きらきら
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#780 [向日葵]
珊瑚「恐くないよ。」

私は卒業生から珊瑚君に目線をやった。

珊瑚「1人だったら、果てしない道のりかもしれない。でも誰かと一緒ならきっと永遠なんて足りないくらいだと思うよ。」

友姫「じゃあ…私は珊瑚君がいるから、平気かな……。」

私は珊瑚君の手をギュッと握った。

律「あ、友姫に寛和ー!!」

⏰:07/04/14 02:40 📱:SO903i 🆔:vMCYy8i2


#781 [向日葵]
まだ蕾の桜の木の下に、皆がいた。

友姫「あ、行こうか!」

珊瑚「友姫。」

呼ばれたので後ろを向くと、珊瑚君が優しく笑っていた。

珊瑚「じゃあお前は永遠に俺から離れないんだな?」

友姫「え!!いやあの言葉のあやって言うかその……っ!ウン!!離れないよ!!」

恥ずかしかったが開き直って威張りながら言ってみた。

⏰:07/04/14 02:44 📱:SO903i 🆔:vMCYy8i2


#782 [向日葵]
珊瑚君は私の隣まで来て立ち止まった。
そして少し意地悪な笑顔を浮かべて言った。

珊瑚「ま、俺も離すつもりないけどな。」

そう言った瞬間。
珊瑚君の背後に未来の珊瑚君が見えた気がした。
それも輝かしく“きらきら”して。

私は目を擦ると、きらきらも未来の珊瑚君もいなくなっていた。

珊瑚「?どーした?」

友姫「え?いや何も?ホラ行こう!!」

⏰:07/04/14 02:49 📱:SO903i 🆔:vMCYy8i2


#783 [向日葵]
そして私達はみんなの元へ。

秋帆「まったく!!メールも返さないで!!」

友姫「ゴメンネ(汗」

暁「じゃあ皆で昼飯食いに行こうぜー!!」

佳苗「賛成ぃ☆」

私達は校門を出て、いつの間にか決まったお好み焼き屋に行った。

千歳「俺何枚食うかなぁ。」

律「何枚食べる気よ……。」

⏰:07/04/14 02:53 📱:SO903i 🆔:vMCYy8i2


#784 [向日葵]
暁「男子は育ち盛りだから。なっ!珊瑚!!」

珊瑚「あーまぁ……。」

私は珊瑚君をじーっと見つめた。
確かめたかったのだ。

珊瑚「ん?何?」

友姫「うぅん。ちょっとね!あ!!桜咲いてる!」

⏰:07/04/14 02:55 📱:SO903i 🆔:vMCYy8i2


#785 [向日葵]
指を指した先には、ほんの少しだけ咲いた桜の花があった。
皆がそちらに気を向けている隙に、私はまた珊瑚君の横顔を見つめた。

確かにはっきり見えたのだ。あの時、きらきらした光の中に、白いタキシードを着た珊瑚君が立って変わらない笑顔で笑いかけている姿を……

⏰:07/04/14 02:58 📱:SO903i 🆔:vMCYy8i2


#786 [向日葵]
きらきら 最終回

Fin

⏰:07/04/14 02:59 📱:SO903i 🆔:vMCYy8i2


#787 [向日葵]
【あとがき】
いかがでしたでしょうか。「きらきら」
皆さんに支えられて私は頑張れました。次回作も予定してますんで、また作った時、そちらも読んで頂ければ大変嬉しいです。
本当にありがとうございました。

感想あればください
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1859/

⏰:07/04/14 03:01 📱:SO903i 🆔:vMCYy8i2


#788 [ミニ]
>>725-800

⏰:07/04/22 09:18 📱:N901iS 🆔:7HFzSEy2


#789 [向日葵]
ミニさん
アンカーありがとうございます

⏰:07/04/22 10:56 📱:SO903i 🆔:FqjmvV.I


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