな…その最低さ。」

高校のときどっちが何股かけれるか勝負をしたのを覚えてる。

「…まあ俺らしくない?本気にさせれない女が悪い。」

【本気にさせれない女がわるい】てせりふはコイツは昔からつかってる。

「お前は?」

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⏰:11/03/25 23:31 📱:F02B 🆔:XE2LlTtE


#208 [夢。*]
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「俺はついに…見つけたよ。 やばいくらいイイ女を。 来月から同棲すんだよね~…今度紹介するよ。」

チャラいけどナベは俺の女には優しくできる紳士なやつって知ってた。 だから紹介するのも怖くない。

「かわいい?」

「ハンパなくね!」

「味見してもいい?」

駄目にきまってんだろ、と真剣に睨んでお互い笑った。 まさか俺が落ち着くなんて、な。

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⏰:11/03/25 23:34 📱:F02B 🆔:XE2LlTtE


#209 [夢。*]
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⏰:11/03/25 23:36 📱:F02B 🆔:XE2LlTtE


#210 [夢。*]
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「お前さ~…あんだけ女を信用してなかったのにな。」

本当にそのまさか。

「いい女に出逢ったんだな」

少し優しく微笑んで、ビールをくいっと飲むと次のいっぱいを頼んだ。

ブブブ…

俺の携帯は止まることを知らない。

ブブブ…

しつこいな。

「……っ」

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⏰:11/03/26 08:12 📱:F02B 🆔:neJbH9Ps


#211 [夢。*]
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着信:クソ女

俺がじっと携帯を見つめると、すぐにナベは相手が誰かを察する。

「……冴子か。」

俺の育て親、…俺の初めての女でもあり、不幸にも俺の父親の愛人。

親子で穴兄弟なんて反吐がでそうだ…本当に。

「冴子、まだお前探してるの?」

最後に会ったのは1年前。
俺がホストでお客さんとご飯いってるときに突然テーブルをひっくり返す勢いと鬼みたいな面して怒鳴り込んできたのをはっきりと覚えてる。

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⏰:11/03/26 08:17 📱:F02B 🆔:neJbH9Ps


#212 [夢。*]
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俺が15歳のとき、冴子は28歳で俺の童貞っていう本来大事なものを奪われた。

…そんな初体験で親父の愛人な女がだ、俺のお客さんをにらみ殺すくらい、憎い顔をして怒鳴り散らかした。

「なによ! あんたこの子のなあに!? どこまで知ってるのよ?セックスしたの?してないの?
この子はあたしのペットなのよ?あんた何彼女面してるのよ!! 不細工な面して…この子と釣り合うと思ってんの?
それともなあに?あんた、勘違いしないでよ! この子は、あんたになんて興味もないわよ!
できるもんなら体でも売ってこの子に貢いで差し上げなさいよ!」

…なんとも頭のおかしい奴のコトバというのは殺意を感じる。

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⏰:11/03/26 08:23 📱:F02B 🆔:neJbH9Ps


#213 [夢。*]
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店の人につれられて冴子は警察に連行されたのは覚えてる。 去年だからあいつは35歳なんだ。 容姿はきれいだけど中身はただの腐ったゴミだ。

その後お客さんに説明するのと彼女の機嫌をなおすのには結構一苦労だった。

…そんな冴子からの電話。

とるはずもない。

昔からずうっと電話はかけてくる。 別に毎日て訳じゃないけど、ふと忘れてたってときに電話をしてくれる。

…くれるといっても、待ち望んでるわけでは決してない。

むしろ存在を消したい。

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⏰:11/03/26 08:26 📱:F02B 🆔:neJbH9Ps


#214 [夢。*]
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確かに、…凛には冴子に育てられた話も、親父の愛人が冴子だったことも言ったが、自分の初体験の相手が、まさか冴子なんていえなかった。

今更冴子と会ってなにを話すか、と言われてもピンとこない。

でも俺たち家族を崩壊させた要素に、冴子は十分なくらい関わってた。

…凛の存在を知れば、俺の弱みを握って何かしでかすに違いない、とまで予想できた。

「お前なんでも相談しろよ。 ひとりで抱え込む癖、やっぱりよくないぞ、昔っからだけど」

ほんとそうだよな。

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⏰:11/03/27 22:47 📱:F02B 🆔:dqg2whiY


