─ВГАСК★КΙИG…番外編�U…─
最新 最初 全 🆕
#1 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
いやはや………皆様のお陰で4作目となりましたo(^-^)o☆


そして
─ВГАСК★КΙИG─ならば
3作目なります★


退屈しのぎにでも
読んで頂けたらです(笑)

それでゎ………


>>2-5

↑
登場人物など�A★

⏰:07/02/16 18:50 📱:W42H 🆔:oUkxMkpA


#2 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
☆主な登場人物☆

⇒高神麗羽
「タカガミ レイハ」
ブラックキング級の能力者。
能力は聖霊使い。


⇒森原 桂
「モリハル ケイ」
ブラックキング級の能力者。
能力は神力使い。

※↑の2人は付き合っている。

⇒朱夏
「シュカ」
麗羽の契約聖霊。
聖霊の女王と呼ばれる。

………………………脇役(笑)…─


⇒西蓮 柚輝
「サイレン ユズキ」
ホワイトキング級の能力者。
能力は第六感。


⇒柊崎 紫庵
「ヒイラギサキ シアン」
ホワイトキング級の能力者。
能力は……また(笑)

⏰:07/02/16 18:59 📱:W42H 🆔:oUkxMkpA


#3 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
続き………─。

⇒森原 文夏
「モリハル アヤカ」
ブラックキング級の能力者。
能力は桂と同じく
神力使い。桂とは
兄妹である。


⇒狭殻 梁
「サガラ リョウ」
ブラッククイーン級の能力者。
能力は植物との会話

………です★

時たま、晃や煉と
言った懐かしいキャラが登場するかもしれません☆

⏰:07/02/16 19:18 📱:W42H 🆔:oUkxMkpA


#4 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1517/

↑感想板です…
⇒リクエスト
感想、意見、雑談ゎ
こちらで(笑)


bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/2568/

↑ブラックキング
の本編。


bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/2862/

↑ブラックキングの番外編�T

⏰:07/02/16 19:20 📱:W42H 🆔:oUkxMkpA


#5 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
アンカー☆


>>5-50
>>51-100
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800
>>801-850
>>851-900
>>901-950
>>951-1000


誤字、脱字が有ると
思いますが、ご了承下さいm(_ _)m

⏰:07/02/16 20:44 📱:W42H 🆔:oUkxMkpA


#6 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
麗羽からのご挨拶…

こんにちは☆

高神麗羽です!!
昨日は学園祭の振り替え休日で休みでした★


そして今日からは
また、怒涛の学園生活が始まります!!
今回はどんな事が
起きるのか!!???


それでは
ブラックキング
第三部……?


start♪

⏰:07/02/16 20:55 📱:W42H 🆔:oUkxMkpA


#7 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
★king12★
─桂………。─


「ふぁ〜っ………」


「欠伸すんなよ。
こっちまで眠たくなるだろ?」


「誰のせいだよ。」


朝から教室で
こんな会話が聞こえる。

⏰:07/02/16 22:21 📱:W42H 🆔:oUkxMkpA


#8 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「本当に………
人を巻き込んでまでゲームなんて……」
麗羽の背後から声がし、麗羽が振り向く。そして彼の名を呼んだ。



「梁君!!」
……と。


「おはよ。今日
寝坊してさ………
まだ眠いし……。」
梁はそう言い
眠たそうに目をこする。

⏰:07/02/17 00:08 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#9 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「だよね〜っ
私も眠い……
だあれかさんの
せいでね……」
麗羽はチラッと桂の方を見て梁に応えた


「やっぱり高神さんも?桂がゲームなんてねぇ……」
梁は共感するように頷き、麗羽と同じ行動…つまり
チラッと桂の方を見た。

⏰:07/02/17 00:18 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#10 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「な……なんだよ。」
チラッと見られた
桂は言葉につまる。



実は昨日…
麗羽と桂と梁は3人で桂の部屋で
テレビゲームを
していた…………。



夜遅くまで…

⏰:07/02/17 00:21 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#11 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「んも〜っ
なんだよ。じゃないでしょ!!大体、桂が
弱すぎなんだよ。
だからあんなに
夜遅くまで……」
麗羽が皮肉っぽく
そう言う。



昨日のゲーム成績は1、梁
2、麗羽
3、桂
……であり、桂は
一度も勝つことが
出来なかったのだ。

⏰:07/02/17 17:27 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#12 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「なっ………
うるせー!!」
桂はそう言い
麗羽のほっぺを
つまむ。


「な………
なにひゅんのよ!!」


「………」
桂は無言のまま
麗羽のほっぺをつまんだまま、縦横に
伸ばした。


「いひゃい〜っ!!」
麗羽は半ベソをかく

⏰:07/02/17 17:41 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#13 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
そう言われ桂はパッと手を離した。


「もうっ………。
あっ!!席つかなきゃ!!」
麗羽は少し頬を
膨らませ、それから
自分の席へと向かった。

⏰:07/02/17 18:53 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#14 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
それからちょっとして担任が勢いよく
教室のドアを開けて教室に入って来た。



そして第一声が………



おはようございます……


でも



出欠を確認する。


でも




…………無かった。

⏰:07/02/17 21:12 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#15 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「え〜っ
今日から転校生が
このクラスにやって来る。皆、仲良く
してくれよ。」
担任はそう言い、
教室の外に居る
転校生を中に呼び入れた。

⏰:07/02/17 23:25 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#16 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
コレが担任の第一声だった。



そして呼び入れられた転校生は教室に
入って来た。



殆どの男子生徒はその転校生に釘付けとまではいかないが
もう、目がハート
状態であった。

⏰:07/02/17 23:31 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#17 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
その転校生に


「可愛い」
…と言う言葉は
似合わないだろう─


目は少しきつめな
感じで………


何よりオーラから
して「可愛い」とは
言い難い。

⏰:07/02/17 23:34 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#18 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
それよりは


「綺麗」
…と言う言葉の方が似合う──。



その漆黒の闇のような真っ黒で長い髪を上の方で束ねて
その黒さを圧倒させる。

⏰:07/02/17 23:42 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#19 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
そして─…


彼女の名は………



「裡祇 兎琳です。
楽しい学校生活が
送れるように
していきたいです!
よろしくお願いします。」



─ウラギ ウリン─
と言うそうだ。

⏰:07/02/17 23:52 📱:W42H 🆔:h6./0M1Q


#20 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「じゃあ席は
森原の隣でいいだろ。裡祇はそこに行ってくれ」
担任は桂の横の席を指す。

⏰:07/02/18 00:06 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#21 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「それ……と
裡祇の級は
ブラックキング級だ。高神、仲良くしてやれよ。」
担任は麗羽に向かいそう言った。



その言葉に麗羽は
「はぁい。」
眠たそうに応えた。



眠たかったが
きちんと頭の中は
働いており、麗羽は
浮き足立っていた。

⏰:07/02/18 11:32 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#22 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
同じブラックキング級の高校生……
しかも女子!!!が
やって来たのだから………。
あまりの嬉しさに
浮き足立っても
無理は無いだろう。

⏰:07/02/18 11:45 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#23 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
しかし……
その嬉しさは
すぐに嫉妬へと
変わる事を麗羽は
まだ知らなかった─

⏰:07/02/18 11:51 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#24 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
彼女……裡祇兎琳は桂の隣の席についた。
それからちょっとした問題発言をした。



「よろしくね。
桂ちゃん。」


………と。
満面の笑みで─

⏰:07/02/18 11:56 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#25 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
シーンと教室が静まり返る。

そして皆が一斉に
桂の方を向いた。



彼女は相変わらず
笑顔だ。

⏰:07/02/18 12:08 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#26 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
注目されている桂は眉間にシワを寄せて兎琳に


「誰だよテメェ。」
と怒りを込めてそう言った。

⏰:07/02/18 12:17 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#27 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
教室内には不穏な空気が漂う─…。


担任はそれを見かねたのか、

「じゃあ話しをするぞぉ」
と、ファイルを開いた。

⏰:07/02/18 12:38 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#28 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
その後、担任がペラペラと話しをして
朝学活は終わった。


一限目の授業まで
10分ほど時間が
ある。麗羽は時計を見てそれを確認し、
目を瞑った。

⏰:07/02/18 13:00 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#29 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
しかし…
寝れるわけもなく


クラスの女子が話し掛けて来た。

⏰:07/02/18 13:14 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#30 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「ねぇ、麗羽!!」


クラスの女子は大抵麗羽の事を呼び捨てにして呼ぶ。


「ん〜っ?」
麗羽は伏せたまま
気だるそうに返事をした。

⏰:07/02/18 13:33 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#31 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「あの転校生って
桂君の何なの?」
女子は兎琳を指差して麗羽に訊く。


「知らないよ。
何かあるんじゃ
ないかなぁ?」
麗羽はチラッと桂を見て応えた。


桂の顔はとっても
迷惑そうな顔だった

⏰:07/02/18 13:40 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#32 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
担任…話し長ぇんだよ─。


今から約10分ほど時間がある。


そう思い、桂は
立ち上がった。

⏰:07/02/18 13:45 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#33 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
しかし…


「ぅおわっ……!!!」


グイッと引っ張っられた。

⏰:07/02/18 14:04 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#34 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
桂は引っ張った本人を睨み付ける─。



…─裡祇兎琳

⏰:07/02/18 14:27 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#35 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「どこ行くの?」
兎琳はそう言う。



「……」
桂はチラッと麗羽を見た。麗羽は女子に囲まれている。


「ねぇ、どこ行くの?」
兎琳はもう一度訊ねた。

⏰:07/02/18 14:38 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#36 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「別に。」
桂は椅子にドカッと座った。



「桂ちゃん、私の事
覚えてる?」
不意に兎琳は桂にそう訊いた。

⏰:07/02/18 15:36 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#37 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「つぅか……
お前、誰?」
桂は正直に応える。



……裡祇兎琳─。
一体誰?



「酷いな桂ちゃん。
覚えてないのぉ?」
兎琳は少し残念そうにそう言った。

⏰:07/02/18 15:59 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#38 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「あぁ。知らない。」
桂はしれっと応える

「そっか……
まぁ私の能力を見たら思い出すと思うけどね!!」
兎琳はまた笑った。



そういえば…─


「お前の能力って………何?」



ブラックキング級に入れるような能力…

⏰:07/02/18 16:03 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#39 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「ふふっ。いずれ
わかるよ!!あっ
授業…始まるよ。」
兎琳は笑い、そう言った。



「………」
桂は無言で教科書を出した。


そして先生がやって来た。

⏰:07/02/18 16:12 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#40 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
あぁ……貴重な休み時間が終わってくよ………(泣)


「でもさぁ……
桂君は知らないみたいだよ?」



だから何なの?
桂が知らないのに
私が知るわけないでしょ〜っ!!!!


とか思いつつ


「そうだね〜……」
麗羽は曖昧に
返事を返す。

⏰:07/02/18 16:24 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#41 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
う゛ぅ〜眠い……。


「そうだよね。
あっ時間だから
席に着くね!!」
そう言い女子生徒は麗羽の前から去った

⏰:07/02/18 17:02 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#42 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「うん。」
麗羽は素っ気なく
返事をした。


それから先生は数分も経たないウチにやって来た。

⏰:07/02/18 17:08 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#43 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
一限目の授業は…



「教科書、63ページを開けぇ」




………英語だ。

⏰:07/02/18 17:11 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#44 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「ムニャ………。」



英語…………
一番眠たくなる授業だ…麗羽にとっては……─(笑)

⏰:07/02/18 17:17 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#45 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「起立!!礼!!」
そんな眠たくなる授業はアッと言う間に終わってしまった。



「ふぁ……眠い。」
そう言いながら麗羽は立ち上がる。

⏰:07/02/18 17:26 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#46 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
次は教室移動だ。


荷物を持ち、
教室を出た。

⏰:07/02/18 18:11 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#47 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
もちろん桂も一緒だ

しかし─…


「桂ちゃん、私も一緒に行ってもいい?」


今日は兎琳も…

⏰:07/02/18 18:29 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#48 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「あ……あぁ。」



一緒だ───。

⏰:07/02/18 18:56 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#49 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「………。」
教室移動の間…
沈黙が続いていた。



「ねぇ桂ちゃん。」
兎琳が突拍子もなく桂の名を呼んだ。

⏰:07/02/18 19:18 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#50 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「…………何だよ。」桂はまた眉間にシワを寄せつつ応える。



「桂ちゃんと高神さんって……どういう関係なの?」
そんな桂に兎琳は応える

⏰:07/02/18 19:31 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#51 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
今の間違いです(泣)

そんな桂に兎琳は応えるでは無く……


そんな桂に兎琳は
訊ねるです─


すみません…

⏰:07/02/18 19:38 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#52 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「俺達は………」
桂が言いかけた
その時、


「あ…あのさっ
着いたよ。」
麗羽が口を挟んだ。

⏰:07/02/18 19:50 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#53 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
「ああ……。」
桂はそう言い教室に入った。



………ホッ


麗羽は何故か
胸をなで下ろした。

⏰:07/02/18 19:55 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#54 [すみれ◆vBYlxlHc1E]
しかし胸をなで下ろしたのも束の間…


そこの教室でも
兎琳と桂の席は
隣同士だったから…

⏰:07/02/18 20:01 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#55 [すみれ◆angel/Groo]
何……だろ─。


胸の中がモヤモヤする………。

⏰:07/02/18 20:41 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#56 [すみれ◆angel/Groo]
相変わらず兎琳が桂に話し掛け、桂は
迷惑そうな顔をしている。


そうやって桂達を
見てると………

⏰:07/02/18 23:16 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#57 [すみれ◆angel/Groo]
「高神さん!!!」
梁に呼ばれた。



…ハッ─。


「何!!?」

⏰:07/02/18 23:34 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#58 [すみれ◆angel/Groo]
「今、実験中だよ!!!」

「えっ………
うわっ………」


……パリーン……

⏰:07/02/18 23:46 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#59 [すみれ◆angel/Groo]
麗羽は試験管を割った…………。


「ッ………。」
麗羽はその割れた
試験管に触れ、指を切る…─。



皆が麗羽の居る班に注目する…

⏰:07/02/18 23:52 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#60 [すみれ◆angel/Groo]
「高神さん……
保健室…行ってきなよ。後始末は俺達でやっとくから。」
梁はすかさず
そう言った。



「あ………
じゃあ…御言葉に甘えて…………そうするね。」
麗羽は梁にそう言い教室を出た。

⏰:07/02/18 23:59 📱:W42H 🆔:0YQIpDZY


#61 [すみれ◆angel/Groo]
何だろ………
さっきから───


心の中が




─モヤモヤする…………。

⏰:07/02/19 00:05 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#62 [すみれ◆angel/Groo]
麗羽が試験管を割った…………。



俺はそれにビックリした──。

⏰:07/02/19 00:11 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#63 [すみれ◆angel/Groo]
だって高神さんが
ボーっとしてるの………
珍しいから──。

⏰:07/02/19 00:17 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#64 [すみれ◆angel/Groo]
何を見てたのかは
すぐに分かった─。



桂達だ………。

⏰:07/02/19 00:20 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#65 [すみれ◆angel/Groo]
その時の高神さんは何だか寂しそうな瞳で桂達を見ていた………と俺は思う。



ってゆうか………
手が止まってるんだよね………


高神さん──。

⏰:07/02/19 00:23 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#66 [すみれ◆angel/Groo]
だから俺は高神さんを呼んだ。



そしたら高神さんは試験管を割ったんだ…………。

⏰:07/02/19 00:26 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#67 [すみれ◆angel/Groo]
その後
高神さんは割れた試験管に触れて指を切った…………


だから俺は
保健室に行くように促した。


俺を見た高神さんの瞳はかなり潤んでいた。

⏰:07/02/19 00:33 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#68 [すみれ◆angel/Groo]
桂……分かってる?今、、高神さん
泣きそうだよ?



文夏ちゃんの憧れとして…
俺の友達として………
桂の彼女として…………
高神さんを俺は
保健室に行くように促した────。

⏰:07/02/19 00:36 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#69 [すみれ◆angel/Groo]
何よりも…………
高神さんがこの場に居るのは辛そうに
見えたから───。

⏰:07/02/19 00:39 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#70 [すみれ◆angel/Groo]
俺は後始末をして、
また実験を再開
した。



教室はまた
ザワザワしだした。

⏰:07/02/19 00:42 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#71 [すみれ◆angel/Groo]
…………………─。

麗羽…………
何故ボーっとしているのだ?


傍らにずっと
居た朱夏がそう思う。

⏰:07/02/19 00:48 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#72 [すみれ◆angel/Groo]
まぁ…検討はつくがな───。


お前は桂の事を思いすぎだ……


きっと…─。

⏰:07/02/19 00:51 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#73 [すみれ◆angel/Groo]
私よりも桂を思っているだろうな……………。


別に………それは構わない。


だが……桂は
どうだ?

⏰:07/02/19 00:55 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#74 [すみれ◆angel/Groo]
いつも麗羽を泣かせてばかりいるような気がするのは……………私だけなのか?


しかし………今回の原因は桂だけでは
無いのだ………
桂…それも分かったいるのか?

⏰:07/02/19 00:58 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#75 [すみれ◆angel/Groo]
桂………


私は………
ハッキリ言って
お前が……

⏰:07/02/19 01:03 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#76 [すみれ◆angel/Groo]
“嫌い”だし……
“憎い”……………………。

⏰:07/02/19 01:06 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#77 [すみれ◆angel/Groo]
私から麗羽を奪った………お前がな。


でも麗羽の笑顔…………それだけは無くしたくない。

⏰:07/02/19 01:10 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#78 [すみれ◆angel/Groo]
今の麗羽の笑顔の本は間違いなく



桂……お前なんだ。

⏰:07/02/19 01:13 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#79 [すみれ◆angel/Groo]
麗羽を泣かせるのも怒らせるのも…………



私ではなく
お前なんだ……桂。

⏰:07/02/19 01:16 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#80 [すみれ◆angel/Groo]
それを分かっているのか…………?



少なくとも梁は
麗羽の異変にすぐに気付いたようだ。

⏰:07/02/19 01:20 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#81 [すみれ◆angel/Groo]
それから麗羽は
教室を出た………。



もちろん私も一緒にな………。

⏰:07/02/19 01:27 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#82 [すみれ◆angel/Groo]
…………─。


モヤモヤと一緒に………涙が溢れて来る─

⏰:07/02/19 01:34 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#83 [すみれ◆angel/Groo]
おかしいよ私……………。



私は強いんだよ?

⏰:07/02/19 01:50 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#84 [すみれ◆angel/Groo]
何でいつも涙が出るの?



最近………


涙腺が緩いのかな?

⏰:07/02/19 01:52 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#85 [すみれ◆angel/Groo]
私………こんなに
弱虫だったかな??

桂と付き合う事になってから私………
いつも泣いてばっかだよ。

⏰:07/02/19 02:02 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#86 [すみれ◆angel/Groo]
ガラッ………─。



保健室には誰も………居ない。



先生は…………

⏰:07/02/19 02:05 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#87 [すみれ◆angel/Groo]
少しの間…………



出掛けるそうだ。

⏰:07/02/19 02:08 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#88 [すみれ◆angel/Groo]
先生が居なくて
少しホッとする…。



多分、、、今の私の顔は泣き顔でグシャグシャだろうから─。

⏰:07/02/19 06:52 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#89 [すみれ◆angel/Groo]
それから切った指を消毒して、カットバンを貼った。



─…裡祇兎琳………………アナタは誰ですか?

⏰:07/02/19 06:56 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#90 [すみれ◆angel/Groo]
………………─。

麗羽が試験管を割って、教室から出て行った……─。



梁と麗羽がその前に何かを話していた。。

⏰:07/02/19 07:02 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#91 [すみれ◆angel/Groo]
何を話していたんだろうな………。



気になる……



そして、何で麗羽が
試験管を落としてしまったのか………


その時、何を見てたのか…

⏰:07/02/19 19:41 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#92 [すみれ◆angel/Groo]
気になる…………。




そして…─


裡祇兎琳…………
お前は誰なんだ?

⏰:07/02/19 19:45 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#93 [すみれ◆angel/Groo]
思い出せない……。



そんな考え事をしながら俺は実験に集中する事にした。

⏰:07/02/19 19:55 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#94 [すみれ◆angel/Groo]
……………。


いつまでも
悩んでたって仕方ないよね………。


戻ろう………



教室へ…

⏰:07/02/19 20:56 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#95 [すみれ◆angel/Groo]
そう思い麗羽は勢い良く保健室のドアを開けた。



ドン……


その途端……
誰かとぶつかる。

⏰:07/02/19 21:32 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#96 [すみれ◆angel/Groo]
「あれ麗羽ちゃん?」ぶつかった相手は
なんと……─




「紫………庵っ!?」



………紫庵だった。

⏰:07/02/19 21:40 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#97 [すみれ◆angel/Groo]
未だに紫庵は麗羽の事を“麗羽ちゃん”と呼ぶ。
何故なら麗羽が
呼び捨てにする事を許していないからだ。



「紫庵……どうしたの?」
麗羽が訊ねる。

⏰:07/02/19 21:59 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#98 [すみれ◆angel/Groo]
「いや………
サッカーで
すっころんで怪我した。」
そう言い紫庵は
膝や肘を見せる。



「でも今、先生いないよ?どうするの?」
麗羽はその痛々しい怪我を見つつまた訊いた。

⏰:07/02/19 22:04 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#99 [すみれ◆angel/Groo]
「あ〜じゃあカットバンだけ……と。」
紫庵はそう言って
すぐそばにある
カットバンに手を伸ばすが……



「だめぇ!!!」
麗羽が思い切り叫び紫庵の手をカットバンから遠ざけた。

⏰:07/02/19 22:12 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#100 [すみれ◆angel/Groo]
「麗羽ちゃん!!!?」
その行動に紫庵は
目を丸くさせる。



「んもうっ………
キチンと傷口を洗わなきゃばい菌が
入るでしょ!!」
麗羽は眉間にシワを寄せつつ紫庵を足洗い場に連れて行く

⏰:07/02/19 22:22 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#101 [すみれ◆angel/Groo]
それから消毒などをテキパキと済ませる麗羽…。


「多分……これで
OK!!!」
そして最後に包帯をキュッと結ぶ。



「おぉ〜っ!!
すげぇ………丁寧だなぁ─。」
紫庵は包帯の巻かれた膝や肘を見て感心した。

⏰:07/02/19 22:26 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#102 [すみれ◆angel/Groo]
「まぁね!!」
麗羽は笑った…─。



その笑いを見て紫庵は微笑んだ。

⏰:07/02/19 22:40 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#103 [すみれ◆angel/Groo]
「じゃあ私、教室に
戻るね。紫庵、私の事…麗羽って呼んで
いいよ。」
そう言い麗羽が保健室から出ようとした時…

⏰:07/02/19 22:47 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#104 [すみれ◆angel/Groo]
トン………


紫庵が麗羽の行く手を阻むように
壁に手をつき
麗羽の耳元で囁いた

⏰:07/02/19 22:56 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#105 [すみれ◆angel/Groo]
その言葉に麗羽は

「本当にっ!!!?」
と驚きの表情を見せた。



「俺に二言は無い。」
紫庵は自信満々に
そう言って先に保健室から出て行った。

⏰:07/02/19 23:05 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#106 [すみれ◆angel/Groo]
そうして麗羽は教室へ帰った……─。



ウキウキ気分で…………………

⏰:07/02/19 23:07 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#107 [すみれ◆angel/Groo]
麗羽が教室へ帰った時には実験は終わっており、まとめに
入っていた。



………別に大した事では無いが…─。

⏰:07/02/19 23:09 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#108 [すみれ◆angel/Groo]
高神麗羽……─。



彼女の名は
聖霊界でも有名だが─…


政界でも有名だ…

⏰:07/02/19 23:39 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#109 [すみれ◆angel/Groo]
彼女は日本でも
トップクラスの頭脳の持ち主だから…



別に勉強は必要ない

⏰:07/02/19 23:46 📱:W42H 🆔:HrU7HhB2


#110 [すみれ◆angel/Groo]
そんなこんなで
午前中の授業は終わった………─。

⏰:07/02/20 00:11 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#111 [すみれ◆angel/Groo]
「麗羽!!!」
授業が終わってすぐに桂が麗羽のもとへ駆け寄って来た。



「何?」
麗羽は聞き返す。

⏰:07/02/20 07:15 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#112 [すみれ◆angel/Groo]
「昼……一緒に食べるだろ?」



「…………えっと。。」麗羽は返答に困る

⏰:07/02/20 18:33 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#113 [すみれ◆angel/Groo]
昼は紫庵との約束があるから………─。



「ダメなのか?」
桂は訊ねる。


「う……ん。
ちょっと今日は……だから裡祇さんや
梁君達と食べなよ。」麗羽はしどろもどろながら応えた。

⏰:07/02/20 18:39 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#114 [すみれ◆angel/Groo]
「そうか………。
じゃあな…」
桂はそう言い
兎琳と梁を引き連れて教室を出て行った

⏰:07/02/20 19:08 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#115 [すみれ◆angel/Groo]
「………」
麗羽はしばらく
桂達の出て行った
ドアを見て



数分後、、、、



教室を出た。

⏰:07/02/20 19:29 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#116 [すみれ◆angel/Groo]
────────────────
─────


紫庵と約束した
屋上へ…………。


─────
───────
─────────

⏰:07/02/20 19:46 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#117 [すみれ◆angel/Groo]
………。


もうすぐ麗羽が
この屋上へ
やって来る。。。



“アレ”を知るために…

⏰:07/02/20 21:48 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#118 [すみれ◆angel/Groo]
もしかしたら
“アレ”はただの
口実なだけかも
しれない…………。



ただ
もう一度だけ麗羽と話しがしたいがための………

⏰:07/02/20 21:56 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#119 [すみれ◆angel/Groo]
俺はいつの間にか
麗羽の事が好きになってたみたいだな。



「はぁ………。」
紫庵は深い溜め息をつく。

⏰:07/02/20 21:58 📱:W42H 🆔:ci8gWwNA


#120 [すみれ◆angel/Groo]
麗羽は本当に来てくれるだろうか?


