きらきら
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#451 [向日葵]
バスタオルで頭をがむしゃらに拭きながらお風呂場を出た。
ベッドに座ろうとしたら
コンコン――――
誰かが部屋をノックしている。
『まさか……また千歳君……?』
コンコン――――
本気で椅子か何かを武器にしようか考えていた。
あんなことをされてしまったらもぅあの人は信じられない! すると外から声がした。
珊瑚「友姫?いないのか?」
:07/03/22 00:26
:SO903i
:uhbxTNqQ
#452 [向日葵]
『珊瑚君?!』
バスタオルを風呂場に放り投げて、急いでドアを開けた。
珊瑚「あ、悪い。風呂入ってたのか。」
友姫「え、…!!ぃやあの……」
シャワーを浴びた目的を思い出し、とっさに首を隠した。
珊瑚「首、どうかしたのか?」
友姫「…いえ……まぁ、中にドーゾ……」
とりあえず珊瑚君を中に招き、私は自分のベッド、珊瑚君は律のベッドに座り、私達は向かい合わせになった。依然まだ私は首を押さえたままだ。
:07/03/22 00:31
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#453 [向日葵]
珊瑚君の目線は首に集中してる。
私はなんとか話題をずらした。
友姫「バッバイキング……おいしかった?!」
珊瑚「食べてない。」
会話終了。
頭の中でチーンと虚しい音が鳴った。
珊瑚「首。どうかしたのか?」
友姫「……っべ、別に……。」
全身から冷や汗が出てくる。
『話題ー話題ー!!!』
:07/03/22 00:35
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#454 [向日葵]
友姫「大広間すごかったねー!あんなに広いとは思わなか」
珊瑚「何を隠してるんだ?」
言葉を遮られ、詰め寄られた。もぅ、誤魔化しはできない。
友姫「け、怪我を、ちょっとしちゃって……」
珊瑚「見せてみろ。」
友姫「いやちょっとグロくなってるから見てほしくないんだよね…。気持ち悪いって思われたくないし……。」
珊瑚「思わないから見せてみろ。」
言い訳が見つからない。どうしようと視線を泳がせた。
:07/03/22 00:41
:SO903i
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#455 [向日葵]
友姫「嫌……です……。」
私は珊瑚君を見ることが出来なかった。
きっと怒ってる。恐かった。
しばらく間が出来て、珊瑚君は息を吐いた。
珊瑚「わかった……」
それを聞いて安心した私は勘違いだと言うことにすぐ気づく。
珊瑚君が立ち上がり、私の所へ寄って来たのだ。
未だ私は珊瑚君を見ることが出来ない。うつ向いたままだ。
:07/03/22 00:45
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#456 [向日葵]
珊瑚「俺は力づくが好きじゃない。……けどそこまで頑ななら仕方ない。―――行動に移さしてもらう…っ!!」
『!!』
珊瑚君は首を押さえている私の左手を引き剥がそうとした。
友姫「やだっ!珊瑚君!!やだったらぁっ!!!」
抵抗するも、いとも簡単に剥がされてしまった。
ついに首の痕を見られたのだ。
『終りだ……嫌われる……っ』
珊瑚「……前のアイツか。」
私はうつ向いたまま頷いた。
:07/03/22 00:52
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#457 [向日葵]
自分の足を見つめていた視界が歪んだ。
友姫「ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!!……っせ、かく…珊瑚君が助けてっくれてた…の……に!!」
それを無駄にして、自分の不注意でこんなことされるだなんて……。
珊瑚君に申し訳がたたなかった。
友姫「ゴメンナサイ……っお願い!……だ、から嫌いにならないっ…でっ!」
私は、私が好きなのは、……貴方なの……。
友姫「…………好きです……。」
私は小さな声でそぅ呟いた。
:07/03/22 00:57
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#458 [向日葵]
珊瑚「友姫……?」
握られた手が揺るまった。
友姫「私は……珊瑚君が好きです……ずっと、側に居たい、で…す」
涙が次々と流れていく。
珊瑚君の表情はわからない。顔を見ていないから。
珊瑚君は床に膝まずき私と目線を合わした。そして、握っていた手を、私の頬に触れた。
珊瑚「……友姫」
優しく呼ばれて、私はそこで初めて珊瑚君をみた。
すると珊瑚君は…………
優しく触れるキスをした。
:07/03/22 01:05
:SO903i
:uhbxTNqQ
#459 [向日葵]
『……っ』
私は思わず目を瞑った。
これで2回目とか思いながら。
唇が離れて、私は目を開けた。そこには優しい笑顔の珊瑚君がいた。
珊瑚「嫌いになんかならない…。俺も……友姫の側にいていいか?」
友姫「……っ!――ハイッ……!」
夢だと思った。だってあまりにも幸せすぎて、こんなことあり得ないと思ったから。
涙が、また流れてきた。
そんな私を珊瑚君は抱き締めた。
:07/03/22 01:10
:SO903i
:uhbxTNqQ
#460 [向日葵]
私もキツク抱き締めた。
ようやく温かさを感じられると思った。
珊瑚君は私の体を放し、首へ目線をやった。
友姫「グスッ……これとれないよ……」
珊瑚「…………友姫。ちょっと我慢しろ。」
友姫「ズッ…え?何を……ヒャァッ!!!」
なんと珊瑚君があの痕の上にまたキスをしてきたのだ。
『きあぁぁぁぁぁぁ!!!』
涙をも吹っ飛ばす威力。流石珊瑚君。予想だにしないことをしてくれる。
:07/03/22 01:17
:SO903i
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