…キコエナイ歌声…
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#353 [三ッ葉
]
麻「愛してるわ、美和。
あなたは私の最高な娘よ。だから――…
もぅお母さんの事で泣かなくていいの。
笑っていてほしいの!」
お母さんは涙を浮かべながら満面の笑みをみせた。
お母さんが両手を広げて、私を抱き締める。
体の周りの空気が暖かくなった気がする。
心地よい香が何故だかして、鼻をかすめる。
今まで私を縛っていた鎖が消えていく――…
"お母さん……大好き。
ずっと大好きだから。"
:07/08/03 15:19
:N902i
:☆☆☆
#354 [三ッ葉
]
麻「当たり前でしょ?」
お母さんの幻影は八重歯を見せながら笑った。
スッ
お母さんは麻人の方を指差した。
麻人の瞳は黒く底光している。
麻「麻人君に感謝してるわ。麻人君のおかげで美和とこうやって話す事ができたんだから――…。
これで悔いなく空にいけるっ。」
お母さんの幻影が足元から少しずつ消えていく――…
:07/08/03 15:25
:N902i
:☆☆☆
#355 [三ッ葉
]
麻「もうすぐ消えちゃうみたい。
麻人君が力を強制解放してくれたから、保たないみたい……。」
もぅ胸元あたりまで消えている。
もうすぐお別れ。
"空からでも私の事ずっと見ててくれる?"
手を伸ばしても幻影を突き抜けてしまう。
麻「もちろん。
ずっと見てるって。
美和の歌声聞かせてね。」
パンッ…
:07/08/03 15:31
:N902i
:☆☆☆
#356 [三ッ葉
]
その言葉が耳に届いた瞬間、幻影は弾けて消えた。
お母さんは行ってしまった――…
私の鎖を解いて
無邪気な笑顔を残して――…
お母さんに
又聞かせたい――…。
声が戻るように頑張るからねっ!!
乾いた頬に一筋の涙をこぼしながら、星がちらつく真っ暗な空の満月に向かって、笑った。
:07/08/03 15:36
:N902i
:☆☆☆
#357 [三ッ葉
]
ドサッ
……………!!
私のすぐ横で何かが崩れさる音がした。
振り向くとさっきまでしゃがんでいた麻人が倒れていた。
額には汗をかいていて
不規則な荒い息を口からこぼしながら気を失っているようだ――…。
私は慌てて麻人の頭を膝の上にのせた。
力を解放してこんなになるまで――…
:07/08/03 15:41
:N902i
:☆☆☆
#358 [三ッ葉
]
しかめっ面に似合わないくらい、優しすぎるんだって―――…
……ばぁか。
うそ。
…………有難う。
そう思いながら麻人の頭を優しく何回も撫でた。
麻人を見てたら胸がきゅ〜っとする――…
胸の奥から高ぶるこの気持ちは一体なんなのかな?
:07/08/03 15:46
:N902i
:☆☆☆
#359 [三ッ葉
]
「……美和。
麻人、大丈夫?」
少し離れた所から声が届く。
ガサガサと音をたててながら、山の茂みから登場したのは詩音くんだった。
なんで此処にっ!?
私の目は点になった。
そんな様子に気付いて
詩「麻人に来るなって山の下で止められたんだ;;」
と苦笑しながら言う。
:07/08/03 15:52
:N902i
:☆☆☆
#360 [三ッ葉
]
詩「こんな事になってるとは思わなかったんだけど……麻人、力を大量発動しちゃったみたいだね;;
しばらくは起きないんじゃないかな?
僕も過去になった事あるからさ――…」
私の手をとる詩音くん。
詩「本当に心配したんだからね。」
"ごめんなさい……"
私は改めて反省した。
詩「よろしい。
さて、どうしようか……」
:07/08/03 15:58
:N902i
:☆☆☆
#361 [瑞希
]
:07/08/03 18:27
:D904i
:☆☆☆
#362 [三ッ葉
]
:07/08/03 19:54
:N902i
:☆☆☆
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