そんな思いを胸に
紫庵はもう一度
溜め息をついた。

⏰:07/02/21 07:16 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#121 [すみれ◆angel/Groo]
そして空を見た。
蒼い空を─…。



そうしていると
一気に目の前が暗くなった…─。

⏰:07/02/21 13:58 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#122 [すみれ◆angel/Groo]
「っ?」
紫庵は振り向く。



すると
そこには………

⏰:07/02/21 14:09 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#123 [すみれ◆angel/Groo]
「遅れてごめんね。」
息を切らした
麗羽が謝っていた。



走って、、この屋上へ来たのだろうか……

⏰:07/02/21 14:21 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#124 [すみれ◆angel/Groo]
そして紫庵は
麗羽が片手に何かを持っているのに気付いて


「ソレ何?」
と指を指して訊いた

⏰:07/02/21 14:25 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#125 [すみれ◆angel/Groo]
「あぁ……紫庵も
食べる?お弁当。」
麗羽は片手に持った物を少し持ち上げて無邪気に笑って
応えた。


「いいのか?」
そんな麗羽の問い掛けにまた問う
紫庵……。

⏰:07/02/21 14:29 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#126 [すみれ◆angel/Groo]
「私はいいよっ!!
紫庵が嫌じゃないなら。」
麗羽はまた笑った。


「ん。じゃあ食べながら話すわ…」
紫庵はそう言い
座った

⏰:07/02/21 14:37 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#127 [すみれ◆angel/Groo]
「うん!!
じゃあ食べよっか。」そう言い麗羽も
紫庵の隣に座った。



それから2人は
「「いただきます。」」
と言って弁当を食べ始めた。

⏰:07/02/21 15:22 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#128 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「…………どお?」
麗羽は箸をくわえたまま紫庵に訊く。


「…………。」

⏰:07/02/21 19:02 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#129 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「………。」
紫庵が何も言わず、
麗羽も黙る。



「………まいよ。」
すると徐に口を開いた。

⏰:07/02/21 19:26 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#130 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「へ……?」


「っ……うまいよ!!」紫庵は顔を真っ赤にしながら応えた。


「そっか……へへ。」
麗羽は笑いながら
紫庵を見た。

⏰:07/02/21 20:11 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#131 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「じゃあ……
“アレ”について
話すわ。」
食べ終わり紫庵が
本題を切り出した。



「……うん。」
麗羽は真剣な瞳で
紫庵を見つめる。

⏰:07/02/21 20:41 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#132 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「じゃあ
まず“アレ”……
つまり裡祇兎琳の
能力について…。」



………そう
紫庵が麗羽の耳元で囁いた言葉とは─

⏰:07/02/21 20:57 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#133 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
─────────「今日の昼、屋上に
来たら…裡祇兎琳の能力…教えてやる。」─────────

………と言う
言葉だった─。

⏰:07/02/21 21:06 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#134 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
……………。

ねぇ、桂ちゃん。

私の事、本当に覚えて無いんだね……。

⏰:07/02/21 22:25 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#135 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
私は………


ずっと………


ず〜っと………


桂ちゃんの事……
大好きだったんだよ?

⏰:07/02/21 22:32 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#136 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
なのに桂ちゃんは─


私の事なんか
すっかり忘れちゃって…………



私が居たかった
桂ちゃんの隣を…

⏰:07/02/21 22:36 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#137 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
高神さんが奪ってて…………。



私の思いなんか
届かなくて……─。


昔、言ったじゃない。

⏰:07/02/21 22:39 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#138 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「私が大きくなったら桂ちゃんのお嫁さんにしてね。」


………って。


だから桂ちゃんが
別の一般学校に行って…………

⏰:07/02/21 22:42 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#139 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
また
この学園に転入したって聞いて………



私も転入したんだよ?



それも分かってるの?



ねぇ……桂ちゃん。

⏰:07/02/21 22:45 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#140 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
いい加減─


私を見て……。


高神さんを見ないでよ……。

⏰:07/02/21 22:52 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#141 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
こっちを向いて…?

私はいつもアナタを見ているから……。

⏰:07/02/21 22:55 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#142 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
アナタは何でそんなにも……─



愛おしそうな瞳で…


悲しそうな瞳で……

⏰:07/02/21 23:00 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#143 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
高神さんを見るの?


彼女だから?



好きな人だから?



………でも私は─

⏰:07/02/21 23:03 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#144 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
桂ちゃんが高神さんを思うよりも……


もっともっと桂ちゃんが好きなんだよ?

⏰:07/02/21 23:07 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#145 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
だから桂ちゃんが
高神さんに劇でキスをした時、ものすごくショックだったんだよ………?



ズキンって………



心の中が………



痛かったんだよ。。。。

⏰:07/02/21 23:16 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#146 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そしてお昼になって桂ちゃんが高神さんに、
「一緒に食べるだろ?」って訊いた時も
本当は………



訊いてなんかほしくなかった…

⏰:07/02/21 23:19 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#147 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
でも高神さんは
桂ちゃんの誘いを断った………。




だから私は………

⏰:07/02/21 23:32 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#148 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
決めたの………


昼休みに…


桂ちゃんに………


私の能力を…

⏰:07/02/21 23:41 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#149 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
教えるっ………て。



そうしたら……─



桂ちゃんは私の事を


思い出してくれるでしょ?

⏰:07/02/21 23:50 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#150 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
あの約束も………



思い出してくれるでしょ?

⏰:07/02/21 23:53 📱:W42H 🆔:qlkFI80I


#151 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
だから桂ちゃん……


こっちを向いて?


私を見て?


私は桂ちゃんが全てなの…─。

⏰:07/02/22 07:10 📱:W42H 🆔:ruOLWXug


#152 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
昼休み………


私達は裏庭で弁当を食べる事にした─。



狭殻君と桂ちゃんと一緒に……。


狭殻君はさっきからおぼつかない表情で弁当を黙々と食べていた。

⏰:07/02/22 07:13 📱:W42H 🆔:ruOLWXug


#153 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「ねぇ…桂ちゃん。」
私は持っていた箸をギュッと握り締めた


「何?」
桂ちゃんはのんびり聞き返してくる。

⏰:07/02/22 17:40 📱:W42H 🆔:ruOLWXug


#154 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「私の……能力を見たら…桂ちゃんは
私の事、思い出してくれる?」
言葉が震える…
私……緊張してるの?



「さぁ……保証は出来ない。」
桂ちゃんはそう言って応えた。

⏰:07/02/22 21:33 📱:W42H 🆔:ruOLWXug


#155 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
………………。


「そっか……。」
兎琳は少し俯いた。

「でも………
俺とお前が知り合いなら思い出せるはず。」
桂はそうボソッと
呟いた。

⏰:07/02/22 21:35 📱:W42H 🆔:ruOLWXug


#156 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「本当っ!!?」
俯いていた兎琳が
バッと顔を上げ
笑った。


「もしかしたら…な」桂は兎琳から目をそらしつつ応えた。


その様子を梁は
ジッと見ていた。

⏰:07/02/22 21:40 📱:W42H 🆔:ruOLWXug


#157 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
………冷ややかな瞳で─。


特に兎琳を………

⏰:07/02/22 21:43 📱:W42H 🆔:ruOLWXug


#158 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「分かった……。
少しでも思い出してくれたら…
それでいいよ。じゃあ呼ぶね。」
兎琳は一瞬だけ
胸に苦しさを感じた………。


「「呼ぶ……?」」
桂と梁が輪唱した。



「……そう。呼ぶの─おいで………
──鋼弦──」
兎琳は冷静に応え、
何者かを呼んだ。

⏰:07/02/22 21:50 📱:W42H 🆔:ruOLWXug


#159 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
すみません……
更新終了です(泣)


事情は感想板にカキコしてあります♪


そしてコメ下さい
(//艸//願)

⏰:07/02/22 21:53 📱:W42H 🆔:ruOLWXug


#160 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
その途端………



草の茂みから
黒く妖しく光る瞳の………─。

⏰:07/02/23 18:55 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#161 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
クルルルルッ──…


何かが啼いた…



クルルルルッ……─

もう一度─…

⏰:07/02/23 19:07 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#162 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そうして数分後…─


─鋼弦─が姿を
現した。



「「─…ッ!!!!!」」

⏰:07/02/23 19:31 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#163 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
梁と桂が
目を丸くした─


「鋼弦……
曲……要る?」
そんな桂達を
スルーして鋼弦に話し掛ける兎琳……。

⏰:07/02/23 19:37 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#164 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
クルウッ……


「そっか……。
じゃあ準備するからちょっと待ってね?」
どうやら鋼弦は
喜んでいるらしい。


兎琳は笑み
何かをし始めた。

⏰:07/02/23 20:47 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#165 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
…………。


鋼弦……─。


どっかで聞いた事のある名前なんだけどな…………。

⏰:07/02/23 20:50 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#166 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「……ッ。」
こめかみ辺りに激痛がはしる───。




………そのまま
桂は気を失った─。

⏰:07/02/23 20:54 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#167 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
……………。


「じゃあまず
裡祇兎琳の能力に
ついて……お!!
噂をすればあれ
裡祇達だろ。」
紫庵が下を指差した


「へっ……?」
麗羽はつられて下を向く。

⏰:07/02/23 21:04 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#168 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽の目に入ったのは兎琳と桂と梁が
裏庭に入ってくる
ところだった。

⏰:07/02/23 21:13 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#169 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
ズキッ………。



胸が締め付けられる………


それを我慢して麗羽は…

⏰:07/02/23 21:26 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#170 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
3人の様子をうかがいながら、
紫庵の話しを聞いた


「でな…裡祇兎琳も
麗羽と同じように
能力で楽器を使う。」

⏰:07/02/23 23:04 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#171 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
紫庵が話し始めた。



「えっ………
て事は私の同じような曲で何かを操る能力なの?」
麗羽はただ、紫庵の話しを目を丸くして聞くしかなかった。

⏰:07/02/23 23:10 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#172 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「そう言う事になる。ほら…見てみろ。
何かを呼んだぞ」
また紫庵は下の方の3人を指差した。


「あ……れは。」
麗羽は口を金魚のようにパクパクさせた……─。

⏰:07/02/23 23:13 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#173 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そこには─………


黒く妖しく光る瞳をした………










獣が居た………─。


それも、、、瞳と同じ
真っ黒の─…

⏰:07/02/23 23:17 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#174 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
黒ヒョウ………
いや、、、大きすぎる─。


体長───
約2m少しくらいだろうか──…。

⏰:07/02/23 23:25 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#175 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「裡祇兎琳………彼女の能力は楽曲支援による獣使い…─。」そんな麗羽に物静かな声で紫庵が言った。



「獣……使い。」
麗羽の心臓はまだ
驚きで高鳴っていた

⏰:07/02/23 23:28 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#176 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「桂っ!?」
麗羽の心臓がまだ高鳴っている時に
下…つまり3人のいる裏庭で兎琳が桂の名を叫んだ。

⏰:07/02/23 23:30 📱:W42H 🆔:MEUJWWI6


#177 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
バッ!!


麗羽はまだ驚きを隠せないまま、手すりに駆け寄り
下を見た。



「桂………。」
桂が倒れていた……。
でも…

⏰:07/02/24 07:18 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#178 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そこには兎琳が居る………。



ソレを考えると…
何故だか前に進む気になれなかった…─


足に力が入らない…桂の所へ行きたいのに…………





何故だか




……………行けない

⏰:07/02/24 07:24 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#179 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
その間にも……
桂は多分─保健室に運ばれた。



「─…っ。」
麗羽はただ
それを見守る事しか出来なかった……。

⏰:07/02/24 07:28 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#180 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
一瞬だけ……



兎琳が麗羽達に気付いたのか……



キッと麗羽を睨み付け、口を動かした─



「役立たず。」

………と。

⏰:07/02/24 08:44 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#181 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
それから兎琳は
桂に続き校舎の中へ入って行った…─。





「…………」
麗羽はペタンと
尻を屋上のコンクリートにつけた。

⏰:07/02/24 12:38 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#182 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「………。」
屋上に沈黙が流れる…………─。



そしてその静寂を破ったのは……




麗羽でも、紫庵でも朱夏でも無かった。



屋上のドアが開き
その人物がやって来たのだ。

⏰:07/02/24 12:42 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#183 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「麗羽っ!!!」
その人物は息をきらしながら麗羽の名を呼んだ。



ビクッ……!!!


麗羽は体をビクつかせる─

⏰:07/02/24 12:45 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#184 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「柚輝………。」
体をビクつかせて
動かない麗羽の代わりなのか…
紫庵がその人物の名を呼んだ。


「紫庵……。
麗羽、借りていい?」麗羽の方をチラッと見てから柚輝は紫庵に言った。

⏰:07/02/24 12:49 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#185 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「…………。」
紫庵は黙ったままだ

その代わりにまた…

「麗羽は物ではない。……どこに連れて行くつもりだ?」
朱夏が姿を現し
そう言った。

⏰:07/02/24 12:53 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#186 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして朱夏は麗羽を包む……。


「どこって……
桂の所……。
桂が会いたがってるんだよ!!!」
柚輝は応えた。



「そうか………。」
静かに朱夏は
呟いた。

⏰:07/02/24 12:56 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#187 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
ホッと胸をなで下ろした柚輝…


しかし朱夏はその
ホッ…を嘲笑うかのような怒声で叫んだ。

⏰:07/02/24 12:58 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#188 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「麗羽がこうなっているのは桂が原因だと知っていて
お前は桂の元へ
連れていかせるのかっ!!!!」


その怒声は
周りにある空気が
震えるほどに屋上で響いた。

⏰:07/02/24 13:04 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#189 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「「………。」」
柚輝と紫庵…
どちらもが
その空気の震えを
感じた。



「…だから麗羽は
連れて行かせない。
麗羽を守るのは私の役目…それだけは
良く覚えておく事だ。麗羽、行くぞ。」


朱夏はそう言い
麗羽を包んだまま
屋上から姿を消した

⏰:07/02/24 13:46 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#190 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
屋上には
柚輝と紫庵が
ただ呆然と立っていた………。

⏰:07/02/24 17:00 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#191 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
…………。


「ん………。」
桂は目を覚ました。

まだこめかみの辺りが少し痛い……。


………ここはドコだ?

⏰:07/02/24 18:00 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#192 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「桂…っ!!!」


俺を呼ぶ声がする…

何回も聞いた
この声………

⏰:07/02/24 19:09 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#193 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
優しい声………。


甘く漂うこの香り…

俺の額に触れる手─

──…麗羽。

⏰:07/02/24 19:13 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#194 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「ん……麗羽。」
意識がハッキリしてくる。



額に触れる手が離れ扉が開いた。



そして………。



「しばらく………
さようなら─。」
………と言われた。

⏰:07/02/24 19:16 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#195 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「麗羽ッ!!!!」
桂はバッと起き上がる。



「ッ………。」
起き上がった瞬間
にこめかみにまた
激痛がはしった。

⏰:07/02/24 19:24 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#196 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
こめかみを抑える。


「桂ちゃん……?」
心配して兎琳が桂の顔を覗き込む。


梁は………


部屋を見渡す限り…



居ない………─。

⏰:07/02/24 19:28 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#197 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「兎琳……。
思い出した。」
桂が顔を覗き込む兎琳にそう言った。



「本当にっ!!?」
兎琳は驚きを隠せない…と言うように
声を発した。

⏰:07/02/24 19:40 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#198 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「本当だ………。」
桂は笑む─。


「じゃあ……
約束も……?」



「あぁ…けど─」


「けど─…!???」


……と
言いかけた時に…
寮長に呼ばれた。

⏰:07/02/24 19:44 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#199 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「あっ………今日は
歓迎会だって!!!
先に行くね。」
兎琳はそう言い
ドアを開け
出て行った。



「あっ…あぁ。」
桂は曖昧な返事を返した。

⏰:07/02/24 19:49 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#200 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
───………───

兎琳……思い出したんだ─。



でも、あの約束は
果たせない─…。



兎琳を俺の嫁にする事は出来ない……。

⏰:07/02/24 19:55 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#201 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
俺は麗羽が好きだから………─。



俺は麗羽を愛しているから…

⏰:07/02/24 20:08 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#202 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
その後
俺も歓迎会に行った………。



しかし……
そこに麗羽は居なかった。


居たのは
笑顔の兎琳と他の
寮生だけだった…

⏰:07/02/24 21:00 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#203 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
寮長に麗羽はどうしたのか?
と訊ねたら…
ただ体調が悪いだけと言われた…─。



その言葉に俺は納得し、歓迎会を楽しんだ。

⏰:07/02/24 21:09 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#204 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして部屋に戻った



ふと
壁に耳を付けてみた………。



何の物音もしない。


やっぱり麗羽は体調が悪いだけなんだ…

⏰:07/02/24 21:49 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#205 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
俺は少しだけ寮長の言葉を疑っていた。


だから今、隣の部屋から物音がしない事を確認した…。


ただ麗羽が体調が悪いだけなんだと……

⏰:07/02/24 21:54 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#206 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そう思った………。







………でも本当は
もうこの時には
麗羽は部屋に居なかったんだ…………。




それが分かったのは翌日の事だった。

⏰:07/02/24 21:58 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#207 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
………………。


桂の部屋のドアを閉めて私は自分の部屋へ戻った。

⏰:07/02/24 22:01 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#208 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「よし………
じゃあ行こっか。」
麗羽は明るく元気いっぱいにそう言った。



両手には服などの
荷物を持って…

⏰:07/02/24 22:08 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#209 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「いいのか?」
朱夏は訊く。



……己の主に…─。



「いいの。」
主…麗羽は少し
寂しげな表情で
そう言った。

⏰:07/02/24 22:11 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#210 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「そうか……。
鍵は…持ったな?」


「持った……。」


「じゃあ…行くぞ。」


「うん。」




朱夏はまた麗羽を
包み込み、移動した。

⏰:07/02/24 22:14 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#211 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
移動した場所は……


─南棟、防音演奏室─


……だ

⏰:07/02/24 22:54 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#212 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
学園長に特別許可を貰い、鍵を借りた。



麗羽は暫くの間
ここで生活をする…

⏰:07/02/24 22:58 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#213 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
★king13★
─「調律が出来ていないから……」
それはタダの言い訳にしか過ぎないの─

⏰:07/02/24 23:14 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#214 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
〜♪


携帯が鳴った─…。


また…いつもと同じ朝が始まる…─。

⏰:07/02/24 23:17 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#215 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
いや…1つ違う……

私は今日から
暫くの間、授業は受けない。



そして
鳴ったままの携帯を徐に開く。

⏰:07/02/24 23:22 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#216 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
送信者:桂
件名:大丈夫かあっ?本文
体調不良なんだろ?どうせ今日も来れないんだよな?

……とりあえず
暖かくしとけよ!!!

⏰:07/02/24 23:28 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#217 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
思わず吹き出しそうになった……。



……でも─



私は元気いっぱいだよ。

⏰:07/02/24 23:31 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#218 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
桂達が普通に勉強をしている間、私は




─楽譜の書き直し─

つまり…


朱夏との再調律をするの。

⏰:07/02/24 23:36 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#219 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
でも、それは
ただの“逃げ”かもしれないね………。


そんな事も知らないでメールをくれる
なんて……



桂って…

⏰:07/02/24 23:40 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#220 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
優しいんだか……


優柔不断なんだか…


……よく分かんないよ(笑)

⏰:07/02/24 23:44 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#221 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
…でも、ありがと。



更に元気が出たよ。







そうして窓の外を見たとき…




……キーンコーンカーンコーン



チャイムが鳴った。

⏰:07/02/24 23:49 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#222 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
また慌ただしい1日が始まった………。



「じゃあ…
ご飯食べてから調律しよっと。朱夏も
食べる?」
麗羽は笑顔で朱夏に訊いた。

⏰:07/02/24 23:54 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#223 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「私はいらない。」
朱夏はそれだけ
応えて目を瞑った。



「そっか。」
麗羽は朱夏が目を瞑った事をさほど気にせずに
防音演奏室の台所へと向かった。

⏰:07/02/24 23:56 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#224 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
…………………。



…─やはり。



裡祇家は………



滅びてなどいなかったのか………

⏰:07/02/24 23:59 📱:W42H 🆔:YAt7V.QQ


#225 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
千年前に滅んだと
聞いていのだがな…


生き残りが居たんだな…………



それは構わないが…


裡祇家となると…─

⏰:07/02/25 00:01 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#226 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
少し厄介だ………。



“血を浴びせる裡祇家”
それ程の異名を持つ残虐な家だから…

⏰:07/02/25 00:03 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#227 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽は裡祇家についてよく知らない…。



そして多分、紫庵と言う小僧は裡祇家がどういう家なのかをよく知っているだろう。

⏰:07/02/25 00:06 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#228 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
…聖霊使いの高神家

…神力使いの森原家

…獣使いの裡祇家


コレが昔の三代家…

⏰:07/02/25 00:10 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#229 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
その関係を麗羽も
桂も兎琳…も知らない。


そして紫庵は…


星霊使いの柊崎家………だ。

能力はさほど高くないがな…



だから…すぐに分かったのであろう。

⏰:07/02/25 00:13 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#230 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
色々と考えるとキリがないな………。



だから…あまり人間は好きじゃない。



麗羽は別だがな…

⏰:07/02/25 00:15 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#231 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
血塗れて何が楽しいのだろうか?


そう思う程だ…


人間は互いを憎しみあう。


憎しみに溺れた人間はやがて狂い果て
狂気へと化す。


瞳の色を失って……


裡祇家はそんな血を見るのが好きな一族であった…


今はどうだか知らないが………。

⏰:07/02/25 00:20 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#232 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
もうこの事を考えるのはよそう……


裡祇家がどうしようと裡祇家の勝手だ。




それよりも……─

⏰:07/02/25 09:27 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#233 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽はいきなり
再調律をすると言って来た。

それ程までに追い詰められているのか?

そんなに苦しむくらいなら笑わなければいいのに………

⏰:07/02/25 09:33 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#234 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽は1人で何でも背負い込む。


でも……人の前では殆どが笑顔だ─


ただの作り笑いの笑顔─…。

⏰:07/02/25 09:39 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#235 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
まぁ……偶には息抜きも大切だろう。



そう思い
私は再調律を承諾した。

⏰:07/02/25 09:46 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#236 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「ふぅ………。」
朱夏は溜め息をついた…。


「どしたの?」
麗羽はそう言いながらクスクスと笑う。

⏰:07/02/25 09:51 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#237 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「いや、何でもない。」朱夏は素っ気なく
応えた。


「そっか……。
あっ!!再調律は
後からね。
じゃあ、頂きます。」
麗羽はそう言い
朝ご飯を食べ始めた

⏰:07/02/25 10:03 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#238 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
……………。


チャイムが鳴り、
朝の短学活が始まった……。

⏰:07/02/25 10:18 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#239 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
やっぱり麗羽は来ていない…─。



さっきのメールの返事は──…

⏰:07/02/25 12:59 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#240 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
桂は携帯を開く。



返事は…



ない。

⏰:07/02/25 13:29 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#241 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「はぁ……。」
桂は溜め息をつきながら外を見た。



「ええ〜………
皆には言いづらいんだが…高神は今日から暫くの間
授業には出ない。
それだけだ。」
担任が不意をつくように咳払いをしながら、突然
そう言った。

⏰:07/02/25 14:48 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#242 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
クラス中がざわつく………。


「な…んだっ………て?」
桂は驚いて
言葉が上手く発せ無かった。

⏰:07/02/25 23:16 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#243 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽が暫くの間………授業に出ない?



もちろん
桂の頭の中は大混乱だ。

⏰:07/02/25 23:18 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#244 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「先生〜っ
それって、どういう事ですかぁ?」
女子生徒が立ち上がり、担任に問う。



「………皆は
高神の能力が
どういった物かを
知っているな?」
担任は眉間にシワを寄せ、また咳払いをしながら、説明し始めた。

⏰:07/02/25 23:25 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#245 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
次は担任の授業である……


なので授業を取り止め、麗羽の話しに
なった。

⏰:07/02/25 23:28 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#246 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「………麗羽の能力は…………聖霊使い…─。」
桂は途切れ途切れに呟いた。



一瞬─…
教室が静かになった


皆の息をする音しか聞こえない程に。

⏰:07/02/25 23:37 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#247 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「そうだ……。
そして高神は再調律と言って、ある部屋を借りて
籠もる事になる。
だから…暫くの間、授業には出れない
そうだ。」
担任はヒドく
残念そうにそう言った。


「じゃあ高神さんは
再調律が終わるまで授業にはずっと
出ないって事なんですか?」
皆が黙っていたなか、口を開いたのは



「兎琳………。」



兎琳だった…

⏰:07/02/25 23:43 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#248 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「そうだ。」
担任は短く言葉を発しただけだった…



それから
また教室内は静まり返った。

⏰:07/02/25 23:47 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#249 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
沈黙が続く………





そうしていると…─


そんな沈黙を破るように─…

⏰:07/02/25 23:52 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#250 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
〜♪♪


「あ……。」
梁の携帯が鳴った。



そして
〜♪
立て続けに

「……?。」
桂の携帯も…

⏰:07/02/25 23:56 📱:W42H 🆔:MbYwt1uo


#251 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
どちらも


送信者:高神麗羽
件名:授業しようね。本文
皆で何、神妙な顔してんの(?_?)
私が居ないだけで
そんな顔しないでよ(・ω・)/
先生にも早く授業しようね♪って
言っといてね(^_-)
授業の様子は藍牙に見てもらってるから♪(*^ ・^)ノ⌒☆



麗羽からのメールであった。

⏰:07/02/26 00:01 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#252 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「高神からか?」
担任は2人に訊いた


「先生。授業、始めましょう。」
梁は笑顔で応え
携帯を閉めた。

⏰:07/02/26 00:05 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#253 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
それからは普通の授業となった。



「………っ。」
しかし桂は授業などに集中出来ず…
携帯の画面をずっと見詰めたままだった

⏰:07/02/26 00:09 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#254 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
更新終了〜ッ……


誰か見てますかぁ?
リクあれば
欲しいですo(_ _)o

⏰:07/02/26 00:15 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#255 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
も少し更新…─

●○●○●○●○●

昼休み─…


「桂ちゃん!!!
一緒にご飯食べよ!」兎琳は桂に近づいて昼食に誘った。


しかし桂は乗り気になれずに兎琳の誘いを断り……


現在地………



屋上に居る。

⏰:07/02/26 00:47 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#256 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「はぁ………。」
桂は溜め息をつく。



そして、また
麗羽から来たメールを読み返した。



「麗羽………。」
桂は麗羽の名を呟いた。



そして目を瞑った。

⏰:07/02/26 00:53 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#257 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
すると……─


─コツコツコツ…

屋上へと誰かがやって来たらしい……


足音が聞こえる……

しかし、そんな足音も今は桂に関係ない。


……そう思っていた。


が……─

⏰:07/02/26 00:56 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#258 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「桂、お前…
何してんの?」
その人物は桂に向かい話してきた。



「………?」
桂は重たい瞼を上げた。


すると、そこには
上から見下ろす


「桂らしくないな。」


紫庵と柚輝が居た。

⏰:07/02/26 01:15 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#259 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「うっせ………。」
桂はプイッと
目をそらし、また目を瞑り、自分の世界へと浸ろうとしたが………

それも虚しく


「今日は1人なんだ。兎琳とか言う女の子とは一緒じゃないの?」
ニヤリと笑う紫庵に現実へと連れ戻された………。

⏰:07/02/26 01:18 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#260 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「別に。」
桂は怪訝そうな表情を浮かべ紫庵の問いに応える。


