恋愛喫茶店
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#425 [向日葵]
その時思った。

新市君は私を抱き締めた瞬間から私を鈴さんだと思ったのかも知れない。

今度はなんだか落ち着いて新市君の少し熱がある体温を感じれた。

音子「どうしたの……。」

食器を洗う手を止めて新市君に聞く。
新市君の力が少し強くなった。

新市「夢…。見たんだ。幼なじみの。」

『ウン……知ってるよ。』

でも私は黙って話を聞く。新市君も話を続けた。

⏰:07/05/04 01:34 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


#426 [向日葵]
新市「長い夢でさ…。名前呼んだら辛そうな顔してどっか行っちゃったんだ。」

それはきっと鈴さんの名前を初めて呟かれた時だろう。

新市「抱き締めたら、ちゃんと感触があって。……でもまた現れた時、思ったんだ。――――あぁ…。これは夢だって……。」

だって現実に考えてアイツはもういないんだもんなぁと、笑いながら話すその声は寂しそうだった。
私は何も言えなかった。

そして話は、新市君が泣いた時に行った。

⏰:07/05/04 01:40 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


#427 [向日葵]
新市「謝ったんだ。側にいてやれなくて……って。そしたらアイツ、……笑って言うんだ。『新市が幸せなら私は幸せよ…』って。」

そこで私は「え?!」っと思った。だって私は何も言ってない。ただ耳を傾けていただけなのに…。

『鈴さんっ…。』

新市「それで言ったんだ。『守ってあげたい子がいる』って。」

そう言うと、私を新市君の方へ向かせた。

音子「……鈴さ…その人はそしたらなんて?」

⏰:07/05/04 01:49 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


#428 [向日葵]
新市君はニコッと柔らかく笑って言った。

新市「『しっかり守ってあげなさい』って。」

その言葉を聞くと同時に私は抱きついた。
涙が出た。

私の声が鈴さんに届いて、新市君が私を大事にしてくれて……。

これ以上の幸せはきっとない。

新市君は私を少し話して涙を拭いた。

新市「なぁんで音子が泣くのー?」

音子「いや……あのっ…。」

⏰:07/05/04 01:57 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


#429 [向日葵]
すると新市君は私の目元をキスした。

まるで涙を舐めるように。

音子「…。ねぇ」

新市「ん?」

音子「なんで口にはしてくれないの?」


少し拗ね気味で新市君を睨む。
新市君はそれを聞いてまた熱が上がるんじゃないかってくらい赤くなった。

新市「深い意味はないよっ!!」

音子「じゃあしてくれてもいいじゃない!!」

わたしゃ痴女か……。

⏰:07/05/04 02:01 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


#430 [向日葵]
新市「だ……大事にしたかったから……。俺だってちゃんと……。」

真剣な顔をして顔を両手で包まれた。新市君の目を見る。吸い込まれそうなくらいキレイ。

私も彼の頬に軽く手を添えた。

そしてゆっくりと唇を重ねる。

初めてのキスは一瞬だったけど、新市君をもっと好きになった。

⏰:07/05/04 02:07 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


#431 [向日葵]
そしてまたギュッと抱き締め合う。

今日は抱き締められることが多いなぁ(笑)

新市「デート出来なかったね……。」

音子「ウン…。でもいいの。一緒にいれるから……。」

―――……

「ちょっと鈴ー!!」

鈴「あ、天使さん。」

天使は雲の上で座ってる鈴を発見した。

天使「貴方また地上に行ったでしょー!」

鈴「へへへっ。ごめんなさいっ!」

⏰:07/05/04 02:12 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


#432 [向日葵]
ペロッと舌を出しながら笑う鈴に天使は呆れながら笑った。

鈴『2人共。幸せにね……。』

鈴「私2人の子供に生まれたいなぁっ」

地上を見つめながら言う鈴に天使は手を差し延べる。

天使「きっとなれるわ。」

天使の手を取りながら鈴は笑う。
その背中には小さな白い羽根が生えていた。

⏰:07/05/04 02:16 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


#433 [向日葵]
そんな会話が繰り広げていられることなんて露知らず。

私と新市君は笑い合う。

何年後かに生まれるその子を夢みて……。

⏰:07/05/04 02:18 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


#434 [向日葵]
【再出発〜隣のあなた〜】

Fin

⏰:07/05/04 02:19 📱:SO903i 🆔:Nr.atdks


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