きらきら
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#151 [向日葵]
『ハッ!!!なんてことを…っ!!!!』

気が付いて顔が熱くなった。一方何も気にしなかった珊瑚君は

珊瑚「そうか……」

と呟いて目を細めながら本棚を見ていた。
私はそんな珊瑚君に見とれた。

――――変わってこちら図書室利用者の声。

生徒1「いちゃつくならよそでやれ。」

生徒2「私も彼氏欲しいな……」

生徒3「東雲さん!!!!好きだったのに!!!!!」

当の本人達は幸せオーラで気付きゃしないのであった。

⏰:07/03/03 01:46 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#152 [向日葵]
――――……

秋帆「まぁぁぁぁった放課後図書室デート?!あ・じ・け・なぁぁい!!」

友姫「デートじゃない。」
即否定した。

律「でも好きって気付いたんでしょ?」

友姫「…っ!――そ、そぅだけど……」

後半になるにつれ、声が小さくなっていき、顔から湯気が出た。
そんな私に、秋帆と律は

秋帆・律「カンワイ―――ぃ

とキュンとしていた(らしい。)

⏰:07/03/03 01:52 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#153 [向日葵]
大体彼女じゃないのにデートなんてありえない。
ってか自覚したのはいいものの、変な態度とって嫌われるのは絶対嫌だ。それに……

『今は……側にいるだけで充分だし……』

ボッ!!!
顔発火。

友姫「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

秋帆「うぇっ?!友姫?!?!」

律「どうしちゃったの?!」

⏰:07/03/03 01:58 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#154 [向日葵]
『おかしい!!!明らか思考回路が乙女モード!!!!』


今までこんなこと(乙女モード)を経験したことない私は、全身がこそばゆくなる気分だった。慣れないコトをするのは体に毒だ……。

私豹変にビビりまくりの秋帆と律は、両手を合わせて身を震わせていた。

秋帆「りりりり律。友姫が変だ。」

律「だっ大丈夫っ!!まだ理性はあるから(?)」

⏰:07/03/03 02:06 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#155 [向日葵]
私はもともとそんなに感情を表に出す方ではないので、こーゆーのは極希である。なので驚かれる事が多い。

『ぁぁぁ私変っっ……変だよぉっ』

怯えている2人をよそに私は頭を抱えていた。

⏰:07/03/03 02:09 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#156 [向日葵]
―――……次の日

佳苗「友姫ちゃ―――ん♪」

友姫「あぁ佳苗ちゃん。どうしたの?」

佳苗「あ、あのね、昨日頭打っちゃったキリ喋ってなかったから大丈夫かなって思って!」

そういえば、昨日はなんだかんだあって、喋る機会がなかった。

友姫「ありがとう。もぅ大丈夫だよ。」

佳苗「ホント?!よかった!!なんてったって珊瑚君が運んでくれたもんね♪」

⏰:07/03/03 02:17 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#157 [向日葵]
その時私は、ずっと疑問だったことを口にした。

友姫「佳苗ちゃんは、どうして珊瑚君を名前で呼んでるの?」

佳苗ちゃんはキョトンとした。別に責めてるわけじゃない。ただ不思議に思ったからだ。
佳苗ちゃんもそれをちゃんとわかったらしい。

佳苗「実はね、イトコなの。」

⏰:07/03/03 02:20 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#158 [向日葵]
友姫「あ……そーなの。」

なんとも普通の返事しか出来なかった。

佳苗「フフフ。だから大丈夫よ心配しなくても♪」

私は佳苗ちゃんが意味することを解して、汗ばんだ。

友姫「いや、あの、そーゆーわけじゃ……」

⏰:07/03/03 02:24 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#159 [向日葵]
そういえばまだだった。私の気持ちが決まったことを報告するの。

友姫「あのね……私わかったの!!」

佳苗「ん?何がぁ?」

友姫「さ…、珊瑚君を……好き、っって……」

すると段々佳苗ちゃんは自分が嬉しいかのように笑って私に抱きついた。

佳苗「そぅなのー?!わぁ!なんかすっごい嬉しいんだけどー!……って私が言ったら嫌味に聞こえるかな?」

私は首を横に振った。

⏰:07/03/03 02:31 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#160 [向日葵]
佳苗ちゃんは私から離れて話始めた。

