゜*消せない・゜
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#500 [まきやま]
   
また昔みたいに
話せるカナ。


会ってくれるかな


何が書いてあるの?


このチャンス…--
逃しちゃいけない。

⏰:07/03/19 00:43 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#501 [まきやま]
    
ゴクリとつばを飲み


ゆっくり便箋を
開いた。


可愛いらしい
丸い文字。



「司へ」


「へ」の部分に
斜めに2本線が
入っている。


変わって無いな。

⏰:07/03/19 00:45 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#502 [まきやま]
   
「っ……」



読めば読む程



涙が止まらない。



一文字一文字に
みぃの気持ちが
詰まってるんだ。



.

⏰:07/03/19 00:49 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#503 [まきやま]
   
   司へ   


この3年間.
貴方宛ての手紙を
何回も書きました。


書いては捨てて…
捨ててはまた書いて


でも、今日は違う。
ちゃんと読んでる?
司は優しいから
読んでくれてるよね



.

⏰:07/03/19 00:52 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#504 [まきやま]
   
あの日からもう
3年間も経つんだね


司は漁師になったん
だってね。


あの日から司は
夢を追いかけるのも
人と関わるのも
辞めちゃったのカナ…


私が壊したんだよね
司の人生を.
司の心を.
司の優しさを.


.

⏰:07/03/19 00:55 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#505 [まきやま]
  
赤ちゃん降ろした時
私は身体を壊したの


もう二度と赤ちゃん
は作れないんだって


それでも良いんだ。


ずーっと昔からの
司に対してあんな
態度取ってさ?


バチが当たったんだよ


.

⏰:07/03/19 00:58 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#506 [まきやま]
   
ねぇ…司は
気付いてたカナ…?


私が本当に本当に
大切で大好きな人。


優しくて頭が良い
諒ニィだと思ってる?


違うよ?


私が
本当に大好きなのは


頭悪くて.無口で.
変な髪型にしたり.
先生にすぐはむかう
でも優しくて
私の皮肉を笑って
包んでくれる


司?貴方だよ…?

⏰:07/03/19 01:01 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#507 [まきやま]
   
意地っぱりで
ごめんなさい。


たくさん傷つけて
ごめんなさい。


司怒ってるよね。


おめでとうって…
素直に言えば良かった

その時好きって
言えば良かった。

⏰:07/03/19 01:04 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#508 [まきやま]
   
司が私に気が無くて


会いたく無いなら
この手紙を捨てて?


…少しでも.
私に会いたいって
思ってくれたなら


もうすぐ始まる
祭りの日。
夜19時に…
あの場所で待ってる

⏰:07/03/19 01:06 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#509 [まきやま]
   
あの場所をずっと
暗くて嫌な思い出に
しておきたくないの


司への思いは
前と全然変わらないの

司は今何をして
何に悩んで…
どんな気持ちかを
知りたいの。


大好きなの。
人目でも良いから
会いたいよ…。


.

⏰:07/03/19 01:09 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#510 [まきやま]
   
長々とごめんなさい


みぃは待ってます。


あの日司が私を
待っててくれたみたいに


ずーっと…。



未来より。

⏰:07/03/19 01:10 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#511 [まきやま]
……---


「それで?2人は
どうなったの…?」


チラリと時計に
目をやった。


「…続きは帰って
来たら話してあげる」

しゅんとした顔で
呟く。

⏰:07/03/19 01:13 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#512 [まきやま]
   
「帰って来るか…
分からないよ…」


諒は笑って頭を撫でる


「美嘉ちゃんは…
絶対大丈夫。
先生が保証するよ」


美嘉の表情が
少し和らいだ。

⏰:07/03/19 01:15 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#513 [まきやま]
   
「話の続きを考えて
たら…手術なんて
あっという間だよ」


美嘉は笑った。


「麻酔かかって…
眠ってるから!!」


諒は舌を出して
おどけてみせる。


「玉城先生っ…」
ナースが来て
諒は頷く。


「美嘉ちゃん…時間だ。行ってらっしゃい」

⏰:07/03/19 01:17 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#514 [まきやま]
   
「先生っ…絶対絶対
待っててね?」

諒は頷く。

「待ってるよ。」


手術室の医師に
会釈をして
扉が閉まった。


ふぅっとため息。


「大丈夫大丈夫…」


小さく呟いて
足早にドクタールームへ
足を進めた。

⏰:07/03/19 01:21 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#515 [まきやま]
  
「玉城先生お疲れ」

先輩ドクターが声を
かけてくれた。

「お疲れ様です。」

「昨日から徹夜だろ? 小児科は大変だな」

諒は微笑んで
「やっと一段落
着いたんで…今日は
帰ります。」

⏰:07/03/19 01:23 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#516 [まきやま]
   
「若いなあ…!!
さすが20代!!」


この先輩の肩パン…
マジで痛いんだよな


「もう27っすよ?」
苦笑いを浮かべて
白衣を脱いだ。


携帯を開くと
「着信あり」の文字

⏰:07/03/19 01:25 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#517 [まきやま]
   
プルルルッ…--
プルルルッ…--


「寝てんのかな…」
時計を見て呟く。


「もしもしっ?
仕事終わった??」


「うん。たった今」


懐かしい声に
自然と顔がゆるむ。

⏰:07/03/19 01:27 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#518 [まきやま]
   
「お疲れ様ー!!
どう?東京寒い?」


「寒ぃよー慣れたけど。で.何さ?」


「んー?えへへッ」


「気持ち悪いな…
用無いなら切るよ」


コンビニで弁当を買い 寒さに身震いする


.