#215 [夢。*]
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ナベと話してると携帯がまた鳴る。 次は画面をあけずとも、誰だかわかり、すぐに電話をとる。

「もしもし?」

「ごめん、まだ飲んでるよね?…あたし今から寝ちゃうから、覚えてるときに言っておこうとおもって…」

うん、どうしたの?と優しく聞く俺にナベは小指をたてて、口パクで「これかこれか」とニヤニヤしながら言う。

「あたしの荷物、龍手伝ってくれないかなあと思って。 せっかくだし、妹にもこの際紹介したいし。」

そういえば蓮…は自分の客として利用してしまったことは、もちろん凛には言えてない。

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⏰:11/03/27 22:51 📱:F02B 🆔:dqg2whiY


#216 [夢。*]
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「バタバタしてるときに、挨拶するのもあれだし、日改めてから挨拶させてもらってもいい? あと引っ越しは業者を手配してるから、凛も俺も任せたまんまでいいんだよ。」

これが安全策。

…後々、バレてしまうことだから、凛には早めに蓮とのことも、冴子のことも、打ち明けてしまいたい。

だましてる気がしてならない…本気だからこそ、告白したところで嫌われるんじゃないかってびびってるくらいなのに。

「…わかったよ! そしたらまた明日ね…楽しんで♪渡辺さんにも宜しくね。」

じゃ、といって電話を切った。

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⏰:11/03/27 22:54 📱:F02B 🆔:dqg2whiY


#217 [夢。*]
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凛は俺の親しい友達の名前はだいたい把握してるから、会ったことないのによく覚えてたりする。

渡辺さん、ね。

「うちの嫁が渡辺さんに宜しくねってさあ~」

携帯をパチと閉じると先ほど頼んだビールをくいっと飲むナベに言った。

「…いいねえ、お前も結婚するのかねえ…」

と切なそうにも嬉しそうにもナベがほほえむ。

どうなのかな。

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⏰:11/03/27 22:58 📱:F02B 🆔:dqg2whiY


#218 [夢。*]
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……

明日は引っ越し。

遂に龍と同棲する日がきてしまったんだ。 まあ最近はしょっちゅう、合い鍵で入ってご飯つくったり、一緒に寝てたりするから、あんまり違和感ない気ばするけど…

たぶんすごい新鮮だと思う。

そんなときに、

「もしもし?」

電話の相手は……

『凛あなた元気にしてるの?そっちの生活にはなれたかしら?』

お母さん。

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⏰:11/03/28 13:16 📱:F02B 🆔:HaG5sSCg


#219 [夢。*]
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「全然元気だよ~」

そういえばあたしにも秘密があるんだ…

『あなた就職先はどうなの?うまくいってるの?』

うん、大丈夫だよ!と元気に返事するけど嘘だよ。 高校卒業するときに、あたしには色んな就職先からオファーがきてた。 大学にいかないことさえ親に反対された。

大学行きはナシにして、その沢山の就職先から1つ決めて仕事をすることが条件だったのに……

あたしは嘘をついてる。

『まあ凛なら大丈夫よね! 蓮はどうなのかしら?』

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⏰:11/03/28 13:20 📱:F02B 🆔:HaG5sSCg


#220 [夢。*]
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「…うん、蓮もしっかり朝から働いてるよ!」

まあ仕事の話は全然聞かないからよくわかんないけれど。

『今度ふたりのおうちに遊びにいかないとね☆』

えと……

「あたし彼氏と同棲するんだよ、お母さん!」

『…それは一度会わないとだめね…お父さんにも伝えておくわ!』

あたしに彼氏となると、あたしたち家族のなかではおっきなことだったみたい…面倒なことにならなきゃいいけど。

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⏰:11/03/28 13:23 📱:F02B 🆔:HaG5sSCg


#221 [夢。*]
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引っ越しの業者さんが勝手に指定したものを運んでくれる。

