恋愛物語BL
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#11 [麗]
俺は立ち上がり秋那に近づくと着崩しを直す。
それを見ていた秋那は嫌そうな顔をした。
『今の俺は着崩したりしないからな。敬語使ってるから頼むよ?後、テストのことなんだけど、バレない程度にやっていくからな』
それだけ言って部屋から出ようとすると秋那に呼びとめられた。
秋「冬那...お前はまだ2年前のことをひきずってんの?」
『....突然何?』
秋『俺は心配なんだよ。笑顔をなくして作り笑顔しかできないお前をっ!あんまり人と関わらないようにしてるお前をっ!中学も同じじゃなかったから弟でも分からないこともあっただろうけど....。だけどこれだけは分かる....一生自分を責め続けていくんだってな。いくらなんでもそこまでしなきゃいけないのか?俺は、テストで一週間替わってくれと言ったが、実は一週間ではない。」
:14/02/19 17:20 :F-05D :Et2rArDc
#12 [麗]
秋「テストは四日間だけだ。一週間は短いが冬那にはいい学校生活がおくれると思うよ。そして昔みたいに笑顔も心から笑えるようになってほしい」
『.....夏美は...俺のせいで...。俺は幸せにはなってはならない....』
俺はそう言って部屋から出てる
秋那の学校に行くには電車で1時間
駅からバスで50分くらいで着く
俺の学校は電車で1時間半
駅からバスで40分くらいで着く
お互い家から結構離れた学校に通ってる
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:14/02/19 18:30 :F-05D :Et2rArDc
#13 [麗]
電車で揺れる中家出る前に秋那と話していた夏美のことが頭から離れない。
高本夏美は中学の時の親友だった。
女みたいな名前だけど男だ。
二年前のことーーーー・・・・
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:14/02/20 22:23 :F-05D :RQqFqVx2
#14 [麗]
すみません間違えました。
二年前ではなく、
三年前の話になります
:14/02/20 22:25 :F-05D :RQqFqVx2
#15 [麗]
中学受験をして受かった学校に入学した。
その時の俺はまだ明るくてやんちゃだった。
すぐに何人か友達ができた。
いつも一人だけ椅子に座って休み時間にもかかわらずに勉強している奴が気になっていた。
前髪が長くて眼鏡をしている。
印象的には暗いやつだと思っていた。
誰とも関わらずに勉強しているから友達いないじゃないかと思った。
そいつに近寄り話かける。
・
:14/02/20 23:21 :F-05D :RQqFqVx2
#16 [麗]
『俺、板倉冬那っていうのよろしくな(ニッコ』
自分の名前を言うとそいつはキョロキョロしはじめた。
それを見て俺だけじゃなく一緒にいた友達もそいつの所に近寄りながら笑っている。
光「冬那はお前に言ったんだよ。てか、普通に見れば分かるしょう?」
九「ガリ勉君面白い(笑)」
海「九、ガリ勉って言ったら可哀想でしょう。えっと、確か...高本夏美だったよな?」
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:14/02/20 23:33 :F-05D :RQqFqVx2
#17 [麗]
夏美はコクンと頷く。
九「女の子ぽっい名前(笑)」
海「コラ、九さっきから失礼だろ!」
九「だって本当だもん!」
『お前らうるさい。ねぇ、毎日勉強していて飽きねえの!?』
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:14/02/20 23:39 :F-05D :RQqFqVx2
#18 [麗]
夏「勉強しないと母さんに怒られるから。毎日塾やピアノもあるし」
九「...なんだよそれ。親の思うようにされてるのかよ。」
『九...お前な!黙ってろ!』
俺は、九の頭を叩く。
『なあ、今日塾サボって俺等と遊ばねえ?』
夏「え、でも....」
俺の言葉に驚いたのか瞳を大きく開かれた。
『たまには息に抜き必要だろう?俺達制服着崩ししていてチャラぽっいけど、お前を誘といて金とか取ったりしないから心配するな。親友になりたいんだ』
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:14/02/21 21:55 :F-05D :1aG6EKcE
#19 [麗]
光「チャラぽっいじゃなくてチャラいの。
入学して半年しか経ってないのに他校と喧嘩したりするかは学校内では俺等のこと知らない奴はいないな。」
海「今日、俺らと遊ぼぜ!」
九「俺達今日から友達な!」
『皆こう言ってるしいいよな!?』
夏「うん」
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:14/02/21 22:03 :F-05D :1aG6EKcE
#20 [麗]
こうして夏美と毎日楽しく過ごしていた。
ーーーーーー・・・・・
中2になり5人とも同じくクラスになった。
いつもどこにいても一緒だったのに....。
ある日俺は弟の秋那と母の誕生日プレゼント買うため夏美達とは校門で別れた
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:14/02/22 06:32 :F-05D :xgZ3sh1U
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