「ふ〜ん………。
麗羽は居ないんだね。」
紫庵はどうでもいいかのように
返答した。


どちらかというと
麗羽の事が本題らしい。

⏰:07/02/26 01:21 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#261 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「居ないよ。」
桂は白々しく応えた

「だよね。」
その応えに相槌をうつような素振りを見せる紫庵。
その横で柚輝は
ただ黙っているだけだった………。


「なんでテメェが
知ってんだよ。」
桂はまた眉間にシワを寄せて紫庵に問う


「さぁ?
まぁ話はそれだけ。
じゃあな。行こうぜ柚輝。」
紫庵はただそう言って柚輝を連れ屋上から去ろうとした……

⏰:07/02/26 07:19 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#262 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「………。」
桂は訊きたい事が山ほどあったが
紫庵に訊くのも気が引けるので訊かずにまた目を瞑った。


訊きたい事…─
それは……………


たった1つだけ


麗羽の居場所だ……………。

⏰:07/02/26 17:00 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#263 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
コツコツコツコツコツコツ……─

紫庵達は歩き、ドアの方に向かった。


目を瞑っている桂には余計、それが分かる。


コツコツ─…


ゆっくりとドアに歩み寄る紫庵達…─


コツコ─


─…ピタ。

下手ですが…─兎琳─ [jpg/13KB]
⏰:07/02/26 17:16 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#264 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「…………?」
桂は足音が止まった事を知り、そっと目を開けた。



「本当に良いのか?」紫庵は立ち止まり
ドアの方を向いたまま…



そう言った……─。

⏰:07/02/26 19:40 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#265 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「─…。」
桂は応えない。


「再調律だけが
原因じゃないんじゃねぇの?」
そんな桂をチラッと見て、また淡々と
話す紫庵。

⏰:07/02/26 19:51 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#266 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして今まで黙っていた柚輝が遂に口を開き…─



「南棟、防音演奏室。」……とだけ言った。

⏰:07/02/26 22:28 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#267 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「は?」
桂は、その言葉に耳を傾けた…─。


「南棟、防音演奏室。
俺ら、ホワイトキング寮の一番端にある防音管理万全な部屋。」
柚輝と紫庵は声を揃えて説明する。

⏰:07/02/26 22:35 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#268 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「そこに………」
桂は柚輝と紫庵を
代わる代わる見る。


「麗羽は居る。」
桂の言葉を遮り
柚輝が自信満々にそう言った………。

⏰:07/02/26 22:47 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#269 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「本当にか?」
桂は柚輝を疑ってかかる。


「信じられないなら
ソレで良い。じゃな」柚輝と紫庵はそれだけ言って─





屋上から




歩み去った───…

⏰:07/02/26 22:51 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#270 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「…………─。」
柚輝と紫庵が屋上から歩み去った後
また桂は目を瞑った……。
冷たい秋風が桂の頬をかすり、桂の髪を撫でた。

⏰:07/02/26 22:57 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#271 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
…─その秋風に乗って─……




麗羽の淡く、澄んだ
フルートの音が聞こえたような気がした………。



………─本当は




聞こえるワケが無いのに…………。

⏰:07/02/26 23:01 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#272 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
……………。


高神さんが聖霊使いだったなんて………………





知らなかった……。

⏰:07/02/26 23:05 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#273 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
1人で昼食をとる兎琳…─。



今日の昼食場所は
人気のない
裏庭よりさらに裏の


─…奥庭…─

⏰:07/02/26 23:08 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#274 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
お父さんから少しだけ聞いていた─…



昔の三代家の事…


裡祇家はその3番目の家だと言うことも………─、



裡祇家は滅んだとされていた……
と言うことも…─。

⏰:07/02/26 23:12 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#275 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
まぁ滅んでなどいなかったけど─…



「本当………
三代家がまさかココに集まるとはね。
ねぇ、鋼弦。」

兎琳は苦笑し傍らにいる鋼弦の喉元を撫でた。

⏰:07/02/26 23:18 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#276 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「本当だな。」
鋼弦は普通に喋る。



普段は鳴くだけだが………。


今日は喉も鳴らした。

⏰:07/02/26 23:21 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#277 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「しかも桂ちゃんと高神さんは付き合ってて、私1人だけが
仲間外れみたい。」
兎琳は拗ねたような顔をして鋼弦に愚痴る。



ココでも秋風が吹いていた………


その秋風は兎琳の
漆黒の髪を揺らした

⏰:07/02/26 23:26 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#278 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
……………。


午前10時あたりから麗羽は楽譜と
にらめっこをしていた。


途中、唸ったり
眉間にシワをよせたりしながら

⏰:07/02/26 23:28 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#279 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして1時間経ってやっと一段が出来たところだ…


麗羽が今、再調律中の曲は「治癒曲」
聖霊の治癒に使う
曲だ。

⏰:07/02/26 23:33 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#280 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
再調律は極めて困難な技である。


曲自体を変える事で周りへの影響も全て変える事となる…。


ソレが良い方向に進がどうかはその人次第である。

⏰:07/02/26 23:38 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#281 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽は
それをやってのけよう………と言うのだから…………



ある意味…




凄いだろう─

⏰:07/02/26 23:45 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#282 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして
また1時間…──。



「でっきたぁ〜★」
麗羽はうんと
伸びをした。


治癒曲が完成したのであろう。

⏰:07/02/26 23:49 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#283 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
ちょうど思えば昼時だ。

麗羽は楽譜を机の上に置いて食事の準備をした。



今回は朱夏の分まで

⏰:07/02/26 23:56 📱:W42H 🆔:DBC22bh.


#284 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「朱夏、食べよっ。
頂きます。」
麗羽は朱夏の前にも昼食を置き、
そう言ってご飯を
頬張った。



朱夏はそんな
麗羽を見て笑み、
ご飯を口に運んだ。

⏰:07/02/27 00:07 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#285 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして何日か経ち─…



皆の思いが交錯し
鎖のように
絡まりあった日に……………



それは届いた……

⏰:07/02/27 00:10 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#286 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして、その日は



そろそろ麗羽と朱夏の再調律も終盤にさしかかった日でもあった………。



…─コンコン
防音演奏室のドアが軽くノックされる…

⏰:07/02/27 00:13 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#287 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「はぁ……い。」
麗羽は返事をしながら扉を開けた。


そして…─
「!!!!!!」
麗羽は声にならない驚きの声をもらし
目を疑った。

⏰:07/02/27 00:16 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#288 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そこに居たのは…


「お届け物です。」

学園長のボディーガードであろう……
あの、サングラスの男の1人だった…。

下手なのは承知。─鋼弦─ [jpg/13KB]
⏰:07/02/27 00:19 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#289 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽は平然を装い
サングラスの男からその“お届け物”を受け取った。



「では、私はこれで。」サングラスの男は
そう言い、一礼して
去っていった。


「……何だったの?」麗羽はお届け物を
握ったまま、
そう呟いた。

⏰:07/02/27 07:07 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#290 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
パタン…─


麗羽はドアを閉めてベッドに寝転がった

そして、お届け物を
電気に透かしてみる。


すると横から朱夏が「何だそれは?」
…と訊ねた。

⏰:07/02/27 17:43 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#291 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
訊ねられた麗羽は


「開けてみなきゃ
わかんない。」
…と応えた。


そして
ベッドから起き上がり、机の上にある
ハサミを手に取った

⏰:07/02/27 17:47 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#292 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
ジャキッ…─


麗羽は手に取った
ハサミでお届け物の封を切った─…。


中に入っていたのは花柄の可愛らしい
便箋で………



その便箋に文字が綴ってあった─。

⏰:07/02/27 18:52 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#293 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽はその便箋に綴ってある文章を読む─…。



そして目をこれでもかという位に
丸くした…─。

⏰:07/02/27 21:21 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#294 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そこに書かれていた内容は──………。





…………………─。

⏰:07/02/27 21:37 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#295 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
……………。


そろそろ届くはずだ………。


兎琳はそう思いつつ机に伏せた。

⏰:07/02/27 21:40 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#296 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
今は昼食後…─
考えごとをしながら寝るのにはピッタリだ……。



………今日─
学園長に頼んで渡してもらう手紙…

⏰:07/02/27 22:17 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#297 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
ただの手紙じゃなくて…………。





私からの挑戦状…………つまりは…─

⏰:07/02/27 22:21 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#298 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
……………。


「こ……れは。
裡祇からの……。」
朱夏は麗羽から
半ば無理やり手紙を奪い取り目を通した

麗羽は…そんな朱夏を怒りはしなかった。


朱夏にも知っておいてもらわなければ
ならないからだ。

⏰:07/02/27 22:25 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#299 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
前略、高神麗羽様。


…明後日
12月18日
午後3時に校庭にきてください。
話しがあります。
そして、、、一度
手合わせをして頂きたいと思います。
森原 桂をめぐって………─。
それでは明後日までの2日間、お互いに
微調整をしておきましょう。

裡祇兎琳。

⏰:07/02/27 22:30 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#300 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
この手紙の内容の意味を──…。



そして裡祇兎琳の
想いを…………。

⏰:07/02/27 22:33 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#301 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「明後日……行くのか?」
朱夏は麗羽に手紙を返し、そう訊く。



麗羽は数秒…
目を瞑り…
答えた…───。



当たり前だが─……


「うん。」
…と。

⏰:07/02/27 22:36 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#302 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「そうか………。
分かった。」
朱夏は、ただそれだけ言って、麗羽の頭を撫でた。


俯いている麗羽の頭を……。



今にも泣き出しそうな麗羽の頭を…─。

⏰:07/02/27 22:40 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#303 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
…………。


果たして麗羽は来てくれるだろうか…


だけど…
このままでは
いつまでも、、、
自分の気持ちに…─


踏ん切りがつかないのだ─……。

⏰:07/02/27 22:43 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#304 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
もう…分かっていた……………─。


この学園に来て、
桂と麗羽が2人で
一緒に居るところを見ていて………

⏰:07/02/27 22:47 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#305 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
昔の約束なんて
叶いっこ無いって事くらい………。



だけど悔しかった…憎かった……



桂に心から恋人として愛されている麗羽が………


妬ましかった…

⏰:07/02/27 22:50 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#306 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
だから………



意地悪な事を
してしまった……。



今更…許して
もらえるとも思っていない─。


だけど………─

⏰:07/02/27 22:56 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#307 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽と正面きって
闘う事で・・・・・



……桂への想いに
別れを告げる事が
できると思うの。

⏰:07/02/27 23:00 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#308 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
自分が我が儘な事も充分過ぎるくらい…分かっている。



だから最後に一度だけ我が儘を言わせて欲しい………。



そうして私は
この学園から去るから……



もう、アナタ達の邪魔はしないから…

⏰:07/02/27 23:03 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#309 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
………でも
負ける気は無いから。



私には、鋼弦が居るし…─…………

⏰:07/02/27 23:05 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#310 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
先祖代々から伝わる楽譜がある。


その楽譜の通りに吹くだけで鋼弦は今までに無いくらいの
パワーを発揮する。

⏰:07/02/27 23:09 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#311 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そんな私達に………………



再調律を行って
間もない麗羽が
勝てるわけが無いと思うけど………。


三代家の長の家の
力は侮れないであろう…………

⏰:07/02/27 23:13 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#312 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
授業が終わった…。


先生の話など
聞いちゃいなかった

頭の中は闘いの事で一杯だったから。



………今日は部屋に帰って、すぐに寝よう。
考えごとをし過ぎた………。

⏰:07/02/27 23:16 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#313 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
帰りの挨拶を終えて兎琳は脇目もふらずに



そそくさと寮にある自分の部屋に帰った。

⏰:07/02/27 23:19 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#314 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして
すぐさま眠りについた………。



兎琳が寝て
静まり返っている
部屋で鋼弦は兎琳が何を考えているのかが、すぐに分かった。

⏰:07/02/27 23:22 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#315 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
やはり
自分の主である。
心境の変化に気付くのは“当たり前”
と言うことだろうか……─?




そして
鋼弦は気持ち良さそうな寝息をたてている兎琳を起こさぬように伸びをして空をみた……────。

⏰:07/02/27 23:27 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#316 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
今日の空は軽く淀んでいる。


まるで、この先の事を予知するように…

⏰:07/02/27 23:42 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#317 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
……………。


聖霊使いの高神家と関わるのは何百年
ぶりだろうか……。


兎琳の考えている事は大体…



読み取れた。

⏰:07/02/27 23:44 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#318 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
久しぶりに関わるのが闘いだとは………

儂も笑いそうだ……


……我が名は鋼弦。
聖獣だ…─。

⏰:07/02/27 23:49 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#319 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
兎琳とは昔から
一緒だった……。


しかし、聖獣である儂の方が年をとるのが早い。



だから今、儂と兎琳の年のさは随分と
あるだろう。

⏰:07/02/27 23:52 📱:W42H 🆔:2B0xLdO6


#320 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして兎琳は…─



楽譜を書かない……………。


先祖代々伝わる楽譜しか使わない……。



そして
それが今回の闘いでどう影響するのかも分からない。

⏰:07/02/28 06:50 📱:W42H 🆔:GWYssobA


#321 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
その楽譜に儂達
獣は酔いしれる…。



酔いがさめれば
普通に戻る…─。



ただ、、、、



それだけの事だ─。

⏰:07/02/28 06:52 📱:W42H 🆔:GWYssobA


#322 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
兎琳の心の中の読み取れた部分によれば闘いは明後日…─。



それまでに高神家
子孫がどう動くか分からない─…。



だが………



どう動こうと関係ない…


儂は儂の主……


兎琳と闘い……


兎琳を守るだけだ。

⏰:07/02/28 16:05 📱:W42H 🆔:GWYssobA


#323 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
それが儂の


………使命であり─


………運命である───。


それは変えようの無い…現実と事実だ。

⏰:07/02/28 16:12 📱:W42H 🆔:GWYssobA


#324 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
それが契約と言うものだ…───。





……にしても─

⏰:07/02/28 18:45 📱:W42H 🆔:GWYssobA


#325 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
空が暗いな…─。

一雨降りそうだ。


気分もが暗くなる。


まるで明後日の事を予知するように……

まぁ、、、嫌な予感がしないでも無いが………。

⏰:07/02/28 19:16 📱:W42H 🆔:GWYssobA


#326 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
はぁ…………。


色々と考えるのは
億劫だな………。



しかし…相手の聖霊は誰なのかは考えておかなければならないな…

⏰:07/02/28 20:52 📱:W42H 🆔:GWYssobA


#327 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
まぁ大して
地位の高くない
聖霊だろう………。


はぁ………
眠い…………。



鋼弦は色んな事を
頭の中で考えて
眠った……………。

⏰:07/03/01 01:42 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#328 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
……………。


南棟…

麗羽の居る
防音演奏室では……

⏰:07/03/01 01:47 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#329 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
淡く……


空気を振動させる…

フルートの音が



…─響き渡っていた

⏰:07/03/01 01:51 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#330 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽は今……─


全ての曲を吹いている─…



……制御曲
──…治癒曲
…───支援曲、、、、


全ての聖曲を─…。

⏰:07/03/01 02:01 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#331 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
再調律は終わった。


朱夏と曲との相性もバッチリだ。


ただ………
全ての聖曲…と言っても────…



麗羽が言っている
全ての聖曲だ。

⏰:07/03/01 02:08 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#332 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
本当は1曲だけ足りない・・・・・・。


それは…………


…─支配曲─…


聖霊の思考能力………躰を支配し
思うように聖霊
を働かせる………。


それが支配曲……。

⏰:07/03/01 02:15 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#333 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽は支配曲を必要としないのだ……。


己のため………



私利私欲に聖曲を使い、聖霊を働かせる事を彼女は好んでなんかいなかったからだ…─。

⏰:07/03/01 02:18 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#334 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そこが兎琳との違いだ─


兎琳には支配曲があり、麗羽には支配曲がない。


その違いだけだ─…


兎琳の曲も麗羽の曲も基礎は変わらない…─。

⏰:07/03/01 02:25 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#335 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
つまりは曲想は変わらない……


例えば兎琳と麗羽の治癒曲はどちらも
テンポは同じだ…─

バラードのようなゆったりとした曲である─…

⏰:07/03/01 20:03 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#336 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
あとは彼女達の実力次第………


という事になる……

そして明後日には
その実力が分かる─

それがどんな
結果になろうと
彼女達はその結果を重く受け止めるだろう………─。

⏰:07/03/01 20:14 📱:W42H 🆔:9HN29ovM


#337 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
それが朱夏の考えだ……。


そして麗羽の考えでもある………。



……─────。

⏰:07/03/02 01:24 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#338 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そうして麗羽は一通り、曲を吹き終わり
ベッドに倒れ込んだ─…。



時計の針は
午後7時を指していた

⏰:07/03/02 01:29 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#339 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「………朱夏。」
時計に目をやった後に麗羽は徐に朱夏の名を呼んだ。


「何だ?」
朱夏もそれに応える

「ご飯……食べよっか。」


「そうだな。」

⏰:07/03/02 01:32 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#340 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
それから2人は
静寂に包まれている防音演奏室で静かに、黙々とご飯を食べた。



食べ終わったのは
時計の針が午後7時半を指していた頃であった………



そして…─

⏰:07/03/02 01:37 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#341 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
食べ終わったのと
ほぼ同時に


……─コンコン


─………と


防音演奏室のドアがノックされた。

⏰:07/03/02 01:40 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#342 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「はい?」
麗羽は不思議がりつつドアを開ける。



この前のように
あのサングラスの男が居るのでは?
と予想しながら…


「……あ。」
しかし、そこに
あのサングラスの男は居らず、麗羽は
期待はずれと言うような声を出した。

⏰:07/03/02 01:44 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#343 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そこに立っていたのが……


「よっ!!!」
「………ハァ。」
紫庵と柚輝だったから…─。

⏰:07/03/02 01:48 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#344 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「何しに来たの?」
麗羽はドアを開け、紫庵と柚輝を部屋に招き入れ、紅茶を用意しながら訊ねた。

「何って………差し入れ。」
紫庵がそう言い、
ビニール袋を持ち上げた。

⏰:07/03/02 01:54 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#345 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「そっか。
ありがとー!!」
麗羽は紅茶を淹れたティーカップを
小さなテーブルの上に置き、お礼を言った。



「「別に。麗羽の事が心配だったのも
あるし……」」
その麗羽のお礼に
紫庵と柚輝、、
2人が同時に応える

⏰:07/03/02 01:59 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#346 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
2人は顔を見合わし麗羽はそれに
笑いをこらえた…。


柔らかい雰囲気が
部屋中を包んだ。



そんな雰囲気の中、
朱夏がボソリと


「お前たちは
タイプと言うのは
違うのに好きな物は同じようだな。」
苦笑しながら
呟いた。

⏰:07/03/02 02:05 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#347 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そこで紫庵が
すかさず

「おっ!朱夏
良く分かってるじゃん!!」とニコッと笑いながらそう言う。


すると、また朱夏がすかさず
「馴れ馴れしく私の名を呼ぶな。」
と言った。

⏰:07/03/02 02:08 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#348 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして麗羽が待ってました!!!と言うように笑い出す。


それにつられ
柚輝、、、紫庵……と
笑い出した。


朱夏もまんざらでもない様子で眉間にシワを寄せていた…─

⏰:07/03/02 02:11 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#349 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そうして楽しい
時間は過ぎていき
時刻は─…


午後9時だった。



「じゃあ俺ら帰るな。明後日、頑張れよ!!」

「うん!!ありがとうね♪おやすみなさい」


そう言って麗羽は
紫庵達と別れを告げた。

⏰:07/03/02 02:16 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#350 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「ふぅ………
朱夏……紫庵達、、優しいね!!」
ニッコリと笑いながら朱夏に話しかける麗羽。



「私は嫌いだ
あんな調子の良い奴」朱夏が拗ねるようにしてそう言った


そんな朱夏を麗羽は嫌いと言っておきながら口の端が僅かながら上がっている
のを見て笑んだ。


そしてまた…

「優しいよ。
だって明後日とかさ…………。」
麗羽が人差し指を立て、朱夏に言う…

⏰:07/03/02 02:21 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#351 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「「…………。」」
麗羽がそう言った直後………2人は時が止まったかのように黙った。



………─。

⏰:07/03/02 02:24 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#352 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして………


「え───ちょ……………明後日?」
血の気がひいた顔で声を発する麗羽。


「裡祇との闘いの日だ。」
朱夏がそれにサラッと応える。

⏰:07/03/02 02:26 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#353 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「え……いや、
何で紫庵達がっ!?」


「知らん。」



「いや……知らんって…─明後日…
注目浴びるって事〜ッ?」


「かもな。」


「かもな。じゃないって〜!!!!」
麗羽は涙ぐんだ

⏰:07/03/02 02:31 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#354 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「とりあえず
風呂に入って寝て、
よく体を休めろ。」
朱夏は

そんな事
知ったこっちゃないと言う風に麗羽に
そう促した。


「う……うぅん。
分かった。」
麗羽は素直に返事をして風呂に入り、
その後、死んだように眠った。

⏰:07/03/02 02:37 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#355 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして2日後…─。



─…女同士の闘い


…─三代家としての闘い………



─……己のプライドと誇りを持って……………………

⏰:07/03/02 02:42 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#356 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
兎琳と麗羽の闘いの火蓋がきられた………………。



………場所は学園長の許可をとり校庭となった………。


全校生徒が2人を
見守った…─

⏰:07/03/02 02:44 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#357 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
…………もちろん










桂も─………




2人を見守っていた。。。。

⏰:07/03/02 02:58 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#358 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「逃げずに来たんだね。」
兎琳は偉そうな口調でそう言って
冷たい瞳を麗羽に向けた。



「望み通り来たよ。
桂だけは譲れないから。」
そんな兎琳に冷静な口調で麗羽はそう言った。


「そ。……ルールは
どちらかが負けと認めるまで。それで
いいでしょ。」


「別に良いけど。」


「……じゃあ
始めるわよ。」
兎琳はそう言い楽器を構えて曲を演奏し始めた。

⏰:07/03/02 07:10 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#359 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「へぇ………─。」
麗羽はさほど驚いた様子も無く
サッと楽器を構えた


そして
同時に演奏し始めた………─。

⏰:07/03/02 18:35 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#360 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
すみません……
今の、「同時に」を
「麗羽も」に変えて下さい(・ω・)

⏰:07/03/02 18:36 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#361 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
2つの音が空気を
振動させる……─。



麗羽の淡い、、、
フルートの音と─…


兎琳の腹に重く
のしかかるような



…─オーボエの音が─……………。

⏰:07/03/02 18:47 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#362 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして
その音と共に……


麗羽の横には
彼女の契約聖霊の
朱夏が……───。


そして兎琳の横には彼女の契約聖獣の
鋼弦が姿を現した。

⏰:07/03/02 19:00 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#363 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
朱夏と鋼弦はお互いを見合う。



麗羽と兎琳が同時に一旦演奏を止める。



さっき演奏したのは…─召喚曲─…だ。

⏰:07/03/02 19:33 📱:W42H 🆔:S1MqTIa.


#364 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
故に、彼女達はそれぞれの契約相手を召喚した所で召喚曲を吹き止める。



そしてお互いを睨み付けた─…



しばらく睨み付け合った後、先に兎琳がオーボエを構え演奏しだした………。



「朱夏……分かってるよね。」


「あぁ。分かっている。」

2人は何かを再確認して………


構えた………──。




すると─………
いきなり、、、、、、、、、

⏰:07/03/03 01:28 📱:W42H 🆔:CsFym4xM


#365 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「「ッ!!!!!」」
耳をつんざくような音が麗羽達を襲った。



その場に跪く朱夏と麗羽………


基礎が変わらないために………


少なからず影響が朱夏に出る……


しかし………
一番、変貌を遂げたのは…─。

⏰:07/03/03 01:31 📱:W42H 🆔:CsFym4xM


#366 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
─…グルルルルルッ


…………グルルルルルルルルルッ





こちらを敵視するような瞳で睨む


鋼弦であった……。

⏰:07/03/03 01:32 📱:W42H 🆔:CsFym4xM


#367 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「こ……れは……。」
朱夏が耳を塞ぎつつ麗羽に……訊く。



「うん。。。支配曲だよ……───。」
麗羽はそう応えた。



─…そう兎琳が吹き始めた曲は──



支配曲だった──。

⏰:07/03/03 09:09 📱:W42H 🆔:CsFym4xM


#368 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
変貌を遂げた鋼弦は迷う事なく
麗羽達に近付いて来る。


麗羽は一度だけ
拳を握り─…


楽器を構えて…


「朱夏……行くよ。」
自分の契約聖霊に言った

⏰:07/03/03 09:19 📱:W42H 🆔:CsFym4xM


#369 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「………分かった。」
朱夏は立ち上がり
身構えた。



尚も鋼弦は近付いて来るばかりだ…─


麗羽達を睨み据えながら─…



そんな事を
気にせず麗羽は曲を吹き始めた…─




兎琳とは違う─……


支援曲を・・・・・・・・・。

⏰:07/03/03 09:25 📱:W42H 🆔:CsFym4xM


#370 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして支援曲を吹き始めた瞬間に…─


朱夏は勢い良く
飛び出して跳躍し



ゴッ、、、


鋼弦に一発
攻撃を浴びせた。

⏰:07/03/03 09:29 📱:W42H 🆔:CsFym4xM


#371 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
グルアッ、、、


鋼弦はドッと
倒れ込んだ。


そしてまた起き上がり麗羽達に突進して来た─

⏰:07/03/03 14:04 📱:W42H 🆔:CsFym4xM


#372 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
しかし麗羽は躊躇する事無く演奏し続ける。



そして
麗羽と鋼弦との差が約1mと成ったとき─


フワッと麗羽の体が宙に浮いた。

⏰:07/03/03 14:10 📱:W42H 🆔:CsFym4xM


#373 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
朱夏が麗羽を抱きかかえ、跳んだのだ。



麗羽はニッと笑い、



兎琳は驚きの表情を見せる─…。



しかし、、、演奏は止めない。

⏰:07/03/04 00:19 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#374 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
トッ…─



そして鋼弦から少し離れた所に降りた。



すると─…
また、鋼弦は麗羽達に向かい、なんの躊躇もなく……


猛突進してくる…─

⏰:07/03/04 00:24 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#375 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「─………全く
馬鹿のひとつ覚え
か………。」
朱夏は鋼弦にそう言い、睨み付けた。



鋼弦は一旦……
怯んだ。



「朱夏、良いよ!!!」
麗羽はフルートの
マウスピースから
口を話し、少し前に身構えている
朱夏に向かい叫んだ

⏰:07/03/04 00:32 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#376 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「分かった。」
朱夏はそう言い……聖霊雷を放つ…────────。




その先に居るのは─…………。

⏰:07/03/04 00:38 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#377 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「ッ…きゃあ!」
鋼弦ではなく…─




鋼弦の…契約相手─


兎琳であった…

⏰:07/03/04 00:47 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#378 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
しかし………
微量の聖霊雷である………。


攻撃力は………ない


ただ、、兎琳の演奏を止めさせる為に放った聖霊雷だから………。

⏰:07/03/04 00:55 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#379 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
兎琳はその聖霊雷に驚き、楽器から手を離し、、、ペタンと
座り込んだ……。



そんな兎琳に麗羽は無言で近付く。

⏰:07/03/04 01:00 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#380 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして……


「ひぇ…ッ」


ガッと兎琳の胸ぐらをつかみ、顔をグッと近づけて睨む。



「今すぐ………
鎮静曲を!!!」
ただ…そう言った

⏰:07/03/04 01:03 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#381 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「鎮静曲………?」
しかし、兎琳は
その意味が分かっていなかった……


「麗羽っ早くしろ!!!!」朱夏が叫ぶ。


麗羽達のすぐ後ろには………
支配曲に酔いしれ
狂った鋼弦が
猛突進してくるだけだった─


「くそっ!!!
走って。朱夏、裡祇さんを頼むよ。」
麗羽はそう言い
兎琳の手を引き
走り出した。

⏰:07/03/04 01:09 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#382 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「何で……鋼弦は
私を襲って来るのよ?」
兎琳は麗羽に引っ張られるがままに
走り出しながら
訊いた。



「………。」
麗羽は応えない。


「ねぇっ!!」
兎琳は問いただす。


しかし麗羽は応える事無く…
「朱夏!!!頼んだ!!
裡祇さんは走って」
そう言い、兎琳の手を離した

⏰:07/03/04 01:14 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#383 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「ちょっ………
高神さんっ?