あたしはあたしの家から荷物を運ぶのを確認して、龍はあたしたちの新居で荷物を待つ係。

片づけ終わった夜は、ふたりでごちそうを食べるんだ。

「龍、もう終わるかもっ」

…と、近くにいた蓮があたしをじっと見つけてきた。

「また後でね、うん…はあい」

「ねえ」

蓮があたしに話しかける。

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⏰:11/03/28 13:27 📱:F02B 🆔:HaG5sSCg


#222 [夢。*]
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「凛の彼氏…リュウていう名前なの?」

「うん、そうだけど…」

「……」

黙り込む蓮。

「なにかあったの?」

「あたしの…彼氏もリュウて名前だから。 少しびっくりしちゃって…」

「…まさか、一緒なわけないじゃん。」

やめてよ蓮、と言いながらあたしはこないだ撮ったプリクラを見せる。

「これがあたしの彼氏。」

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⏰:11/03/28 13:29 📱:F02B 🆔:HaG5sSCg


#223 [夢。*]
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基本友達にも、絶対的に仕事場でも、龍の写真や写メを見せたりしないけど…姉妹だもん、信用してる。

ただ昔の蓮になら見せてないけど、彼氏がいる蓮になら見せれる気がした。

「…かっこいいね。」

「かなあ…」

そういえば蓮に営業で【龍咲レオン】がきてて…なんとかって話してたなあ、何ヶ月か前に。

「今度紹介してね」

そういうと蓮はにっこりほほえんで自分の部屋にひっこんでった。

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⏰:11/03/28 13:33 📱:F02B 🆔:HaG5sSCg


#224 [夢。*]
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……

あたしには竜がいる。
関係ない。

と何度心の中で思っても、【龍咲レオン】のことがどうしても許せなかった。

だからだ、途中愛せないと断言してたのは…凛の妹であることに罪悪感を感じたんだろう。

凛にはいい顔をしたいから。

絶対に許さない。

凛は仕方ない…もしかしたら凛もあの男に騙されてるのかもしれない、でも凛にはあたしがヤツを知らないままのほうがあたしの職業もバレにくいよね。

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⏰:11/03/28 13:36 📱:F02B 🆔:HaG5sSCg


#225 [夢。*]
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感想はこちら
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>>151-200
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凛は龍と蓮は竜と…新しいステップにすすむ、が…遂に凛の彼氏が龍咲レオンだと蓮に知られてしまう。 《騙されてた》というレッテルをはがすために蓮は復讐に…?

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⏰:11/03/28 13:40 📱:F02B 🆔:HaG5sSCg


#226 [夢。*]
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秘密は誰にでもある…

凛は、親に就職するという嘘をついて、キャバクラで働いてるのを隠してる。

龍は、蓮が自分のお客さんであることを黙ってる。 それから…自分の過去をどこまで言うかを戸惑ってる。

蓮は、…正直秘密ばっかり。
彼女は学生の頃から親を騙し続けてた。 万引きをして、暴行して、援助交際をして、夜の店で働いて…風俗嬢になった。

誰も知らなくていい秘密が、糸をほどくかのようにとれてゆく…

そして絡まったその糸は、ただの一本の糸だったりする…

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⏰:11/03/29 07:41 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#227 [夢。*]
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…復讐リストを作ろう。

◆凛にあたしを騙してたことをバラすと脅す。
◆店を辞めさせるように情報をばらまく。

あたしはペンを走らせてノートの切れ端に書いていく。 どうすればヤツを困らせれるか、苦しめれるか。

龍咲レオンの…弱み。

まずは向こうにあたしが凛とヤツがつきあってるということを見せてやらなきゃいけない。

その時点で、バカじゃないレオンは気づくだろう…あたしが何をたくらんでるかくらい。

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⏰:11/03/29 07:45 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#228 [夢。*]
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一人暮らしで住み始めたこの空間はすごく楽だ。 誰もあたしの周りに存在しないのが心地いい。 …それはものスゴく、ね。

凛に悪気があったわけじゃない…だからといって邪魔かといわれると邪魔だ。

「双子じゃなかったらあたししか存在できない世の中にしたのに…」

あんな清い女をあたしの分身にしたのが間違いだよ、神様。 なんで凛は、あたしのいいとこを全部貰っていってしまったの?