佳苗「ホントはね……ずっと、不安だったんだ。暁ちゃん捕られちゃうんじゃないかって……。」

私は目を見開いた。
佳苗ちゃんは悲しそうな目をして続けた。

佳苗「友姫ちゃんがお友達になった時、ホントにホントに暁ちゃん嬉しそうでね、……。」

それはどれほどの恐怖だっただろう。

⏰:07/03/03 02:42 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#161 [向日葵]
大好きな人の背中が、手の届かない所に行くほど、悲しいものは無い。
あの時、どれほどの辛さを笑顔の裏に隠していたんだろう。

佳苗『貴方が新しいお友達?』

友姫「もぅ……大丈夫だよ。私は珊瑚君が、…好き、だから……」

そして佳苗ちゃんはいつもの花のような笑顔で笑い、

佳苗「友姫ちゃんはホントにいい子だね。」

と言った。

⏰:07/03/03 02:47 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#162 [向日葵]
*********
キリまぁす

感想、アドバイス、待ってます

感想板の方にも是非どうぞ

⏰:07/03/03 02:48 📱:SO903i 🆔:CjrIyzhI


#163 [向日葵]
キーンコーンカーンコーンお昼休みを告げるチャイムが鳴った後、しばらくして何人もの女子が私の前に現れた。

女子1「貴方が東雲友姫さんですか?」

急なことでフォークに刺していたウィンナーを落としそうになった。

友姫「は、はぁ……」

女子1「私、こーゆーものです。」

そう言われて差し出されたものはハチマキみたいなものだった。

⏰:07/03/04 00:15 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#164 [向日葵]
そこには[珊瑚君愛好家]と書かれていた。つまりファンクラブだ。その下に[部長 皆藤 栞(かいどう しおり)]と書いてあった。

皆藤「先日の体育の件お聞きしました。短刀直入にお訊きしますが……東雲さんは珊瑚さんね彼女なんですか?!」

友姫「か…っ彼女?!」

ファンクラブ一同「違いますよね?!そんなことありませんよね?!」

うるうるした目で問われたので、もはや違うとしか言えない状況だった。……いやちがうんだけど……。

⏰:07/03/04 00:23 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#165 [向日葵]
皆藤「私達は貴方を信じますからね!では今日はこれで。みんな行くよ!!」

ファン一同「ハイ!!」

ざっざっざっざっ……

まるで兵士が足を合わせて行進するかのように彼女達は去っていった。

友姫「ぁ……ぁぁ……」

律「なんか…漫画でしかあーゆーの見たことないわぁ…。」

秋帆「有無を言わせない迫力だったよねー。友姫大丈夫〜?」

⏰:07/03/04 00:27 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#166 [向日葵]
友姫「……ぁ……」

呆気にとられて何から行っていいかわからなかった。やっぱりいた。ファンクラブ……。しかも珊瑚君愛好家って……。そんな人を鳥のように……。

友姫「大丈夫もなにも……私は彼女では……」

秋帆「まぁね。でも珊瑚君好きな一人ではあるよね。」

私は無言で秋帆の頭にチョップした。

⏰:07/03/04 00:31 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#167 [向日葵]
―――昼休み中……

秋帆「りっつー。ゆっきー。トイレ行こー!!」

律「今ちょっと忙しいから無理。」

友姫「じゃぁ、私行くよ。」

教室を出たら、一部の変化に秋帆が気づいた。

秋帆「ファンクラブがアンタ監視してるみたいよ……。」

小さい声でそれを私に告げられた後、私は周りの空気を読み取った。
確かにいくつもの視線を感じる。

『はぁ…えらいことになったなぁ…。』

⏰:07/03/04 00:36 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#168 [向日葵]
でも彼女達とて悲しいだろう。もし珊瑚君が誰かの彼氏になってしまったら、彼女達が守ってきた想いの境界線を守る意味がなくなってしまうのだから。
それなら何故個人的な想いを持っておくままにしないのだろう。

秋帆「まぁ、ファンクラブでいた方が心強いかなぁ。色々と。」

友姫「…へ?」

秋帆「ファンクラブに入っておけばぬけがけは禁止。つまり多くの人達が想いを告げずただ見守るだけ。ライバルが減るのよ。」

友姫「あぁ…。なるほど。」

⏰:07/03/04 00:43 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#169 [向日葵]
秋帆「私からしたらただのたわけにしか思えないけど。」

