恋愛喫茶店
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#250 [桜んぼ]
あげ〜
ファイト

⏰:07/04/24 22:38 📱:D902iS 🆔:☆☆☆


#251 [向日葵]
奈津歩ちゃんさやさん桜んぼさん

あげ&コメありがとうございます
今日は更新出来るよう努力します

⏰:07/04/25 08:15 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#252 [向日葵]
マスターは扉を開けて私が入りやすいようにした。

『如何と言うかそこまでされたら入らない訳にはいかないじゃないじゃない……』

世津「……いただきます…。」

一歩一歩ゆっくりと歩きながらいつもの席へと行った。

『あれ?そういえば…』

世津「マスター。よく私が私(世津)だってわかりましたねぇ。」

マスターはお茶の準備をしながらニッコリ笑って答えた。

⏰:07/04/25 18:37 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#253 [向日葵]
マスター「世衣さんは髪が茶色いですからね。世津はさんはお黒いですし。」

コポポポ

マスターがカップに紅茶を注ぐ。

結局この人もそれぐらいでしか見分けれないか……。

この人なら別の見分け方が出来るんじゃないかとか期待した私が馬鹿だった。

マスター「あとはそうですねぇ……」

コトッ

香りの良い紅茶が前に置かれた。

⏰:07/04/25 18:53 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#254 [向日葵]
マスター「なんとなく……ですよ。」

世津「なんと…なく。」

曖昧な答えに私は眉を寄せた。
でもその時見せたマスターの笑顔には、少しドキッとしてしまった。

世津「あ!ちょっと!!なんでコーヒーじゃないんですか?!」

マスター「本当は、甘い物が好きなんじゃないんですか?」

『う゛っ……』

ホラね。やっぱりそのなんでも見透かす目で見抜いてた。

⏰:07/04/25 18:57 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#255 [向日葵]
私はこの人のこーゆートコが嫌。

まるで悪いことした後、お母さんに問われてみたいでソワソワする。

世津「世衣が言った……ハズない。」

だって家族すら知らないもん。私が甘い物大好きなこと…。

マスター「どうして隠すかお聞きしてもよろしいですか?」

カウンターから出てきて、マスターは私の隣に座った。

世津「別に特別な理由なんか無いわ。ただ柄じゃないから嫌なだけ。」

⏰:07/04/25 19:07 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#256 [向日葵]
頬杖をついて、半ば諦めたように話した後飲んだ紅茶は甘くて美味しかった。

マスター「好きな物を正直に好きと言うのも勇気ですよね……。」

…………ん?
なんか意味深発言。

マスターもしかして好きな人でもいるのかな……。

世津「マスターでも勇気いるのね。」

マスター「一応人間なんで…。」

と苦笑する。
なんだかマスターのこんな姿初めてみたかもしれない、と少し楽しくなった。

⏰:07/04/25 19:12 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#257 [向日葵]
紅茶を飲み終った後、また少し話をしてから私は帰った。

いつも行くのを躊躇する喫茶店が今日はなんだか楽しくて、また行きたい気分にさせた。

―――……

世衣「あ、せっちゃんお帰りなさ〜い!遅かったねー。」

自室に向かいながら私は「まぁね」と答えた。
世衣はその後ろを付いてくる。

世衣「あのね!駆君と放課後喋ったんだぁ♪」

ビキッ!!!

私は固まってしまった。

⏰:07/04/25 19:17 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#258 [向日葵]
え?今なんて?

喋った?しかも放課後に。2人で。

私だって両手で充分足りるほどしか喋ったことないのに。

沸々と怒りが込みあげてくる。

世衣「でね!彼女いるか聞いたらいないって!!良かったねせっちゃん!!」

まるで「良いことしたでしょ?褒めて褒めて」という顔をする世衣。

誰が褒めてなんざやるものかぁぁぁぁぁぁ!!!!(怒)

それはアンタが気になるからいないって言っただけじゃぁぁぁぁぁぁ!!

