大量生産の屑みたいな短編集
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#126 [運命の人(2)]
二人は頑張りました。副作用の強い薬を飲んで、病気と戦いました。でも、駄目でした。ヤマトくんが先にこの世を去りました。エミちゃんは泣きました。ヤマトくんが亡くなったことで、自分が抜け殻になってしまったような気がしました。

「エミちゃん、これ」

看護婦がエミちゃんに手紙を渡しました。

「これは?」
「ヤマトくんからの手紙。預かってたの」
「ありがとうございます」

エミちゃんは手紙を受け取ると、早速封を切りました。

⏰:11/05/29 22:32 📱:biblio 🆔:8XGo/2Jc


#127 [運命の人(3)]
「この手紙を受け取ったということは、もう僕はこの世界にいないってことだ。残念だけれど、一時的なさよならだ。何故一時的ってエミちゃんは思うだろう。実はというと、僕はまだ諦めてないんだ。僕は転生――つまり、生まれ変わりを信じてる。生まれ変わって、また君を愛したい。

エミちゃんが病気に勝ったら、僕のことを待っててほしい。成長したら、きっと君に会いに行く。年の差なんて大した障害じゃない。死に比べたら……そうだよね?」

⏰:11/05/29 22:33 📱:biblio 🆔:8XGo/2Jc


#128 [運命の人(4)]
「こういうことは言いたくないんだけれど、もしエミちゃんが病気に負けたら、生まれ変わってまた会おう。運命は信じる? 僕は信じるよ。きっと僕たちは会えるさ。きっとうまくいく。僕たちは再び会うことを約束するために出会ったのだから。

それじゃあ、一時的なさよならだ。また会おう」

エミちゃんの目からは涙が溢れ出ました。手紙には大粒の涙がこぼれ落ち、字が滲んだ。エミちゃんは生まれ変わりを信じました。そして、絶対ヤマトくんを見つけると決めました。

エミちゃんが亡くなったのは、それから数ヶ月してからでした。

⏰:11/05/29 22:33 📱:biblio 🆔:8XGo/2Jc


#129 [運命の人(5)]
ここはとある高校。沢山の若者が授業を受けています。

「あ、シャーペンの芯がない」

女の子は慌てました。筆箱や机の中を探しましたが、芯はありません。

「ヤマトくん、シャーペンの芯貸してくれない?」
「いいよ」

ヤマトくんと呼ばれた男の子はシャーペンの芯を貸してあげました。

「ありがとう」

⏰:11/05/29 22:33 📱:biblio 🆔:8XGo/2Jc


#130 [運命の人(6)]
「あれ、消しゴムがない」

ヤマトくんは慌てました。筆箱や机の中を探しましたが、消しゴムはありません。

「ねえ、エミちゃん、消しゴム貸してくれない?」
「はい」
「ありがとう」

二人はまだ気付いていません。隣に運命の人がいることに。

意外と近くに運命の人はいるかもしれません。あなたはどうですか?

⏰:11/05/29 22:33 📱:biblio 🆔:8XGo/2Jc


#131 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age

⏰:22/10/07 17:01 📱:Android 🆔:GR1soPvw


#132 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>1-30

⏰:22/10/07 17:05 📱:Android 🆔:GR1soPvw


#133 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>100-130

⏰:22/10/07 17:06 📱:Android 🆔:GR1soPvw


#134 [○○&◆.x/9qDRof2]
「ほんと、動物好きだね」
「可愛いからなぁ」

 そう言って、英輔はまた、甘く笑った。

 麻衣には動物への興味などさらさらないが、英輔が趣味に傾倒する気持ちは、理解できる。時には、その趣味とはまた別の時間の使い道があるということも。
 だからこそ、今日のような雨の日は、こうして二人で時間を共有する。

 英輔もまた、休日の雨の日の読書を密やかな楽しみとしているのだ。

⏰:22/10/07 19:19 📱:Android 🆔:GR1soPvw


#135 [○○&◆.x/9qDRof2]
「雨、止まないね」

 視線を窓の外に移して、英輔が呟く。

「だからここにいるんじゃないの?」
「……それもそうだ」

 また麻衣に視線を戻して小さく笑う。

「何言ってるんだか」

 まだへらへらと笑っている英輔に呆れたように嘆息した。
 どこか掴み所のない英輔だが、こうして過ごすこの時間が思いのほか心地好い。それが何故なのかわからなかったが、麻衣はいつの間にかこの雨の休日を待ち遠しく感じていた。

⏰:22/10/07 19:19 📱:Android 🆔:GR1soPvw


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