砂糖が甘い理由
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#414 [花◆AV8KevAYKk]
まさかと思い,持っていたジュースを優に押し付け,携帯を開いた。

 題名:バイト休み
【屋上来ちゃった。達也は今何してる???】

時計を見ると,授業開始A分前。
俺はメールを開いたまま携帯を閉じ,ポケットに突っ込んで教室を飛び出した。
一応振り替えると,優のとぼけた顔と世界史の青山のハゲ頭が目に入った。

[柿山!!!!どこいくんだ!授業始まるぞ]

うるせぇハゲ。

[腹痛でトイレにいます!]

俺は夢中になって第2本館の屋上に向かって走った。

⏰:06/09/10 21:46 📱:SO902i 🆔:iguysbck


#415 [花◆AV8KevAYKk]
階段を一気に駆け上がり,息切れしながらもとにかく屋上を目指した。

紗弥…!!!!

ガシャン。
丁度あと一段で屋上の扉にたどり着くところで,携帯を踊り場に落とした。

[くそっ!]

舌打をして階段を降りると,携帯についたの屋上の鍵だけを見つめていた俺の視界からいきなりそれが消えた。
驚いて顔を上げると,窓からの日が当たって眩しくて目がくらんだ。

[そんなに急いでどこいくの???]

逆光と埃の粒まみれの中に綺麗な白い歯が輝いた。

[紗弥…]

⏰:06/09/10 21:54 📱:SO902i 🆔:iguysbck


#416 [花◆AV8KevAYKk]
[来るとは思ったけど,まさかこんなに早く来るとは思わなかったよ]

紗弥はまだ息切れと目がやられて,フラフラの俺を抜かして階段を上がった。

俺の携帯から屋上の鍵をとり,簡単にドアを開けて屋上に消えた。

俺も呼吸を整えて,紗弥を追った。

先週来たばかりだというのに,屋上の日差しが何故かすごく久しぶりに感じてしまった。

[達也ー]

紗弥は倉庫の裏に姿を隠し,俺を呼んだ。
紗弥の甘い匂いと声に誘われて,俺は倉庫に惹き付けられるみたいに歩いた。

⏰:06/09/10 22:01 📱:SO902i 🆔:iguysbck


#417 [スィミー]
あげ(・艸・)

⏰:06/09/11 22:55 📱:N901iC 🆔:☆☆☆


#418 [み〜]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-420

面白いです
頑張って下さい

⏰:06/09/12 00:04 📱:D902i 🆔:kgxnEmxk


#419 [花◆AV8KevAYKk]
スイミーサン
あげぁりがどぉござぃます
お待たせしました

み〜サン
ぁりがとぉござぃます
ガンバります

⏰:06/09/12 19:03 📱:SO902i 🆔:JU5/B/aw


#420 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥はいつもの場所に座って空を見上げていた。
無表情で凛々しくて…綺麗な顔。
いつもと何も変わらない。

[バイトなかったんだ]

俺は何となく話をきりだした。
紗弥は頷くだけでまた空を見た。

[裕也にあまり無理しないでって言われたし]

[そっか…
今日来る気だったんなら遅刻してくるなよ]

俺は紗弥を茶化したけど,まるっきり紗弥は無視。

[俺に会いたかった???]

ダメ元の冗談。

…紗弥は空を見つめていた目を少しそらした。

⏰:06/09/12 19:11 📱:SO902i 🆔:JU5/B/aw


#421 [花◆AV8KevAYKk]
[まぁね]

少し間があったが,紗弥は鼻で笑うように俺に小さく言葉を返した。

もう紗弥の虜。
俺は紗弥のすげぇ綺麗で透き通るような頬に軽くキスをした。

それでも紗弥は無視。
ただ空ばっかりみている。
だけど少しだけ紗弥の頬が赤らむのがわかった。
素直じゃないけど紗弥は紗弥だな。



沈黙にそろそろ飽きたような顔で紗弥がいきなり話をし始めたのは,E限目も終ろうとしている頃だった。

⏰:06/09/12 19:20 📱:SO902i 🆔:JU5/B/aw


#422 [新]
続きが……読みたぁいxx
\(≧▽≦)丿

でも主タソのヘペェスヘでガンバってツツ

⏰:06/09/14 07:11 📱:W41T 🆔:☆☆☆


#423 [スィミー]
あげ(●^д^人^д^●)

⏰:06/09/14 16:24 📱:N901iC 🆔:☆☆☆


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