⏰:07/03/19 01:31 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#519 [まきやま]
   
25の冬。


俺は東京の病院に
引き戻された。


小児科病棟で
毎日必死こいて
働いている。


島みたいに時間は
ゆっくり流れて
無くて…


泣いたり笑ったり
毎日楽しかった
島が恋しかった。

⏰:07/03/19 01:33 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#520 [快]
途中途中コメント入れてすみません。

マジで読んでます。
頑張って下さい☆

⏰:07/03/19 01:35 📱:D902i 🆔:XmTHgrns


#521 [まきやま]
   
瑠美とは続いてる。

連絡とかも
あまり出来ないけど

信じてくれてる。

司にも.みいにも.
瑠美にも……


今スゲー会いたいよ


東京の寒さは
1人だともっと
身にしみるから。

⏰:07/03/19 01:36 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#522 [まきやま]
   
祭りの日…
東京の病院に呼ばれ
俺は島にいなかった


司と未来がその後
どうなったのか
よく知らない。


きっと大丈夫だとは
思うんだけど。


今も珍しく司から
着信が来たのに
未来が出たし。


上手くいってんだな.

⏰:07/03/19 01:38 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#523 [まきやま]
快さんI
全然ですよ(o・v・o) コメントとか
嬉しすぎますからx
ありがとう

⏰:07/03/19 01:39 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#524 [まきやま]
   
「ねぇ!!聞いてる?」

「っ!!ごめん。
眠たくてさあー…」


「寝てないの?
駄目だよー?睡眠は
大切でしょ!先生」


小さく笑って
玄関を開ける。


ワンルームのマンション


レポートだらけの
机をどけて
袋から弁当を出した。

⏰:07/03/19 01:43 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#525 [まきやま]
   
ベットの側の
写真立てに目をやる


成人式の時…
3人で撮った写真


瑠美との写真。


「会いたくなるな
電話とかすると…」


そう呟いて
ご飯を口に運ぶ。


「会いたい?」

⏰:07/03/19 01:46 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#526 [まきやま]
   
「島が恋しいよ。
瑠美.司.未来が--」


ピンポーン…


「クスクスッ--」


「何笑ってんの。
誰か来たから.
またかけるね?」


そい言って受話器を
机に置いて
玄関の扉を開いた。

⏰:07/03/19 01:48 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#527 [まきやま]
   
「りょおーッッ!!!!」


大きい荷物を
両手に持っている


「えッ!!!…」


動揺を隠せない。


「だって…え!!」


さっきまで
電話で話してたのに…

.

⏰:07/03/19 01:51 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#528 [まきやま]
   
2年間会いたくて
仕方が無かった3人
が今…目の前にいる


「東京寒すぎー!!」


「みい…。」


「早く中入れてよ
どーせ暇でしょ?」


「司…。」


自然と目がうるむ。

⏰:07/03/19 01:53 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#529 [まきやま]
   
「…久しぶり。」


懐かしい愛する人。


「瑠美…髪切った?」

「司が切ってくれたの」


「来るなら言えよ!!
ま.入りなっ?」


3人はにっこり笑う

⏰:07/03/19 01:55 📱:W42SA 🆔:XbNA908U


#530 [ゅぃ]
あげ☆
みぃの手紙が…もぉ司への想いが伝わってきて泣ける(/_;)うまくいったみたいでよかったよぉ(*'∪`幸)
まっきー天才だぁ(●V∪V●)

⏰:07/03/20 00:05 📱:P902iS 🆔:XRzCGUK.


#531 []
すいません


>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600

⏰:07/03/20 01:37 📱:D902iS 🆔:a.miE3YI


#532 [匿名]
本当にいい小説
俺小説で泣いた事ないけどこれみて初めて泣きました
マジ心にジンときました

⏰:07/03/20 04:05 📱:D901i 🆔:XPd1GEDg


#533 [まきやま]
ゆいちャン
天才とか無いよLL
でも嬉しい
ありがとうx


エエさん
助かりますy
ありがとうII

⏰:07/03/20 12:52 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#534 [まきやま]
匿名さん」
ありがとうI
泣いてくれるなんて
嬉しいですよ

⏰:07/03/20 12:53 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#535 [まきやま]
   