⏰:07/04/25 19:22 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#259 [向日葵]
と脳内でちゃぶ台をひっくり返しながら叫ぶ。

世衣「なんか色々話とか合っちゃってねっ。」

世津「……てよ……。」

世衣「また明日も会ったら喋ってみたいなぁ♪その時はせっちゃんも」

世津「やめてよっ!!!」

シー……ン

いい加減にしてよ……。

世衣「……せっちゃん」

世津「もういい……。晩御飯なんていらない。寝るから部屋から出ていって。」

⏰:07/04/25 19:28 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#260 [向日葵]
##############

一旦キリます

⏰:07/04/25 19:29 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#261 [向日葵]
世衣「……せ、せっちゃ」

世津「早く出ていって!!!!」

世衣は半泣きになって私の部屋から出ていった。

アンタに振り回されて、ビクビク脅える毎日にはもうウンザリだ……。

世津「私は、アンタのキューピッドじゃない……。」

私は、私なんだから……。

⏰:07/04/25 20:45 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#262 [向日葵]
しばらくして、当然寝る気もなかったので寝れずぼーっとしていた。

グ〜……

切ないぐらいにお腹減った。

カチャ……

ゆっくり扉を開けて、周りに誰もいないことを確かめる。

『コンビニでも行ってこよう。』

―――……

ピロリロ♪ ピロリロ♪

「いらっしゃいませー。」

⏰:07/04/25 20:57 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#263 [向日葵]
何しにきたっけ……

あ、食べ物…。

とりあえずパンコーナーに行ってみた。
仕入れ前らしく、少ししかパンは残っていなかった。
「あれ?相模原?」

聞き覚えのだなぁとかノロノロ思って振りかえってみた。

『!!!!』

⏰:07/04/25 21:01 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#264 [向日葵]
世津「千崎君!」

千崎「よっす!どうしたんだ?こんな時間に制服で。」

ハッ!そーいえば着替えてない……
しかも寝転んでたからシワシワになってるっ!

世津「せっ千崎君はバイト?!」

千崎「ウン!そーなんだ!――あ!そうだ!!今日の放課後、世衣と話したんだ!!」

―――ドクン……

また世衣。みんな世衣。
双子の私なんかどうでもいいみたいに

世衣世衣世衣世衣世衣。

⏰:07/04/25 21:05 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#265 [向日葵]
千崎君は楽しそうに話をしている。

私の耳は話を受け付けず、ただ素通りしていった。

知らず知らずのうちにコンビニを飛び出し、いつもの学校の帰り道を逆走していた。

私の目は今どこを向いてるのかさえわからない。
目線をあちこちに向ければ、会社帰りなおっさんやら、たむろしてる若者やら、今にも消えそうな街灯やら……。

『私の元気も、電池切れだな……。』

⏰:07/04/25 21:10 📱:SO903i 🆔:zIfejVQs


#266 [向日葵]
その時、肩をポンポンと叩かれた。

振り向かなくてもわかる。たぶん……

「こんな時間に何してんの〜?」

お酒くさい。
しかも口調が怪しい。

間違いない。
酔っ払いだ。

とりあえずここは……

無視の方向で。

スタスタスタ

「おーいどこに£@*●◇」

『ろれつ回ってないし…。』

⏰:07/04/26 09:47 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#267 [向日葵]
酔っ払いのオッサンはついてくる。

あ゛ーイライラしてる時に更にイライラさせないでよー!!

再び肩を叩かれた。

『あーもー!!!!』

振り向かないまま手をグーにして戦闘態勢にスイッチオン。

世津「うざったいっつーんだ」

「世津さん?」

殴りかかろうとした私はピタッと止まる。
その隙にびびったオッサンは逃げていった。

⏰:07/04/26 09:55 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#268 [向日葵]
横を見ると、そこは喫茶店前でドアを開けたマスターがいた。

世津「マスター…。」

マスター「こんな時間にどうなさったんです?」

グーにしていた手をパッパッと振ってマスターに向き直った。

世津「さ……散歩。ちょっと……。」

マスター「駄目ですよ。女の子が制服で夜出歩いては。」

世津「……女じゃなきゃ良かった。」

⏰:07/04/26 10:00 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#269 [向日葵]
マスター「……え?」

世津「どーせみんな世衣ばっかり!!私のことなんかそっち退けで、口にするのは世衣ばっかり!!世衣なんか嫌い!!大っ嫌い!!」

スカートを握り締めながら下を向いて叫んだ。

昼間と違って夜は静かで、叫んだ声が少し響いた。

世津「ハァッ……ハァッ……。」

違う嫌いじゃない。
羨ましいんだ。
誰からも愛されて、誰にでも必要とされて……。

⏰:07/04/26 10:04 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#270 [向日葵]
するとマスターは私に歩みよって、私の頬に手を添えた。

