漆黒の夜に君と。V[BL]
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#236 [ちか]
力無くそう言い返してくる顔の両頬には幾つもの水滴が流れ落ちていく。
そんな顔するな。
やめろ。
胸の奥がまた揺さぶれるような感覚になる。
だから嫌なのに。
コイツに関わると、
俺のペースが乱れていく。
:11/10/24 00:28
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:fZOUU5Pc
#237 [ちか]
気づけば不器用な手つきで優里の頭を撫でている自分が居た。
こんなのは俺らしくない。
感情で動くなんてそんなのは俺らしくないはずなのだが。
「ヒック…グス…ッ、ど、同情か?グスッ…んなもん、いら…ね…ぇっ…」
こんな泣き顔見せられると、
「お前さあ、そのひねくれた物言いなんとかならないのか?」
何かが切れたように
「う…るさっ…い…ふ…ッんン?!?!」
歯止めが利かなくなる。
:11/10/24 00:35
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:fZOUU5Pc
#238 [ちか]
銀色がギラギラと光って厭らしい。
その絡まりを見ていると感情は昂り、後頭部を押さえてより深い刺激を求めた。
一瞬、目の前がそれだけになる。
夢中になるとはまさにこういうことを言うのだろうか。
何もかもがソレに奪われ、機能していなかったが
「あ…ッふ…んぅ、か……ん…ざき…っ」
苦しげに名前を呼ばれ背中に爪をたてられたその感覚で我に返った。
:11/10/24 08:21
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:fZOUU5Pc
#239 [ちか]
濃厚だったソレとは対称的に、我に返った俺は引き剥がすように慌てて唇を離した。
何してるんだ、俺は…っ!!!
そう叱咤せずにはいられない。
マズイ。
乱れる。
コイツを見てると冷静でいられなくなる。
焦燥感に頭を占拠され、咄嗟に出た言葉は謝罪の言葉だった。
「わ、悪い…」
:11/10/24 08:36
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:fZOUU5Pc
#240 [我輩は匿名である]
いきなりすみません
スレをコピーするの
どうやるんですか?
:11/10/24 12:23
:W61SH
:r7aFgLlk
#241 [ちか]
>>240さま
たぶん携帯によってやり方違うんで分からないです(>_<)
そのスレのURLを表示出来ればコピー出来るんですが(*_*)
:11/10/24 12:43
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:fZOUU5Pc
#242 [ちか]
>>239続き
しかし優里に反応は無い。
辺りに広がる押し潰されそうな空気に耐えられず、俺はわざとおどけて見せた。
「いやー、こっち来てから研究ばっかでたまってんのかな?!…なーんつって、あは、はは…」
それでも空気は変わらず優里も俯いたまま。
いよいよ気まずくなった俺は詰めていた距離を慌てて一歩退いた。
が、優里はシャツの裾を掴んで離さない。
そしと掠れた小さな声で呟いた。
「…別に謝らなくていいから。…………つ、続けろよ…。」
俯いていて顔がよく見えない。
しかしその声は明らかに無理をしているのが分かった。
思わずため息がこぼれる。
「…………なんでそこまでする。」
俺がそう問い掛けるとシャツの皺はさらに濃くなった。
:11/10/24 14:57
:Android
:fZOUU5Pc
#243 [ちか]
「………あんたが好きだから。」
細いが揺らがないその声が俺の内心を掻き乱す。
なんでこんな態度までとられて、それでも直球でいられるんだ。
まるで、
昔の自分を見てるようでイライラする。
:11/10/24 16:16
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:fZOUU5Pc
#244 [ちか]
目の前のコイツがあの頃の自分に透過されていく。
しかしそれで苛立つのはただの八つ当たりでしかない。
コイツにぶつけるべきものでもない。
頭の中で言い聞かせていくうちに沸き出る感情が徐々に収まっていった。
そして派手に脱色された金髪に手を置く。
「分かったから、今日はもう無理するな。」
それが今の俺に言える精一杯だった。
:11/10/24 16:27
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:fZOUU5Pc
#245 [ちか]
俺がそう言うと、優里は力無く頷いた。
そっと手を離し、時計に目をやる。
もう時計の針は天辺に来ていた。
チラリと優里を横目で見る。
「もうだいぶ遅いけど、どうする。」
「…どうするって?」
どういう過程で研究室に来たとは言え、連れ込んだのは俺だ。
責任は取るべきだろう。
「…ここに泊まるか自分とこ帰るか。選べ。」
一応…。
:11/10/24 16:32
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