新☆きらきら
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#681 [向日葵]
珊瑚「あれは、友姫が無邪気で純粋って意味だ。子供っぽいなんて思ってない。大体。ブランコから飛んでケガなんてしたら。……まさか前に言ったこと忘れた訳じゃないだろうな。」

前……それは……

珊瑚[まっさらなままで……。]

珊瑚「俺は大人っぽさなんて求めてない。むしろ今のままの友姫でいろ。わかったか。」

おでこをコツンと合わせて再確認。

友姫「ウン……わかりました。」

⏰:07/06/24 01:45 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#682 [向日葵]
珊瑚「大体。」

と言ってニヤリと笑う珊瑚君。
そんな表情にさえドキッとさせられる。

珊瑚「子供っぽいやつを襲うわけないだろ。」

それはこの前の勉強の時の出来事だ。
瞬間、顔が暑くなる。

ニヤリと意地悪そうな顔が、一気にとろけそうな優しい笑顔に変わった。

そして右手で私の頬に触れる。
その体温が、私の熱に変える。

珊瑚君の唇がやさしく瞼に触れた。

珊瑚「さて……。なんか食べてから帰るか。」

⏰:07/06/24 01:53 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#683 [向日葵]
友姫「うん……。」

まだ少し夢見心地で珊瑚君に手を引っ張られ歩き出す。

瞼に、まだ唇の感触を残したまま……。

―――――……

帰ってからは盛大に珊瑚君の誕生日会が開かれた。

お母さんは仕事を早めに切り上げて、手料理をふんだんに振る舞い、ホールケーキをドンッと置いた。

結女「珊瑚さん。ささやかですけどどうぞ!」

結女がくれたのは、小さな香水瓶。

⏰:07/06/24 01:57 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#684 [向日葵]
結女「珊瑚さんに似合うと思って。気に入らなかったらゴメンナサイ。」

珊瑚君はシュッと手首に香水をかける。

なんだかマリンなんとかとか言う名前が似合いそうな甘い匂いだった。

珊瑚「ありがとう。」

珊瑚君は微笑むと、結女の頭をクシャッと撫でた。

結女は嬉しそうに笑う。結女にとっては珊瑚君はもう兄の様な存在なのかもしれない。

真貴「珊瑚。ホラ。」

⏰:07/06/24 02:01 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#685 [向日葵]
照れ臭そうに不器用に真貴が渡したのは革製のブレスレット。

珊瑚「真貴もありがとな。」

真貴はやっぱり照れているのか足早に部屋に帰ってしまった。

結女「素直じゃないんだからっ。じゃ、あたしも部屋に上がります!」

珊瑚母「じゃあ私は片づけけしなくっちゃ。」

友姫「あ、私がやります。お母さんはお風呂に入ってたまには早く休んでください。」

お母さんは嬉しそうに「ありがとう」と言うと、汰樹君と一緒にお風呂に入りに行った。

⏰:07/06/24 02:07 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#686 [向日葵]
私は食器を片づけに入る。
前みたいに割らないように気を付けながら慎重に。

珊瑚君はソファーでテレビをなんとなく見ながら皆からのプレゼントを見ていた。

ちなみに今日はバイトはお休み。
お母さんからはなんとしても今日は休めとの指示があったのだ。

友姫「よし。完了!」

と同時にお母さんがあがってきた。

珊瑚母「じゃあ、先に寝るね。」

友姫「ハイ。おやすみなさいです。」

⏰:07/06/24 02:16 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#687 [向日葵]
居間には私と珊瑚君2人だけになった。

……というわけで

友姫「珊瑚君!ハイ!」

珊瑚「え?」

私もプレゼントを用意していた。
ただ……珊瑚君が気に入るといいけど……。

カサカサと包装紙を剥がし、中から出てきたのは

珊瑚「ピアス……。」

小さな緑色の宝石のピアス。

友姫「ストラップの時に色選択ミスしちゃったから、今度こそって!」

⏰:07/06/24 02:21 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#688 [向日葵]
すると珊瑚君は私の手を持って、ピアスを私の手のひらに落とした。

友姫「―――っ!気に入らなかった?」

心配そうに珊瑚君の顔を見ると、微かに微笑んで首を振った。

珊瑚「違う。友姫に付けて欲しいんだ。」

友姫「え?!出来る……っかな……?!」

珊瑚「パッと外してスッと付けりゃあいいんだよ。」

いやそんな簡単そうに……。

⏰:07/06/24 02:26 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#689 [向日葵]
私が少し手を伸ばすと、珊瑚君はゆっくり目を閉じて、少し穴が空いてる左耳を私の方へ向けた。

私は手が少し震えていた。だって耳に穴が空いてるんだもの!

なんだか怖くて……。

そんな私をまた見抜いたのか、珊瑚君は

珊瑚「大丈夫。」

と穏やかな声でまた告げた。

そのおかげで変な力が抜けた。
少しずつ、珊瑚君の耳に触れる。

今珊瑚君が付けてるのは、黒いピアスだ。

⏰:07/06/24 02:33 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


#690 [向日葵]
その黒いピアスだって、すごく似合ってた。
でも、これも……似合って欲しい。

私はピアスを外して、プレゼントしたピアスをまだ若干震える手で付けた。

付けたのに気付き、珊瑚君がゆっくりと目を開く。

友姫「わぁ……。」

自分があげたからとかそんなの関係なく、それは似合っていた。

友姫「よかったぁ!すごく似合ってる!」

珊瑚君はクスッと笑うと丁度珊瑚君で隠れて見えなかった位置からリボンで結ばれた細長い箱を取り出した。

⏰:07/06/24 02:37 📱:SO903i 🆔:rIB18QrM


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