あんまり優しく触れるから、私はビクッとした。

顔をあげるとマスターの顔が近くにあって、改めて見るマスターの整った顔にドキッとした。

マスター「私は……世津さんが好きですよ?世衣さんだけじゃありません。貴方を…ちゃんと見てます。」

私は少し目を見開いた。

『……マスターは』

いつも一人一人を大切にしてくれる。

⏰:07/04/26 10:09 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#271 [向日葵]
見透かされた思いも、自分を知ってくれてるみたいでどこかでホッとしてた。

私を分かってくれる人が、一人でもいるって。

頬から暖かさが伝わる。
それが嬉し涙に代わる。

世津「…っ。マスターァッ。」

マスターは私の涙を胸ポケットに入っているハンカチで拭ってくれた。

マスター「さぁ。中に入って。世津さんが好きな甘いココアを入れますよ。」

その日2度目の喫茶店は、安らげる空間を広げていて、甘いココアは私の虚しい気持ちを落ち着けてくれた。

⏰:07/04/26 10:15 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#272 [向日葵]
マスターは私を家まで送ってくれた。
内緒で出てきた為、バレないように家に帰り、部屋に戻る。

『お風呂は朝に入ろう……。』

パジャマに着替えてベッドに入る。

そして喫茶店のことを思い返すと、なんだかキュウッと苦しくなった。

少しずつ、私の中でマスターの存在が大きくなってるみたい。

⏰:07/04/26 10:19 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#273 [向日葵]
<そして朝がやって来る。>

世津「おはよー。」

湖穂「?おはよー。」

不思議そうな顔をする湖穂に私は首を傾けた。

世津「何?どうかした?」

湖穂「むしろこっちが知りたい。どうしたの?珍しく機嫌いいじゃない。」

私はいつも世衣のおかげで教室にピリピリしながら入ってくる。
湖穂はだから「珍しい」と言ったのだ。

⏰:07/04/26 10:23 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#274 [向日葵]
世津「今日は世衣ほって来たからじゃない?」

湖穂「ふーん。」

そんなんじゃない。
世衣ほって来たのは確か。でも今日機嫌がいいのは、昨日のマスターのおかげだと思う。

そう考えると、また胸が苦しくなった気がした。

ヴ―ヴ―

ポケットに入れてる携帯が鳴る。

『ん?お母さん?』

⏰:07/04/26 10:28 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#275 [向日葵]
<お母さん>
今日、世衣休むらしいから、何か世衣にプリントとかあったら持って帰ってきてね

『世衣休むんだー。』

半分……いや全部私のせいかな。
でも世衣ばっかりに構ってなんかいられない。
とりあえず休みってことを頭に入れて、後は忘却の彼方へやることにした。

<帰り>

今日は世衣関係で悩まされることもなく、清々しく学校で過ごせた。

⏰:07/04/26 10:33 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#276 [向日葵]
『あれ?』

家の前に誰かいる。

あの恰好って……。

世津「マスター?」

するとマスターはこっちを見て、静かな笑顔で会釈した。

私も頭を下げながらマスターに近づく。

世津「どうかしました?」

マスター「昨日、お忘れものがあったんです。」

チャラ

差し出したのはストラップ。どうやら携帯から取れてしまったらしい。

⏰:07/04/26 10:36 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#277 [向日葵]
世津「すいません!わざわざ!!」

マスター「いえ、では。」

世津「あ、あがってってください!!お茶入れますから」

マスター「いえしかし……。」

私はいつもマスターがしてくれるように家の門を開けた。

世津「昨日のお礼がしたいんです!」

半ば「入りやがれ」的に言う私。

⏰:07/04/26 10:42 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#278 [向日葵]
############
キリます

感想、アドバイスなどよければ

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2116/

⏰:07/04/26 10:46 📱:SO903i 🆔:2pPw5Sas


#279 [向日葵]
マスターは少し悩んでから、「じゃあ」と言って門の中に入って行った。

ガチャ

世津「ただーいまー。世衣ー。……?」

マスター「世衣さんどうかなされたんですか?」

世津「あ、今日学校休んでて。」

でもおかしいな…。
どんな時でも玄関まで出迎えに来る世衣が来ない。

居間を見ても、洗面所を見てもいない。

『部屋で寝てるのかな……?』

⏰:07/04/27 13:21 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#280 [向日葵]
ん?

