〜運命のヒト〜
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#334 [りく☆]
母『私たち今から私の実家の北海道にいくの。だから最後に挨拶しとこうかなとおもって…』
オレ『……はぁ。』
正直優希の母が何をしたいかがわからなかった。
今頃我が家に来ても…
それに、顔もかなり疲れぎみでこっちに来る余裕なんてなさそうなのに。
口調だけは元気そうに振る舞っていた。
:07/04/03 00:47
:SH903i
:d0sPGg3o
#335 [りく☆]
優希は……決してオレを見ないで下を向いていた。
…オレの顔なんてみたくないだろうに、連れてこられて
オレ自身も2人には会いたくなかった。
事故の時の記憶が鮮明に頭にうかんでくるから…
あの橋での事
そりを思い出すだけでオレは耐え切れなかった。
:07/04/03 00:53
:SH903i
:d0sPGg3o
#336 [りく☆]
母『大丈夫……?まだ胃潰瘍治ってないの?』
あまりにも顔色がわるかったのか、初めて優希の母に心配された。
しばらく優希の母が話した後、2人はかえっていった。
オレは体に力が入らずその場に座り込んでいた。
:07/04/03 00:57
:SH903i
:d0sPGg3o
#337 [りく☆]
一つ確信したことがある…
優希はオレを許してくれていない。許してもらえないとわかっていたが、優希に嫌われた事がちゃんとわかると、涙が止まらない。
唯一オレを愛してくれた人に嫌われてしまった。
…もぉオレは誰からも愛されない
オレは玄関で泣きくずれた。
:07/04/03 01:10
:SH903i
:d0sPGg3o
#338 [りく☆]
これが優希との最後の出会いと思っていた。
オレは中学入学前に福岡の親戚にひきとられたため、北海道にいる優希とは出会わない。
しかしあの時の記憶は忘れたくても、消したくても……頭に焼き付いて離れなかった
そして人を
愛する資格も
愛される資格も
失った
結衣に出会うまでは……
:07/04/03 21:54
:SH903i
:d0sPGg3o
#339 [りく☆]
《第4節,2001年春…想い》
"ジリリリリリリリリ"
大きな目覚まし音でオレは目をさまし、スイッチを切った。
今日からオレは高校3年生となる。しかしそんなことはオレにとっては実感がなく、いつもより早く起きただけの眠い朝だった。
:07/04/03 23:37
:SH903i
:d0sPGg3o
#340 [りく☆]
自分で朝食を作りに台所へ向かった。オレは結衣の事故があってからしばらくして一人暮らしを始めたのだ。
一緒に住まさしてもらった親戚には悪いが、あのマンションには暮らしにくかった。
あそこにいると結衣との思い出が溢れてくる…それに結衣の両親にも会わせる顔がない。
そういう理由でオレは一人暮らしを始めたのだ
:07/04/03 23:42
:SH903i
:d0sPGg3o
#341 [りく☆]
結衣の事故と優希の転校がオレの頭を混乱させ、しばらく学校へは行ってなかった。しかし、滝沢と祥子のおかげでオレは徐々に学校へ行くようになったのだ。
しかし……優希とは一度も話をしていないし目すら合わしていない。お互いが接触を避けていた。
その状況に気がついた滝沢は、オレが優希と接触しないように学校で気を遣ってくれたのだ。
結衣の事故の事も祥子と滝沢の気遣いで誰も話題にすることはなかった。
:07/04/03 23:50
:SH903i
:d0sPGg3o
#342 [りく☆]
……優希と違うクラスになる
そんな気持ちがオレを少し楽にさせた。新しいクラスになるため優希とは違うクラスなるだろう。
…本当に嬉しいのか?
…優希と離れたいのか?
…優希と昔のような関係に戻りたいんじゃないのか?
そんな言葉を自分の心の中で自身に問いかけた。
しかし答えは決まっている。
…オレは優希と離れなければならない……愛してはいけない
自分が優希に、そして結衣にした行為の重さに押し潰されそうだった。
:07/04/04 00:59
:SH903i
:ZJgrOt3E
#343 [りく☆]
"ピンポーン"
しばらくぼぉっとしているとインターホンがなった。何となく時計を見ると…
オレ『やっべ!もぉこんな時間だ…!』
オレは慌てて食事をすませ着替え始めた。
"ピンポーン"
またインターホンが鳴った。オレはすっかり誰かが訪れていたことを忘れていた。
しかし誰かは大体わかる…
オレ『滝沢悪い!もぉ少し待ってくれ。』
:07/04/04 01:06
:SH903i
:ZJgrOt3E
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