きらきら
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#725 [向日葵]
友姫「早く追いかけて!」
千歳「もぅ無理だ…。」
私は千歳君の胸ぐらをぐぃっと引っ張って無理矢理立たせた。
友姫「嫌われたんじゃない!律は千歳君のフラフラした態度が嫌いなの!」
千歳「ホラ嫌われたじゃん。」
友姫「そーじゃない!だから本気になってくれた千歳君は好きってことよ!!」
:07/04/11 21:04
:SO903i
:u6/nwjq.
#726 [向日葵]
そこでようやく千歳君は覚醒した。
『なんでこの人自分には疎いんだろう…。』
友姫「ほら早く行って!!」
千歳君は全力で律が行った方に走って行った。
秋帆「大丈夫かねぇ…。」
友姫「大丈夫よきっと……。」
千歳君。律はもう貴方が好きよ。
:07/04/11 21:08
:SO903i
:u6/nwjq.
#727 [向日葵]
ハァハァ…ハァ……ハァ
律は屋上に続く階段を昇っている最中だった。
律『やっぱり……アイツを信用した私がバカだったんだ……。』
本気で…あの目で、私を見つめてくれるのなら、私は千歳に心を開こうと思ったのに。
律「それなのにアイツ……!」
あ゛――――!!!!!!!段々腹立ってきたぁぁ!!
泣けねぇ!!悲しいのに泣けねぇ!!
律「絶対もう数十発殴るっ!!むろんグーで!!!!」
:07/04/11 21:16
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:u6/nwjq.
#728 [向日葵]
千歳「そんなことしたら顔が腫れちゃうでしょぉ……」
ハッとして振り向くと何段か下に千歳がいた。
息を切らして手すりに寄りかかっている。
熱いのかネクタイを緩めてボタンを1、2個外している。
律「モテなくなるから残念かしら?!」
いきり立つ律。
千歳「いいや?律になら別にいいや。」
律「ふざけんなっ!」
:07/04/11 21:20
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#729 [向日葵]
律は更に上に上がって行った。
千歳「……ふざけてねぇよ…。」
呟いて、千歳は律を追った。
・・・・・・・・・
トタタタタ……
律「ハァ…行き……止まり……。」
目の前は屋上に出るドア。が、鍵がかかっている。
律「もー!開きなさいよー!!」
いくらガチャガチャとノブを回しても当たり前のごとく鍵は開かない。
:07/04/11 21:25
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:u6/nwjq.
#730 [向日葵]
そこへ足音が近づく。
千歳「はぁ…。もぅ鬼役はゴメンなんだけど…?」
律「追われる者は逃げることに意義があるのよ。」
と、律は下の階段に飛び降りようと手すりにに足をかける。
千歳「ばっ!よせっ!!」
千歳は後ろから律を抱き抱えた。まるで子供をだっこするように。
律「離しなさいよ!!この万年浮気男!!!!」
:07/04/11 21:32
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#731 [向日葵]
千歳「さっきのは違うって!!」
律「アンタの言うことなんか2度と信じるものですか!!」
抱き抱えられたままなのでバタバタ足をバタつかせる律。
千歳「頼むから話聞いてくれよ。嘘ついてないから!信じてよ。」
律「絶っっっ対嫌っ!!!!!!」
千歳「信じろよ!!」
叫ばれて律はビクッとして、バタバタ暴れるのを辞めた。
千歳は律が大人しくなったので階段に下ろした。
:07/04/11 21:37
:SO903i
:u6/nwjq.
#732 [向日葵]
下ろされたが律は千歳に背中を向けたまんまだ。
律「話してみなさいよ。内容によっちゃぁぶっとばすわよ。」
律は腕組みをして背中で話を聞くらしい。
千歳はそのままさっきのは演技だと言うことを話す。
律「………………。」
千歳「ゴメン…。試して……。」
律「ほんっとうにくだらない!」
:07/04/11 21:42
:SO903i
:u6/nwjq.
#733 [向日葵]
そこで初めて律は千歳の方を向いた。
律「アンタはそんな事しなきゃ人の気持ちがわからないわけ?」
千歳「それは悪かったけど…真剣に行っても脈なさそうだったし。」
律「ほんっとバカ!!」
律は階段を降りて行った。
千歳「律っ!!」
律は足を止めて振り向いた。
律「私は真剣に告白されたから嬉しかったのよ!これが答え。」
:07/04/11 21:46
:SO903i
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#734 [向日葵]
そぅして律は階段を降りて行った。
一方の千歳は意味を理解しようとしていた。
千歳『え…。それってつまりは……。』
千歳「!!律っ!!!!」
ダンッ!!
千歳は律の前に飛び降りてきた。
律「わっ!ちょっと!!危ないわねぇっ!!」
:07/04/11 21:50
:SO903i
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