……っひゃ!!」
兎琳は手を伸ばすが…………


朱夏に抱き上げられて跳躍されて
空に待った。



そして……兎琳の声に、振り向いた麗羽の顔は…落ち着いた表情だった……─。

⏰:07/03/04 01:32 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#384 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
★king14★
─ココに居る意味。
………アナタは大切な存在です。
だから出ていくなんて言わないで。─



「ッ─…」
兎琳は何も言えなかった…。

⏰:07/03/04 01:38 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#385 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
ただ朱夏に抱き上げられたまま───


空に舞っている事しかできなかった。


だから思わず目を逸らした。


しかし─…
そのすぐ後…………校舎から悲鳴のような声があがった


その声と同時に
朱夏が


「麗羽っ…後ろ!!!!」叫んだ。

⏰:07/03/04 01:43 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#386 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
兎琳はその光景に
目を疑った。





麗羽の立って居る場所の土が赤く染っている………─。


そして麗羽は跪き
歯を食いしばっていた──…。

⏰:07/03/04 01:48 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#387 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
今回ヮココまでです(´艸`){読んでくれてる人ゎ感想を下さい♪♪
感想板にて待ってます★

⏰:07/03/04 01:52 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#388 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
その光景を見て……

「麗羽っ!!!」
朱夏は兎琳から手を離そうとする…─



が─…



「朱夏……。大丈夫。
大丈夫だから。
裡祇さんをアナタは守るの。これは命令よ。」
麗羽は静かな声で
朱夏にそう言った。



顔は苦痛に歪みながらも………

⏰:07/03/04 11:21 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#389 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「麗羽………。」
朱夏は小さな声で
麗羽の名を読んだ。
兎琳に聞こえるくらいの声で……──。


「高神さん──…。」
そして朱夏の腕の中に居る兎琳も麗羽の名を呟いた。

⏰:07/03/04 11:31 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#390 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
校舎からその様子を見ている生徒達は
固唾を呑んだ。


「……………。」
桂ももちろん固唾を呑んだ。

⏰:07/03/04 13:00 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#391 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「くっ………。」
麗羽の顔は更に歪む……。



そして麗羽の腕には2本の鋭い牙が
突き刺さっていた…

⏰:07/03/04 13:11 📱:W42H 🆔:37qdLIwA


#392 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
ポタ……



鋼弦の牙に麗羽の血がつたい……地面に滴り落ちる。


「鋼弦……。」
麗羽は鋼弦の狂った瞳を見つつ
そう言った。

⏰:07/03/04 23:35 📱:W42H 🆔:KKbBg.gE


#393 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
しかし狂った鋼弦からの返事はもちろんだが………



「………─。」


ない。

⏰:07/03/04 23:39 📱:W42H 🆔:KKbBg.gE


#394 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「………そか。
聞こえないよね。」
麗羽はそれだけ言い、腕に力を込めて………



「ッ……ア!!!」
鋼弦の牙から腕を抜いた。

⏰:07/03/04 23:42 📱:W42H 🆔:KKbBg.gE


#395 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
血が麗羽の腕から
これでもかと
言うくらい噴き出す

しかし麗羽は
そんな事をものともせず………



ギュッと鋼弦を抱きしめた。

⏰:07/03/05 00:01 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#396 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
鋼弦は暴れる……。




「今……楽にするから…─。
少しだけ待って。」
麗羽はそんな暴れる鋼弦にそう言い…



手を話した。

⏰:07/03/05 00:04 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#397 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
鋼弦は暫し間……………立ち尽くしていた。


その間に麗羽は
離れた所に居る朱夏に………駆け寄り


「裡祇さんを下ろして……。」
と言った。


「あ……あぁ。」
朱夏はそれだけ
言い、兎琳を下ろした。


「高神さん………。」
兎琳は申し訳なさそうに麗羽の名を呼ぶ

⏰:07/03/05 00:14 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#398 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「…………。
良く見ててよ。」
麗羽は兎琳が呼んだ事に対して返事はせずにそう言った。



「え?」
兎琳はワケが分からず訊き返す。



「………。」
麗羽はそれ以上
何も応えなかった

⏰:07/03/05 00:20 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#399 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
そして立ち尽くしていた鋼弦が
また…………


麗羽達に猛スピードで向かって来る。


「鋼弦…!!!」
兎琳が鋼弦の名を呼ぶ……


しかし鋼弦には兎琳の声など聞こえてはいない………。


聞こえているのは……………







〜♪〜♪〜ッ

⏰:07/03/05 00:29 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#400 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
………─曲だけだ。



「…………!!」
兎琳は傍らに居る
麗羽に目を向けた。

麗羽はフルートを
構え……曲を吹いている………


その曲は…─


…鎮静曲…


………聖霊の─だ。

⏰:07/03/05 00:33 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#401 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
獣の曲では無い。



それでも麗羽は
吹き続ける─……。



すると………
鋼弦に変化が訪れた。

⏰:07/03/05 00:37 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#402 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
鋼弦が走るのを止め立ち止まったのだ…………



その差はあと……
20cmだった。。。。


そして………



ペロッ………

⏰:07/03/05 00:43 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#403 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽に近づき……



麗羽の頬を舐めた。



その鋼弦の瞳に……………


狂った色は無かった………─────。

⏰:07/03/05 00:47 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#404 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「鋼弦………。」
兎琳はホッとして
胸をなで下ろした。

「……ありがとう。」
麗羽は鋼弦にそう言い、喉元を撫でた。


「いいや……儂の方こそ……すまぬ。」
鋼弦は喉を鳴らしながら………



声を発した。

⏰:07/03/05 00:54 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#405 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「謝らないで……。
私が好きでした事だから。」
麗羽は笑った。



「高神さん………。
私…─。」
そんな麗羽に話しかける兎琳。


「何?」
麗羽は訊ねた。

⏰:07/03/05 01:03 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#406 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
「あの………
ごめんなさい。
私………迷惑かけちゃって………
だから───ココから出て行く。」
この気持ちは先ほど………兎琳が決めた


「…………。」
麗羽は応えない。


「高神さん………?」兎琳は麗羽の顔を覗き込んだ………



それと同時に…─

⏰:07/03/05 01:06 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#407 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
ドサッ……!!!



「きゃっ…………。」
麗羽は兎琳に身を任せるようにして
倒れ込んだ………。



それから麗羽は病院に連れて行かれ…………

⏰:07/03/05 01:13 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#408 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
腕の傷の手術が行われた………。


鋼弦に噛みつかれた時の傷の手術が………



その手術は約2時間
に及んだ。

⏰:07/03/05 01:20 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#409 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
その手術の間の2時間………────。



兎琳は手術室の前で手を合わせ……
神に祈った。


そうしているウチに授業を終えた
桂と梁達がやって来た。

⏰:07/03/05 01:25 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#410 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
兎琳も桂も梁も文夏も涙を流した。



そうして2時間が経ち………



医師から


「手術は成功しました。」
…と言われるまで



涙を……流した。

⏰:07/03/05 01:29 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#411 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
始めは悲しみの………………



医師からの言葉を聞いてからは……


嬉しさの………



涙を……────。

⏰:07/03/05 01:34 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#412 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
それから
また約2時間……────………。



もうすぐ日付が変わる。。。。



麗羽の病室は東棟の304号室だ。

⏰:07/03/05 01:37 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#413 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
その304号室で
桂と兎琳は沈黙を
護っていた………。


梁と文夏は
先に帰った……。

⏰:07/03/05 01:42 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#414 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
どちらとも……─


話しかけようとは
しない──……。


ただ黙っているだけだ………。


いや…黙って、、、
待っているのだ──

⏰:07/03/05 01:46 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#415 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
麗羽が目を覚ますのを───………。



2人は待っているのだ……………。



「んっ………。」
ベットに寝ていた麗羽が声を漏らした。


その声を聞いて
兎琳と桂は同時に立ち上がって
近寄った。

⏰:07/03/05 01:53 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#416 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
ベットに近寄ると
麗羽は腕を伸ばし…

桂と兎琳に触れた。

そして虚ろな瞳で


「ごめんね。」…と
明るく笑って言った

⏰:07/03/05 01:56 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#417 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
兎琳はブンブンと
首を横に振った。


「私が謝らなきゃ
いけないのに……。」そして俯いた。



「私も……だよ。
ごめんね…今日は
疲れたから…
また明日来て?」
麗羽は怒る事無く
そう言い……
布団をかぶった。



「そっか……
じゃあ麗羽。しっかり寝ろよ。」
桂はそれだけ言って兎琳を引き連れて
病室から出た。

⏰:07/03/05 02:02 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#418 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
*翌日*


「ん〜ッ………。」
麗羽は目を覚ました

昨日とは
打って変わって空は蒼く澄んでいる。

⏰:07/03/05 20:09 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#419 [壁|艸`){すみれ◆angel/Groo]
しかし麗羽は1人で立ち上がる事が出来ない………



体に力が入らないのだ………。



「暇だっ……。」
麗羽は布団に潜ったまま唸る。

⏰:07/03/05 20:23 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#420 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「私が屋上に連れて行こうか?」
その唸りを聞き、
朱夏が微笑して言う

しかし麗羽は
「ううん。もうすぐ
人が来るから。」
と言い、朱夏の誘いを断った。

⏰:07/03/05 23:47 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#421 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「人?」
朱夏は首を傾げる。


「うん、人。」
麗羽は少し笑んで
応えた。

⏰:07/03/05 23:50 📱:W42H 🆔:GekPDzlU


#422 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……空、綺麗だね。蒼くて。」
麗羽はそう声を漏らした。


「そうだな。」
朱夏も窓の外の空を見て応える。



そうしていると………



……コンコンッ


ドアを軽く…誰かが叩いた。

⏰:07/03/06 00:01 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#423 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「はい……どうぞ。」
麗羽はその人物を
招き入れた。



この人が今日の来客者だ。



その来客者とは………

⏰:07/03/06 00:08 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#424 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「失礼します─…」



「いらっしゃい─
裡祇さん。」



兎琳だ。

⏰:07/03/06 12:53 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#425 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あの──……。
話って何………?」
兎琳はおずおずと
しながら、麗羽の
そばにある椅子に座った。


「来てくれて
ありがとう。
……話って言うのはね──……。」
麗羽は笑み………








応えた。
「私が倒れる前に
アナタは何て言ったの?」
………と

⏰:07/03/06 12:59 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#426 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「え……?」
兎琳はほんの数秒、
驚いた表情をみせた

「……何か言ってたでしょ?」
麗羽は訊ねる。



「…………。」
兎琳は黙った。

⏰:07/03/06 13:15 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#427 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
確かに…………。
言った。


自分はここから
出て行く………と。


でも本心では


“出て行きたくない………。”
そう思うのだ。

⏰:07/03/06 13:19 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#428 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………でも─。


麗羽に償う為には
出て行かなければ
ならないだろう。



──…兎琳は深呼吸をし、麗羽を見た。

⏰:07/03/06 13:21 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#429 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「私は……あの学園から出て行こうと
思うの。」
そう言った………


兎琳の声は、僅かながら震えていて…
あまり……大きな声では無かった─。


「………。」
麗羽は無言で
それを聞いたあと…口を開く────。

⏰:07/03/06 13:43 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#430 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「それは…─
裡祇さんが望んで
言ってる事なの?」
と─…。


「えっ………?」
兎琳は麗羽に自分の心の中が見透かされているみたいで
驚いた。

⏰:07/03/06 14:26 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#431 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「だって………
裡祇さんの瞳…………迷いの色が映ってるもん。」
麗羽はゆっくりと
した口調で
そう言った。


そして…母親のように笑み、兎琳の頬を撫でた。

⏰:07/03/06 14:41 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#432 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………っ。
本当は……出て行きたくない──…よ。」自然に…兎琳の瞳から、、、涙が流れ─
頬をつたった。


その涙は麗羽の撫でる手に─…
溜まる・・・・・・。

⏰:07/03/06 14:51 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#433 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……なら
出て行かなきゃ
いいよ。」
涙が溜まったままの手を離し、麗羽は
そう言った………。


「でもっ…。」
兎琳は立ち上がる。

「……でも?」
そんな立ち上がる兎琳を見つめて麗羽は訊く。

⏰:07/03/06 15:04 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#434 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「私は……高神さんに……償わなければいけないの。」
兎琳は泣きながら
言う。


「何を償うの?」
麗羽はまた訊く。


「高神さんの……………腕の傷…─。
私のせいだから…。」

⏰:07/03/06 23:14 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#435 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………。」
麗羽は黙った…。


そして兎琳は泣き続ける。



その状況が何分くらい続いただろうか……………

⏰:07/03/06 23:24 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#436 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽は俯いたまま、、徐に口を開いた。


そして…
「そこに座って。」
そう言った。。。。


「………っ、、うん。」
兎琳は泣いたまま
麗羽に促され、椅子に座った。

⏰:07/03/06 23:29 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#437 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「私の傷は大した事ないよ。高神家は治癒回復が早いから。」兎琳が座ったと同時に麗羽は話し出す。

……静かな声で。


「うん………。でも償わなければいけないよ……やっぱり。」
兎琳は頷き応える。

「そう……。じゃあ、もうちょっとだけ…こっちに寄ってくんない?」
麗羽はそう言い手招きをする。

⏰:07/03/06 23:38 📱:W42H 🆔:t4CgTTDU


#438 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うっ……ん?」
手招きされた兎琳は麗羽へと近づく………


すると………


パン…─ッ!!!!



痛みが兎琳を襲った───………。
頬からの痛みが……………

⏰:07/03/07 00:05 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#439 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「…!!!?」
兎琳にはワケが分からなかった。
何故……今、自分が
麗羽に頬を打たれたかが……──。


ただ1つ─…
見て分かるのは─
打った麗羽の手が
震えている…と
言うことだ。

⏰:07/03/07 00:09 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#440 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「私に償わなければいけない…って
思うなら、出て行かないで。」
震える手を握り締め、麗羽は言う。


「でも……。」
兎琳は躊躇う。


「桂にとって……………いや、学園に
とって……アナタは大切な生徒であり、
必要な存在なのよ。」麗羽は躊躇う兎琳にそう言う………。


今にも泣き出しそうな声だった。

⏰:07/03/07 00:16 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#441 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……じゃあ、私はそれで高神さんに償った事になるの?」
兎琳は涙を拭い、
訊いた。




………麗羽は応えを言う代わりに、、、
コクンと頷いた。


「そっか………
でも桂ちゃんは
諦めるよ。コレは
私の意志としてね。」麗羽が頷いたのを
見て、兎琳は
そう言った。

⏰:07/03/07 00:21 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#442 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽はまたコクンと頷いた。



「ん。じゃあ私、帰るね。高神さんも早く
学校に来れると
いいねっ!!!」
兎琳はそう言って
笑い、手を振りながら、麗羽の病室から出て行った。

⏰:07/03/07 00:26 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#443 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あ〜あ。これで
失恋決定……か。」
兎琳は病室を出るなりそう呟いた。





ねぇ桂ちゃん……。


私は今でもアナタが大好きです…。
アナタは私の初恋の人でした。


それだけは大人になっても忘れないからね………。


そして高神さんを
幸せにしてあげて
下さい………──。

⏰:07/03/07 00:37 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#444 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ジワッと涙がまた
込み上げてくる…


その涙を拭って
兎琳は歩き出した。




未来への第一歩として………。

⏰:07/03/07 00:40 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#445 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……─数日後。


腕の傷も完全回復して、麗羽は学園へ
戻った。
クラスメートも寮生も…笑って出迎えてくれた。。。


桂も兎琳も梁も文夏も……皆が出迎えてくれた。

⏰:07/03/07 00:44 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#446 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
高神麗羽…─


2年B組、ブラックキング級…として



天亜学園に復活♪♪


…─end─…

⏰:07/03/07 00:58 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#447 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
*king12〜14?終了です♪♪
コレは12〜14で1つの話しなので
あしからず☆☆


⇒今回から、一話の
終わりには「end」を
付ける事にしました(○´∀`○)


⇒感想板が新しく
立ちました↑↑
↓↓コレです(笑)
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1912/
⇒リクエストなど
あれば、よろしくお願いしますo(_ _)o

⏰:07/03/07 01:07 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#448 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ちなみに
このお話でゎ
まだ……
*クリスマス*に
なってません<遅ッ!
そこの所の
御理解をお願い致します♪

⏰:07/03/07 01:12 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#449 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
450までに……
新キャラクターfile

*裡祇兎琳*
「ウラギ ウリン」
⇒名前募集で頂いた名前を合体させて
作られた名前です。
*ブラックキング級の能力者。
能力は獣使い。
麗羽と同じく、曲で
獣を支援する。
楽器はオーボエ。


※ちなみに麗羽の演奏楽器と兎琳の演奏楽器はどちらも音が実音の楽器で、木管楽器になります。

⏰:07/03/07 01:24 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#450 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
450までに………新キャラfile。


*鋼弦*
「コウゲン」
兎琳の契約した獣。

⇒鋼弦の場合は
「聖獣」である。
その他にも………
「神獣」、「魔獣」などが居る。

⏰:07/03/07 01:38 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#451 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
☆king15☆
─HAPPY
white
Christmas─

……初めて君との
デート……

⏰:07/03/07 01:48 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#452 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
〜♪♪♪
携帯から音楽が流れる………。


…─朝が訪れた。


「ん─…。」
麗羽は携帯に手を伸ばし、アラームを切った。

⏰:07/03/07 01:53 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#453 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「眠い〜………」
布団から
なかなか出ない。


天亜学園は昨日から冬休みになった。


宿題も特に……


無い。

⏰:07/03/07 01:59 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#454 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして…
何よりも……─


「寒い〜ッ………
布団から出たくない……。」



寒い。

⏰:07/03/07 02:03 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#455 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そんな事を言っていると・・・・


〜♪♪♪…
携帯が鳴った。


「何……?
こっちは眠いんだよ……。」
麗羽は寝ぼけ眼で
グチグチと文句を言いながら、画面を見た。

⏰:07/03/07 02:09 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#456 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
携帯が鳴った理由はメール………


送信者は………


「桂?」


桂だ。

⏰:07/03/07 02:11 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#457 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何だろ?」
麗羽はそう言い
本文に目をやる。


本文
約束通り、11時に玄関な!!!遅れんなよ(・_・;)

⏰:07/03/07 07:16 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#458 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「約束?」
そう言いつつ
とりあえず返事を
返す麗羽。


本文
了解(^^ゞ
11時ね♪♪


送信。

⏰:07/03/07 07:21 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#459 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうして何度か
メールのやりとりをして、朝食をとるために布団から出た。


「約束って……?」
麗羽はまだ
桂との約束を思い出していないまま、
朝食を頬張った。

⏰:07/03/07 07:24 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#460 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「麗羽……。」
朱夏が溜め息混じりで麗羽を呼ぶ。


「何?」
麗羽は朝食を口に詰めたまま応える。

⏰:07/03/07 07:28 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#461 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「今日は何月何日か分かるか?」
朱夏は唐突に麗羽に訊いた。


「12月24日
だけど……?」
麗羽は平然と
当たり前じゃない!!という風に応えた。

「じゃあ行事は?」
また朱夏は問う。


「クリスマスイヴ…
でしょ?」
またもや平然と麗羽は応える。

⏰:07/03/07 07:39 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#462 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「はぁ……。
何故そこまで言えているのに思い出せない;;」
朱夏はまた溜め息混じりにそう言った。

「何よ……。」
麗羽はムッとした
表情を見せた。

⏰:07/03/07 10:43 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#463 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「今日は麗羽と桂はデートだろ?」
朱夏は腕組みをして言う。


「……デート?」
麗羽はう〜んと唸りながら上を見た。


「………。」
その様子を朱夏は無言で見る…


「……あぁ〜ッ!!!」
そして麗羽は大声を張り上げた。

⏰:07/03/07 14:56 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#464 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「やっと思い出したか。」
朱夏は腕組みをしたまま苦笑した。


「忘れてた…
朝ご飯なんかのんびり食べてる場合じゃないし!!!」
麗羽は勢い良く
朝ご飯を口に含み
お茶や味噌汁で
胃の中に流し込んだ

⏰:07/03/07 15:04 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#465 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
時刻は9時半だった………。


そして朱夏は
その様子を苦笑しながら見守っていた。

⏰:07/03/07 15:20 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#466 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………。
今日は麗羽と
★念願(笑)★の
2人っきりのデート♪♪


………と桂は
浮かれまくっていた

⏰:07/03/07 15:43 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#467 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂が起きたのは
麗羽が起きる2時間前………。


……午前6時だ。

⏰:07/03/07 16:03 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#468 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ワクワクしながら
服を着て髪の毛を
とかし、朝食をとった。

⏰:07/03/07 18:44 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#469 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
11時5分前……─桂は玄関で麗羽を
待った。。。。


……………。
時刻は11時5分前…──。
麗羽は急いで玄関に向かう。

⏰:07/03/07 23:50 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#470 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして玄関に着いた時には、もう桂が
待っていた。


「桂─…!!!」
麗羽は息を少し
きらしながら
桂の名を呼んだ。

⏰:07/03/07 23:54 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#471 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂は振り向き
ニッと笑った。


そして、、、


グイッと麗羽を引っ張り、外に出掛けた。

⏰:07/03/07 23:59 📱:W42H 🆔:KcPqdmtU


#472 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そのまま
街の中心部へと
2人は向かった。


街はクリスマスムード一色であちらこちらに綺麗なイルミネーションが施されていた。

⏰:07/03/08 00:02 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#473 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ねぇ桂、どこ行くの?」
麗羽は訊ねる。


すると桂は麗羽に
二枚のチケットを
見せた。


そして
「水族館。」
と、笑って応えた。

⏰:07/03/08 00:06 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#474 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「水族館……?」
麗羽がもう一度訊く

「水族館!!」
桂は嬉しそうに応える。


「チケットはどうしたの?」
また問う。


「兎琳から貰った。
2人で行ってこいってさ。」
桂はまた嬉しそうに応えた

⏰:07/03/08 00:13 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#475 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうして
歩き続ける事
30分後………。


「着いた。」
桂はそう言って
止まった。


………〜マリンパーク○●〜…………


コレが水族館の名だ

⏰:07/03/08 00:15 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#476 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂はまた歩き出し、
館員にチケットを
渡し、中に入った。



そして麗羽は
水族館の中に入るなり、歓声を上げた。


「なっ!!
スゴいだろ!?」
桂は自慢気にそう言う。

⏰:07/03/08 00:17 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#477 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うん!!!
水族館、一回来てみたかったんだよね。」麗羽は素直に応え
水槽に手を触れる。


その言葉を不思議に思った桂は麗羽に

「今まで一度も水族館に来たこと無かったのか?」
と訊いた。

⏰:07/03/08 00:21 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#478 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「無いよ。」
麗羽は水槽に手を触れたまま、魚に目を落としながら
静かな声で応えた。

「……そうか。
じゃあ…」
桂は少し俯いた後
麗羽の手を握り締めた


「えっ……?」
麗羽は突然の事に
驚く。


そんな麗羽にお構いなく桂は
「目一杯、楽しもうぜ!!!」……と
ニカッと笑い
また歩き出した

⏰:07/03/08 00:25 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#479 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ちょ……桂?」
麗羽は桂に引っ張られるがまま
あちらこちらへと
歩き回った。


………サメの水槽
タコの水槽………
……───など

麗羽にとっては
どれもが初めてだった。


もちろんタコは
食べた事があるが…

⏰:07/03/08 00:27 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#480 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
時刻は一時……
少し遅めの昼食を
2人はレストランでとることにした。



やはり
このレストランも
クリスマスの飾り付けが至る所に
してあった…

⏰:07/03/08 00:30 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#481 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「久しぶりだなぁ………こうやってクリスマスに出かけるの。」
麗羽は頼んだ
グラタンを食べながらチカチカする
電球を眺めた。


「そうなのか?」
桂も頼んだミートスパゲティを頬張り
ながら電球を見つつ訊く。


「うん。お爺ちゃんがあんまり家から出なかったし。」


「そっか……。
次…さ、、、、どこ行く?」
桂は少し重くなった空気を変えるため
話しをそらした。

⏰:07/03/08 22:47 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#482 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「どこでも
いいよ。」
麗羽は笑んで応えた

「じゃあさ……
お互いに、そこの
ショッピングモールでプレゼントを買って、交換ってのは
どうだ?」
桂も笑み、提案する。

⏰:07/03/08 22:53 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#483 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「いいけど……。」


「じゃあ決まり、
勘定済ませて
行こうぜ!!!」




そうして2人は
レストランを後にした

⏰:07/03/08 22:55 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#484 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ショッピングモール…………。


「じゃあ…1時間後
にここにな。」
桂はそう言って
どこかへ行った。


「ふぅ……。」
桂がどこかへ行ったので…とりあえず
麗羽も行動開始した

⏰:07/03/08 23:01 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#485 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
まず向かったのは
雑貨屋………


それから
あちこちへと麗羽は向かった。

⏰:07/03/08 23:29 📱:W42H 🆔:YyFoGLhc


#486 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽と別れた後…………桂はある店に
向かった。



この時、桂は
何を買うかを
既に決めていた…

⏰:07/03/09 17:59 📱:W42H 🆔:XBEtCydk


#487 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
1時間後………──

2人はさっきの場所に集まる。
時刻は丁度
午後4時……。


冬なので空も
暗くなり始めていた。

⏰:07/03/09 23:57 📱:W42H 🆔:XBEtCydk


#488 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「え…と
プレゼントはどうするの?」
麗羽は訊いた。


「それはまだ。
今から、行くとこ
あるから!!ほらっ」
桂はそう言い、
麗羽の手を握った。

⏰:07/03/10 00:00 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#489 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ドキ……ッ


桂が手を握った瞬間…………


心臓が高鳴った。


いつも……


いつもしてる事なのに…

⏰:07/03/10 00:05 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#490 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
何か………


桂がいつもより
カッコよく見える…

…………てか
それはそれで
おいといて…──

⏰:07/03/10 00:18 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#491 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
どこ行くんだろ?