なんで?

…あたしは真っ赤の口紅をゆっくり分厚いくちびるにのせた。

ああ、あたしって怖いくらい赤が似合う。

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⏰:11/03/29 07:49 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#229 [夢。*]
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「「いらっしゃいませ~」」

club HEARTSと書かれてある煌びやかな空間に足を踏み入れる。

隣を何も言わずに通り過ぎるレオンはあたしに自分から担当をはずしてくれ、とお願いしたくらいだ。

メールで淡々と。

「…いらっしゃいませ、ご無沙汰してますね、花梨さん。」

ヘルプの子達はあたしをまだ【花梨】という名前でよぶ。

「…あ」

ひらめいた。

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⏰:11/03/29 07:52 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#230 [夢。*]
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前々からヘルプにつくときに嬉しそうに頬を桜色にしてた可愛い男の子のことを思い出した。

「雫くん…」

あたしは彼が通った瞬間、手をヒラヒラと振った。 まるで子犬がおもちゃを見つけたときみたいに嬉しそうにあたしの前の席に座る。

「わ~っ、蓮さあーんっ! お久しぶりじゃないですかっ! 相変わらずおきれいですね~っ」

子供みたいに無邪気にはしゃぐ可愛い雫くん。

「今日からフリーなの~」

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⏰:11/03/29 20:52 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#231 [夢。*]
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えっ、とビックリした顔をすると、雫くんはまわりをキョロキョロ見渡して、すぐにあたしに近づいてきた。

「えっ……統括となにかあったんですか?」

あたしは口元が緩みそうになる。 この子予想以上に使えるかもしれない。

「……」

あたしは黙り込んで目の前にあったカクテルをくいっと飲み干した。

「…ご、ごめんなさい…聞かないほうがいいんですよね? すみません、でしゃばった真似して…」

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⏰:11/03/29 20:54 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#232 [夢。*]
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「…うん、大丈夫だよ。」

と満面の笑みで雫くんに返事すると自分でたばこの火をつけて、ふぅっとため息と一緒にだす。

「…てことは俺指名してもらえる可能性もあるってことですよね?」

「……」

うん、そうよ…あたしの言うことをちゃんと聞ける忠犬になるならね。

「…店に来てもらわなくても、俺は蓮さんに会いたいけど…」

隣じゃないから、目を合わせてくる彼…少しときめく自分。 だめだめ、復讐のため……

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⏰:11/03/29 20:57 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#233 [夢。*]
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「「ありがとうございました~」」

鏡張りの廊下を歩いてくと出口に向かう階段をのぼる。

送り指名したのは……

「そか、気が合うね…」

…ずっとナンバー2のユキトだった。 =龍咲レオンの足を引っ張りたい人間。

確かに思った。
あたしに惚れてる男のほうが転がりやすいけど、あたしにとって楽なのは同じにおいがする人間。

ユキトは、レオンをどうしても落としたい人間ナンバー1なわけ。

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⏰:11/03/29 21:02 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#234 [夢。*]
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「…で?」

腰に手をまわして妖しく微笑むユキト。 あたしは竜がいるから…という意志でそれをはじきとばす。

「…さわんないで。 あんたと契約したいのはレオンを陥れるためだけなんだから。」

あんたと体なんてつながりたくもない。

「可愛くない女だな。 じゃ帰宅したら連絡して、いろいろ情報交換でもしよう。」

というとユキトは店内に戻って行った。

と同時に後ろから腕を捕まれてあたしは立ち止まる。

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⏰:11/03/29 21:05 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#235 [夢。*]
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「……っ」

「お前なに企んでんの?」

鬼のような冷たい顔をしたレオンがものすごい力であたしの腕を掴んでる。

「……別にホスト遊びしてるだけだもん。」

「あっそ…ちなみに俺を陥れたきゃうまくやるんだな。 心配しなくても俺の彼女にはお前のことはちゃんと説明しとくよ。 風俗嬢で働いてる妹さんが俺のお客さんだった…てことをね。」

