有空
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#296 [y]
「どうした?今日シフト入ってなかっただろう?」
いたって普通の達也さん。
『…グラス、割ったやつ持ってきた。
…割っちゃってごめんなさい。』
「あ?あー…、怒ってねぇよ。
俺も言い方悪かったしな…ちょっと話そうや」
そういって空き箱を並べて席を作る達也さん。
:12/01/04 00:37
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#297 [y]
『いや、もう良い子は寝る時間だから帰んなきゃ。』
「こんな時だけ子供ぶんなよー。」
腕を捕まれ強引にすわらされる。
「んー…、今の気分はこれかな?」
達也さんは、棚からボトルを取り出して俺が持ってきたグラスにつぐ。
『…。』
このグラス洗ってあんのかな…
:12/01/04 00:39
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#298 [y]
「…グラスよく見つけたな、限定物だったろ?」
『担任の先生が持ってやつくれた。』
お酒を一口飲むと甘ったるい味が広がる。
「お前、先生と仲いいんだ」
『ん〜…、仲いいかな?』
「なーんだそれ」
はははと笑い声をあげる達也さん。
なんだかご機嫌?
俺の飲みかけをゆっくりと飲む。
うん、間接ちゅーだね。
:12/01/04 00:41
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#299 [y]
『マンションが一緒でさ、遊びに行ったらご飯作ってくれるし、ちょっと間抜けだけどいい人。
先生だけどさ、先生ぽくないし、それにさー…』
小百合さんには話さないからついいっぱい話してしまった。
こーちゃんのいいところはたくさんあるんだ。
:12/01/04 00:43
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#300 [y]
「…お前に、そういう存在があるなら安心した。」
こーちゃんについてある程度しゃべり終えると頭をぐしゃぐしゃに掻き回された。
「有空…、あんまり小百合さんに依存すんなよ。」
達也さんはつぶやくように言う。
返事をする気分にはなれないので、もう一口お酒を飲んでごまかした。
:12/01/04 00:47
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#301 [y]
:12/01/04 00:52
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#302 [y]
第十一話
:12/01/04 20:37
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#303 [y]
朝のアラームが部屋に鳴り響く。
『…あー…起きる?…起きれる?
ねむい…でも…起きなきゃ…』
こーちゃんとの約束をしょっぱなからやぶるわけにはいけない。
昨日、髪の毛をきったのでなんだか頭がちくちくした。
起きて水を飲もうとキッチンへいくと、小百合さんがいた。
:12/01/04 20:39
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#304 [y]
『?』
「あ、起きた?おはよう」
卵をかしゃかしゃと掻き混ぜながら振り返る小百合さん。
『おはよー、いつからいたの?』
「夜中。ベットに忍び込んだのにアリック起きないんだもん」
全然気づかなかった。
「もうすぐ朝ごはん出来るよ」
:12/01/04 20:42
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#305 [y]
リビングのテーブルに俺一人分の朝ご飯をおいて、自分はその横に座る。
小百合さんはいつもそう。
俺が食べるのを嬉しそうに見ている。
「モンチッチみたいになったね」
『え?』
「髪の毛。」
前の日に髪の毛を短くきっていたことを思い出す。
:12/01/04 20:43
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