桂は嬉しそうだけどな──……。



……ふぅ。

⏰:07/03/10 00:20 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#492 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「麗羽……。」
唐突に桂は麗羽を呼んだ。


「ん〜ッ?」
麗羽は返事をする。

「もうすぐ
着くぞ!!!」
桂はそう言い笑った


そして
さっきよりも
尚………


麗羽の手を強く握る………。

⏰:07/03/10 00:24 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#493 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
あぁ〜ッ!!!!!
桂…何なのよ─
調子が狂うぅぅっ…

いつもと違う桂に
更にドキッとする
麗羽。


胸は高鳴り、
鼓動も速くなるばかりだ。

⏰:07/03/10 00:32 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#494 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「着いたぞ。」
そうこうしている
ウチに、目的地へと着いたようだ。



しかし
そこは、大きな
公園の…ただの
見晴らし台だった。

⏰:07/03/10 00:34 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#495 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何も無いじゃん。」
麗羽はポツリと
呟く。



それを聞いた桂は

「まぁ…見てろって!」何故か自信満々に
応えた。



何に自信満々なのかは知らないが…─。

⏰:07/03/10 00:39 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#496 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うん…………。」
麗羽はそう言った後、黙った。




時刻は午後5時55分……─



空も辺りも暗い……


街灯がなければ
更に暗かったであろう。

⏰:07/03/10 08:02 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#497 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「麗羽…。」
そうしていると……桂が麗羽を呼んだ。

「何?」
麗羽は振り向き
応える。


それと同時に……


バッ……

⏰:07/03/10 08:13 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#498 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ふぇっ……?」
麗羽は桂に手で
視界を塞がれた。


そして………


「3、2、1ッ!!!!」
桂はカウントしながら
手を離した。

⏰:07/03/10 10:24 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#499 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「…?何?」
麗羽は何がなんだか理解出来ていない
様子で桂を見る。



「ホラっ!!!!」
桂が笑って
ある方向を指さした。


麗羽はそれにつられ桂の指した方を見る…………

⏰:07/03/10 11:20 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#500 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
「うわぁぁ……!!!」
歓声をあげた。


「なっ!!綺麗だろ!?」


桂の指した方向……そこには…

⏰:07/03/10 11:29 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#501 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
大きくて………
綺麗に飾り付けされたクリスマスツリーだった……。



街中や、お店で見たのとは……全然
違う…─



違いすぎる程の
飾り付けに麗羽は
目をランランと輝かせた。

⏰:07/03/10 11:50 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#502 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「じゃあ………
プレゼント交換な。」桂はそう言った



「あ…うん。」
麗羽はクリスマスツリーから桂へと
視線をずらした。

⏰:07/03/10 11:59 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#503 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「じゃあ
ハイ!!!私からは…」麗羽は桂にプレゼントを差し出した。


「おっ…
ありがとう。じゃあ
俺からもコレ。」
桂は礼を言い
それと交換に
プレゼントを差し出した。

⏰:07/03/10 12:57 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#504 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ありがとー!!!
開けて良い?」


「良いよ。」


「わぁい★
じゃあ…open!!」
麗羽はそう言い
包みを開けた。

⏰:07/03/10 13:32 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#505 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……!!!!
桂っ……コレ…」
麗羽は包まれていた中身を見て
次は目を丸くした


「可愛いだろ?
多分、麗羽にピッタリだと思うぞ。」
桂はそんな麗羽の頭を撫で、笑った。

⏰:07/03/10 16:21 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#506 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「いや…あの
コレ………─
高かったでしょ?」
麗羽は桂からの
プレゼントを握り締めて言った。

⏰:07/03/10 18:55 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#507 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂はその返事の代わりに……



チュ……ッ



麗羽にキスをした。

⏰:07/03/10 19:09 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#508 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
唇ではなく……



左手の薬指に……

⏰:07/03/10 22:08 📱:W42H 🆔:axsg8Gko


#509 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「…ッ?」
麗羽はワケが分からなかった……



が………


桂は真剣な眼差しで麗羽を見つめて
「ここにコレ、
はめて良い?」
と訊いた。



桂の言った
“コレ”は
桂が麗羽にプレゼントした…─

⏰:07/03/11 00:02 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#510 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「いいよっ──……」



キラキラと輝く
銀色のシンプルな
リングだった。。。。



「本当に?
じゃあ……。」
桂は麗羽へのプレゼントを手に取り…………



麗羽の─…

⏰:07/03/11 00:05 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#511 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
左手の薬指にリングをはめた。


そして、軽く
麗羽のおでこにキスをして……



「このリングは
俺から麗羽への予約…だから。」
…そう言った。

⏰:07/03/11 00:09 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#512 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「予約……?」


「そう…予約。
今は───高くて
本物が買えないからそれまでの予約。」
ニッと笑う桂。


「………!!!!」
そんな桂の言葉を
聞き、驚きつつ
赤くなる麗羽…

⏰:07/03/11 00:19 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#513 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
赤くなる麗羽を見て桂は、

「可愛い」
と言った。



「いや…可愛く無いよ。」
麗羽はそれを否定するが…


「可愛いの!!!」
桂はそう言い、
ギュッと麗羽を
抱き締めた。

⏰:07/03/11 00:29 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#514 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ん……もう。」
麗羽は桂を見て、
笑み、抱き締め返した。



クリスマスツリーの飾りの電球が2人を明るく照らす……

⏰:07/03/11 00:33 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#515 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして………




麗羽の左手の薬指にはめられたリングも照らす………。



予約指輪………。

⏰:07/03/11 00:37 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#516 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
本物の指輪を買うまで………って事は─

麗羽は目を瞑った。



桂──…
私、待つからね。
予約指輪が本物の指輪に変わるまで…待つから…─



だから─…
ずっと一緒にいようね。

⏰:07/03/11 00:41 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#517 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
今日は私にとって
最高のクリスマスだったよ………。



桂も………
そうだったら
いいな。






麗羽はそんな思いを胸に……


ギュッと桂を抱き締めた………


………end…………

⏰:07/03/11 00:43 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#518 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
king15
以上終了です。。。。
なんじゃ
この終わり方わぁぁぁぁっ!!!
´∀`)=⊃)`Д゚);、って思われた方
多いでしょうね↓↓
すみません(泣)
あんまラブラブって程でもありません
でしたし…(泣)



とりあえず
リクエスト…あれば下さい★



bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1912/

⏰:07/03/11 00:46 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#519 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
★king16★
─雪降る日─

…大晦日から正月へ──初詣で願い事…

⏰:07/03/11 11:34 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#520 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………今



私は…………




ある家の和室に
居ます…!!!!

⏰:07/03/11 11:36 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#521 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
何故…その
“ある人”の家に
居るか…と言うと─

⏰:07/03/11 11:44 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#522 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
*2日前*
ちなみに今日は
12月30日です。


───…………
天亜学園の生徒達が帰省の準備をし始めた……

⏰:07/03/11 11:46 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#523 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
天亜学園の帰省期間は、盆休みと年末年始だ。



そして今回は
年末年始の帰省期間となる。

⏰:07/03/11 11:51 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#524 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
天亜学園
年末年始の帰省期間は12月27日〜
1月4日までである


……当然ブラックキング寮も生徒は少ない。


昨日の27日に
ほとんどの生徒が
帰省してしまったから。

⏰:07/03/11 11:55 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#525 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うわぁ………
寂しいね─。」
麗羽が食堂で朝ご飯を食べながら
言う…。


「本当ですね。」
それに文夏も応える

⏰:07/03/11 11:58 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#526 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
↑
×⇒文夏も……
○⇒文夏が………
です!!!
すみません(泣)


*********
「文夏ちゃんと
桂は帰省しないの?」麗羽は訊いた。



「明日、帰省します!」また文夏が
…次は笑んで応えた

⏰:07/03/11 12:02 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#527 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そっか……
寂しくなるね。。。」
その応えを聞いた
麗羽は小声で呟いた


「麗羽先輩は帰省しないんですか?」
その呟きが聞こえたのか、次は文夏が
麗羽にそう訊いた。

⏰:07/03/11 12:05 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#528 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「私はしないよ。
てか出来ない。」
麗羽は笑って応えた


「あ……
そうなんですか。。。」文夏は悪い事を訊いてしまった…と
思いつつ、ご飯を
頬張った。

⏰:07/03/11 12:09 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#529 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そこに……
今まで黙って黙々とご飯を食べていた
桂が口を開いた。



「なら
麗羽もウチに来る?」
─と……。
眠たそうな瞳で・・・・

⏰:07/03/11 12:32 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#530 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「はっ…?」
もちろん麗羽は
驚いた。


「イヤ?」
桂は真剣だ…

⏰:07/03/11 12:42 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#531 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「イヤ………じゃないケド……………………迷惑でしょ?」


そう言うと
桂ではなく、文夏が応えた。

⏰:07/03/11 12:44 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#532 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「大丈夫です!!!!
いや、むしろ
大歓迎ですよ!!!!」
元気いっぱいに
そう応えたのだ………………。



そんなこんなで
やや強制的に
帰省……………

⏰:07/03/11 12:47 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#533 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
つまり………



私は今………




桂の家の和室に
居るのです。

⏰:07/03/11 13:27 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#534 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
しかも………



桂一家と一緒に……………



夕御飯なんぞ
頂いてます(笑)

⏰:07/03/11 19:24 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#535 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ささ、沢山
食べてね!!!」



こう言って麗羽に
笑み、ご飯を差し出すのは

桂の母…


森原 早苗。

⏰:07/03/11 19:27 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#536 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして

「そうだよ
麗羽さん。しっかりと食べなきゃ…
そんなに痩せてては……」
早苗と同じように
笑んでくるのは

桂の父、


森原 旭…だ。

⏰:07/03/11 19:31 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#537 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あ…いえ
お構いなく。」
麗羽はニッコリと
笑い応えた。


そこに桂が割り込み

「親父、母さん
麗羽はガリでも
結構やるぜ。なんてたって俺より強いし!!」
そう言った。

⏰:07/03/11 19:37 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#538 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「まぁ!!!
そうなの?
麗羽さん……普通の女の子でしょ?」
早苗は驚く。


そして…
早苗と旭は
麗羽の名字を知らない。

⏰:07/03/11 19:42 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#539 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「んまぁ…一応。」
麗羽はまた笑い
応えた。



そして………


「だって麗羽さん
高神家の人間でしょ。」と誰かが割り込んだ。

⏰:07/03/11 22:54 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#540 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「「「「「は……?」」」」」和室に居た全員が
声がした方を振り向く。


振り向いた先に
立って居たのは……

⏰:07/03/11 22:59 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#541 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「兄貴っ!!!!」
「お兄ちゃん!!!」
「「卓志…!!」」



どうやら
桂の兄…らしい。

⏰:07/03/11 23:08 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#542 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そうでしょ?」
家族の驚きに
反応は無く、、、、


言葉は麗羽に
向けられた。。。。

⏰:07/03/11 23:15 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#543 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あ…はい
そうですケド…。」
麗羽はそう言い
卓志をよく見た。




………──何故か・・



ゾクッとした。

⏰:07/03/11 23:20 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#544 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ソレから卓志も
混ざり、夕飯を皆で食べた。



麗羽はチラッと卓志を見る。



騒がしい食卓で……………卓志は黙々と静かに夕飯を食べていた。
笑いもせずに……。

⏰:07/03/11 23:32 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#545 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから
夕飯を食べ終わり……………



寝る支度を始めた
麗羽達……。

⏰:07/03/11 23:36 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#546 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂と麗羽は同じ部屋で寝る事になった。



桂の母が気を遣ったのか…


「アナタ達
恋人なんでしょ!!!
ささ、邪魔しないから、、、、この部屋
使いなさい。」
と言ったからだ。

⏰:07/03/11 23:42 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#547 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
布団を敷き終わり、
その敷き終わった
布団にゴロンと
麗羽は寝転がる。


そして…笑った。

⏰:07/03/11 23:46 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#548 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「どうした?」
麗羽が笑ったのを
見て訊ねる桂。


麗羽は笑ったまま…

「楽しいの……。」
そう応えた。

⏰:07/03/11 23:54 📱:W42H 🆔:w5JWc8SU


#549 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「楽しい?」
桂は訊き返す。


「ん。楽しい。
てかね…
桂の家族って
温かいの。」
麗羽は尚も笑って
応える。

⏰:07/03/12 00:00 📱:W42H 🆔:outyfjII


#550 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そっか………。」
麗羽の笑みにつられ、桂も穏やかに笑った。


しかし
「でも……。」
麗羽はそう言うと
一気に表情が暗くなった。

⏰:07/03/12 00:09 📱:W42H 🆔:outyfjII


#551 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「でも……?」
表情が暗くなった麗羽の顔を桂は
覗き込む。


「桂の…お兄ちゃん……卓志さんは・・・
怖かった。
………スゴく
瞳が冷たい色…してた。」
麗羽は暗くなった表情のまま
そう言った。

⏰:07/03/12 00:13 📱:W42H 🆔:outyfjII


#552 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………。」
桂は黙る。


「………。」
そして麗羽も黙った




その状態が何分か
続き………


先に桂が口を開いた

⏰:07/03/12 00:15 📱:W42H 🆔:outyfjII


#553 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「兄貴は
元からああいう奴
だから。」
そう言い、布団を
被り寝てしまった。


「そっか……。」
麗羽はそう言って
布団を被った桂を
見つめ……


布団を被った。

⏰:07/03/12 00:26 📱:W42H 🆔:outyfjII


#554 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
数時間後……─。



バサッ。


被っていた布団から顔を出し、瞼を上げる。




寝……寝れない。

⏰:07/03/12 00:36 📱:W42H 🆔:outyfjII


#555 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
どうしてだぁぁ!!!!あんなに喋りまくったのに…………。


そう思いつつ、


麗羽は布団から出て桂の家のベランダへと向かった。

⏰:07/03/12 00:38 📱:W42H 🆔:outyfjII


#556 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………。


別に好きで1人で
居るんじゃない。


人と………
どう接すれば
いいか分からない
だけだ。

⏰:07/03/12 00:40 📱:W42H 🆔:outyfjII


#557 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
よく…近寄りがたいと言われる。


それで今では
家族……親戚
以外に多く関わった人もいない。

⏰:07/03/12 00:44 📱:W42H 🆔:outyfjII


#558 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
だから
彼女だって
居たことがない。。。


もう少しで二十歳
だってのに……。



卓志は
上を見た。


寒空だから
なのか……星が
きれいに輝いている

⏰:07/03/12 00:48 📱:W42H 🆔:outyfjII


#559 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「はぁ……。」
卓志は溜め息をつく。


視線を空から
ベランダの床<?>
へと戻した。

⏰:07/03/12 00:52 📱:W42H 🆔:outyfjII


#560 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ハッキリ言って
ムカついた。




桂が彼女を連れて来たから……。


桂の腕の中に
スッポリと入りそうなくらいの……
あまり大きく無い
子だった。


そして
その子は…
高神家の人間だった………

⏰:07/03/12 00:55 📱:W42H 🆔:outyfjII


#561 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「はぁ……。」
また溜め息をつく。





そうしていたら…………



「卓志さ……ん?」
ベランダのドアからビックリしたような恐れているような
声が俺の名を呼んだ

⏰:07/03/12 00:58 📱:W42H 🆔:outyfjII


#562 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
俺は顔を上げた。


この家で
俺の名を「卓志」と呼ぶ奴は居ない……。



だから
俺の名を呼んだのは………


桂の彼女────…


高神麗羽だった。

⏰:07/03/12 01:01 📱:W42H 🆔:outyfjII


#563 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……………。


私は数分、悩んだ。



卓志さんはさっきから、浮かない顔ばかりしている。


そんな卓志さんに
声をかけるか
かけないか……で

⏰:07/03/12 01:04 📱:W42H 🆔:outyfjII


#564 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
でも思い切って
声をかける事にした……。



「卓志さ……ん?」
って…─。

⏰:07/03/12 01:06 📱:W42H 🆔:outyfjII


#565 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
───オイ自分。
卓志さんの名前くらい、、、
サラッと言えよ!!!
何だよ
「卓志さ……ん?」
って!!!!
「さ」と「ん」の間の
「………」って
なんじゃあ!!!!


って呼んだ後に
思った。

⏰:07/03/12 01:09 📱:W42H 🆔:outyfjII


#566 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうしたら
卓志さんは予想通り…こちらを向いた。



だけど………


さっきみたいな


冷たい色をした瞳はどこにも無かった。。

⏰:07/03/12 01:12 📱:W42H 🆔:outyfjII


#567 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
いや………今は


寂しい色が瞳に
映っていた………。

⏰:07/03/12 01:13 📱:W42H 🆔:outyfjII


#568 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ストンと麗羽は
卓志の隣に座った。

「「…………。」」



2人は黙る………。



そして先に口を開いたのは……──

⏰:07/03/12 19:23 📱:W42H 🆔:outyfjII


#569 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽だ………


言葉は…とてもありふれた


「星空って
いいですよね!!!」
だった。

⏰:07/03/12 21:03 📱:W42H 🆔:outyfjII


#570 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あっ………あぁ。」
卓志は驚き目を丸くさせた。




……今まで
誰も自分から話し掛けてくれる奴なんて居なかったのに…と言う驚きから…

⏰:07/03/12 21:22 📱:W42H 🆔:outyfjII


#571 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……あの。」
麗羽が間を置いて
話を切り出す……



「何?」
卓志は
怪訝そうな表情を
浮かべ応えた。

⏰:07/03/12 21:48 📱:W42H 🆔:outyfjII


#572 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「卓志さんって
何で…そんなに
瞳が冷たい色なんですか?」
麗羽が訊ねる。
卓志の瞳を真っ直ぐに見つめて…



「だから……何?」
その麗羽の真剣さがひしひしと伝わった………だが



気持ちをさらけ出す事ができない…

⏰:07/03/12 22:13 📱:W42H 🆔:outyfjII


#573 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「じゃあ………
卓志さんって
何か…………
流氷がある
冷たい海のような
くらい色の瞳なんです。。一見……
近寄りがたい雰囲気が有るんですけどね…………
いざ近寄ると
すごく…悲しくて
寂しい!!!って
雰囲気が有るんです。」
麗羽は単刀直入に
話した。


今は…卓志への
怖さなど1つも
無かった。

⏰:07/03/12 22:19 📱:W42H 🆔:outyfjII


#574 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………ッ。」
卓志は声になって
いない息を
漏らした。




痛い所を
つかれた……とも
思った。。。。。




寂しいとか…
悲しいとか…………

そんな感情を初めて分かってもらえた
ような気がした…

⏰:07/03/12 22:27 📱:W42H 🆔:outyfjII


#575 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
だから………
いつの間にか
涙なんて流して
いたんだと思う…。



「卓志さん……
やっと泣いたんですね。。」
彼女はホッとしたような笑顔で
俺を抱きしめてくれた………。

⏰:07/03/12 22:31 📱:W42H 🆔:outyfjII


#576 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
彼女は
暖かくて、、、、
天使のようだった。




………いつまで
そうして
いただろうか?




彼女は俺の髪を
撫で
こう言った。

⏰:07/03/12 22:34 📱:W42H 🆔:outyfjII


#577 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何も怖がらなくていいんです。
ただ…臆病にならないで、自分の気持ちを伝えて下さい。
絶対に分かってくれる人は居ますから…………」
…─と、、、



風がふけば
その音で、かき消されてしまいそうな
声で・・・・・・。

⏰:07/03/12 22:38 📱:W42H 🆔:outyfjII


#578 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「じゃあ……
私、寝ますね!!!
卓志さんも
明日の年越しの初詣、一緒に行きましょう!!…ね?」
そして最後に
彼女はそう言い
家の中………
廊下へと消えていった。。。。

⏰:07/03/12 22:43 📱:W42H 🆔:outyfjII


#579 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
俺は
涙を拭い、星空を
もう一度
見て、部屋に戻った。


何故か
撫でられた所が
熱を持ったみたいに熱かった。

⏰:07/03/12 22:45 📱:W42H 🆔:outyfjII


#580 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
*12月31日*
もうすぐ
今年も終わりだ…。


そう思いながら
桂の実家の朝ご飯をいただく麗羽。




味噌の良い香りが
たまらない……。

⏰:07/03/12 22:50 📱:W42H 🆔:outyfjII


#581 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから
年末の大掃除などをし、気付いた時には
お昼を過ぎていた。



「ん〜ッ!!!!」
伸びをして
早苗の注いだ
緑茶を麗羽はすする

⏰:07/03/12 22:53 📱:W42H 🆔:outyfjII


#582 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そういえば
麗羽ちゃん、今日の年越しでの初詣、
行くわよね?」


「はい。行きますよ。」


「それなら
良かったわ。」



そんな話しなどを
して…
居間を後にした。

⏰:07/03/12 22:56 📱:W42H 🆔:outyfjII


#583 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから
桂の部屋に案内された。



桂の部屋には
ギター、雑誌、ポスター…………
まぁ、、、、その他諸々があり、いたって
普通の男子の部屋だと思った。

⏰:07/03/12 22:59 📱:W42H 🆔:outyfjII


#584 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「桂、、ギター
弾けるの?」
麗羽は桂の部屋に入るなりギターを
指して訊いた。



「一応………。」
桂からは曖昧な返事が返ってきた。

⏰:07/03/13 18:08 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#585 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そっか……。
なら弾いてみてよ!」麗羽は笑って
桂にギターを渡した


「はっ……?
ん〜まぁ…」
桂はそう言い
ギターを構えて
弾き出した。

⏰:07/03/13 19:31 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#586 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………そして
弾き終わり…─。



麗羽は
パチパチと拍手を
した。

⏰:07/03/13 20:07 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#587 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
その拍手の後…
桂は早苗に呼ばれ
階下に行った。

⏰:07/03/13 20:43 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#588 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
なので麗羽も桂の部屋から出ることにした………




…………そして、、、






迷った。。。。。

⏰:07/03/13 20:48 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#589 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
やはり
御三家だ………
家は当たり前だが
広い…─。





「どうしよ……。」
麗羽は広く長い廊下に立ち尽くした。

⏰:07/03/13 20:51 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#590 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
すると……


「何してんの?」
…と言われ
肩をポンと叩かれた

⏰:07/03/13 21:02 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#591 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ひゃ…!!!!」
麗羽は驚き
振り向いた。



ソコには
昨日とは違う…
穏やかな色の瞳をした卓志が立っていった。

⏰:07/03/13 21:10 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#592 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ひゃ……か。」
卓志はクスッと笑った。



「あ…あの!!!!
驚いちゃって…
……えっと、、、、
あ!!卓志さんは
ソコで何してるんですか?」
麗羽は話しの内容を切り替えるかのように話題転換をした。

⏰:07/03/13 21:14 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#593 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「俺は……特に。。」
卓志はそう言った。


「そうなんですか。
あっ♪卓志さん
昨日よりも少し
表情が明るくて軟らかくなりましたよ。」麗羽は嬉しそうに
笑った。

⏰:07/03/13 21:21 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#594 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そ…そうか?」
卓志は照れる……



「はい!!そうです。」
麗羽は尚もニッコリと笑った。

⏰:07/03/13 21:25 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#595 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
すると
早苗が階下から
麗羽と卓志を呼んだ


「ホラ!!行きましょうよ!!」
麗羽はそう言い
卓志の手を握りしめる……が、、、、



迷ったため
どちらに何があるかなんて分からない。

⏰:07/03/13 21:28 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#596 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それに見かねた
卓志は……


「こっち……。」
静かに言い、麗羽を引っ張った。

⏰:07/03/13 21:38 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#597 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「わっ……すみません!!」
麗羽はそう言い
卓志に引っ張られ
階下に降りた。

⏰:07/03/13 22:15 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#598 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから
夕食をとり
風呂に入った………………。

⏰:07/03/13 22:34 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#599 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
時刻は午後
10時……──。


皆は居間に集まって話しをしていた。

⏰:07/03/13 22:44 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#600 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
最近の学園生活や
能力の事、、、


いろんな事を話した。



そうして
話していると、、早苗が指輪に気付いたのか…

⏰:07/03/13 22:49 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#601 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あら麗羽ちゃん…
その指輪、どうしたの?」
と訊ねた。



「あっ……と
桂にプレゼントで
もらいました。」
麗羽は少し躊躇いがちに応えた

⏰:07/03/13 22:56 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#602 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
シーン…………。



部屋中が静まり返った。。。。

⏰:07/03/13 23:01 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#603 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「「「え……あの、恋には奥手の桂が?」」」


早苗と旭と卓志は
声をそろえ
そう言い、桂を見た。

⏰:07/03/13 23:06 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#604 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして麗羽もつられて桂を見た。。。


桂の顔が赤かった…………照れているようだ。。。



そして文夏は興味なさげにテレビを見ていた。

⏰:07/03/13 23:13 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#605 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「まぁ…お父さん!!
桂が指輪ですって」
そんな文夏を無視し、旭の背中をバシバシ叩きながら
驚きの声をあげる
早苗。



その早苗に
「本当だな母さん、
桂が…指輪。」
少し痛そうな顔をしつつ、やっぱり驚いている旭。

⏰:07/03/13 23:16 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#606 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
夫婦円満とは
この事だろうか…?