待って!

固まる私にマスターがどうしたのかと尋ねたが、私は門から玄関までの記憶を巻き戻しした。

門…玄関開けて…

!!!

私は玄関まで走る。
そして下を見ると、見慣れない男もんの靴。

『まさか…っ』

考えるよりも足が世衣の部屋へと向かう。

⏰:07/04/27 13:24 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#281 [向日葵]
ドタドタドタ!

階段を全力で上がって、ノックも無しに世衣の部屋のドアを開ける。
マスターも後を追って私と一緒に部屋に乗り込んだ。

バンッ!!!

『……っ!!』

世衣と千崎君のキスシーンが目に入ってきた……。

世衣「ぁ……せっちゃ……。」

私は何が今起こってるかわからない。
ただ今の感情を色に表すなら赤だ。

⏰:07/04/27 13:29 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#282 [向日葵]
世衣「ち……違うのせっちゃん!あのね……」

違う…違うって何よ……。
世衣はたどたどしく説明している。
でも私は自分の感情が頭の中にガンガン響いて、まるで世衣は口パクしてる様にしか見えない。

アンタはいいよね…その持ち前の可愛いさがあって、誰でも虜に出来る。



それが例え片割れである私の好きな人でさえ……っ!

⏰:07/04/27 13:32 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#283 [向日葵]
気づいたら右手を高く上げて世衣に降り下ろしていた。

我慢も限界。
今アンタを殴り倒したい。

しかしその手は、千崎君に止められた。

千崎「ちょ、なんで怒ってんの?俺は世衣が好きだからしたんだ!殴るなら俺だろ……?」

『好き……』

私だって好きだった。高2になって、仲良くなって過ごした時間は私の方がずっと長いのに…っ。

⏰:07/04/27 13:36 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#284 [向日葵]
世津「も……いぃ……。」

バカみたい。結局はみんな私を悪者扱いにする。
でも千崎君だけは違うと思ってた。


こんな自分も、皆も、世の中も、もぅ消えたい…。

私はフラフラと家を出ていった。
後ろで世衣が叫んでたけど、悲しみと怒りだらけの醜い私はそんな声すら聞けなかった。

マスター「世津さん……。」

マスターは私の後ろをついてきて、私の名前を時々呼んだ。

⏰:07/04/27 13:41 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#285 [向日葵]
歩いて行くと、川があった。
気を付けなければ足をとられて流されるかもしれないくらいの勢い。

からっぽになった頭で、私は川に足を浸けた。

マスター「世津さん!駄目です!上がってください!」

それでも私は深みへと行く。今はふくらはぎくらいの高さ。

ジャバジャバッ

マスター「世津さん!!」

マスターが私の手を引いた。でも私は振り払う。

⏰:07/04/27 13:44 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#286 [向日葵]
世津「もういいっ!同じ顔でも皆が愛するのは世衣だけじゃない!!…っなら私なんかいてもいなくても一緒よ!!」

私は泣き叫んだ。
結局言ってるのは昨日と同じ様な内容だ。

出口がせっかく見つかったのに、その出口は崩された。

世津「マスターも追いかけて来ないでよ!!私なんか消えたらいいのよ!!」

パチッ

泣き叫んでいる私をマスターは軽くひっぱたいた。
気付けば、いつの間にかまた流されないように腕を掴まれていた。

⏰:07/04/27 13:49 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#287 [向日葵]
マスター「消えて、それで満足ですか?残された私やお友達、世衣さんはどうなりますか?」

世津「知らない。そんなの知ってどうなるの……?」

マスター「……貴方を大好きな人達はどうなるんです。」

世津「そんなの入るわけない。」

マスターは掴んでいる手に少し力を込めた。

マスター「貴方を好きな私は…どうしたらいいんですか……。」

⏰:07/04/27 13:54 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#288 [向日葵]
世津「……え…?」

マスターの目を見る。
真剣で私を真っ直ぐ見ている。

私がずっと欲しかった、私を見てくれている目……。

マスター「消えたりしないでください……。」

そう言ってマスターは私を抱きしめる。
初めて男の人に抱きしめられる私は戸惑ったけど、目を瞑ってマスターの胸に顔を埋めて涙を流した。

世津「……マスター……。」

マスター「…ハイ。」

世津「……ありがとう……。」

⏰:07/04/27 13:59 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#289 [向日葵]
――――……

