恋愛喫茶店
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#379 [向日葵]
こなみ「千鶴。今日どっか寄ってく?」

千鶴「うーん……。」

上の空で考えながら、私は靴箱を開ける。

すると靴の上に小さな紙が乗っていた。

『何…?コレ。』

カサッ

中の文字を見て驚く。

昂だ。

<屋上に来て欲しい。待ってる。昂>

千鶴「何を言ってるの…?」

⏰:07/05/01 01:07 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


#380 [向日葵]
外は土砂降り。
しかも今更会うなんて出来ない。

バンッ

こなみの傘を開く音にびくりとする。

こなみ「千鶴ー?行くよー。」

千鶴「…あっ。……ウン


紙をクシャッとして近くのゴミ箱に捨てた。

『いいの。私はもう……会わないから……。』

私は傘をさし、こなみと一緒に灰色の空の下を歩いて行った。

⏰:07/05/01 01:12 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


#381 [向日葵]
次の日も次の日も、そのまた次の日も、私が屋上に足を運ぶことはなかった。
そしてその間も雨は降り続いた。

でもかわらないことは
毎日入ってある紙切れ。

そしてまた今日も入ってる。内容はやっぱり屋上に来て欲しいとのことだった。

嫌だ。私は絶対……っ

そう思った時だった。

こなみ「キャ――――!!!!」

いきなり叫ぶこなみの元に駆けつけたら、こなみは空を仰いで目を輝かせていた。

⏰:07/05/01 01:18 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


#382 [向日葵]
千鶴「どうし……。っ!!」

私もこなみと同じ角度に目線をやった。

するとそこには空に大きく虹が現れていた。

その瞬間弾かれた様に私は駆け出した。

こなみ「?!千鶴?!」

昂。ごめんなさい。

私、屋上に行く勇気出せなかった。

だって次会う時は




きっとフラレるんだって思ってたから。

⏰:07/05/01 01:23 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


#383 [向日葵]
ガチャ!

ドアを開けるとこちらに気づいた昂が振り返る。

千鶴「ハァッハァッ……。」

ドアノブを持ったまま私は息を整えようとした。

昂「千鶴……。あの千鶴」
千鶴「昂」

昂の言葉を遮るように私は名前を呼んだ。
大分息も整ってきた。

昂は私を黙って見つめる。

私は心の中で決意した。

真っ直ぐ昂を見る。

⏰:07/05/01 01:28 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


#384 [向日葵]
千鶴「私……昂が好き!…………でした。」

過去にしよう。
また来る季節に君を思い出せるように。

千鶴「彼女と仲良くね…。」

にっこり笑ってそれだけを告げ、帰ろうとした。

昂「――っ俺!」

何か言おうとする昂の方を見る。
昂はどこか怪我して痛そうな表情をしていた。

昂「俺、ここで出会って友達になったのが……千鶴で良かった…っ!」

⏰:07/05/01 01:32 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


#385 [向日葵]
なんで……そんな嬉しいこと……。

千鶴「ホントに……ホントにそう思ってくれる…っ?」

目から熱い雫が次々と伝う。

私は貴方を好きなだけで、本当に幸せだった。

すると昂は優しく私を抱き締めた。

昂「ありがとう…千鶴。……ありがとう。」

千鶴「……っ。私も…。ありがとう……っ!!」

⏰:07/05/01 01:36 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


#386 [向日葵]
雨の匂いが少しした。

君の腕、君の声、君の笑顔。ずっと忘れない。

この屋上で君と出会い、

君が好き…………







…………でした。

⏰:07/05/01 01:38 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


#387 [向日葵]
【Past】

Fin

⏰:07/05/01 01:38 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


#388 [向日葵]
【Past】
>>358-387

⏰:07/05/01 01:40 📱:SO903i 🆔:3tapwN/A


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