〜運命のヒト〜
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#787 [りく☆]
『そんな訳ないだろ!!』

まるで自分に言い聞かせるかの様にオレは卓也に言い返した。
まだ数回しか会っていないが、カイさんは喧嘩とかするような人ではない。確実な理由はないが、直感的にそう思えた。

『君達……猛志の知り合いなのかい?』

オレと卓也のやり取りに、カイさんが突っ込んできた。少し驚いたような顔をしている。

⏰:07/08/17 00:24 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#788 [りく☆]
『猛志先輩は…高校の先輩です』

『そうだったのか……。あいつは馬鹿だからなぁ、君達にいろいろと迷惑をかけただろう。悪かったね。兄として謝るよ。』

少し申し訳なさそうにカイさんが言う。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

…兄としてって

『猛志先輩と兄弟なんですか!?』

⏰:07/08/17 00:26 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#789 [りく☆]
思わず大きな声になってしまった。しかし、そうなるくらい驚きは大きかった。
カイさんと猛志先輩が兄弟だなんて…考えられないからだ。

『兄弟だよ。あいつはオレの3歳年下の弟だ。あんまり似てないからわからなかったかな?
名刺にはちゃんと"Aiba"って書いてあっただろ。ちゃんと見なきゃ』

カイさんは微笑みながら言う。彼にとってはそんなにたいしたことではないかもしれないが、オレには大問題だった。

あの猛志先輩の兄がまさかカイさんだなんて…

⏰:07/08/17 00:27 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#790 [りく☆]
『あいつまた変なことやり始めたから、連れ戻しに来たんだよ。いい年してバイク乗り回しやがって…』

カイさんの口調は、本当に弟を心配している兄のような感じだった。だからこそオレは2人の関係をすぐに認めることができたのだろう。

⏰:07/08/17 00:28 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#791 [りく☆]
『とりあえず僕は行かなきゃ。早くしないと猛志がやんちゃしだすからね。また、連絡してね。

次は優希と一緒がいいな。』

微笑みながらカイは言い、立ち去って言った。


『あの人誰だ?』

カイさんが見えなくなった途端に卓也がオレに尋ねてきた。

『オレもよくわからないんだ…』
オレは下を向き答える。

⏰:07/08/17 00:29 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#792 [りく☆]
『全く知らないわけはないだろ?……それに次は勇貴と一緒がいいってどういうことだ?』

『それは……ってか滝沢のことじゃぁないぞ!!』

とりあえず誤解をとくため言い返す。

『もしかして……荒井優希のこと?』

祥子が鋭くついてきた。祥子の勘は相変わらず鋭い。

『まぁ……』

少し曖昧に答えてみたが、2人は納得してないようだ。

⏰:07/08/17 00:30 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#793 [りく☆]
『少し詳しく教えてくれないか?もしかしたら勇貴のことがわかるかもしれない』

真剣な眼差しで、卓也はオレを見ながら言う。

『それは…また別の話だろ』

もはや言い訳にもならない、根拠のない言葉しか、オレは口にすることができない。

『とりあえず、りくとあのカイって人の関係を教えてよ。』

祥子も真剣だった。
オレがあやふやにしている真実を知りたいのか、それとも滝沢の情報が手に入ると信じオレに問いただしているのか、わからなかった。

⏰:07/08/17 00:42 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#794 [りく☆]
『カイさんとは本当に関係なんてないんだ…』

それは事実だ。
カイさんとは、ただたまたま出会っただけで、そしてあの人は優希と会いたがっているだけ。そんなカイさんにオレはただ頼み事をされているだけなのだから、関係なんて……


"ドサッ"


『た……卓也!?!?』

突然だった。
卓也が胸を押さえ付けながら倒れたのだ。そんな卓也にオレはただ呼びかけることしかできない

⏰:07/08/17 01:07 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#795 [りく☆]
『卓也……どうしたの…』

祥子は今にも泣きだしそうな声で卓也に問いかける。

しかし…卓也は苦しそうに胸を押さえ付けながら、咳込んで、祥子の言葉に反応しない。

『救急車呼んで!!』

卓也を抱き抱えながらオレは祥子に叫んだ。オレ達にはどうすることもできない状態だから、救急車を呼ぶことしかできないと考えたからだ

⏰:07/08/17 01:13 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#796 [りく☆]
その時だった。

"ガシッ"


弱々しくオレの腕を卓也が掴み、

『救急車は……呼ぶ…な。すぐ…大丈夫…に…なる。』

苦しそうに言う。
必死の卓也の訴えだったが、すぐに大丈夫になるようには思えなかった。


『バカッ!!こんなんで強がるなよ。病院に行けばすぐ楽になるぜ』

そう言って祥子に再び救急車を呼ぶように、目で合図を送った。祥子は黙って頷き、携帯をとりだし救急車を呼ぼうと番号を押し始める

⏰:07/08/17 01:20 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


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