きらきら
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#126 [向日葵]
友姫「?????ウン。らしい……?」
状況を知るためにチカチかする目を動かした。
近くにサッカーボールが落ちている。たぶんこれが原因だ。
友姫「あぁ。飛んできたのね……」
男の子の力は侮れないなぁ。なんて痛みよりそっちに驚いた。意外と冷静な自分である。
白月「―――オイ!!大丈夫?!」
っと白月君が走ってやってきた。犯人は彼らしい。
:07/03/01 01:54
:SO903i
:9/xESeIw
#127 [向日葵]
プチン
『ん?プチン?』
秋帆「大丈夫じゃないわー!!!!!このっノーコン!!!もしも顔だったらどうしてくれるのよっ!!!!!!」
白月「い、いや、その、あ、あの……」
佳苗「ゴメンナサイ!!友姫ちゃん保健室に行ってきた方がいいよ?」
佳苗ちゃんまで出てきてしまった。大騒ぎだ。
秋帆「だいったいここまで飛ばすなんてどんだけバカ力なのよ!!!!!!」
律「ちょっと秋帆。落ち着きなさい。白月に怒っても仕方ないでしょ。」
:07/03/01 02:00
:SO903i
:9/xESeIw
#128 [向日葵]
秋帆の怒りに白月君はタジタジだ。言葉にする前に遮るかのように秋帆に責められた。
友姫「いやあの大したことないから、とりあえず保健室に行くよ。」
白月「!なら俺連れて行くよ!ハイ乗って!!!!」
と白月君は後ろを向きおんぶする体勢になった。つまりそれで私を連れて行くと……。
『さすがにそれは佳苗ちゃん云々の前に無理です!』
友姫「あ、あのちゃんと自分の足で歩けるか……ら――――っ?!?!?!」
:07/03/01 02:06
:SO903i
:9/xESeIw
#129 [向日葵]
いきなり体が浮いたのでびっくりした。目の焦点を合わせると、なんと……珊瑚君の顔が間近!!!
私は世の女性の憧れ。お姫様抱っこをされているのだ。
友姫「えっ?!ぇぇえ?!」
白月「オイ珊瑚。俺が怪我さしたんだから俺が連れて行くってー。」
珊瑚「自分の状況を考えるんだな。それにツベコベ言う前にさっさと連れていけ。」
それだけ言うと颯爽(さっそう)とグラウンドを横切って、私を運んでいった。
:07/03/01 02:12
:SO903i
:9/xESeIw
#130 [向日葵]
『ど……どこ掴んだらいいんだろ……』
抱っこされたことで余計にパニックになると同時に、顔の熱が帯ていくのを感じながら、珊瑚君の腕の中で大人しく運ばれる私。
『目立ちたくないから1人で行こうと思ったのに……』
逆に目立つハメになってしまった……。
:07/03/01 02:15
:SO903i
:9/xESeIw
#131 [向日葵]
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キリがいいので今日はここまでです


感想、アドバイス、お待ちしてます

:07/03/01 02:17
:SO903i
:9/xESeIw
#132 [向日葵]
保健医「大丈夫よー。クラクラしたのは脳しんとうだと思うから!気になるようだったら病院行きなさいよ?頭は恐いからねー。一応冷やそっか?……あれ……?氷がないなぁ……。ちょっと待ってて!」
ガラガラガラ……ガラガラピシャン
……保健室に微妙な空気が流れる
。
『わ、話題……話題……』
:07/03/02 00:42
:SO903i
:2jSs07xw
#133 [向日葵]
友姫「あ、あのありがとう!あ!本読めたよ!!おもしろかった!」
珊瑚「そうか。よかった。」
『か、……会話終了……っ』
珊瑚「大抵は図書室に入り浸ってるから、いつでも来い。」
『会話続いてたぁ……』
友姫「そうなんだ。また行くよ。」
[いつでも来い。]
なんか珊瑚君のテリトリーに入ることを許されたようで、嬉しかった。
:07/03/02 00:52
:SO903i
:2jSs07xw
#134 [向日葵]
珊瑚「頭……大丈夫か?」
友姫「!ぁ……大丈夫。珊瑚君が早く運んでくれたし。ゴメンネ。重かったでしょ?ハハ!」
少し笑った後、なんか間があった。
『…?アレ……。なんか変なこと言った?』
珊瑚「いや、軽すぎてびっくりした……。ちゃんと食ってんのか?」
友姫「え……」
:07/03/02 01:00
:SO903i
:2jSs07xw
#135 [向日葵]
その時初めて珊瑚君の手をみた。大きくて、ゴツゴツした手だ。
『私、この手に抱えられて……』
カアァァァァァァ
気付いた瞬間恥ずかしくなった。赤い顔を見られたくなくてうつむいた。
珊瑚「……?どうした?頭痛むのか?」
サラッ……
そう言って私を抱き抱えた手で私の頭を撫でた。
:07/03/02 01:09
:SO903i
:2jSs07xw
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