〜運命のヒト〜
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#827 [りく☆]
『オレの過去だって!?』

返ってくる答えなんて予想はすぐできるが……
あえてオレは滝沢に聞き返した。

『りく……お前が一番オレの言葉の意味をわかっているはずだ。』

冷静なのか、わからないが淡々と滝沢は話す。

『さぁ何の事だか?』

滝沢の言う通り、意味なんてわかっているのだが、認めたくなかった

⏰:07/08/24 00:46 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#828 [りく☆]
『そうか…』

車を止めて、滝沢が呟いた。
しばらく沈黙が続いた。オレの返答に、滝沢は必ず何かしら言い返してくると思っていたので、この展開は予想外だった。


『本当にわからないのか??』

決してオレを見る事なく滝沢が言う。


『りく…



何でオレを下の名前で呼べないんだ!?』

⏰:07/08/24 00:51 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#829 [りく☆]
…やっぱり優希のことか


オレは言葉を詰まらせた。別に下の名前を呼ぶ作業くらい誰にでもできることだが、"ゆうき"という名前だけは、オレは口にできない。
過去がオレを縛り付けるから…


『呼べないのか!?』

冷静な口調で滝沢がオレに言う。

⏰:07/08/24 00:56 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#830 [りく☆]
オレには、そんな単純作業がこなせず、黙り込んでしまった。


『呼べないんだ。』

外を見渡しながら、滝沢がさらりと言い放った。

『本当に呼べないの!?』

驚いたように祥子が言った。卓也も同じことで驚いているのだろう……発言すらしてこない

⏰:07/08/24 01:02 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#831 [りく☆]
『何で!?!?』

慌ただしく祥子が尋ねてきた。一番返答できない質問だ。

『それは……』


…言い訳すらみつからない

オレはまた黙り込んでしまった。
今までこれに似たような質問をされたことはいくつかあった。そのたびに黙り込むオレを助けてくれたのが…滝沢だった。
しかし今は、助けの手を差し延べてはくれない

⏰:07/08/24 01:06 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#832 [りく☆]
『それは、りくの過去の秘密だろ??』

ゆっくりとした口調で滝沢が答えた。

『呼べない理由が、りくの過去の秘密??』

卓也が不思議そうに滝沢に言った。

『おそらく』

卓也をみながら滝沢は答えた。その口調にはどことなく確信があるように思える

…何故?

⏰:07/08/24 01:10 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#833 [りく☆]
『オレの過去と、滝沢の行動に何の関係があるんだよ!?』

ささいな抵抗だろうか。弱々しい口調でオレは滝沢に言う。

『だいたい…今は滝沢の話をしてるんだろ?オレの過去の事なんて話す必要ないやん。

それに……誰でも人に話せない秘密を持っているんだろ!?さっき滝沢が言ったじゃねぇか。オレにだって秘密はある……』

⏰:07/08/24 01:17 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#834 [りく☆]
思わず熱くなって言ってしまった。明らかにオレが熱くなるのはおかしいはずなのに…

『何熱くなってんだよ。お前が"自分の過去の秘密がわからない"って言ったから、オレは言っただけだ』

案の定、滝沢に矛盾点をつかれた。そんな冷静な滝沢に、オレはもはや反論なんてできない。

⏰:07/08/24 01:22 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#835 [りく☆]
『誰にでも人に話せない秘密はある。

確かにオレはそう言った。だからりくの言い分もわかる』

滝沢の雰囲気が少し変わった。そして話しを続ける。

『けど…もしその秘密が、自身を苦しめ、悩ませているとしたら………そしてその悩みかたが尋常じゃなかったら、ほっとけるわけがない』

⏰:07/08/24 01:29 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#836 [あや]
早く続きヵ"読みたLIです
(p'v`*))゜★:-☆


読んでてすごく夢中
になります

⏰:07/08/24 12:54 📱:P703i 🆔:Euqg6VnM


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