3人の頬は赤く
寒そうにしている。


それを見てクスっと
笑ってしまった。


「わざわざありがと
来てくれて。」


ホットミルクを
机に置いた。

⏰:07/03/20 12:56 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#536 [まきやま]
   
「住所を頼りに
頑張ったよね」

瑠美は微笑む。

「言ってくれれば
空港まで行ったのに」

「皆元気してた?」

3人は同時に頷く。

⏰:07/03/20 12:58 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#537 [まきやま]
   
「司.仕事は?」

「今年大検受ける
だから今勉強中途」

金に近い髪の色が
小さく光った。

「そうなのか!!
頑張ってるじゃん」

⏰:07/03/20 13:06 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#538 [まきやま]
   
「うちらももうハタチ
になるんだよ〜??」


未来が身を乗り出す


「ハタチか…!!俺も
年とったなあ…。」


「それでね?
…報告があるんだ」


未来と司が正座して
こちらを見る。

⏰:07/03/20 13:13 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#539 [まきやま]
   
「な…何すか…??」


つられて諒も正座。


未来と司の首モトには
赤と青のお揃いの
ネックレス。


「成人式が終わったら 俺等…籍入れます」

いつになく真剣な司


その左手には
未来の右手がしっかり 握られていた。

⏰:07/03/20 13:18 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#540 [まきやま]
   
「…司をよろしく」

未来が吹き出す。

「あははっ…!!
普通みいをよろしく
でしょ?」

司も小さく笑った。

「何か動揺…!!
でも安心したよ…」

諒は微笑む。

⏰:07/03/20 13:25 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#541 [まきやま]
   
「祭りの日…。
俺東京行ってたから
どうなったか
よく知らなくて…」


未来と司は
顔を見合わせる。


「えっ…司言って
無かったの?」


「はっ??俺が?
みいが言うのかと
思ってたもん…」


それを見て瑠美が
諒に近寄る。


左指の指輪を見て
少し安心した。

⏰:07/03/20 13:30 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#542 [まきやま]
   
「駄目だったら…
今ここに居ないよ」


久しぶりに見た…


瑠美の笑顔。


短く切られた
茶色い髪の毛。


全てが懐かしい。


「…だよな。」

⏰:07/03/20 13:33 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#543 [まきやま]
   

「みいからの手紙
見て…俺にも
伝えなきゃならない
事がたくさんあるっ
て思ったんだ。」


司は少し照れ臭そうに 諒を見た。


「諒のおかげだよ。
勇気を出せたのは」


「3年間…みいを
苦しめた代わりに
これからずーっと
みいを幸せにする」

⏰:07/03/20 13:40 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#544 [まきやま]
   
「…うん。」


諒は頷いた。


「昔みたいな間違い
絶対しない。
…これからの俺を
見てやってくれる?」

「…うん。」


諒は頷いた。


「幸せになれよ。」

⏰:07/03/20 13:43 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#545 [まきやま]
   
「直接話したくて…
今日来たんだ。
諒にはいっぱい迷惑
かけたからさ。」


「あー!!諒ニィ!!
泣きそうだよ?」


未来が指さす。


「馬鹿!!んな訳
ねぇだろっ…---」


必死に目をこする。


玉城 諒。
27歳.おっさん。
今やっと肩の荷が
降りたって感じ。

⏰:07/03/20 13:46 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#546 [まきやま]
    

「これからいっぱい
司の愛もらえよ?」


「…うん!!」

未来は笑顔で頷く。


「あー…良かった。
何か俺まで幸せ。」


諒は時計を見て
立ち上がった。


「腹減ってない?
何か食い行く?
ご馳走してやるよ」


「やったー!!!」

⏰:07/03/20 13:50 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#547 [まきやま]
   
食事中.
たくさんの話をした


一気に島が
恋しくなったよ。


瑠美と毎日会いたい


司とくだらない事で
喧嘩したい。


みいとあの診療所で
のんびりしたいよ


.

⏰:07/03/20 13:53 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#548 [まきやま]
   

家に戻った瞬間…
司と未来は瞬寝。


2人手を繋いで
向き合ってグッスリ…


「疲れたのかな…」

瑠美は優しく微笑み
2人に毛布をかけた


「最近みい司んちに
入り浸って帰って
来ないんだから…」


「今が1番
幸せなんだな」

⏰:07/03/20 13:57 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#549 [まきやま]
   
時計をチラリと見た


「あと3時間…」


瑠美は諒に抱きつく

「…仕事?」

「患者の手術がね…
もうすぐ終わる。」


「側にいてあげなきゃ」


「…行っちゃうの?」

瑠美の声が震える。

⏰:07/03/20 14:00 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


#550 [まきやま]
   
「それは俺の台詞」

瑠美の頬に触れる

「いつ帰るの?」

「…明日の夜には」

「…側にいてよ。」

「えっ…?」

諒は瑠美に優しく
唇を重ねた。

⏰:07/03/20 14:04 📱:W42SA 🆔:2nqxCPBA


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