……そんな2人に
しびれを切らしたのか、、、桂は立ち上がり…


「だあぁぁぁっ!!!
俺が何しようが
俺の勝手だろぅ
がぁぁっ」
大声で叫んだ。

⏰:07/03/13 23:23 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#607 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そこにすかさず
ツッコミなのか
卓志が、ボソッと


「桂……うるさい。」
……と呟いた。

⏰:07/03/13 23:28 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#608 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
更新終了です。


感想待っています


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1912/

⏰:07/03/13 23:30 📱:W42H 🆔:/s08Yk6A


#609 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから
一家全員が笑った。


居間は今までに無いくらい騒がしかった……。

⏰:07/03/14 17:24 📱:W42H 🆔:sbY9r90I


#610 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
PM 11:40……──。


「じゃあ
支度して、行くわよ」早苗がそう言った後、麗羽達はコートなどを羽織った。

⏰:07/03/15 07:17 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#611 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂の家から
そこまで遠く無い
神社に初詣に行くらしい…。


「じゃあ出発!!」
早苗が明るくそう言い、皆は玄関から出た。

⏰:07/03/15 07:38 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#612 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
寒空に星が輝いている……。


それに感動したのか麗羽は
「綺麗……。」
星を眺めて呟いた。

⏰:07/03/15 07:52 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#613 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
だが、、
その「綺麗」と言う
感動?ムード?が桂の……


「クシュンッ」
くしゃみによって
ぶち壊された。

⏰:07/03/15 07:58 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#614 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「お兄ちゃん……。」
文夏は桂の方をチラッと見て溜め息をついた。


「何だよ?仕方ないだろっ!!!?
くしゃみは出るもんなんだから……。」
文夏が溜め息をついた後、桂が弁解するように言った。

⏰:07/03/15 08:24 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#615 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「もう!!静かにしなさい!」
そこに次は
早苗が入って
ますます賑やかになった。



その様子をクスクスと笑いながら
見る麗羽……。

⏰:07/03/15 08:35 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#616 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
その隣に居る卓志も笑っていた……。



その後………賑やかになったのは
良いが、、やはり
近所迷惑なので
ハシャぐのを止めたらしい。

⏰:07/03/15 09:45 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#617 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂が麗羽の隣に来て


ギュッ……



麗羽の手を握った。



………文夏は早苗と一緒である…

⏰:07/03/15 12:22 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#618 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「どしたの?」
麗羽は不思議そうに桂を見る。



「いや……寒いし。。」質問された事に少し驚きつつ
返事を返す桂。



本心は
寒いから…だけじゃねぇよ!!!!
麗羽の隣に居たいからじゃんっ!!


だが……

⏰:07/03/15 12:32 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#619 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そっかぁ…
確かに寒いもんねぇ………。」
そう言い
白い息を吐きながらニコニコと笑う麗羽


「あ…あぁ。
そうだな。」
桂は麗羽の鈍感さに少し呆れ、曖昧に
応えを返した。

⏰:07/03/15 12:46 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#620 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「曖昧な応えだね?
どしたの?」
麗羽はその応えの
曖昧さに疑問をもったらしく桂に訊ねたが、桂は、そうか?
…とだけ応えを返した。


その後…
「じゃあ、右手は桂とだから……
左手には卓志さんねっ!!!」
…と麗羽は言い
卓志の手を握った。

「「ちょっ………。」」
桂と卓志がハモる。

⏰:07/03/15 12:50 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#621 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「えっ?あっ……
ごめんなさい…
卓志さんにも彼女いるよね。」
シュンとなる麗羽。


「「は……?」」
桂と卓志はまたハモった。



「ダメ?」
シュンとしたまま
潤んだ瞳で卓志に訊く麗羽。。。



「あ………ダメじゃないケド…
彼氏の前で
こんな事しないほうが……。」
卓志はどう返答して良いか分からず
桂の方をチラッと
見た。

⏰:07/03/15 13:11 📱:W42H 🆔:8TZ2kqCc


#622 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「へ……?」
麗羽も桂の方を見るが……



特に変わった事は無さそうなので……


「2人共、行こっ!!」
そのまま桂と卓志を引っ張った。

⏰:07/03/16 11:29 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#623 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
まぁ………



何も無さそうに見えたのは麗羽“だけ”なのだが………。



ソコから考えてどうやら麗羽は鈍感らしい事が分かり、



桂は溜め息をついて負のオーラを放つのを止めた。

⏰:07/03/16 11:31 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#624 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………神社に着き
麗羽が一番始めに驚いたのは
“人が多い事”
だった。



麗羽の居た街では
神社が数ヶ所有ったため、人が多い、
という事はあまり無かったのだ。

⏰:07/03/16 11:36 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#625 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして時刻はピッタリ

0:00を過ぎた所で有った。


「それじゃあ
お賽銭入れて…と。」早苗がウキウキ気分でお賽銭箱にお賽銭を入れて、手を叩き
何か呟いた。



それに続き
旭、文夏、卓志、桂
麗羽、、、、と言う順番に続いてお詣りをして



………年越し初詣
を終えた。

⏰:07/03/16 12:00 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#626 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうして森原家に帰り、皆はする事をして床についた。。。。



だがやはり…

⏰:07/03/16 13:08 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#627 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ん………。」



寝れない。



桂は隣で気持ちよさそうに寝ている…

⏰:07/03/16 14:14 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#628 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「どうしよ………。」
麗羽は眉間にシワを寄せて考える。



そして出した応えが………



ベランダに行ってみよう!!!


と言う安直な考えだった。

⏰:07/03/16 20:22 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#629 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
〜♪゛


鼻歌混じりに
ベランダに来た麗羽。。。。


冷たい風が
何だか心地よい………

⏰:07/03/16 20:55 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#630 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
しかし、やはり…


「クシュッ・・・!!」
冬は冬だ。



当たり前だが
「寒っ……」

寒い。

⏰:07/03/16 22:23 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#631 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
だが………
「星、、も少し眺めてたいなぁ。」


寒さよりも星!!
の麗羽は家の中には入らなかった。

⏰:07/03/16 22:32 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#632 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「寒いケド……。
星キレイ。。」
そんなワケで
星を眺め続けて
約10分が経つ。



そんな麗羽に………

⏰:07/03/16 22:41 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#633 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
バサッ…


何かが被された……

「ふぇ?」
麗羽はそれを手に取り見る。

⏰:07/03/16 22:43 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#634 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「タオルケット…?」被されたものは
タオルケットだった



「寒いでしょ。。」
そして、それを被せてくれたのは…

⏰:07/03/16 23:28 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#635 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「卓志さん!!?」


卓志だった。


「高神サンも寝れないんでしょ?」
卓志はそう言って
麗羽の横にたった

⏰:07/03/16 23:32 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#636 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「まぁ……。
卓志さんは?」
麗羽は笑い、訊ねた


「俺も寝れない。」


「そですか。
仲間ですね…へへ。」

⏰:07/03/16 23:36 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#637 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「だな。」
卓志も笑った。


「……卓志さん
変わりました。
瞳の色、、、とっても
暖かい色です。」
卓志の笑みを見て
麗羽はそう言った。。

⏰:07/03/16 23:40 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#638 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「かもな……。」


「はい!!
で…あの、、」
麗羽は明るく返事をした後、口ごもる、、。

⏰:07/03/16 23:44 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#639 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何?」
麗羽が口ごもったのを気にし、訊ねる卓志……。


「卓志さんは彼女、、
居ないんですか?
絶対にモテますよ!」麗羽は少し小さめな声で応えた。



……その応えに
目を円くさせつつ


「居ないよ。
好きなヤツが出来ても、諦めてるから。」
ハハッと無理に
笑う卓志……。

⏰:07/03/16 23:50 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#640 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そですか……
でも……何で諦めるんですか?
私には分からないんですケド、、、、。。。」
麗羽は単刀直入に訊く…



………冷たい風が
2人の間を
吹き抜けた・・・・・・。






長い沈黙が続く。

⏰:07/03/16 23:54 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#641 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「俺が好きになってもムダだから。。。だ」しばらく沈黙が続いた後に卓志が口を開き、理由を述べた。



その理由に……


……プツン、、、、、


麗羽の何かが切れた

⏰:07/03/16 23:59 📱:W42H 🆔:Jjlpnj6.


#642 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ウザっ……。」
麗羽の口調が変わる


「は?」
卓志は驚き
麗羽を見た。


そして麗羽は……

⏰:07/03/17 00:06 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#643 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
卓志を睨み付け、


「好きになってもムダ?
あっそうですか。
そんなんだから
誰も近付いてきや
しないわよ!!
ジジィになるまで
1人で居ればイィじゃない。」
そう言い、荒々しく
扉を閉めて
屋内へと入った。

⏰:07/03/17 00:12 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#644 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………。」
卓志は麗羽を追いかける事が出来ず
ただ呆然と立ち尽くしていた………。



そして…………



今、自分は変わるべきだと悟った。

⏰:07/03/17 00:14 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#645 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ソレから
卓志と口をきく事もなければ
目をくれる事も無く、時は過ぎ去り……



「ありがとうございました!!」


1月3日………
帰省の日を迎えた。

⏰:07/03/17 00:29 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#646 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「もう帰っちゃうのね。残念だわ……
でも、またいらっしゃい。」
早苗は少しガッカリしたように俯いた後、にっこりと笑い
麗羽の手を握った。


その次に旭が
早苗と同じような事を言って桂の耳元で何か呟いた。

⏰:07/03/17 08:55 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#647 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして卓志は………

俯いたまま、、、
何も言わなかった。



すると桂が……
「オイ兄貴、可愛い
妹と俺と麗羽に何か言うことねぇのかよ?」
卓志に問いただした

⏰:07/03/17 10:05 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#648 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「いや、、、また来いよ。。」
問いただされた卓志はたどたどしく
そう言った。


「それだけかよ。
文夏、麗羽、行こうぜ」桂は少しの間
卓志を見て、鼻をならし文夏と麗羽に
声をかけた。

⏰:07/03/17 10:26 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#649 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うん。。
先行ってて、、!!」
麗羽は返事をし
桂と文夏に先に行くように促した。


「おう……?」
桂は疑問に思いながらスタスタと歩き
文夏と先に駅へと向かった。

⏰:07/03/17 11:49 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#650 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂と文夏が見えなくなった後、麗羽は
卓志の前に立った。


「何?」
卓志は訝しげに
麗羽を見る。

⏰:07/03/17 12:01 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#651 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
旭と早苗も何事かと2人を見る。




麗羽はそんな卓志に背伸びをして………

⏰:07/03/17 12:05 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#652 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
卓志の頬に、軽く
唇を押し当てた。。


「まぁ!!まぁまぁ。」
早苗が感激?の声を出す。


麗羽はにっこりと笑い、卓志の耳元で囁いた。



そして
ぺこりとお辞儀をして桂と文夏の後を追った。

⏰:07/03/17 12:37 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#653 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……〜ッ////」
卓志はその場に立ち尽くし、頬を撫でた。


唇が押し当てられた所が何故か熱かった…………。



「ほら、卓志。
入るわよ」
早苗が手を振って
卓志を呼んだ。

⏰:07/03/17 12:48 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#654 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あっ……あぁ。」
卓志は返事をし
家の中へと入って
行った。



そして
自分の部屋に戻り
ベッドに倒れ込み



麗羽に耳元で囁かれた言葉を思い出す……

⏰:07/03/17 12:55 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#655 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………………────…………………

「好きになってもムダ……なんて
有り得ません。
素直になって
自分と向き合ってみて下さい。」


──……………………………………──

⏰:07/03/17 13:10 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#656 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………。


不意に涙がこぼれた──………。


……悲しいのか
何なのかが分からなかった。


でも多分
麗羽の優しさが伝わって、ホッとしたから…

⏰:07/03/17 13:28 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#657 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
絶対に変わってみせる…………。



今までの自分なんて捨てて………。



1人でも俺みたいなヤツを救えるように…………

⏰:07/03/17 13:36 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#658 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうして卓志は
ベッドから立ち上がり涙を拭った。




……変わる事を恐れずに、、前を見て─。


そして
その思いを胸に
窓を開け、空を見た。


清々しく、蒼く澄んだ空を……。

⏰:07/03/17 13:47 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#659 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………。


駅に行くと、
桂と文夏が切符を手に持って待っていた。



麗羽は切符を買い
桂と文夏の元へ駆け寄って、
それからホームに
行き、着たばかりの電車に乗り込んだ。

⏰:07/03/17 14:09 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#660 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
座席に着く。


ここから
学園に近い駅まで
約3時間だ………。


電車…と言っても
全てが電気で動き
安全面から考えても充分過ぎるくらいの電気だ……



電気とは言い難い。

⏰:07/03/17 14:19 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#661 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
その電車の窓から
外を見る3人……



ふと桂が……
「さっき、何だったワケ?」
思いたったように
麗羽に訊ねた。



「も一回
お礼の挨拶してきたの。」
麗羽は笑って応えた

⏰:07/03/17 14:28 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#662 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ふぅん……。」
桂はそれだけ
言ってまた外を見た



卓志さん………
好きになってもムダなワケ
有りませんから…………変わって下さい


麗羽はそう思いつつ外を見た。




外は………
ちょうど海だった。
碧い蒼い海だった…

卓志の見ている
空みたいに蒼い………海だった。

⏰:07/03/17 14:37 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#663 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから麗羽達は
学園に戻った…………



帰った頃は夕方で
風が冷たかった。


だけど
心の中は何だか
暖かかった。



隣に居た桂が
「何ニヤニヤしてんだよ。」と言われ
尚ニヤニヤして
麗羽は


「何でもない。」
とだけ応え、夕日に染まった空を見た

⏰:07/03/17 14:42 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#664 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
卓志さん……
頑張れっ!!!!



そう空に向かって
心の中で叫んだ。。。

⏰:07/03/17 14:42 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#665 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
その思いは届いた
のかもしれない……………



何故なら…

帰省して数週間後に幸せいっぱいの
卓志の顔が写った
写真と卓志の彼女が写った写真が同封された手紙が麗羽の元に届いたから………………だ。

⏰:07/03/17 14:45 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#666 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽はその手紙を読んで笑み、、、






朝食をとりに
食堂へ向かうのだった………。

⏰:07/03/17 14:47 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#667 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
king16?
終了です(。-ω-。)


イマイチな終わり方ですね(P゚エ`・.

すみませんo(_ _)o


もし良ければ
リクエスト下さい♪因みに次ゎバレンタインになるかも……………&新キャラ
とか(○´∀`○)

⏰:07/03/17 14:51 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#668 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
次ゎ夜に更新します♪(*^ ・^)ノ⌒☆

⏰:07/03/17 14:59 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#669 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
★king17★

─valentineには
甘い甘いチョコレートを─

⏰:07/03/17 23:16 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#670 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
遂に数日後に迫って来ました………



ある者は騒ぎまくり


ある者は怯え



ある者はそれを待つ

⏰:07/03/17 23:27 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#671 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
何と言って良いのか分からない行事……



それは………




そう、、、、





バレンタインデー!!

⏰:07/03/17 23:34 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#672 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
とりあえず皆さん
こんにちは─


高神麗羽です。



帰省してから
1ヶ月ちょっと──………


特に今まで問題は
ありませんでした。。


………が!!

⏰:07/03/17 23:37 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#673 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
今回の話し……………=バレンタイン!!

嫌な予感がします…

とりあえず
何も起きなきゃ
いいですケドね!!





そう言って麗羽は
ドコかに去ってしまった…………<オイッ>

⏰:07/03/17 23:49 📱:W42H 🆔:PH3vbNRE


#674 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
席に着くと
いきなり桂が……


「お前、誰に喋りかけてたんだよ?」
…と麗羽に訊ねた。


「ん……まぁ、、。
人!!カナ?」
ハハッと笑って誤魔化す麗羽……


「まぁ
良いけど……
変なトコに喋りかけてると変人と思われるぞ。」
そんな麗羽に桂は
サクッとくる一言を言った。

⏰:07/03/18 00:00 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#675 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
今回ゎこの辺で★


おやすみなさい
(*v_v*)zzZ



bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1912/

感想待ってます。

⏰:07/03/18 00:06 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#676 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ウルサいのッ!!」
その言葉に少しキレた麗羽は笑って
そう言い、桂のおでこにデコピンをした


「いったぁ……!!」
デコピンされた所を撫でる桂………


そうやって
騒いでいると……………



ガラガラッ……──!!



教室のドアが開いた

⏰:07/03/18 22:29 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#677 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
開いたドアから担任の藤澤<フジサワ>が
入ってきて
早速───……


「高神、、、森原、、、
教室でイチャイチャすんな!!」
軽く桂と麗羽を注意した。


「「……はい。」」
2人はお互いの顔を見て席に着いた。




麗羽達の席は
先週席替えをしており、一番窓側の列の一番後ろに麗羽が1人。


その前に兎琳
兎琳の横に桂
桂の前に梁


……と言う
奇跡に近い席になっていた。

⏰:07/03/18 22:39 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#678 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「じゃあ……
今日は転入生を紹介する。。。入って来い」藤澤はそう言うと
転入生を教室に招き入れる。



麗羽や桂は興味が
無いので外を眺めたり、机に伏せたりしていた。



そんな中…兎琳は
何故かソワソワしていた。。。。。

⏰:07/03/18 22:49 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#679 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「眠い………。」
麗羽はそう言いながら、ふぁ〜ッと欠伸をして外を眺める。



すると突然………


「「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁッ♪♪♪」」」」



明らかに喜びの声で有る叫びが教室に響いた。



「」が4つでは足りない位の声………



クラスの女子が
一斉に……だ。

⏰:07/03/18 23:00 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#680 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
その声に
麗羽はびっくりし
教卓に立っている彼を見て………



桂は気だるそうに
伏せた状態から起き上がり……


兎琳はうなだれて
居た…

⏰:07/03/18 23:07 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#681 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あぁ……黙れ。
紹介するから…」
藤澤は一度、咳払いをして、女子達をなだめ、転入生の紹介に移った。




……カッカッ、、、、と
転入生の名を黒板に書いてゆく…

⏰:07/03/18 23:26 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#682 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
彼の名は………。



「瀬野於 尭也クンだ……。」



瀬野於尭也
<セノオタカノリ>………



と言うそうだ。

⏰:07/03/18 23:33 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#683 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
まぁ…………
私には関係ない…
……と言う事で
また外を見る麗羽。



しかし………


「あぁ……席は
高神の横だ。」
関係ないワケが無かった………

⏰:07/03/18 23:47 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#684 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「は……?」
外を見ていた麗羽は少しの間…フリーズした……………
その間に瀬野於は
スタスタと歩き
麗羽の横の開いた席に座った。



女子の視線が一気に麗羽に集まる。
怒りや……羨ましがる視線が・・・・。

⏰:07/03/18 23:53 📱:W42H 🆔:sZ1TVOgk


#685 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そんな麗羽に更に
追い討ちをかける一言を藤澤が……


「高神はクラス委員でもあるし、放課後
学校の案内をしてやってくれ。」


サラッと言ってのけた。



「はい。」
麗羽は眉間にシワを寄せつつ素直に応えた。

⏰:07/03/19 00:00 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#686 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
なんだかんだ言って………



キーンコーンカーンコーン………………


午前中の授業が終わった。

⏰:07/03/19 00:07 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#687 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
昼食の時間………


今日は教室で麗羽と桂と兎琳で昼食を食べる事にした。



ちなみに梁は文夏と食べるらしい。

⏰:07/03/19 00:10 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#688 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ふぅ……
やっと午前中の授業終わったぁ…。」
麗羽はそう言いながら弁当の包みを開く


「でも麗羽、殆ど
外ばっかり見てなかった?」
兎琳はクスクスと笑いながらそう言った。

⏰:07/03/19 21:01 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#689 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うぅん…まぁね。
じゃ、いっただきまぁす!!」
麗羽はニヘラッと笑い、お弁当の蓋を開けて、おかずやらなんやらを食べ出した。。

⏰:07/03/19 21:08 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#690 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
すると………


「俺も一緒に食べていいか?」…と
馴れ馴れしく後ろから声をかけられた。



麗羽はその声がした方を振り向いた…

⏰:07/03/19 21:15 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#691 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そこに立っていたのは、、、、



「瀬野於…クン?」


転入生…瀬野於尭也だった。。。。


そして
ソレと同時に
桂は怪訝そうな表情を浮かべ
兎琳は口の端が引きつるような笑みを麗羽に向けた

⏰:07/03/19 21:18 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#692 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うん。。。良いよ」
麗羽は2人の気持ちなぞ分かっていない様子で、笑顔で尭也に「おいで。」と言うように手招きした。

⏰:07/03/19 21:24 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#693 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ありがとう。」
尭也はニカッと笑い麗羽の近くの席に着いた。



それから


……自己紹介を始めた

⏰:07/03/19 21:32 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#694 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「私は高神麗羽。
級はブラックキング級だよ。」




大した自己紹介では無いが………



「俺は森原桂。級は麗羽と同じブラックキング級。」

⏰:07/03/19 21:40 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#695 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………。」
しかし、その自己紹介が兎琳で途切れた

「兎琳……?」
麗羽が心配して兎琳の顔を覗き込む。



するとまた尭也が
口を開き………


「兎琳は自己紹介なんか必要ないよ。」
そう言い放った。

⏰:07/03/19 21:50 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#696 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何で…?」
麗羽が不思議そうに兎琳と尭也を交互に見る………。



尭也は麗羽の問いに少し間をおき、、、


「親戚だから。」
…と
いたって冷静沈着に応えた。

⏰:07/03/19 21:59 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#697 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「えっ……」
麗羽は驚き
桂と顔を見合わせた

桂も麗羽ほどでは無いが驚いている…。

⏰:07/03/19 22:07 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#698 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あ〜ッ………
尭也なんて嫌い。」
兎琳はそう言うと
尭也をキッと睨んでから昼食をマトモに食べず、教室から出て行った。



「ちょっと………
兎琳〜〜?」
そして麗羽は兎琳の後を追って行った。

⏰:07/03/19 22:18 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#699 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ったく………
兎琳は昔から
あぁなんだから。」
尭也もふてくされるようにしてドカッと自分の席に着き、
黙々と弁当のおかずなどを食べた。



その様子を桂は
軽く見た後、また机に伏せた。

⏰:07/03/19 22:25 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#700 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
キーンコーンカーンコーン…─
チャイムが鳴り、、、



5限目が始まった──……。



麗羽と兎琳の現在地──



屋上。

⏰:07/03/19 22:35 📱:W42H 🆔:ZffTMUAo


#701 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
つまりは………



「授業、、サボっちゃったね…。」


サボりである。



「そうだね……
でも今はアイツの顔なんか見たくない。」兎琳はそう言って
ゴロンとその場に
寝転んだ。

⏰:07/03/20 06:52 📱:W42H 🆔:42v4.Vrw


#702 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……兎琳と瀬野於クンって……親戚なんでしょ?」
麗羽は隣で寝転んでいる兎琳に訊いた。

「そうだよ。」
兎琳はふてくされながら応えた。


「兎琳は瀬野於クンの事、、、嫌いなの?」ふてくされながら応える兎琳を不思議に思い、また訊ねる麗羽。

⏰:07/03/21 00:37 📱:W42H 🆔:B17NaW1Q


#703 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……。」


「嫌い。正確に言うと尭也……じゃなくて兄が嫌い。」
兎琳は麗羽の問いに何か思い詰めた
表情で応えた。



「ちょっ……と
待って?…兄?」
兎琳の応えに
混乱状態の頭の中を整理しようとする麗羽。

⏰:07/03/21 09:36 📱:W42H 🆔:B17NaW1Q


#704 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「兄だよ。尭也は………今は性格が変わってるケド……いっつも、、、何かと遠慮して…私が裡祇家に
残る事になった時も笑って……『バィバイ』って言ったの。
そこが嫌い。今は
あんな兄の顔なんて見たくもない。」
頭の中を整理しようとする麗羽を見て
ゆっくりと起き上がり、兎琳は小さな声でそう言った。

⏰:07/03/21 11:36 📱:W42H 🆔:B17NaW1Q


#705 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そっか……
でも何で尭也クンが裡祇家を?」


麗羽の問いに兎琳は息を短く吸ってサラッと応えた。

「裡祇家に跡取りは1人って決まっているから。。。。」


………と
次は悲しげな表情で

⏰:07/03/21 11:47 📱:W42H 🆔:B17NaW1Q


#706 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「裡祇家に跡取りは1人って決まってるんだ………。」


「うん……。」


「それって絶対なのかな?」


「分かんない。」

⏰:07/03/21 11:57 📱:W42H 🆔:B17NaW1Q


#707 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「分かんないの?」


「うん。」


「「…………。」」
会話が途切れた。

⏰:07/03/21 11:58 📱:W42H 🆔:B17NaW1Q


#708 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから2人は同時にグランドの方に
目をやった。


B組の授業は丁度
体育だ。


「あの中に尭也も居るんだ。」
兎琳はグランドを見たままボソッと呟いた。

⏰:07/03/21 12:04 📱:W42H 🆔:B17NaW1Q


#709 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そう呟いた兎琳の手を握って


「うん。。。そうだね」
と麗羽は笑って
言った……




しかし尭也は授業など受けていなかった……。

⏰:07/03/21 12:11 📱:W42H 🆔:B17NaW1Q


#710 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それは何故か……?


それは………


「兎琳、そんな事
思ってたんだ。」



尭也が麗羽と兎琳の後ろに立って喋りかけて来たから……だ

⏰:07/03/21 12:15 📱:W42H 🆔:B17NaW1Q


#711 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「「!!!!!!」」
麗羽と兎琳は驚いて立ち上がり
尭也を見た。



「………─。」
尭也は黙ったまま
兎琳だけを見た。

⏰:07/03/23 19:24 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#712 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ッ……何よ?」



とても冷ややかな瞳で………


兎琳は尭也を睨み返す。

⏰:07/03/23 19:35 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#713 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「別に……。
1つ言っとくケド
今の俺と昔の俺は…………違うから。」
睨み返された尭也は鼻を鳴らし、そう言った。



「どこが違うのよ。」
兎琳はそんな尭也を尚も睨む。

⏰:07/03/23 19:41 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#714 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「もう諦めたりしない。意味分かるよね?遠慮なんかしないって事。」
兎琳の睨みを微動だにしない尭也は
淡々と話す。



「だから何?
………もうアンタに会わなくて良いって思ってたのに、、、、。
ホント…ムカつく。
尭也なんか知らない」
兎琳は尭也をもう一度睨み、そう言って
屋上を去った。

⏰:07/03/23 19:57 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#715 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ちょ……兎琳ッ?」麗羽は兎琳の後を追うためドアに向かう………がドアをあける前に………




パシッ……!!!!

