2年A組
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#322 [我輩は匿名である]
普通に考えれば、きっとそうなるのだろう。

彩は少し考え込む。自分の考えていることは、本当に合っているのか。それによって、おそらく自分たちが死ぬのか死なないのかが決まる。

「…どうかしたのか?」

珍しく考え込んでいる彩を不思議に思い、誠が声をかける。

メールの画像。誠のアドレス。司と美穂の知る人物。

「…ねぇ、うっちー」

「何」

「…今から私が言う話、笑わずに真面目に聞いてね」

彩は顔を上げ、そう前置きして話し始める。

⏰:11/12/17 00:42 📱:PC/0 🆔:OuT9dSuI


#323 [我輩は匿名である]
彩が家を出るのと同じ頃。警察署に一本の電話がかかってきた。

他の刑事が電話をとったため、南里と土谷は構わず資料を見つめる。

「犯人と名乗る者から電話です!!」

電話をとった刑事が、慌てたように声を上げる。

それを聞いて、その場にいた全員が振り返る。

「スピーカーに回せ」

南里ともに本庁から来た男の警視が素早く指示を出す。

室内に、電話をかけてきた人物の声が響き渡る。

⏰:11/12/17 00:43 📱:PC/0 🆔:OuT9dSuI


#324 [我輩は匿名である]
「無能な警察のみなさん、こんにちは」

そう言った声は、普通の人間の声ではない。

「…変声機ですね」

南里が呟く。

これでは、誰が話しているのか全く分からない。

「…君が、この連続殺人の首謀者か?」

犯人との交渉術を持った刑事が変わって話をする。

⏰:11/12/17 00:43 📱:PC/0 🆔:OuT9dSuI


#325 [我輩は匿名である]
「はい。早くしないとまた死ぬよ」

「どうして、今回は電話でわざわざ教えてくれるんだ?」

「俺は他の2人とは違う。いろいろ試してみようと思ってね」

「(男…?)」

南里が眉間にしわを寄せる。

「“また死ぬよ”って、誰の事?」

「誰かは、死体を見てのお楽しみ」

「こいつ…バカにしてんのか…!?」

余裕をうかがわせる電話の相手に、土谷がしびれを切らしたように言う。

⏰:11/12/17 00:43 📱:PC/0 🆔:OuT9dSuI


#326 [我輩は匿名である]
「今日17時までに、すぐ裏の山にある、廃棄された変電所までおいで。間に合わなかった場合はここにいる子を殺すよ」

「廃棄された変電所…?」

すると、一方的に電話が切られてしまった。

「逆探知は!?」

「できません!」

騒然としている室内を見ながら、南里は黙り込む。

どうして今回は電話なんてしてきたのか。それも、内容がまるで犯罪予告だ。

考えているうちに、他の刑事たちは大慌てで署を出て行っている。17時までというと、あと2時間。

⏰:11/12/17 00:44 📱:PC/0 🆔:OuT9dSuI


#327 [我輩は匿名である]
しかし、指定された場所までは、車で1時間半ほどかかる。

「おい、行くぞ!」

土谷も急ぎながら、南里に声をかける。

「…私は…ここに残ります」

「何で!?」

「全員がいなくなったら、何かあった時に困るでしょう?」

「まぁ…そうだけど…」

南里のもっともな発言に、土谷はちょっと迷っている。

⏰:11/12/17 00:45 📱:PC/0 🆔:OuT9dSuI


#328 [我輩は匿名である]
そして、ため息をついて机に腰を下ろした。

「土谷さん?行かれないんですか?」

「お前が行かねぇんなら、俺も行かねぇよ」

「どうして?」

「俺たちコンビだろ?別行動とってどうすんだよ」

早くも諦めたように言う土谷に、南里は小さく笑った。

⏰:11/12/17 00:45 📱:PC/0 🆔:OuT9dSuI


#329 [葵]
あげ(・д・)

⏰:12/01/09 02:16 📱:SH06A3 🆔:☆☆☆


#330 [我輩は匿名である]
更新楽しみにしてます(^o^)/

⏰:12/01/13 23:55 📱:Android 🆔:O/KE3sig


#331 [我輩は匿名である]
あげ(>_<)

⏰:12/02/08 00:22 📱:S005 🆔:EE05aXOs


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