きみを送るA
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#36 []
俺はコウの隣に座り、パソコンの画面を覗き込んだ。

「…同じやん」

新しく書き込まれていたのは、さっきと全く同じ

《助けて下さい》

の一言だった。

コウは画面をじっと見つめ口を開いた。

「助けてあげましょうか」

なにを!?

⏰:07/04/27 00:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#37 []
「なにを?」

「それはわかりません」

「…………」

「ですが僕に助けを求めています」

「誰が?」

「ですからわかりません」

「ほんなら、どーやって」

「…はかせてみせます」

尋問!?

⏰:07/04/27 03:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#38 []
コウはパソコンのキーをカチカチと叩いた。

俺はオレンジジュースを飲みながらじっと見ていた。

画面には

《神です。書き込みありがとうございます。助けてあげたいのですが具体的な内容を書いてくれないとこちらも動けませんので。ではまたの書き込みお待ちしています。》

⏰:07/04/27 03:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#39 []
「いかがですか」

コウはくるりと振り返り、俺を見た。

いかがですかとゆわれましても…

「なにが」

「僕の書き込みです」

別に何も思わんけど…?

あえて言うなれば

《神です》

というところだが。

「別に何も思わん」

⏰:07/04/27 03:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#40 []
「そうですか。返事きますかね?」

俺なら自分を《神》と名乗るやつとは絶対かかわりたくない。

だが相手は
《神》だと知りながらも書き込んできた。

「多分くるんちゃう」

「そうですか」

俺の返事にコウは気を良くしたのかニッコリと笑った

⏰:07/04/27 03:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#41 []
「ところで志乃くん」

「はい?」

「最近さきさんや…りえさんをみましたか?」

「あ〜さっきまでおったんやけど追い出した」

「……………」

「どうかしたん?」

「いえ…別に」

コウはパソコンに向き直り、親指を噛んだ。

⏰:07/04/27 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#42 []
「さきがコウに会いたそうやったけどな〜」

「…ほう。…りえさんは」

「りえ?」

「りえさんは僕の事何か言ってましたか」

「ん〜別になんも」

「…そうですか」

「なんで?」

「…いえ、何も」

⏰:07/04/27 03:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#43 []
「お前りえと知り合い?」

「…なぜ」

「初めてお前が家来た時りえの様子変やったから」

「…そうでしたか?」

「ん〜ま、気のせいかもしらんけど」

「…気のせいですよ」

コウはガリッと音を立て、親指の爪を噛んだ。

⏰:07/04/27 03:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#44 []
しばらくたってから
ホームページに書き込みが入ってきた。

「きました」

俺は画面を覗き込んだ。

「な…なんじゃこりゃ〜」

「また荒らしですか」

また荒らしだ!

画面には

《神キモい》

永遠に続く…。

⏰:07/04/28 00:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#45 []
コウはため息をつき、
たばこをくわえた。

「またやりますか」

「なにを」

まさか

「ここまで僕を侮辱するとは、ただじゃおきません」

コウはまたもや目にも止まらぬ早さでキーを叩いた。

例のごとく
《お前がキモい》と。

⏰:07/04/28 01:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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