クソガキジジイと少年」
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#997 [○○&◆.x/9qDRof2]
彼女が告白を押し通したような形だったのだが、それなりに長く付き合いは続いていたらしい。
 だが、英輔は優しくてよく気が付くわりに、男女の関係となると途端に鈍くなるという。“そういうこと”に対する意識は始終上の空で、結局、キスをすることさえなく別れたのだそうだ。

⏰:22/10/07 19:12 📱:Android 🆔:GR1soPvw


#998 [○○&◆.x/9qDRof2]
確かに学生時代から英輔の話すことと言えば――これまた麻衣に通じるものがあるが――、種の遺伝子レベルから始まる話ばかりで退屈そのものだった。恋愛に関して奥手だろうということも、麻衣には何とはなしにわかっていた。

⏰:22/10/07 19:12 📱:Android 🆔:GR1soPvw


#999 [○○&◆.x/9qDRof2]
それでも、麻衣の知る限り、英輔が彼女を見る瞳には優しい光や愛おしさに溢れていた。そこに、英輔が心惹かれていた動物への愛情をまるで越えた、別の、大きな愛情が存在していたことは一目でわかった。

 それなのに。

『セックスもキスもできないなんて、顔だけの無能な男』

⏰:22/10/07 19:12 📱:Android 🆔:GR1soPvw


#1000 [○○&◆.x/9qDRof2]
そう、彼女は言い捨てたのだそうだ。
 彼女の言いたいこともわからないでもない。女だって――いや、女だからこそ好意を感じる為に行為を求めるのだ。
 それができなかった英輔にも問題はあるのだろう。彼女ばかりに非がある訳ではない。

 ただ、それを、他人に面白おかしく吹聴することが麻衣には許せなかった。英輔は真剣だったのだから。

⏰:22/10/07 19:13 📱:Android 🆔:GR1soPvw


#1001 [我輩は匿名である]
このスレッドは 1000 を超えました。
もう書けないので新しいスレッドを建ててください。

⏰:22/10/07 19:13 📱: 🆔:Thread}


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