きみを送る
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#920 []
俺は荷物をまとめ、
コウと一緒に別荘をあとにした。

「志乃くん楽しめましたか?」

駅へ向かう道中、コウは俺に向かって聞いてきた。

「まぁまぁ」

「それは予想外です」

「なんで?」

「いえ、僕なら髪の毛が燃えたらショックで楽しかったなどという言葉は言えませんから」

そりゃもうかなりショックですけどね!

⏰:07/04/24 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#921 []
「俺にはもっとショックな事がある」

「なんですか?」

俺はコウをじっと見た。

「なんですかそんなに見つめて」

コウはフッと笑った。

俺は意を決して口を開いた

「お前なんで泣いた?」

コウは俺の言葉に足を止め、
俺の顔をじっと見た。

⏰:07/04/24 03:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#922 []
「……………」

「目ーにゴミ入ったとか…古いねん言い訳が」

「……………」

「なぁ、なんで泣いたん」

「…泣いてませんよ」

「泣いてたやん!」

「泣いていたとしても志乃くんに話すような事ではありませんから」

「ほんなら俺の前で泣くなや!心配するやんけ!」

「…心配…ですか」

⏰:07/04/24 03:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#923 []
コウは驚いた表情で
俺を見ている。

なぜ驚く…

「心配する。つーか今も心配しとる」

「……………」

コウは少し微笑み、
俺から目を伏せた。

「心配…ですか……初めてされましたよ」

⏰:07/04/24 03:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#924 []
もうすぐ1000

区切りよく終われるといいですが…

寝ます

コメントいただけたら
うれしいです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2061/

⏰:07/04/24 03:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#925 []
「そりゃ…な…心配するやろ普通に」

俺は悲しそうな表情で微笑むコウに対し、
どうしていいかわからず
少しぶっきらぼうに言った

「ありがとうございます。ですが心配は不要です」

「…………」

「僕、大丈夫ですよ」

コウはニッコリとし、歩きだした。

⏰:07/04/25 01:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#926 []
何も聞くな、と言われているようで
俺はそれ以上コウに何も言えなかった。

電車に乗った途端、
コウはすぐに寝てしまった

俺と話すのが気まずいのか?

考えすぎか?

俺は俯いてコウの足元をずっと見ていた。

⏰:07/04/25 01:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#927 []
 
「……くん…」

 …乃くん……

 ……志乃くん!」

……?

ああ、俺も寝てたのか。

「着きましたよ」

コウが荷物を持って
早く降りないと、と言った

⏰:07/04/25 01:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#928 []
駅につき、ホームに幸子が立っているのが見えた。

「志乃くんお迎えきてますよ」

「……あ、おう…」

「羨ましいです」

「……………」

「ではまた」

コウはそれだけ言い、足早に帰って行った。

「志乃〜!おかえり!」

⏰:07/04/25 01:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#929 []
幸子が俺に向かって走ってきた。

「ただいま」

「ボウズ!!」

「似合わんやろ〜?」

幸子はクスクス笑い、俺のボウズ頭を触った。

「似合わん!!」

わかってますけど…

「うっせ〜よ!」

「アハハ!いいやん!伊豆は楽しかった〜?」

⏰:07/04/25 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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