きらきら
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#770 [向日葵]
友姫「深夜さん……」
―――……
母「深夜。ホントに母さん達と一緒に車に乗って行かないの?」
深夜「次このバス乗れるのいつかわかんないし……。」
母「そう?じゃあ空港でね……?」
深夜以外の家族は自家用車で空港へ向かった。
深夜は1人バスに乗り込む。
適当な場所に行って携帯を開く。
:07/04/14 01:07
:SO903i
:vMCYy8i2
#771 [向日葵]
メールボックスを開くと、いくつかの珊瑚からのメールがあった。
ポチ
<メールしてくるの辞めろ。>
ポチ
<迷惑だから。>
最初はカッコイイからどうしても彼氏にしたくて、猛アピールしてた。
そのせいで珊瑚からのメールはいつもそっけなかった。
でも、それでも返してくれるところが嬉しかった。
しばらくすると、
ポチ
<ケガなら気にするな。>
ポチ
<大丈夫だから。>
:07/04/14 01:11
:SO903i
:vMCYy8i2
#772 [向日葵]
これは深夜がお見舞いに行かなくなってから来たメールだ。
ポツッと画面に滴が落ちる。
大好きだった。
自分のせいであんなことになったのに、許してくれた。好きでいる自分をいいと言ってくれた。
自分はホントに迷惑な存在だったのに……。
深夜「―――っありがとう…珊瑚……。」
名前を呟いたその時。
:07/04/14 01:15
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#773 [向日葵]
窓の外から何か聞こえた。涙を拭いて、見てみるとそこには友姫と珊瑚がいた。間に合ったのだ。
―――……
深夜さんは私達に気づいて、急いでバスから降りてきた。
深夜「え?2人共…。どーして……。」
友姫「私、あっちにいますから。」
私は少し離れた場所に移動していった。
『少しの間、珊瑚君は貴方の者ですよ……。』
:07/04/14 01:18
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:vMCYy8i2
#774 [向日葵]
深夜「……ゅ、友姫から聞いたの?」
珊瑚「あぁ……。」
深夜「そっ、そーゆーわけだから!ま、珊瑚も元気でね!!」
ニカッと笑って珊瑚の肩をポンッて叩いた。
そしてその笑顔が悲しみに歪み、涙を流した。
深夜「ありがとう……色々……っ」
珊瑚「元気でな。」
:07/04/14 02:06
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:vMCYy8i2
#775 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・
遠くで珊瑚君と深夜さんが握手をしていた。
好きな人と次いつドコで会えるかわからないのは、すごく悲しいことだろう。
それは永遠に会わないに近いくらいの確率であって、結局は忘れることしか出来ないのだと思う。
『永遠って……なんだろうな……』
その儚く、だけど現実味がない2文字に私は疑問を抱きながら深夜さんが手を振って去って行くのを、それこそ儚い気分で見届けた。
:07/04/14 02:13
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#776 [向日葵]
携帯で時間を確かめると9時30分だった。
そして秋帆からのメールが届いていた。
<ドコにいんのよ

早く来なさい

>
友姫「秋帆に怒られちゃった……。」
珊瑚「なぁ友姫。図書室に行かないか?」
友姫「え?でも卒業式…。」
珊瑚「まぁいいから。」
珊瑚君には珍しく、強引に引っ張られていった。
:07/04/14 02:17
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#777 [向日葵]
カツ…カツ…
友姫「なんかここ来るの久々だねっ。…あ、座れる?」
珊瑚「あぁ。っとー。……。」
私は珊瑚君の松葉杖を横に置いて珊瑚君の隣に座った。
珊瑚「人生ってわかんねぇな……。」
友姫「だねぇ…。もぅ永遠に会わないかもしれないね……。」
自分で永遠と言って、悲しくなった。
永遠とは、とても残酷な言葉だと思った。
とても果てしなく、あてどない道が続くようで……少し恐くなった。
:07/04/14 02:24
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:vMCYy8i2
#778 [向日葵]
それからは本をパラパラ見たり、くだらない話をしたりして時間を過ごした。
気がつくと既に卒業式が終ってる時間帯だった。
珊瑚「そろそろ帰るかぁー。」
友姫「うん。」
私達は玄関へと向かった。
:07/04/14 02:26
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:vMCYy8i2
#779 [向日葵]
玄関や校門付近では、卒業生が友達や学校を惜しんで泣いていたり、写真を撮ったりしていた。
友姫「珊瑚君。私は永遠って言葉が恐い。」
珊瑚「…なんで?」
泣いてる卒業生達を見ながら私は話を続けた。
友姫「先が見えない様な気がして恐いの。一寸先は闇って言うように……。私は真っ暗で何も見えない気がする……。」
:07/04/14 02:31
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