帰ってくるなり世衣が飛び付いて大号泣で謝った。
千崎君も謝ってくれた。

私だって悪いトコあったのに。

<翌日>

トコトコトコ……

世津「あ……。」

マスターがまた掃除をしていた。
するとマスターも私に気づき、ニコッと笑って会釈した。

⏰:07/04/27 14:02 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#290 [向日葵]
世津「こ……こんにちわ。」

マスター「こんにちわ。」

私は昨日のこともあって、照れ臭い。
でも一応言わなきゃ……。

世津「ぁ……あのぉっ!」

マスター「ハイ。」

世津「へっへへ返事は、まだ待ってください!ちゃんと考えたいんで!!」

⏰:07/04/27 14:04 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#291 [向日葵]
するとマスターはニコニコして、喫茶店のドアを開ける。

マスター「とりあえず、ココアはいかがですか?」

世津「……っいただきます!」

私とマスターの恋は、また今度のお話に続くのでした。

誰か一人でも自分を大切に思ってくれる人。
それは無敵で素敵なこと。
ねぇマスター……
私はね…。

⏰:07/04/27 14:08 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#292 [向日葵]
【双子】
Fin

⏰:07/04/27 14:09 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#293 [向日葵]
【空へ手紙】
>>2-59

【きらきら〜番外編〜】
>>62-105

【】
>>109-164

【届かぬ手】
>>166-225

【双子】
>>229-292

⏰:07/04/27 14:14 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#294 [向日葵]
すいません3番目【背伸び】です

⏰:07/04/27 14:15 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#295 [向日葵]
先日、幼なじみが結婚しました。

祝福の涙を流す中で

私一人が悲しい涙でした。




【再出発】

⏰:07/04/27 14:18 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#296 [向日葵]
カランカラン

「マスターこんにちわぁ!お掃除に来ましたよー♪」

マスター「こんにちわ。お願いします。」

「ハァイ!まっかせてー☆」

私の名前は生田 音子(いくた ねね)。

私はここの恋愛喫茶店ってトコで働いてるの!
週に3回、喫茶店内をキレイにお掃除!!
それが私の仕事。

⏰:07/04/27 14:22 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#297 [向日葵]
音子「ゴミ出してきまぁ〜っす!!」

カッコイイマスターさんの近くで働けて幸せ!

でも私はもう好きな人を作らないと決心しました。

それはつい1ヶ月前の出来事なのです。

―――……

音子「け、結婚―――――!!!!!!」

「おぅ。まぁそろそろだと思ってたし。」

私には幼なじみがいました。名前は酒倉 太智(さかくら たいち)。私と同い年の22歳。

⏰:07/04/27 14:27 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#298 [向日葵]
音子「22で結婚?!早くない?!」

太智「早い遅いが問題じゃないだろ?俺だって一応就職してるんだし、ウチの親も向こうの親も認めてくるたし。」

ゲームを2人でしながら報告。もうちょっとなんかあんだろ……。

音子「だからっ……て……。」

太智「まぁずっと一緒に居たいしなぁ!結婚してもまた遊びに来るってー!!」

そう言いながら私の背中をバンバン叩く。

『そんな問題じゃない!!……だって私――っ』

⏰:07/04/27 14:32 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#299 [向日葵]
太智の事が好きなのにぃぃぃ……っ!!!

なんて今更口が裂けても言えるハズなく、しばらくしたら結婚式は盛大に挙げられた。

涙を流しながら後悔ばっかりしていた。
幼なじみでも側にいられるなら……いつか好きって言えたなら……。

でも太智は私のそんな気持ちなんか知るハズもなく、さっさと彼女を作って、2年後には結婚とな!!!

音子「最悪じゃない……。」

⏰:07/04/27 14:36 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


#300 [向日葵]
でも後悔するには遅かった。

もう彼は手の届かない所へ行ってしまった。
「おめでとう」なんて、言えなかった。
ただひたすら、感動してるフリして泣いていた。

もうあんな痛い思いするのが嫌な私は、もう恋はしないことにした。

「合コンしよっ!!」

大学。友達の佳寿(かず)が身を乗り出して提案した。

⏰:07/04/27 14:40 📱:SO903i 🆔:4F3JipqE


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