怖い。
あたしよりも先に先を見てるよ…

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⏰:11/03/29 21:08 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#236 [夢。*]
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あたしが何か弱みを握ろうとしても、あたしの弱みを知ってる人間に攻撃なんてできないんだ…

あたしの捕まれた腕は脱力。 もう疲れたよ…誰かを恨むことも、妬むことも。

「…もう何もしないよ…だから、あたしの職業だけは絶対に言わないで…」

無気力なあたしにはそれしか言えなかった。

「…わかった」

レオンは手を離すとあたしはすぐにタクシー乗って帰宅した。

ひとりで暮らす寂しい家に…

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⏰:11/03/29 21:12 📱:F02B 🆔:AFDdQvGw


#237 [夢。*]
-

――

…凛には言えてない。

言ったところで何かなるのか?と思ってしまう自分がいる。 別に蓮を騙してるつもりさえもなかった。

でも正直に状況を説明しとかないと、後々ややこしいと思った。

何より凛に嫌われない方法を考えた。

「凛、今更なんだけど…」

うん?と包丁できゅうりを切る凛は手をとめて、視線をあたしのほうにくれる。

「…どうかしたの?」

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⏰:11/03/30 07:17 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#238 [夢。*]
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「…実は俺、凛の双子の妹のこと知ってるんだ…」

目を丸くして驚いた凛に素直に流れを説明する。

凛のふりをして蓮が会いにきたこと、でもすぐに凛から連絡があって、双子だと理解したこと。 彼女が俺のホストクラブに何度か遊びにきたことがあるということ。

それくらい。

さすがに蓮のことを考えて頻繁に来てたとは言わず、何度かという言い方をした。

それから、…自分はどうしたらいいかわからなかったこと…彼女が双子の姉で、お客様は彼女の妹。 なんとなく打ち明けるタイミングを見失ってたことを伝えた。

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⏰:11/03/30 07:21 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#239 [夢。*]
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「あの子にあたしが、こんな人に口説かれたって名刺見せたからかな…蓮は昔からあたしを気にいる人はすべて手に入れてきた人だから。」

顔や性格の区別がつかないものは蓮の策略にはまっていき、凛はいつも彼氏ができなかった。

「……龍はすぐにあたしと蓮の見分け、つけたんだね。」

嬉しいと小声で言うと手元から離れて後ろから龍を抱きしめた。

「ありがとう。」

あたしは蓮に奪われるばっかりだった。 でも今はこんなにあたしを愛してくれるひとがいる。 しあわせ。

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⏰:11/03/30 07:26 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#240 [夢。*]
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小さな問題は案外あっさりと片づけられて、ふたりは相変わらず同棲を始めたことで余計仲がよくなった。

龍もある程度のつらい過去は話したし、ホストクラブのことも理解してもらったし…逆に凛には龍に対する不満なんてものはなかった。

平凡な毎日が過ごせる…というのがあたし達の願いです…

でも、

なかなか神様は簡単にしてくれませんでした。

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⏰:11/03/30 07:29 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#241 [夢。*]
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⏰:11/03/30 07:31 📱:F02B 🆔:9ZkfsnDI


#242 [夢。*]
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同棲してもう数ヶ月。 また冬が来る…あたし達のつきあった日まであと少し…それがもう1年前の話だったからとても不思議に思えた。

「…なにしよっかあ…」

ぬいぐるみを抱きしめるように、あたしをぎゅっと抱いて龍は言った。

「1年記念日かあ。」

あたしはスケジュール表を見つめながら赤丸をにこにこしながら指でなぞる。

「…思い出の場所、ふたりでつくんないとなあ…」

ふたりで過ごしたこのマンション…

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⏰:11/03/31 01:16 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#243 [夢。*]
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…俺が告白したあの店、おまえを助手席にのせる俺の車、ふたりでよく行くスーパー、元さんの飯屋やあれからはまってるスウィーツのお店、ふたりで並んでセットするサロン…

もっとあげきれないくらいあった気がする。

「ちゃんと考えとくね!」

うきうきする凛にそう言うと幼稚園児みたいな無邪気な笑顔でうんっ、と返事をする。

やばいよ…おまえの可愛さは半端じゃない…

すべてに欲情してしまう…

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⏰:11/03/31 01:20 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#244 [夢。*]
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後ろから抱きしめてる体から手を離すと、あごをクイッと上に向けさせてキスをする。 俺らにとっちゃ、挨拶みたいなものになりつつある。

でも毎回キスしたあとの凛の顔に歯止めがきかなくなってしまう…

愛しすぎて愛しすぎて。

愛したいし、ただ綺麗で純白な彼女を汚してやりたいとさえ思う。

変態なのかな?