秋帆は私がこんな扱いをされるのが気にくわないらしい。
私は苦笑するしかなかった。
見守る……。ただそれだけで想いを閉じ込める。それはなんだか悲しいと思った。


―――放課後
ファンクラブの目はいささか軽くなった。
静かー……に図書室に向かうことにした。
扉を開くと珊瑚君がもぅいた。本をパラパラとめくって品定めをしている。

⏰:07/03/04 00:51 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#170 [向日葵]
だが油断してはいけない。周りには少数だがファンの子達がいる。珊瑚君の元に行こうものなら大変なことになるだろう。
というわけで珊瑚君に気付いてもらえるよう、珊瑚君の後ろを通り過ぎ、教えてくれた人目につきなくく、みつけにくいあの場所へと行った。

珊瑚「……。」

珊瑚君も何かに気づいたらしく少し間をおいて私についてきた。
ファンの子達は一緒の空間にいるだけで満足しているらしく、追っては来なかった。

⏰:07/03/04 00:57 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#171 [向日葵]
友姫「ふー…」

『神経使いすぎて疲れたよ…』

珊瑚「どうかしたのか?」
友姫「え?いやあのファンクラブが…その……ね?」
珊瑚君はわかっているらしく、ため息をついた。

珊瑚「まぁ悪さはしてこないからほっといたらいいし、原因の俺がやめろって言えばやめるだれうが……いささか厄介だ。」

⏰:07/03/04 01:00 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#172 [向日葵]
その時厄介だと思っていても無理矢理にはあの子達を解散させようとは思ってないことに気づいた。
まぁあの子達も迷惑になるようなことはしないだろう。

珊瑚「で、どうする?ここにいたら本選べないけど。あのファンクラブ?は多分手出してこないだろう。」
友姫「いや本は読みかけだからいいんだけど、ただ……」

『珊瑚君に会いたくなって……』

⏰:07/03/04 01:06 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#173 [向日葵]
そう自然に思ったあと、また自分が乙女モードになっていることに気づいて、赤くなりそうなのを気合いで止めた。
一方「ただ」の先を聞けないので珊瑚はどうしたのかと思っていた。

珊瑚「ただ?」

友姫「え?いや、あ、あの一応お勧め聞きたいと思って!!」

珊瑚「あー……でも」

と言って近くにある本棚を見たけど、少し古い埃のかぶった世界地図とか伝記とかしかなかった。

⏰:07/03/04 01:30 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#174 [みぃ]
色々、小説は読んできましたが『きらきら』は久しぶりに読んでいて安心できる小説です
頑張って最後まで書いてくださいね応援してます

⏰:07/03/04 01:44 📱:P701iD 🆔:bPQtbtV.


#175 [向日葵]
みぃさん
ありがとうございますうれしいです良かったら感想板にも来てくださいね

⏰:07/03/04 11:05 📱:SO903i 🆔:9q../uF6


#176 [向日葵]
友姫「なんかここ物置?」
よく見ると昔の地球儀や、壊れたパイプイスがある。でも掃除が行き届いてるのか床などはまぁまぁキレイだ。電気も暗いけどちゃんとある。

珊瑚「新しい物が現れると必然的にお蔵入りになるんだろうな。」

近くにあったお話が書いてあるみたいな本を見ながら珊瑚君は言った。

⏰:07/03/05 00:09 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#177 [向日葵]
珊瑚「新しいのも確かに好きだけど、古い方が俺は好き。」

本を愛でている目をした。いつも本を見ている時は、雰囲気が和らいでいる様な気がする。

友姫「また古い本も教えてね。」

珊瑚「…あぁ。」

そうして2人で微笑みあった。
のどかで、暖かな時間が流れて行くのを感じた。

『今、すごい幸せかも……。』

と乙女モードになっているのも気付かないくらい、私はその時を味わっていた。

⏰:07/03/05 00:17 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#178 [向日葵]
――――……

先生「おい。お前ら。もぅ下校時間だぞ。」

ファンクラブの子達に先生が注意する声で目が覚めた。いつの間にか寝ていたらしい。

ファン1「珊瑚さん出てこないねー。」

ファン2「帰るー?」

ファン3「校門で待ってみるってゆうのどぅ?!」

ファン1「それ超いいじゃん!行こ行こ♪」

ガラガラガラ……ガラガラガラピシャン

『やっと出ていったー……』

⏰:07/03/05 00:22 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#179 [向日葵]
ぼーっと寝惚けた頭で思った。

