ぼくらのみかた
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#273 [輪廻◆j6ceQ96kak]
またまた運のいい事に、吉田さんの家は一度行っているから場所はわかる。
あの荷物持ちジャンケンが無駄じゃなかったって訳だ。
俺は早速、吉田さんのマンションに向かう事にした。
女の子の携帯電話をチェックするなんて失礼な事はしたくないけど、これは友達の久保の為だ。
それを伝えれば彼女もわかってくれるだろう。
:11/08/22 09:12
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#274 [輪廻◆j6ceQ96kak]
:11/08/22 09:36
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:0Fa9Sr/Y
#275 [輪廻◆j6ceQ96kak]
学校から歩いて40分くらいだが、俺は急いで歩いたので30分くらいでマンションに到着した。
吉田さんの部屋は13階。
さっさとエレベーターに乗って部屋前に。
そしてチャイムを鳴らすと、しばらくして背の小さめな女の子が現れた。
『…どちら様ですか?』
この子が吉田さんの妹だろうか。
小柄な体型、服装は制服のままで髪は黒髪のツインテール。
雪乃ちゃんには及ばないが、清楚でかわいらしい子だ。
:11/08/22 09:45
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:0Fa9Sr/Y
#276 [輪廻◆j6ceQ96kak]
そのくりくりとした瞳は、思わず吸い込まれてしまいそうなほどだ。
『あの〜』
妹さんが不思議そうに俺の顔を見て言う。
…しまった。
つい顔を凝視していた。
決して見とれていた訳ではないぞ。
:11/08/22 09:50
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:0Fa9Sr/Y
#277 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『あの、ええと…吉田優斗さんはいるかな…?』
『兄貴に何か用ですか?』
…ちょい待ち。
兄貴だと?
こんなかわいらしい女の子が兄を兄貴と呼ぶ?
気が強い女子が言うならわかるけど、こんな子が兄貴って呼ぶなんて違和感があるんですけど。
:11/08/22 09:55
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:0Fa9Sr/Y
#278 [輪廻◆j6ceQ96kak]
いや、兄がそういう性格だから似たのかもしれない。
まさか吉田一家は皆、気が強いのだろうか?
そうだとしたらあまり関わりたくはない。
『俺はあなたの兄貴…いや、お兄さんと同じ高校に通ってる高見といいます』
年下が相手なのになぜか敬語を使ってしまう。
タメ口で話したら豹変しそうで怖いからだ。
:11/08/22 10:01
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:0Fa9Sr/Y
#279 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『…ちょっと待っててください』
そう言って妹さんが兄を呼びに行った。
『おう高見〜。来たか〜』
数秒して、リズムにのった声と共に吉田さんが現れた。
『吉田さん。さっきの話ですけど…』
『茜ちゃんなら佳代の部屋にいるぜ〜』
彼はなぜこんなにテンションが高いのだろう。
それにしても、妹さんの名前は佳代ちゃんというのか。
:11/08/22 10:11
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:0Fa9Sr/Y
#280 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『佳代の部屋はここね〜。勝手に入ったらぶっ飛ばされるからちゃんとノックするんだぞ〜』
…笑顔で、しかも陽気な声で言われると逆に怖いんですけど。
『あの…吉田さんも一緒に入ってくれませんか?』
『そりゃ無理〜』
…こいつも即答かよ。
理由は聞く気もおきなかったので、仕方なく俺一人で佳代ちゃんの部屋に入る事にした。
:11/08/22 10:17
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:0Fa9Sr/Y
#281 [輪廻◆j6ceQ96kak]
ぶっ飛ばされたら怖いので、ドアを3回ノックした。
佳代ちゃんはすぐにドアを開けてくれたが、さっきまでのかわいらしい顔とは裏腹に強ばっているではないか。
そのまま『失礼しました』と冷や汗をかきながら言ってドアを閉める人をテレビなどでよく見かける。
でも俺は別に君に用があるわけではない。
その部屋に一緒にいる木下の娘の茜さんに用があるのだ。
:11/08/22 10:27
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:0Fa9Sr/Y
#282 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『何ですか?』
『あ、あの…この部屋に木下茜さんという子は…?』
年下の、しかも女の子にこんな情けない態度をしなくてはならないとは。
『佳代、どうかしたの?』
佳代ちゃんの後ろから高い声がして、ついに彼女が俺の前に姿を現した。
『この人、茜に用があるんだって。茜の知ってる人?』
茜さんは俺の顔をガン見する。
:11/08/22 10:37
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:0Fa9Sr/Y
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