⏰:07/03/23 20:04 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#716 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「!!!?瀬野於クン?」


尭也が麗羽の手首を掴んだのだ。

⏰:07/03/23 20:12 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#717 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「行かないでよ。」
尭也は静かに…………そう言った。


麗羽の手首を掴んだまま……。


「何言ってるの?
離して。」
麗羽は抵抗した。

⏰:07/03/23 20:22 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#718 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「嫌だ。兎琳に後悔
させる為には君が
一番なんだよ。」
尭也は未だ麗羽の手首を掴んだまま
瞳を妖しく光らせた

⏰:07/03/23 20:26 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#719 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「後悔させる?
何の為に?」
麗羽は掴まれている手首………





腕を力強く振って
尭也の手を外した。

⏰:07/03/23 20:29 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#720 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
その拍子に…



ガリッ、、、、



「あ………。」

⏰:07/03/23 22:00 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#721 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽が爪で尭也の
頬を引っ掻いてしまった…───



「─…。」
尭也の頬は赤くなる………そして
血が出る。。

⏰:07/03/23 22:05 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#722 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ごめんなさい。」
麗羽は謝る。


「………──。」
尭也は黙ったまま
麗羽に近寄る…。


そして……

…─トンッ


「瀬野於クンッ?」



尭也が麗羽を壁に追い詰め、


壁に手をついた。

⏰:07/03/23 22:13 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#723 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
麗羽の栗色の髪の毛に触れ、、、。



……唇を当てた。


そして
「バレンタイン。
楽しみにしといてね。」
そう言って妖しく笑い尭也も屋上から…

⏰:07/03/23 22:26 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#724 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
去ろうとしてニヤッと笑い


「森原桂…は
君の彼氏だよね。」

そう言った……


そして
次は本当に屋上から去った

⏰:07/03/23 22:45 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#725 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽は1人
屋上に残った。


………妙な違和感があった…。


尭也と兎琳の会話に………


違和感が………

⏰:07/03/23 22:51 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#726 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
しかし
それが何か分からない………


それよりも、、、、


「バレンタインに
楽しみにしといてね………か。」
この事が気になる。

⏰:07/03/23 22:59 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#727 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから麗羽も教室に帰った。



そうして
長い1日が終わった………。

⏰:07/03/23 23:10 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#728 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「疲れた。」
麗羽は寮の自分の部屋に戻り
バッグを椅子の上にそう言いつつ乱暴に置いた。



兎琳も尭也も
やはり同じ寮だ。

⏰:07/03/23 23:20 📱:W42H 🆔:ArvtcNvw


#729 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「お疲れ様…だな
麗羽。」
そんな麗羽を見て
憐れむようにクスクスと苦笑しながら
そう言うのは……



「朱夏……。
ホントだよぉ…」
彼女の守護聖霊、
朱夏だ。

⏰:07/03/24 19:22 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#730 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「まぁ頑張れ。
いざとなれば
私が力ずくで何をしても麗羽を守から。」朱夏は曖昧な言葉を自信満々の笑みで
言った

⏰:07/03/24 19:44 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#731 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うん。。。。」
そんな朱夏に
適当に返事を麗羽は返す。


すると朱夏はムッとした表情で
「何だ?文句があるのか?」
と麗羽に訊いた

⏰:07/03/24 20:04 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#732 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「無いよ。ただ気になるだけ……」
麗羽は朱夏を見て
笑んで思い詰めた表情をしてそう言った


そんな麗羽の表情を見て朱夏は


「気になる事?」
と訊ねた。

⏰:07/03/24 20:11 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#733 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「瀬野於クンの兎琳に対する話し方が………ね。」



「話し方?」

⏰:07/03/24 21:05 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#734 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「わざと兎琳を怒らせてる感じがしてる感じ……。
相手にしてもらう為…みたいな。」
麗羽は台所でカフェオレをつくり、
朱夏に私
飲みながら
思い詰めた表情でそう言った

⏰:07/03/24 21:17 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#735 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何だそれは……。」
ふぅ…と息を吐きながらアホくさい
と言うように
カフェオレをすすった。

⏰:07/03/24 21:33 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#736 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……だから……。
多分、瀬野於クンは兎琳の事が……。
好きなんじゃ無いかな?」
麗羽は至って
冷静にそう言った。

⏰:07/03/24 21:43 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#737 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「だが
瀬野於と兎琳は
血が繋がっているのだろ?」
朱夏が納得がいかないように応える。


「ん…………
まぁ……ね。
じゃあ風呂行って
寝よっかな。」
麗羽も最後は曖昧な返事をしつつ
入浴セットをだし、
大浴場に行った。

⏰:07/03/24 21:53 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#738 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから
風呂に入り
麗羽は眠った……。

⏰:07/03/24 21:56 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#739 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……………。



天亜学園に来たのは兎琳に会うためだ。



双子とされてきた
大好きな兎琳に会うために……

⏰:07/03/24 21:59 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#740 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
俺は
天亜学園に来た。。。


でも兎琳は俺を嫌う………

⏰:07/03/24 22:07 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#741 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
何で………だろうな……──。



兎琳が好きなのに─


でも兎琳は俺達の
本当の事を知らない

⏰:07/03/24 22:15 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#742 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
なぁ兎琳………


俺に望みは無いのか?


俺は兎琳の何なんだ?

⏰:07/03/24 22:39 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#743 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
だから
兎琳が少しでも俺を見るように………




バレンタインには
特別な企画が有るから………

⏰:07/03/24 22:43 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#744 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
尭也は
はぁっと息を吐き、
おもむろに携帯の画面を見た。



そしてまた閉じた。




それから
する事をして尭也は眠った………

⏰:07/03/24 22:51 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#745 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………朝が来た。



まだ2月なので
朝は特に寒い。



そんな寒いなか
麗羽達は学園の校舎に向かった。

⏰:07/03/24 23:19 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#746 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
校舎に着くと
生徒達の視線が
一気に麗羽と桂に
集まった。


「「……?」」
麗羽と桂は顔を見合わせ、首を傾げる…

⏰:07/03/24 23:25 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#747 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それからどこに居ても視線は麗羽と桂に集まった…………



そんな日が
続き…………。

⏰:07/03/24 23:31 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#748 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
バレンタインデーがやって来た………




麗羽や桂はいつも通り校舎に登校する…

⏰:07/03/24 23:36 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#749 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
しかし今日は生徒達が妙にソワソワしていた。



すると………
校内放送が流れ、
全校生徒が講堂に集まる事になった…

⏰:07/03/24 23:38 📱:W42H 🆔:8uGy5gQY


#750 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
やはり講堂に行っても視線は麗羽と桂に集まる。。。。



麗羽達は視線を気にせず席に着いた……

⏰:07/03/25 20:03 📱:W42H 🆔:ZGfkDbVQ


#751 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうするウチに
講堂に全校生徒が
集まった……



そして全校集会が
始まる。

⏰:07/03/25 22:59 📱:W42H 🆔:ZGfkDbVQ


#752 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
しかし………
この集会は、、、、、、







麗羽と桂にとって
最悪とも言える集会だった。。。。

⏰:07/03/25 23:14 📱:W42H 🆔:ZGfkDbVQ


#753 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
★king17★
─valentineには
甘い甘いチョコレートを…─


…君を手に入れたいから・・・・イベントを仕掛けるんだ…

⏰:07/03/25 23:27 📱:W42H 🆔:ZGfkDbVQ


#754 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……麗羽は隣に居る桂を肘でゴツいた。



「何?」
桂が小声で訊く。

⏰:07/03/25 23:43 📱:W42H 🆔:ZGfkDbVQ


#755 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何か有りそうだよね。最近、妙に視線が集まるからさ……」
麗羽も小声で話す。

桂は麗羽の話を聞き頷いた。

⏰:07/03/25 23:51 📱:W42H 🆔:ZGfkDbVQ


#756 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂もこの異様な雰囲気と視線を感じていたらしい、、、。


「やっぱり?」
桂が頷くと
麗羽は頭を少し
抱えながら
そう言った……

⏰:07/03/25 23:54 📱:W42H 🆔:ZGfkDbVQ


#757 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
すると………


キィィン………


マイクが音を立てた

⏰:07/03/25 23:59 📱:W42H 🆔:ZGfkDbVQ


#758 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
学園長が前に出る。


講堂内が一気に
静まった。

⏰:07/03/26 00:04 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#759 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして学園長の口から発せられた言葉に皆は歓声を漏らした

その言葉は………



「今からイベントを開始します。」


………だ

⏰:07/03/26 00:12 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#760 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽はその言葉を聞き、ピクッと眉間に一瞬シワを寄せた。



そして
ルール説明がされた

⏰:07/03/26 00:16 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#761 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ルールは至って簡単………


女子生徒と男子生徒を一名ずつ代表とし、女子生徒は代表の男子生徒にチョコを渡す。。。
男子生徒は代表の女子生徒にチョコを
貰う。


……というイベントだ。

⏰:07/03/26 00:23 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#762 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして時間内に代表の生徒は講堂から屋上に向かう。


その間に自分の能力を誰一人として
使ってはならない。



鬼ごっこの反対…………みたいな物だ

⏰:07/03/26 00:26 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#763 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
一通り説明が終わった………。



すると
学園長が代表者の
名を読み上げた。

⏰:07/03/26 00:30 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#764 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
代表者にスポットライトが当たる………

そのスポットライトが当たった先に居たのは………

⏰:07/03/26 00:34 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#765 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「代表者は
高神麗羽
森原桂。」


麗羽と桂だった。。。



そして2人は
さほど驚く事無く
壇上に上がった。

⏰:07/03/26 00:38 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#766 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「2人には今から
逃げて貰う。
1分後に生徒達が
追うようになるから」
学園長はニッコリ笑ってそう言った。


麗羽と桂は
返事をして講堂から出た。

⏰:07/03/26 00:43 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#767 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……………。


「やっぱり……。」
麗羽は講堂から出るなり溜め息混じりに声を漏らした。

⏰:07/03/26 00:47 📱:W42H 🆔:GjtQUDB2


#768 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何がヤッパリなんだ?」
桂は麗羽の言葉に疑問を持ち
麗羽に訊いた。



麗羽は
呆れたように応える

「いずれ
こんな事になるって予想してたの…」

溜め息混じりに…

⏰:07/03/27 09:40 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#769 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そうか………
でも
まずは逃げる事が
先決だな!!!
誰かにチョコやったら、タダじゃ
おかねぇからな!!」
能天気なのか
何なのか桂は笑って廊下を早歩きしだした。

⏰:07/03/27 09:53 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#770 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「もちろん!!
桂も誰かにチョコ貰ったら許さないから。」
麗羽はニッと笑い
桂とは反対方向に
歩き出した。

⏰:07/03/27 10:29 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#771 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
もう少しで生徒達が追い掛けてくる…………その前に
麗羽達は逃げた。



幸運を祈って。

⏰:07/03/27 10:46 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#772 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽は足をとめて
階段を見た。


あと30秒・・・・・


屋上まで
近いワケがない…………


そう思いつつ
階段を駆け上がった。

⏰:07/03/27 11:04 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#773 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
講堂に居た生徒が
1分後………


我先にと
麗羽と桂を追いかけに行った。

⏰:07/03/27 11:20 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#774 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
尭也と兎琳を除いて…………。



学園長や教諭は
既に講堂から出て行っていた…

⏰:07/03/27 11:26 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#775 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
兎琳は壇上に居る
尭也を睨む。





そして尭也は冷めた瞳で兎琳を見た。



……沈黙が続く

⏰:07/03/27 11:33 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#776 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………………




数分経ち・・・・・



口を開いたのは

⏰:07/03/27 11:59 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#777 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「どこまで私を困らせて苦しめれば
気がすむの?」
兎琳だ、、、、。



「……………。」
尭也は
まだ壇上から兎琳を見下ろしたままだ。

⏰:07/03/27 12:59 📱:W42H 🆔:FfW7UJdk


#778 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何とか言いなさいよ……」
兎琳の声が震える。



尭也は静かに
壇上から下りた

⏰:07/03/28 19:29 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#779 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………ッ」
尭也が近付いて来るにつれ
兎琳は後ずさる。。。。


ドンッ………



兎琳は壁に背中がつき、、行き場を無くした

⏰:07/03/28 19:34 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#780 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……………。」
尭也はまだ黙った
まま、更に兎琳に近付いた。



「やめてよ………。」
兎琳の声は更に震える。

⏰:07/03/28 19:54 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#781 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「…やめない。」
尭也は
やっと口を開いた。


「やめないって……………やめないって何よ?」
兎琳は声を震わせたまま、怒りの色を
瞳に映した

⏰:07/03/28 20:32 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#782 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「俺は………。。。」



尭也が何か
言いかけた時……。





バンッ…─

⏰:07/03/28 20:51 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#783 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「兎琳が好きなんだ。でしょ?」
尭也が言おうとした言葉を
荒々しく開かれた
彼女が言った…




「「………?」」
2人は彼女の方を見た。

⏰:07/03/28 21:05 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#784 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「私、、、間違って
無いはずだけど?
そうだよね。
瀬野於くん……!?」

彼女は自信満々に
応えた。


そして………
兎琳は尭也を押しのけて彼女に飛びついた。

⏰:07/03/28 21:20 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#785 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
兎琳は彼女に飛びつききつく抱き締めた。。。


「高神…………。」
尭也は彼女の名を呼んだ。


言葉を発したのは
麗羽だった。

⏰:07/03/28 21:23 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#786 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「兎琳。。。ちょっと
離してね?」
麗羽はそう言うと
尭也に近付いて。。。




「何?」
尭也に笑みを向けた

⏰:07/03/28 21:32 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#787 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何って………
お前、、、、
まだ屋上に行って無いんだろ?」
尭也は兎琳に向けた瞳とは違う、、、、



冷たい、、、、瞳を向けた。

⏰:07/03/28 21:37 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#788 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「行ったわよ。ホラ」
麗羽はそんな尭也を微動だにせず
屋上にあった旗を
ヒラヒラさせた。



「………ッ!!!!
どうせ能力を使ったんだろ?」
尭也は唇をひきつらせ微笑した。

⏰:07/03/28 21:43 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#789 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「…………ハァ。
人を信じらんないって、惨めだね。
だから兎琳に嫌われんのよ。」
麗羽はそんな尭也の言葉を聞き、
溜め息をついて
そう言い───



ボグッ…………



「くっ───……。」



尭也の腹に
一発
蹴りを喰らわした。

⏰:07/03/28 21:47 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#790 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「麗羽……やめて!!!!」
兎琳はその光景を
目の当たりにし、
尭也をかばった。




「…………。
兎琳も素直になりなよ。」
尭也をかばった兎琳に麗羽は一言
そう言って
講堂を出た。

⏰:07/03/28 21:50 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#791 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
講堂に残った
兎琳と尭也………



静寂が2人を包んだ

時計の針の音が
講堂内に響く…

⏰:07/03/28 22:00 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#792 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何で俺をかばったんだよ?」
咳をしながら兎琳に訊く。



「………ないのよ。」
兎琳の声はまた震えた。

⏰:07/03/28 22:04 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#793 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………は?」




「………ッ
分かんないのよ!!
尭也なんて嫌いなはずなのに………
尭也をかばっちゃったのよ!!!」
兎琳は尭也に怒鳴った。



兎琳の頬に熱い液体が流れる。

⏰:07/03/28 22:08 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#794 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ギュ………


尭也はそんな
瞳いっぱいに涙を溜める兎琳を
力いっぱい抱き締めた。

⏰:07/03/28 22:11 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#795 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして尭也は兎琳を抱き締めたまま


「…………高神が
言った通り……
俺は兎琳が好きだ。」兎琳に自分の思いを口にした。

⏰:07/03/28 22:14 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#796 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「無理だよ。。。。
私達は兄妹なんだよ?」
兎琳は涙を拭い
そう言った。



「それ………なんだけどさ…─。」
尭也は兎琳を抱き締めていた腕を緩め
真剣な眼差しで
兎琳を見つめた。

⏰:07/03/28 22:19 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#797 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何─…?」
兎琳は尭也の顔、瞳を直視できず
目を反らした。



「俺達………
血が繋がって無いんだ。」
尭也はそんな兎琳の横顔を見つめ
落ち着いた口調で
真実を話した。

⏰:07/03/28 22:23 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#798 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「どういう……事?」兎琳は驚く。


「俺は捨て子だったのを、、、兎琳の親父の輝昭に拾われた。
だけど…兎琳が居るから、、、、、俺は
瀬野於家の養子になったんだ。」
尭也は冷静沈着に
淡々と話し続ける。

⏰:07/03/28 22:40 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#799 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そうだったの……………。」
兎琳は俯いた。


「あぁ………
黙っててゴメン。」
尭也も少し俯いた。

⏰:07/03/28 23:06 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#800 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「もう良いよ。
私もゴメン。」
兎琳も尭也を見つめた。



「ん。
だから………
俺を、、、、兄じゃなくて男として見て欲しい。」
尭也は笑い
兎琳の髪を撫でながらそう言った。

⏰:07/03/28 23:21 📱:W42H 🆔:IaYGbLsc


#801 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「それは………
尭也=兄、、、、じゃなく…尭也=男
として見ろって事なの?」
兎琳は確認するように尭也に訊く。


「そう…
少しずつでいいから男として、、、、好きになっていって欲しいんだ。」
尭也の声は何時の間にか弱々しくなっていた。

⏰:07/03/29 00:00 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#802 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「…………分かった
少しずつ、好きになってく。」
兎琳は少し間を開けた後
にっこりと微笑んだ。



「ありがと……。」
その笑顔に釣られて尭也もまた
笑った。

⏰:07/03/29 00:16 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#803 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
★king17★
─valentineには
甘い甘い
チョコレートを─


…結果発表
麗羽と桂は苦労した(笑)…

⏰:07/03/29 00:25 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#804 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ったく………
なぁんか
いつも損な役回りな気がするよ……」
麗羽は講堂から出て再度、屋上へと向かった。

⏰:07/03/29 00:27 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#805 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽は男子生徒を───…まぁ




コテンパンに叩きのめして屋上に
10分くらいで
辿り着き、屋上に有る旗を手にとっていた。

⏰:07/03/29 07:01 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#806 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
しかし桂は違うようだ………


まだ女子生徒が
探し回っている姿が時折みられたから…


「まぁ………瀬野於くんと兎琳もコレで大丈夫でしょ。」
ふぅ…と息を吐く麗羽。

⏰:07/03/29 07:13 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#807 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽は尭也が転校初日からの兎琳への
態度が気になっていた。。。。
そして昨日、尭也が兎琳の事を好きなのだと確信した。


それは………
兎琳を見る尭也の
瞳が愛に満ちた
色をしていたからだ…

⏰:07/03/29 13:56 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#808 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………
きります(´Д`)


感想など
φ(.. )して下さい

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1912/

⏰:07/03/29 14:00 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#809 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「じゃあ………
兎琳と瀬野於くんの件も一件落着だね…………。それよりも桂、、何してんだろ」
麗羽はブツブツと
ぼやきながら
屋上のドアノブを
回した。

⏰:07/03/29 23:10 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#810 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
その瞬間………


ズダダダダダダッ…

一気に階段を上ってくる足音がした。

⏰:07/03/29 23:27 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#811 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
1人ではない………

大人数の足音が
一気に階段を上ってくる………



そして
その軍団が麗羽の前を通り過ぎて
屋上に出た………

⏰:07/03/29 23:31 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#812 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして


「いやぁッッッ…」
いくつもの耳をつんざくような声が屋上に響いた。


「………?」
麗羽は恐る恐る
屋上に入ると………

⏰:07/03/29 23:39 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#813 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂が屋上の旗を死守している光景が
目に入った。



どうやら
ゲーム終了のようだ………。

⏰:07/03/29 23:42 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#814 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから数分後……………全校生徒が
また講堂に集まった


そして
学園長が壇上に上がり、結果発表をする。

⏰:07/03/29 23:48 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#815 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
結果は当然だが


麗羽と桂の勝利であった………。


そして学園長の
長ったらしい話が
終わり、バレンタインイベントは



………幕を閉じた。

⏰:07/03/29 23:52 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#816 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
─…その夜…─


「何だかんだ
言って楽しかったね」
麗羽は桂の部屋の
ソファーに座り
そう言った。

⏰:07/03/29 23:56 📱:W42H 🆔:RNjLZeKo


#817 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そうだな。
………で、、、、、
ん。」
桂は応え、麗羽の前に手を差し出した。


「何?」
麗羽は突然出された手に戸惑う。

⏰:07/03/30 00:00 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#818 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「…………チョコ。」
桂は顔を真っ赤にし照れながら
そう言った。


「あっ………」
麗羽は意味が分かったらしく、
クスッと笑い
桂の手にチョコを差し出した。

⏰:07/03/30 00:04 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#819 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして

「HAPPYvalentine♪
おやすみなさい」
と麗羽は言い、
桂にキスをして
自分の部屋に戻った

⏰:07/03/30 00:07 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#820 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうして桂は
1人になった部屋で麗羽に貰った
チョコレートを口に含んだ。



「甘……ッ。」
そのチョコは
甘い甘いミルクチョコレートでした…………。



…………end。

⏰:07/03/30 00:11 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#821 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
king17
終了デス(●´3`)
いかがでしたか?
感想など、お待ちしています(´Д`照)多分、いや…絶対に
このスレでゎ
終わらないので、
最後、「完結編」としてスレを建てさせていただきます♪♪

⏰:07/03/30 00:14 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#822 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
次、
king18ゎ
次回、更新します!!
亀更新でゎありますがよろしくお願いします(´∀`人)


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1912/

上ゎ感想板デス!!
カキコしていただければ
嬉しいデス(嬉;Д;)

⏰:07/03/30 00:18 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#823 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
★king18★

─卓志の結婚式─



バレンタインから
一週間後…──


桂宛てに
手紙が届いた。

⏰:07/03/30 17:59 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#824 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
送って来たのは
卓志だ───……



桂は中身を読み…………


「麗羽ッ!!!」
麗羽の部屋に駆け込んだ。

⏰:07/03/30 18:05 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#825 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ほぇ?」
麗羽はまだ
寝ぼけている……


そして
今日は日曜日である

⏰:07/03/30 18:23 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#826 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……と
言うことは……──

まだ普通
麗羽は寝ている状態である─…



だから…


パグッ…!!!!

⏰:07/03/30 19:13 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#827 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ッ桂……
麗羽の寝込みを襲う気か?」
朱夏が殴るのも無理はない。


「やば………。
悪ぃ悪ぃ」
それにヘラヘラと笑う桂


「ん〜ッ………
まだ眠い」
そして
まだ眠たそうに
目をこする麗羽。

⏰:07/03/30 21:59 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#828 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
この光景は一体なんなのであろうか…?


………まぁ
普通の光景ではない


「………あれ、、桂?
何か用?」
やっと目を覚ました麗羽………

⏰:07/03/30 22:02 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#829 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あっそうそう!!
これ見てくれよ」
桂はそう言い
麗羽に手紙を押し付けた。



「ん………。」
麗羽は中身を
眠たそうな瞳で
目を通した。

⏰:07/03/30 22:35 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#830 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
数分後………──


カッと目を見開き


「卓志さん──…
良かったね!!!!!」
……と満面の笑みで桂に飛びついた

⏰:07/03/30 22:53 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#831 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「おっ………おい。
飛びつくな…。」
桂が慌てふためく。


「あっ…ゴメンゴメン。でも卓志さん…結婚かぁ……」
麗羽は謝りつつ
喜んでいる………



そう……手紙の内容は…─


結婚式の招待状である。

⏰:07/03/30 22:58 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#832 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「来週の日曜日…………か、、、。
行くだろ?」
桂は麗羽を誘う。


「いいの?」
麗羽は訊き返す。


「いいよ。」
桂は笑んで応えた。

「本当にッ?
ありがとー★」
麗羽は喜び
万歳をした。


ちょうど
その時………

⏰:07/03/30 23:02 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#833 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ピンポンパンポーン…─


〈2年B組高神麗羽さん、学園長がお呼びです。直ちに学園長室に来て下さい
繰り返します─…〉

麗羽が呼ばれた。

⏰:07/03/30 23:13 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#834 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何だろ?
とりあえず行くね。」麗羽は
桂にウィンクをして部屋を出た。



「あぁ。」
それと同時に桂はそう言い、麗羽の部屋を出た。

⏰:07/03/30 23:16 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#835 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………───。

「何だろ?」
なんて嘘だ。。。。
本当は何で呼ばれたのか
自分でも分かっている─………。


…コンコン

麗羽は深呼吸をし、学園長室のドアを軽く叩いた。

⏰:07/03/30 23:20 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#836 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「どうぞ。」
学園長室の中から
返事が返って来た。


「失礼します。」
麗羽は学園長の返事が聞こえると
一礼して
そう言い
学園長室の中に入った

⏰:07/03/30 23:28 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#837 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「高神さん……
決まったかい?」
学園長は早速
麗羽の応えを訊いた

学園長と麗羽と朱夏しか知らない事だ…


麗羽は一度
瞼を下ろした…

⏰:07/03/30 23:43 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#838 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして……


「はい………。
決まりました。」
瞼を上げて冷静に応えた。


「ほう………
決まったか……。
どうするのかね?」
学園長はもう一度訊く。

⏰:07/03/30 23:50 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#839 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………行きます。」
学園長の問いに
麗羽は短く……………応えた。



「分かった。
では来週の月曜日…手続きはこちらで
しておこう。
じゃあ帰りなさい。」最後に学園長は
笑って
そう言った。

⏰:07/03/30 23:53 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#840 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「はい。失礼しました」麗羽も最後は笑い
学園長室をあとにした……。



「本当に………
良いのか?」
部屋に帰る途中
朱夏は麗羽に訊ねた。

⏰:07/03/30 23:55 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#841 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………♪♪
切ります(・Д・)


感想板にもカキコ
お願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1912/

⏰:07/03/30 23:57 📱:W42H 🆔:0WiUnlIs


#842 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
>>840から………


「良いの。だって
コレはチャンスかもしれないでしょ?」
麗羽は笑った。


「そうか………
麗羽が良いのなら
それで良い。」
朱夏もあっさり
承諾したように
笑んだ

⏰:07/03/31 06:46 📱:W42H 🆔:cYTYGLIw


#843 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
部屋に帰るなり
麗羽はベッドに
倒れ込んだ。


………コレは
チャンスなんだ。


私の為、、、
皆の為なんだ………

頭では分かってるんだけど………

⏰:07/03/31 09:54 📱:W42H 🆔:cYTYGLIw


#844 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……………。」

何故か
やり切れない………………


心の奥底では
行くことを拒んでいる・・・・。

⏰:07/03/31 10:16 📱:W42H 🆔:cYTYGLIw


#845 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……………でも
行かなきゃ……─


行かなきゃ
ならないんだ。。。。。






コレはチャンスだから────………。

⏰:07/03/31 23:49 📱:W42H 🆔:cYTYGLIw


#846 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「月曜日……か。
卓志さんの結婚式の後だね。」
麗羽は傍らに居る
朱夏に呟くように
そう言った。



「そうだな……。
しかし…この事は
桂に伝えるのか?」
朱夏は頷いた後
麗羽に訊いた。

⏰:07/03/31 23:59 📱:W42H 🆔:cYTYGLIw


#847 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ううん。。。
伝えない。」
麗羽は首を横に振り応えた。



「そうか………。」
朱夏は瞼を閉じ
頷いた。

⏰:07/04/01 00:02 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#848 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうして
時は過ぎ………



卓志の結婚式の前日………


つまり──


土曜日になった

⏰:07/04/01 00:04 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#849 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽は普段通り

午前6時に目を覚ました。。。



そして
部屋出て、奥庭へ向かった。

⏰:07/04/01 00:06 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#850 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「外は寒いけど──………やっぱり
アナタは暖かいね。」麗羽が話し掛けるのは、、、


この学園の聖霊長が宿る“木”だ。

⏰:07/04/01 00:09 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#851 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「よいしょ……。」
麗羽は木に話し掛けた後
枝を伝い木の中間あたりにある空間に
腰を下ろした。