『私も帰らなきゃ。よっこらしょっ……?!?!……あた…まが……重い。』

何かが頭に乗っているらしい。その為視界が限られている。その限られた範囲で状況を確認した。
よく考えれば、自分は何かによっかかっている。

『……ん?足。珊瑚君の……!!!!!!ってことはっ!!!』

そうなのだ。私が今よっかかってるのは珊瑚君。そして頭に乗っているのは…

『珊瑚君の……頭…っ!!!!』

⏰:07/03/05 00:28 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#180 [向日葵]
思わず奇声を発しそうになったのを必死で堪えて、私はソローッと頭から脱出した。

『し…心臓……ドキドキッ!っつつつ!!!座りっぱなしだったからお尻痛い〜っ。』

振り返ると珊瑚君はまだ目を覚ましてなかなった。
私は屈んで珊瑚君の顔を観察することにした。

⏰:07/03/05 00:33 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#181 [向日葵]
ジ――…

『まつ毛なっがいなぁー…。髪の毛もさらさら……。鼻筋も通ってるし……』

ここまで思ってたら、珊瑚君が目を覚ました。

友姫「あ、起きた?今起こそうと思ってたトコで……」

珊瑚「顔……近い。」

友姫「え?……っ!!!あぁぁ!!!ゴメンナサイ!!!!」

顔を観察している内に段々寄ってしまったらしい。顔までの距離はあと10センチくらいだった。

⏰:07/03/05 00:40 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#182 [向日葵]
―――……一方コチラ珊瑚目線。

『あの距離はマズイだろ!ホントに……』

冷静なフリしてるがこれでも色々と抑えてるのだ。
あまりにも相手が無防備すぎる……。

<約2時間前―引き続き珊瑚ビジョン―>

友姫「これ面白そう!ねぇねぇ座って一緒に読もうよ!」

珊瑚「あぁ。」

⏰:07/03/05 00:45 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#183 [向日葵]
珊瑚が壁にもたれて座ると、本を持った友姫が隣に座った。結構な密着度だ。

友姫「世界の変人写真集だって!どんなだろう。」

楽しそうに笑う友姫を珊瑚は黙って見つめ、本を友姫が開くとそちらに目を落とした。

⏰:07/03/05 00:48 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#184 [向日葵]
―――数分後

友姫「ふ、あぁぁぁぁ……」

珊瑚「眠いのか?」

友姫「うん…きのー本頑張って読んでた…らおそくなっ……て」

コクコクと船を漕ぎながら、眠いせいが子供のように喋る友姫。

⏰:07/03/05 00:51 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#185 [向日葵]
友姫「だいじょーぶ、だ……じょー……」

ポテッ

そのまま限界だったのか、珊瑚の肩に頭を乗せて寝てしまった。

珊瑚「っ!!お、おい!!」

友姫「スー…スー…」

その寝顔を珊瑚はまた見つめた。カワイイと評判の彼女は確かにカワイイかもしれない。でも珊瑚は友姫の脆さを知っているし、何より他人を大切にする友姫に惹かれていた。

⏰:07/03/05 00:55 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#186 [向日葵]
珊瑚「…好きだ……。」

とっさに呟いた。珊瑚の言葉は、小さすぎて開いていた窓からの風と共に溶けてしまった。
珊瑚は友姫が好きだった。本人は自覚がないため、今気づいたことだ。本当はそれこそ出会った頃。
友姫が暁の笑顔に見とれていた横顔を珊瑚は単純にキレイだと思っていた。
どんな形でも近づきたくて、彼女を知りたかった。

⏰:07/03/05 01:00 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#187 [向日葵]
そして知っていくうちに

『守ってやりたい。』

そう思った。が、彼女は暁が好きなのだ。

珊瑚はずっと友姫を見つめる。

珊瑚「無防備に眠ってるお前が悪い。」

そう言って、肩を少し動かして友姫のおでこにキスをした。

⏰:07/03/05 01:04 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#188 [向日葵]
友姫は少し身じろぎしたが、起きはしなかった。

珊瑚はそんな友姫をまたじっと見つめ、しばらくして、友姫の頭に自分の頭を乗せて瞼を閉じた。

『好きだ……』

心の中で囁いた後、珊瑚も眠りについた。
そして数時間後、友姫がパニックを起こすのであった。

⏰:07/03/05 01:08 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#189 [向日葵]
***********
キリまぁす(〇^ひ^〇)

