新☆きらきら
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#647 [向日葵]
大牙「俺は…。」

大牙さんが少し目線をずらして口を開いた。

大牙「俺は。俺なら。好きな奴を最後まで守りぬくけど。」

言い終わると大牙さんはあたしをまた見つめる。
あたしの心臓が2倍速に動く。

そしてあたしが座っているベッドに近づいて、両脇に手を置いてあたしと目線を合わせる。

その距離十数センチ。

大牙さんの顔が近づく。

あたし…いいの?このままキスして……。ちゃんと大牙さんを好き……?

⏰:07/06/22 13:39 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


#648 [向日葵]
結女「や……っ!」

大牙さんを押し返してしまった。

大牙「……ゴメン。雨足マシになったから帰る。服、また返しに来るから。」

そう告げて部屋から大牙さんは出て行った。

あたしは見送りもせずに3倍速になった心臓と闘いながら布団に埋もれた。

部屋に残ったのは、雨音と後悔だった。

出ていってから気付いた。いつの間にか、大牙さんが心の中にいる。

あの香水の香りや優しさ、体温までがあたしを虜にしている。

⏰:07/06/22 13:44 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


#649 [向日葵]
出会いと恋は突然やって来る。
なんか漫画で書いてあった。

まさにあたしは今その状態。
でもさっき大牙さんを拒否してしまった。
次会った時、向こうも拒絶したら……?



それからしばらく、駅に行こうなんて思わなかった。

――――――……

前の雨が嘘の様に今日は晴れだ。

蝉がうるさい。

お姉ちゃん達は買い物。
真貴はまたどっかに行った。

⏰:07/06/22 13:49 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


#650 [向日葵]
家にはあたし一人。

居間のソファーでダラダラしてた。

テレビ番組は面白くない。甲子園もガンバレーと思うだけ。

………………大牙さん…。

結女「会いに行こう。」

直ぐ様階段を駆け上って服を着替える。
会いたい。いますぐ。

大牙さん。
大牙さん。

あたし……っ貴方が……!

⏰:07/06/22 13:53 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


#651 [向日葵]
階段を降りて勢いよくドアを開けた。

結女「!!大牙……さん……?」

白昼夢でも見てる?

今まさに大牙さんが家のチャイムを鳴らそうとしている所だった。

あたしは何回も目をゴシゴシ擦った。
でも大牙さんは消えない。

夢じゃない。

大牙「出掛けるのか。じゃあ用事早く済ませなきゃな。服。返しに来た。」

⏰:07/06/22 13:56 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


#652 [向日葵]
あたしは受け取って大牙さんを見つめる。

するとあたしより大牙さんが先に口を開いた。

大牙「俺アンタが好きだ。」

『――――っ!!!』

大牙「俺がアンタを見たのは助けたのが初めてじゃない。ずっとあのホームで並んでる時見てた。なんとか近づきたくてあの時助けた。」

言葉が上手く出ない。
嬉しすぎて震える。

大牙「用事はこれで終りだ。じゃあ。」

結女「あっ!ま、まって!!」

⏰:07/06/22 14:01 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


#653 [向日葵]
勢いよく玄関から飛び出て大牙さんを止める為、抱きついてしまった。

『あ……香水の香り……。』

大牙「何……?」

大牙さんはあたしに向き直り答えを求める。

結女「あた、あたしも…っ貴方が好きです!昨日っ拒んだのはそのっ心の準…………備」

言い終わる前に、大牙さんはあたしの顔を両手で包んで見つめる。

その目は見てきた中で一番優しくて、とろけそうだった。

⏰:07/06/22 14:05 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


#654 [向日葵]
大牙「準備はいいか?」

一瞬何かわからなかくてぽかんとしてたが、しばらくしてわかり、顔の体温が上がっていく。

あたしは目を瞑って待った。すると大牙さんの唇が優しく重なった。

太陽が暑い。

今年の夏は人一倍暑い。

そして…………忘れられない。

ずっと…ずっと…………。

⏰:07/06/22 14:08 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


#655 [向日葵]
**bP3 祝い**




いつもと変わらない風景。私は2階の廊下にいる。

目の前には大好きな珊瑚君。
その珊瑚君が微笑みながら私に囁く。

珊瑚「友姫。結婚しよう。」

………………え。

・・・・・・・・・・・・・・・

友姫「えぇぇぇぇぇっ!!!!って……夢?」

絶叫しながら起き上がる。

⏰:07/06/22 14:12 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


#656 [向日葵]
友姫「な……なんて夢……っ!」

夢は潜在意識だの単なる妄想だの言うけど私の場合はこれは妄想だろう。

時計を見ると10時。
しまった……。寝過ぎた……。

トタトタトタ

居間に行くと、珊瑚君がソファーに座っていた。
私は横に行って珊瑚君にピタッと寄り添う。

珊瑚「起きたのか。」

友姫「ウン!おはよう!あと、お誕生日おめでとう!」

⏰:07/06/22 14:20 📱:SO903i 🆔:M9kb1RuU


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