…優しく両手で胸を掴んでゆっくり揉むとぴくっと凛の敏感な体が反応して、俺のほうに体を倒してくる。

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⏰:11/03/31 01:23 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#245 [夢。*]
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「…あっん…」

えびみたいに背中を反らすと少し潤んだ目でチラっと俺のほうを見る。 そうだよ凛…ほしいって言って?

俺も愛して?
こんな俺キモいかな…でもいいんだ別に。 凛は俺の気持ちを裏切るはずがないから。

ベッドの上では俺は凛より強くなれるんだ。

「あっあっ………っ!!!」

右中指と人差し指が湿った股のあいだをゆっくりと下から上に移動するたびに凛は可愛く鳴く。

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⏰:11/03/31 01:26 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#246 [夢。*]
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周りは、ずっと彼女と彼氏と一緒にいると悪いとこが見えてくるとか、なんか飽きてきたりする…て聞いたりするけど、

俺は逆。
もっともっと好きになって深みにはまってってる。

「りゅっ……///」

…ビクビク体を反応させる凛が目を潤ませて、俺の名前を呼ぶことも、

「やだ……あ……」

抵抗する気力もないのに、ヤダと言いながら、感じる顔をする凛のその色っぽい唇も、

飽きるどころかもっとみてみたい。

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⏰:11/03/31 20:47 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#247 [夢。*]
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繋がってるときに、もう駄目…て悶えるのに、俺の腰に腕を絡めて繋がってる部分をぐっと自分に引き寄せるとこも…

キスをするたびに、両手で俺の頬を撫でながら"好きって言って?"ていうとこも…

俺に密部を愛撫されてるときにいつもより高い声で鳴いて、

俺に愛されるたびに頬を赤く染めて熱い吐息をこぼして、

俺に抱かれたあとにブランケットに裸のまんまくるまって、目を閉じて眠りについて…

どこを飽きろっていうの?

-

⏰:11/03/31 21:03 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#248 [夢。*]
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「龍…?」

寝ぼけた声で俺の名前を凛が呼んだ。 俺はだるい体を起こしながら凛のほうを向く。

「…ん?」

「さっきからピンポン鳴ってるから…」

布団にくるまっても豊満な胸の谷間ははっきり見える。 …まだ抱き足りない。

「…うん、いってみる。」

インターフォンがあるリビングに向かうと確かにまだ音が鳴り響いてる。 画面をみるとグラサンをした長髪の女。

「はい。」

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⏰:11/03/31 21:13 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#249 [夢。*]
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「…龍?」

耳障りで聞き覚えのある声。 名前だけでもすぐに分かるあの女の声。

俺は勿論なにも返答せずにインターフォンを切った。

家まで見つけたのか。

…冴子が俺の近くまできてる。

蓮の場合は俺も弱みを握ってたからすぐに追い返せたけど、冴子の場合は俺にはなんでも要求できる。

ヤツには残すものなんてないから。

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⏰:11/03/31 21:17 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


#250 [夢。*]
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「…誰だった?」

「間違いだったみたい。」

にっこり微笑んで、俺は凛の頭を優しく撫でる。 そっか、と言うと凛は俺の腕に絡みつく。

そうするとすぐに俺は勘違いするよ?お前が俺を求めてる…て。

「龍…あたし、もうすぐ夜あがるかもしれない。」

「よかったじゃん! なんで突然そんなの決まったの?」

「目標金額までいったから…」

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⏰:11/03/31 21:24 📱:F02B 🆔:/3wR9k0.


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