感想、アドバイス、お待ちしております
感想板もありますんで、よかったらそちらにもいらしてください

⏰:07/03/05 01:09 📱:SO903i 🆔:sYqfAjP6


#190 [向日葵]
【第6章 鼓動・・・触れる温もり】

友姫「あ。」

急に思い出したことがあった。いきなり言葉を発したため、先に階段を1、2段降りていた珊瑚君が振り向いた。

珊瑚「?どうした。」

『さっきそういえばファンの子達が言ってたよね?』

⏰:07/03/09 02:13 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#191 [向日葵]
ファン[校門で待って……]

『まずい……』

珊瑚「友姫?」

友姫「珊瑚君大変!実は……かくかくしかじかで……。」

珊瑚「……そうか…なら―――――。」


――――一方外では。

ファン1「全然出てこないよ〜?」

ファン2「違うとこから帰っちゃったのかなぁ……。」

⏰:07/03/09 02:18 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#192 [向日葵]
ファン3「あと10分しても出て来なかったら帰ろっかぁ。」

ファン1・2「ウンそうしよー。」


カシャン

裏門に2つの影。
私と珊瑚君は裏門を越えている最中だった。

⏰:07/03/09 02:21 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#193 [向日葵]
友姫「ひゃあー…まっだ居たよー。」

柵にまたがって校門の方を見るとやはり思ったとおり。ファンがいた。

珊瑚「友姫が思い出してくなきゃ、また大変だったな。ん。」

先に降りた珊瑚君は両手を差し出した。
つまり抱き止めると……。

⏰:07/03/09 02:25 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#194 [向日葵]
友姫「大丈夫!ちゃんと飛び降りれるから。だからちょっとどいて?」

珊瑚「着地の時に足くじいたらどうするんだ。それに早くしないとアイツらが気づくだろ!ホラ。ん!」

『いや、くじくのはそりゃ困るけど……だからと言って……。

珊瑚君の腕の中に収まるのは色んな意味で嫌だ。

友姫「ホント大丈夫だからそこどい……て――――!!!」

早く降りない私にしびれをきらしたらしい。

⏰:07/03/09 02:33 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#195 [向日葵]
友姫「ひあぁぁぁぁ。」

ボスッと音がしたかと思うと友姫は珊瑚の手の中にいた。
珊瑚君は私を受けとめたら反動で座り込んでしまっていた。

友姫「ゴメン!重いよね?!すぐ退くから!!」

⏰:07/03/09 02:40 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#196 [向日葵]
とさっと立ち退いた。
そして今度は私が両手を差し出して珊瑚君を立たせようとした。
珊瑚君は手を掴んで

珊瑚「相変わらず軽いな。ちゃんと食えよ。」

と言って立った。駅の方へ向かうため私の横を通り過ぎる時、頭をポンと優しく叩いた。

⏰:07/03/09 11:50 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#197 [向日葵]
『このポンッてゆーの好きだなぁ。』

触れられたところに手を置いて、先に歩いて行った珊瑚君の背中を見つめる。
肩幅が自分より広くて、手や腕はしっかりしている。さっきその腕の中にいたと思うと、少しドキドキした。

珊瑚「どーした?」

私が動かないので珊瑚君は振り向いて尋ねた。

友姫「うぅん。なんでも……」

珊瑚君の隣まで私は足を進めた。

⏰:07/03/09 11:55 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#198 [向日葵]
珊瑚「家どこなの?」

友姫「実は電通でね、◎〇町に住んでるの。結構遠いんだ。」

珊瑚「え?!俺□○町。近いな。」

友姫「□〇町なら私の家からちょっと行ったところだよ!」

珊瑚「あーなら家も近いかもしれないなぁ。」

友姫「どーして今まであわなかったんだろ。」

⏰:07/03/09 11:59 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#199 [向日葵]
それから駅に着いたから改札をくぐって、ホームに出た。
私の学校は結構田舎にあるため、まわりはシーンとしていて、冷たい風が吹き抜けた。

友姫「うぅっ!寒いっ!!」

珊瑚「ホラ。やる。」

珊瑚君がくれたのは、手袋だった。

⏰:07/03/09 19:28 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


#200 [向日葵]
友姫「い、いいよ!珊瑚君が寒くなっちゃう。」

珊瑚「寒くないから。」

友姫「駄目!」

珊瑚「じゃあ……ハイ。」

ブレザーのポケットからカイロを出して今度は私の手を掴んで手のひらに置いた。今度はありがたくもらうことにした。

友姫「ありがとう……。」

⏰:07/03/09 19:31 📱:SO903i 🆔:s1sBUtC6


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