〜運命のヒト〜
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#210 [りく☆]
滝沢『投げた煙草……当たったかな…』

慌てて叫び声のした下の方を見た。


そこには誰もいなかった。

オレ『焦らせんなよ…』

滝沢『いや……普通に焦るぜ。まぁでも誰も煙草当たってなくてよかったよ』

二人同時に安堵のため息をはいた。


その瞬間階段から足音が聞こえた…

⏰:07/03/25 01:37 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#211 [りく☆]
?『あんたたち!毎日毎日屋上から煙草投げないでよ!』

女の声だった。俺はあえて顔をみらずに空を眺めていた。

滝沢『そんなオレを睨みながら言うなよ。悪かったって…』

?『許さないわよ!だいたいそこで寝てる人!聞いてるの?』

オレは黙って手を挙げる。ただでさえ一人でゆっくりしたいのに、他人に邪魔されるなんて最悪だ。

⏰:07/03/25 01:48 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#212 [りく☆]
滝沢『悪かったよ。こいつにはオレが言っとくから…』

?『あんたは黙って!』

滝沢『……おちつけよ』

?『毎日毎日煙草を投げつけられて落ち着けるわけないじゃん。』

滝沢『昔からここで吸ってるんだけど何も言われなかったけどな……もしかして最近引っ越してきた?』

?『そうですけど悪い?』

オレは相変わらず黙って空を眺めている

⏰:07/03/25 01:53 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#213 [りく☆]
滝沢『まぁ……そんなに怒らないで………誰か知らないけど…』

?『あたしは"荒井 優希(アライユウキ)"って名前だけど。明日からあんたたちが着てる制服の学校に転校するの!』

…ウソだ

滝沢『オレは滝沢勇貴。下の名前同じだね♪』

オレ『ゆ…う…き…』

オレは恐る恐る女の子の顔に目をやろうとした。

⏰:07/03/25 02:00 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#214 [りく☆]
滝沢『何だ?……てか初めてオレを下の名前で読んだな。』

オレの視界に滝沢が割り込んできた。まだオレは彼女を見れていない……そして滝沢の名前を読んではいない…

オレ『優希……』

オレの言葉に二人とも反応した。

⏰:07/03/25 14:54 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#215 [りく☆]
滝沢『どうした?りく?』

優希『………りく』

滝沢の言葉に彼女は、驚きの反応を隠せないような声をだした。




オレは彼女を見た…

オレ『優希…なのか?』

優希『り…く?』

⏰:07/03/25 14:58 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#216 [りく☆]
優希は何も言わず走り去った……
でもオレから逃げるのは当然の反応。悪いのはオレだ。
オレは彼女を裏切り、深い傷をおわせてしまった。



じはらく沈黙が続いた後滝沢が口を開いた。

滝沢『知り合いなのか?』

何も言葉が出ない。

⏰:07/03/25 15:02 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#217 [りく☆]
滝沢『なぁりく!いったいどんな関係だよ。
もしかしてオレを"ゆうき"って呼べない理由って……』


何も答えたくない…

今のことも、昔のことも…

…何も考えたくない…


滝沢『おぃっ……りくやめろ!』

滝沢がオレに飛びついてきた。

滝沢『何してんだよ!』

オレは無意識のうちに屋上から飛び降りようとしていたのだ…ギリギリのところで滝沢に助けられた。

⏰:07/03/25 15:10 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#218 [りく☆]
滝沢『お前……大丈夫か?』

オレ『オレは一体……何を』

滝沢『なぁ…りく。オレはお前の力になれないかな?』

滝沢の言葉にオレの過去のすべてを話したかった。
しかし、人に話せる事ではない。
話したらどれだけ楽だろうか…

⏰:07/03/25 21:55 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


#219 [りく☆]
オレの過去…
それは誰にも語る事のできない7年前の出来事である。
心の奥底にしまっときたい過去…
結衣との出会いと恋で7年前の過去は浄化されたと思った。

でも"結衣の死"と"優希との再開"によってあの日の事が思い出させる。

⏰:07/03/25 22:06 📱:SH903i 🆔:J2gv8YIc


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