それと同時に…


「お久しぶりです
麗羽殿。」
聖霊長が姿を現した

⏰:07/04/01 00:13 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#852 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「久しぶり…。
元気してた?」
麗羽は聖霊長に
笑みをみせ
訊ねる。


「えぇ。ここに居る皆は元気です。
それよりも麗羽殿………。」
聖霊長は口ごもる。

⏰:07/04/01 00:23 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#853 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「何?」



「麗羽殿の方は無理をしていらっしゃる様ですが………。」
聖霊長は
沈み気味にそう言った

⏰:07/04/01 00:30 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#854 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そう見える?」
麗羽はニッと笑った

「はい………。
しかも学園を去られるとか……。」
今度は寂しげな表情で………
麗羽に言った

⏰:07/04/01 00:35 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#855 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そ……うだよ。」
麗羽は驚き目を円くさせながら言葉を発した。



「本当なんですか!!!!!?
だとしたら………………桂と言う人間は………………
それを知っているのですか……?」
聖霊長も驚きを隠せないようだ…

⏰:07/04/01 06:55 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#856 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……──言わないの…。」
麗羽は首をまた横に振り聖霊長の唇に
人差し指をあてた。


「…………寂しくなりますね。」
聖霊長はにっこり
と寂しげに笑い
言った。


「また、帰って
来るから。今日はお別れしに来たの。」
麗羽は今にも泣き出しそうな表情で
そう言って………─

⏰:07/04/01 07:23 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#857 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
─…♪


唄った………。



麗羽オリジナルの
別れの曲………──

⏰:07/04/01 09:49 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#858 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
悲しみと別れを惜しむ曲─…


この日の為に創っておいた曲だ。。。。

⏰:07/04/01 09:55 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#859 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ありがとうございます。。。。
麗羽殿の思い
しっかり届きました…。また会える日を楽しみにしておきます。」
聖霊長は涙を流しながら、、、笑った。
そして


ギュ………



麗羽の手を握り締め……何かを渡した

⏰:07/04/01 10:04 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#860 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……?
コレ、、、何?」
麗羽は手のひらに乗せられた
モノを見つめ
訊いた。


「コレは私たち…………天亜学園に宿る聖霊達のパワーを
圧縮した聖霊玉です。」
聖霊長は説明し…………麗羽をギュッと抱き締めた。

⏰:07/04/01 15:37 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#861 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「どうしたの?」
麗羽は穏やかな声でそう言い
聖霊長を抱きしめ返した。。。。



「必ず帰って来て下さい。私達は待っていますから……。」
聖霊長は更に強く麗羽を抱き締め
泣き声でそう言った

そして
もう一度だけ
手を握り締めた後、、、、、、直ぐに姿を消した。

⏰:07/04/01 15:45 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#862 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
あまり麗羽の近くに居すぎると……


別れが辛くなるからであろう…


「……ありがとう。
そして、、、またね。」
麗羽は笑い
奥庭をそう言って
歩み去った…─。

⏰:07/04/01 16:33 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#863 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
上の間違いです(泣)

×⇒奥庭をそう言い………


○⇒そう言い奥庭を………

です。


すみません(泣)

⏰:07/04/01 18:26 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#864 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
>>862の続き……─


「ねぇ─……朱夏。」
麗羽は空を見ながら朱夏の名を呼んだ。


「何だ麗羽?」
朱夏は心配そうな表情で応えた。

⏰:07/04/01 22:09 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#865 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ヤッパリ
別れって…辛いね。」笑いながら
そう言う麗羽。



「そうだな……。
ココには数え切れない思い出が有るだろうからな。」
朱夏は頷き
そう言った後
麗羽の頭を優しく
撫でた。

⏰:07/04/01 22:16 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#866 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うん。。。。
でも・・・・・。
私は行く。」
麗羽は朱夏を見て
首を縦に振り、
眉を上げた。



そして迷いを捨てた表情で…


「そうか。
じゃあ明日は出発前に桂と一日中
一緒に居れる…
最後の日だな。」
朱夏は
まだ麗羽の頭を撫でたまま
小さな声で
そう言った。

⏰:07/04/01 22:21 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#867 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「うん!!!
だったら明日に備えて、ゆっくり
休もう!!!!」
麗羽はニコパッと
笑い
朱夏の手首を軽く
握り締め
引っ張った。


「全く………
お前は何というか…見てて飽きないな。」朱夏は
そんな麗羽を見て
クスクスと苦笑した

⏰:07/04/01 22:25 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#868 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから
麗羽は
早めの夕食をとり、
ビデオ予約をして



眠りについた。

⏰:07/04/01 22:29 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#869 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
日曜日………──。



「じゃあ行くか。」
桂が
声をかけ。


「「うんッ!!」」
麗羽と文夏が
応えた。

⏰:07/04/01 22:42 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#870 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「よし。
じゃあ出発!!」
桂はそう言って
歩き出した。


それに
麗羽と文夏もついて行った。

⏰:07/04/01 22:46 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#871 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
★king18★
─卓志の結婚式─



…幸せの次にやって来るのは、、、、、
別れ……

⏰:07/04/01 22:50 📱:W42H 🆔:nMUgoZc2


#872 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
結婚式会場に着くと人が沢山
集まっていた……。


そして
卓志さんの友達と思われる人や、
桂の親戚、
卓志さんの結婚相手の親戚や友達も…

⏰:07/04/02 13:27 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#873 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
何だか
場違いな感じがした……。


卓志さんの友人でも桂の親戚でも
結婚相手の友人でも結婚相手の親戚でもない

私が
此処に居て良いのか、不安になった

⏰:07/04/02 13:32 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#874 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
でも
そんな不安を一気に吹き飛ばしてくれたのは


「麗羽も何か飲むか?」


桂だった。


「うん。」
私は笑って返事を
返した。

⏰:07/04/02 13:34 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#875 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
もう少しで
結婚式が始まる。



そして
結婚式が終われば…………



アナタと暫しの
別れ……だね。



………─桂。

⏰:07/04/02 13:35 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#876 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そんな事を考えてたら………


「新郎新婦、入場」
と声がして
結婚式が始まった。

⏰:07/04/02 13:44 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#877 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………………。
正直言って
結婚式なんて面倒だった。


でも
何故か麗羽が何処かへ行ってしまいそうで…………



今日が会える最後の日……みたいで


恐かった…

⏰:07/04/02 14:26 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#878 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そんな事
有り得ないのに…なこれじゃ
まるで麗羽を信用していないみたいだ…

考えれば考える程
頭の中が
ごちゃごちゃになって行く…………


そんな状態の俺を
救うかのように
結婚式が始まった…

⏰:07/04/02 14:31 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#879 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……………。
お兄ちゃんも…
麗羽さんも、、、、、


なぁんか
ぎこちない……


2人とも
表面上はいつもの
2人だけど


どちらも
心の中に迷いや
不安が有りそうだった。

⏰:07/04/02 14:41 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#880 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
その不安が………


何処から来てるか…なんて私には分からないケドね……


だけど今日は
卓志兄ちゃんの
結婚式だから
卓志兄ちゃんを祝ってあげなきゃ★


…って思い
気にしなかった

⏰:07/04/02 14:44 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#881 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そしたら
卓志兄ちゃんと
結婚相手の
香奈恵さんが入場してきた………。



その瞬間、お兄ちゃんと麗羽さんの表情も変わった。

⏰:07/04/02 14:46 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#882 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………


「あの人が
卓志さんの
お相手さんかぁ…
綺麗だね。」
麗羽は傍らに居る
桂に、瞳を輝かせながら小声で言った。

「そうだな!!」
桂も小声で
ニコッと笑いながらそう言った

⏰:07/04/02 22:52 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#883 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「それに
卓志さんも幸せそうだ。」
麗羽はホッと安心
したように
胸をなで下ろして
みせた…


「そうだな……
しかも2人、、、
お似合いだし(笑)」
桂も安堵の息を
吐くように
話した

⏰:07/04/02 22:57 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#884 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「だね。
ウェディングドレスも綺麗だし
タキシードも似合ってる…」



そんな楽しそうに
話す麗羽の肩に腕を回し、抱き寄せて


「俺も絶対
着せてやるからな!」桂は断言した。

⏰:07/04/02 23:12 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#885 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「ふはッ………。」
桂の大胆な断言に
麗羽は思わず
吹き出した。


「な………ッ
笑うなよ。。。。。」
桂は小さな子供みたいに拗ねた。

⏰:07/04/02 23:28 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#886 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「だって面白い…………でも
ありがと。」
麗羽は笑いながら
桂にお礼を言った。


「…………おぅ。」
桂の表情は拗ねから照れに変わっていた………。

⏰:07/04/02 23:46 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#887 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
それから
卓志と香奈恵の
婚約指輪の交換?
なども終わった…




そして
麗羽達3人は
電車に揺られながら天亜学園に帰った。

⏰:07/04/02 23:50 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#888 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
学園に帰った時には外は
薄暗く、肌寒かった。


3人はすぐさま
寮に入った。


それから
麗羽と桂は自室のある3階へ………


文夏も自室のある
2階へと
階段を上った。

⏰:07/04/02 23:56 📱:W42H 🆔:ufmiq6LA


#889 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「じゃあ
おやすみなさい。」
麗羽は部屋のドアを開きながら
桂に手を振り
そう言った。


「あぁ……おやすみ」桂も返事をして
やや眠たそうに
そう言い
部屋の中に入って
行った…

⏰:07/04/03 00:02 📱:W42H 🆔:L6l1XMec


#890 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
時刻は
18:40………
まだ、、、、寝るには
早い。


「………よし。」
麗羽は部屋に入ってクローゼットから
大きめなバッグを
取り出して
洋服やコップなど
必要最低限の物を
詰め込んだ。

⏰:07/04/03 00:08 📱:W42H 🆔:L6l1XMec


#891 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「…………ッ─。」
不意に麗羽の頬に
熱い……液体が
流れ落ちた……─。


その液体は
麗羽の手の甲に落ちシミを作る…

⏰:07/04/03 19:26 📱:W42H 🆔:L6l1XMec


#892 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「麗羽………。」
朱夏は
そんな麗羽を見て
傍に近寄り
髪の毛を撫でた。


「ッ……ック。」
そうした朱夏の優しさが通じたのか
だんだんと熱い液体がひいていった

⏰:07/04/03 19:37 📱:W42H 🆔:L6l1XMec


#893 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「麗羽。。。。
大丈夫か?」
朱夏は心配そうに
聞いてくる…。


「もう、、、、大丈夫。
ありがと…朱夏。」
麗羽はニコッと笑いお礼を言った。

⏰:07/04/03 19:47 📱:W42H 🆔:L6l1XMec


#894 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「なら良かった…
いよいよ明日だな。」朱夏も笑い
そう言った。



「ん。。。だね…。
よしっ!!準備も
終わったし、
最後の風呂に行きますかッ!!!!」
一瞬暗い表情をし、
またパッと表情を
変えて風呂に入る
準備をした。

⏰:07/04/03 20:06 📱:W42H 🆔:L6l1XMec


#895 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
大浴場…─。


「ふぅ───……。」
麗羽は湯船に浸かるなり、長く息を吐いた。



「また…………親父くさい息を吐くなと言ってるだろ?」
朱夏は微笑しながら呆れていた。

⏰:07/04/04 07:07 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#896 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「……だったね(笑)」麗羽は力無く笑い
湯船に顔を浸けた。


「全く………
何をそんなに
躊躇っているんだ?」朱夏が今度は眉間にシワを寄せ
そう言った。


そうすると麗羽は
湯船から顔を離して
「これで良かったのかな?って………」
思いつめた表情で
そう言う…

⏰:07/04/04 07:11 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#897 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そんな麗羽に
朱夏は痺れを切らしたのか………


ギゥゥゥゥッ……


「いひゃひゃひゃ!!
いひゃいっへ!!」
麗羽の頬を抓った。

⏰:07/04/04 07:15 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#898 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽が降参の声をあげると
パッと手を離した。。
そして、、、、。


「もぅ………」
拗ねる麗羽に……

⏰:07/04/04 07:18 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#899 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
パン………ッ。


軽く余韻が残る程度のビンタを浴びせた

「何すんのッ?」
麗羽は頬に触れながら叫ぶ。

⏰:07/04/04 13:44 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#900 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
朱夏は少し黙り
眉間に再度シワを寄せ、


「やると決めた事は
意地でもやり通すのが…
“高神麗羽”だろ?」強めな口調で
そう言った。

⏰:07/04/04 13:49 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#901 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………。」
麗羽は驚いたようにポカンと口を開けて朱夏を見た。


「そうだろ?」
朱夏も麗羽を見て
軽く笑み訊ねた。

⏰:07/04/04 13:52 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#902 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「………うん。」
麗羽は頷き
また朱夏を見た。


「そうだ…─。
それなら迷うな。」
朱夏は自信満々!!!
と言うような笑顔を麗羽に向けて
麗羽の頭を撫でた

⏰:07/04/04 14:00 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#903 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
その言葉で決心が
ついたのか
麗羽も


「うんっ!!」
と、元気よく
頷いた。

⏰:07/04/04 14:12 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#904 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「じゃあ
上がるか……。」
麗羽はそう言い
湯船から出た……


「そうだな。。。。」
朱夏も了解。と言う風に湯船から出た。

⏰:07/04/04 20:05 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#905 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうして麗羽達は
大浴場を後にした。


「じゃあ
明日は早いし部屋に帰ったら、寝ちゃおうか……。」
そして
廊下を歩きながら
パタパタと手で仰ぎながら角を曲がろうとした…その時……………

⏰:07/04/04 20:11 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#906 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ドシッ……


丁度
角を曲がった所に居た、誰かとぶつかった。



「っ……たた。
すみません。」
麗羽は即座に謝る。

「いや……
こちらこそ……って麗羽…?」
相手も謝る………
そして麗羽の名を
疑問符を最後につけて呼んだ。

⏰:07/04/04 20:16 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#907 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あっ……桂?」
麗羽も彼の名前を呼ぶ。


ぶつかった相手は
桂だ……──。


「もう風呂、行ったのか?早いな。
んじゃな。」
桂はニカッと笑い
そう言って
去って行った─…

⏰:07/04/04 20:21 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#908 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽も桂の背中を見ながら、手を振った。

もちろん桂は気付いていない…─。

⏰:07/04/04 20:24 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#909 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽の寂しさも
不安も………──










─…明日、、、、、




旅立ってしまう事も………────。

⏰:07/04/04 20:33 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#910 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「─…………。」
その後、麗羽は
一言も喋る事無く
部屋に帰り。。。。



すぐさま眠りについた……─

⏰:07/04/04 20:41 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#911 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……………
正直、、、、。
あんなトコで麗羽に会うなんて思わなかった。


やっぱり
麗羽の事ばっか
考えてたからなのか………?

⏰:07/04/04 20:46 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#912 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
さっきの麗羽……………抱き締めたくなる程に……


いい匂いだった……………


甘く……切ない
感じの…───

⏰:07/04/04 21:59 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#913 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そんな事を考えていたら、後ろから


「森原君─…。」
……と
呼び止められた。。

⏰:07/04/04 22:01 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#914 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「へ…………?」
呼び止められた
桂は間の抜けた
返事をする。


「少し、話が有るんだが………良いかね?…」
呼び止めた人物は
申し訳なさそうに、
桂に訊ねた。


「………!!!!!
はいっ……」
そして桂は
呼び止めた人物を
見て、口ごもりつつ返事をした。

⏰:07/04/04 22:11 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#915 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「そうか……
ならば良かった。
じゃあ、ついて来てくれ。」
その人物は桂を
手招きして
在る部屋へと
連れ込んだ。

⏰:07/04/04 22:14 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#916 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………翌日─。


〜♪〜♪
携帯のアラームで
いつもより
2時間
早く起きた麗羽─…

⏰:07/04/04 22:18 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#917 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
軽く伸びをした後
朝食を作り
口に運ぶ……


そして
歯磨き、洗顔、
部屋の掃除をして…

部屋を出た。。。。。

⏰:07/04/04 22:21 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#918 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
今の時刻は
午前5時…──


普通なら
まだ皆は寝ている時間だ。。。


だから麗羽は……



カチャッ…

⏰:07/04/04 22:24 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#919 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂に貰っていた
桂の部屋の合い鍵で桂の部屋に入り……………



チュ…………


桂に近寄り………
桂の唇に軽く
自分の唇を当てた。

⏰:07/04/04 22:26 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#920 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
桂の髪を撫で、


「またね……。」
と言って
桂の部屋から
出て、鍵を閉め


学園長室に
向かった。

⏰:07/04/04 22:40 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#921 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………───。


ムクッ─…


桂は麗羽が部屋から出て行った
後、身を起こし上げた。


そして
直ぐに髪の毛など
身支度をして
誰かに電話して、

自分の部屋を
後にした。

⏰:07/04/04 22:43 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#922 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
……───。


学園長室に行って
最終手続きを終え、
麗羽と学園長は
学園の玄関に居た………─。


「高神さん。
頑張って来るんだよ。辛い事なんかも
あると思うけどね。」学園長はそう言いながら、麗羽の手を
ギュッと
握り締めた。

⏰:07/04/04 22:46 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#923 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「はい♪
頑張って来ます。」
麗羽も学園長の言葉に応えるように
笑顔でそう言って
学園長の手を
握り返した。


学園長もにっこり
笑った─…
そして、、、、


「最後に
挨拶をしなくても
良いのかね?」
訊ねた。

⏰:07/04/04 22:49 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#924 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「え………?」
学園長を見ると


“後ろを見てみなさい”
と言う表情をしていた………


朱夏もそんな表情をしている…

⏰:07/04/04 22:54 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#925 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
その表情に促され
麗羽は後ろを振り返った。


「…………ッ!!!!」


そこに居たのは……

「何にも言わないで
どっか行く気?」


「それは
あまりにも酷いよねぇ…高神さん。」


「本当、、、
何でも1人で解決して、1人で決めるんだから……。」


「そうですよ!!
水くさいじゃ
無いですかっ!!」

⏰:07/04/04 22:58 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#926 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「まぁ……
そこが麗羽の
良いトコでも有り、悪いトコ……
でも有るんだけどねぇ……」


「俺達って
んなに信用ねぇの?」


「黙って行くのは
良い事じゃ無いでしょ。」

⏰:07/04/04 23:03 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#927 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「まぁ
麗羽殿らしさでしょう(笑)」


次々に麗羽に
言葉が投げかけられる。。。。

⏰:07/04/04 23:05 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#928 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
麗羽はその1人1人の名前をゆっくり
呼んだ……



「桂……梁君……
兎琳、、、、文夏ちゃん……柚輝……ッ
紫庵……瀬野於君、、、聖霊長……。」



涙声になりながら……………

⏰:07/04/04 23:09 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#929 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうして呼ばれた
皆は笑顔で返事をした。



そして
桂が皆の一歩
前に出て…………

⏰:07/04/04 23:15 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#930 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「黙ってた事は
許さねぇケド…………頑張って来いよ。
応援してるからさ。」笑って麗羽の頬を撫でた。


「うんッ!!!!」
麗羽は元気良く返事をし、、、、

⏰:07/04/04 23:18 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#931 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
他の皆に
笑顔を向け………



「行ってきます!!」
……と言った。


そして皆は
声を揃え

“行って
らっしゃい”
と言い、手を振った。

それに応え、麗羽も手を振り、
車に乗り込んだ

⏰:07/04/04 23:27 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#932 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして、窓から
身を乗り出して
大きく手を振った……………───



皆は─…
麗羽の乗った
車が見えなくなるまで手を振り続けた…

⏰:07/04/04 23:29 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#933 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そうして………



麗羽は……………



天亜学園から、、、、、、

能力を持つ、日本学生の代表として…………


イギリスに旅立って行った………──。

⏰:07/04/04 23:30 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#934 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
その日は─………



まだ寒さの抜けない3月の始めの事
だった………。

⏰:07/04/04 23:32 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#935 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
…………
麗羽が見えなくなると、
皆はそれぞれ
部屋に戻って行った


そしてまだ
玄関に残って居た
桂に兎琳は………


「行っちゃったね。」
…と寂しそうに
呟いた。

⏰:07/04/04 23:34 📱:W42H 🆔:kJG8QpV6


#936 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「だな…………。」
それに桂も寂しそうに応える。


「でも…………
良く、、、、麗羽を
行かせたね。
桂の事だから
イギリスなんかに
行かせないと思った。」
重たい雰囲気を軽くするため、兎琳は
にへらっと笑いながら喋った

⏰:07/04/05 07:10 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#937 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「まぁな……
麗羽は言って聴くようなヤツじゃねぇしさ………。」
桂も笑いながら
応えた。


「ふぅん………
じゃあさ、、、
もし麗羽が
イギリスの方で
カッコイい彼氏
作って桂を捨てたりしたら………どうする?」
次は意地悪そうに
笑う兎琳…─。

⏰:07/04/05 07:20 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#938 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「なっ───………」桂は言葉を失う………



「まぁ
有り得ないと思うから……もしも!!!
ね」
さっきよりニヤニヤと笑う兎琳を見て


桂の発した言葉は…………

⏰:07/04/05 07:23 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#939 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「絶対ぇ……に
許さない。
ソイツ、ぶん殴る。」
殺気に満ちた
表情で
そう言った。


「へぇ………
意外と強気だね。。。
まぁ─その言葉を
聞いただけで安心。
じゃ、私も
もうひと寝入りするからさ……
おやすみ。」
兎琳は
ホッとするような
眠たそうな表情を
しつつ、そう言って
欠伸をしながら
部屋に帰っていった

⏰:07/04/05 07:27 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#940 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
「あぁ……おやすみ」桂は兎琳にそう言った後………
暫くの間
空を見た、、、、、。。。。



空は朝焼けに染まり、、、、とても綺麗だった。

⏰:07/04/05 07:29 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#941 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして………───


絶対に麗羽に会いにいつかイギリスに
行く事を決心した。


そうしていると
桂の口からも欠伸が出てきてしまい、
眠たくなったので
部屋に戻り
眠りについた。

⏰:07/04/05 07:55 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#942 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
………──。


「もう学園が
あんなに遠いや。」
麗羽は車の窓を少し開け、そう呟いた。


もう学園は
見えない─………
それでも
目を瞑れば
学園、、、、
桂達の顔………
が見えてくるような気がした。

⏰:07/04/05 07:58 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#943 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
桂………
そして皆………



楽しい日々をありがとう。。。。
また帰って来た時に皆が居るかは
分かんないケド、
居たら、また
楽しい日々を一緒に過ごして下さい。


麗羽はそう
祈った。。。。。

⏰:07/04/05 08:03 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#944 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そんな事をしていたら、いつの間にか
空港に着いていた。



そして
航空券を学園長から手渡され、麗羽は
学園長とボディーガードの2人に
別れの挨拶をして


飛行機に乗り込んだ。。。。

⏰:07/04/05 08:06 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#945 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
AM6:58………
麗羽はイギリス行きの飛行機で……



日本から旅立った。


麗羽は
イギリス行きに
不安と期待を抱きつつ
飛行機の客席で
うつらうつらと睡魔に襲われ、、、、


深い眠りへと
堕ちていった……。

⏰:07/04/05 08:09 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#946 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
そして
隣の席の人に起こされるのは
もう少し後の話しになる………───。



そして
コレが
イギリス“初”の
友達になるとは
まだ知るよしも
無かった───……


彼も………
麗羽も………

⏰:07/04/05 08:13 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#947 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
★king18★
今回のスレ………
終了デスv(^-^)v


ちょっと
終わり方が
微妙ですが
勘弁して下さい(笑)

⏰:07/04/05 08:17 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#948 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
次スレで
ブラックキングゎ
全更新終了となる
予定デス(*δ艸δ*)


応援よろしくお願いしますo(_ _*)o


そして
今回のスレ、今までのスレなどで
応援して下さった
方々、ありがとうございました♪♪



bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1912/

⏰:07/04/05 08:20 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#949 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]

bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/3977/

次スレデス(^-^)


あっ(*^_^*)
オーダー解除
しときます
d(´>∀・)ノ

⏰:07/04/05 08:53 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#950 [まあさ]
お疲れ様あ


次で最後なんだ


なんか寂しいね


でも応援してるよ

⏰:07/04/05 09:06 📱:SA702i 🆔:oopBgol.


#951 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
まぁさ

予定だけどね(笑)
ゥチも寂しいよ………(T_T)

⏰:07/04/05 09:08 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#952 [まあさ]
そうなんだ


でもすみちャんが普通の話書いてるのも見てみたい


今から新作書くんだけど最初に登場人物の名前書いておいた方が分かりやすいかな?

⏰:07/04/05 09:22 📱:SA702i 🆔:oopBgol.


#953 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
ゥチゎそっちのが
読みやすいかな!!

⏰:07/04/05 09:48 📱:W42H 🆔:ZX.8smo2


#954 [まあさ]
ありがと―


ぢャあそうします

⏰:07/04/05 09:49 📱:SA702i 🆔:oopBgol.


#955 [蝶]
完結お疲れ様デス

そして、おめでとうございますッ

この小説、大好きです

次のレスも楽しみにしています

⏰:07/04/05 10:16 📱:P903i 🆔:LY4Z//NQ


#956 [我輩は匿名である]
>>800-955

⏰:07/04/11 22:35 📱:SH903i 🆔:URjx/cmI


#957 [壁|艸`){すみ仔◆angel/Groo]
我輩さん
アンカーありがとうございます(^-^)
嬉しいです(´∀`)

⏰:07/04/11 22:37 📱:W42H 🆔:SCA73ezE


#958 [安価]
>>350-550
>>550-750
>>750-950

⏰:07/08/03 01:47 📱:SH903i 🆔:D8rjAz3.


#959 [壁|ω`){すみ仔◆Alice.m.sE]
わわわ
遅れました(>_<)

我が輩サン
安価わざわざ
ありがとうございます(><;)

⏰:07/08/08 16:13 📱:W42H 🆔:y79Twka2


#960 [みみ]
>>400-450
>>450-500
>>500-550
>>550-600
>>600-650
>>650-700

⏰:08/03/29 02:36 📱:W53CA 🆔:4f4ND7JI


#961 [みみ]
>>700-750
>>750-800
>>800-850
>>850-900
>>900-950

⏰:08/03/29 02:38 📱:W53CA 🆔:4f4ND7JI


#962 [我輩は匿名である]
>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800
>>801-1000

⏰:08/04/15 12:48 📱:F705i 🆔:ve948VJA


#963 [壁|∀゚){すみ仔◆Alice.m.sE]
>>960-961みみサン
>>962我が輩は匿名であるサン
アンカー
ありがとうございました♪

⏰:08/04/24 02:12 📱:au��SN3C 🆔:ZVeZ07m.


#964 [-冫牙(さえ)-]
よみたい
からあげ

⏰:10/02/02 13:53 📱:PC 🆔:jqUfTtYo


#965 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑age↑

⏰:22/10/04 23:06 📱:Android 🆔:nH.OoPsQ


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