新☆きらきら
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#715 [向日葵]
歩きながら忘れ物ないかチェック。
必要な物がいざ無いとカッコ悪い。
今んトコは財布もあるし、携帯もある。
いいだろう。
桜子の家周辺に近づいた。
『確かこのへ……。』
俺は思わず立ち止まった。数メートル先に桜子がいる。だが、その姿が綺麗で儚げだった。
ロングスカートにポロシャツ。サンダルを履いて頭は横の部分だけ後ろにくくってる。
:07/06/24 10:45
:SO903i
:rIB18QrM
#716 [向日葵]
誰だってそーゆー格好はする。
でも、そよ風が吹いて長い髪をよける仕草とか、なんだかずっと見ていたくなった。
桜子「あ、真貴様!」
真貴「へ?あ、よう!」
何見とれてんだ俺!!
近くで見れば尚綺麗に見えた。
桜子「では参りましょうか。」
ニコッと笑う桜子に俺は首を振るのがやっとだった。
・・・・・・・・・・・・・
オープンしたとはいえ、平日の事もあってか人は少なかった。
緑が茂る中に入って行くと、ネームプレートに植物の名前が覚えきれないほど書かれていた。
:07/06/24 10:51
:SO903i
:rIB18QrM
#717 [向日葵]
桜子「真貴様見てくださいな。綺麗なお花…。」
微笑んでいる桜子につられて俺も笑う。
不思議なくらい気持ちは穏やかだ。
真貴「アホ。これはパンジーっての。そんなのもしんねーの?」
桜子「私物覚えが悪いんで…。でももう覚えましたわ。」
花に向き直り、また微笑む桜子。
しばらく俺も一緒に見つめていた。
花と……桜子を。
:07/06/24 11:00
:SO903i
:rIB18QrM
#718 [向日葵]
そして色々回って行った。
桜子が一番驚いていたのは食虫植物。
桜子「虫さんを食べてしまわれるのは鳥さんや虫さんだけじゃなかったんですね……。」
真剣に言うもんだから笑いを堪えるのに必死だった。
でも真剣に見つめていた桜子がそれに手を突っ込もうとした時には流石に慌てて止めた。
それでも桜子は楽しそうに笑う。
それが何か嬉しかった。
:07/06/24 11:07
:SO903i
:rIB18QrM
#719 [向日葵]
桜子「そろそろお昼にしませんか?私お弁当作ってきたんです。」
一瞬、食虫植物に手突っ込もうとする奴が弁当なんか作って大丈夫かと疑ったが、空いた腹には勝てなくて喜んで食べることにした。
園内にあるテラスで食べることにした。
弁当の中身は普通だった。綺麗に整頓されているし。どこかでホッとした。
桜子「お口に合わなかったらゴメンナサイ。」
真貴「ありがとな。ま、食おうぜ。」
桜子「ハイ。いただきます。」
:07/06/24 11:20
:SO903i
:rIB18QrM
#720 [向日葵]
その時ちゃんと手を合わせる彼女手を見たら発見してしまった。
指にある数個の傷。
まさかコレを作る時に?
いやまさか……。でもまだ新しい感じがした。
絆創膏貼ってないのは、俺への気遣いだろう。
それが見つかったら…ダメじゃん。
箸で玉子焼きを掴んで口へ運ぶ。
目を見張った。
真貴「美味い……。」
桜子「フフッ。良かったです。」
:07/06/24 11:24
:SO903i
:rIB18QrM
#721 [向日葵]
:07/06/24 11:25
:SO903i
:rIB18QrM
#722 [向日葵]
今日は更新控えます

次は明日の夕方になると思います

:07/06/24 21:49
:SO903i
:rIB18QrM
#723 [向日葵]
真貴「何時間かかったんだ?」
ご飯を一口食べた桜子は口で手を塞ぎながら聞き返した。
桜子「はい?」
俺は弁当を指差しながらもう一度同じ質問をする。
真貴「弁当。作るのに何時間かかったんだ?」
桜子はそれを聞くと照れながら答えた。
桜子「母に……手伝って貰ったんですけど…2時間かかってしまいました。でも!母が味見をしてくれたんで味は多分大丈夫だと思いますわ。」
:07/06/25 19:05
:SO903i
:wYEULQuQ
#724 [向日葵]
傷だらけの手を合わせながら嬉しそうに話す桜子。
俺はおかずの唐揚げを箸に差しながら呟いた。
真貴「ありがとう……。」
しばらく何も返事がなかった。
どうかしたのかと視線を弁当から桜子へ向けると、真っ赤になって微笑みながら弁当を食べていた。
それを見た俺は、不規則に動く心臓と戦いながら弁当を食べていた。
そこからはずっと無言。
だけどなんだか暑い気がしてなからなかった。
:07/06/25 19:08
:SO903i
:wYEULQuQ
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