新☆きらきら
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#725 [向日葵]
・・・・・・・・・・・・・・
食べ終った後、見ていないトコを回ったり、お土産屋を見て回ったりした。
さっきの余韻が残っているのか、少しギクシャクしながらでも話した。
桜子「これ、パンジーですわね。」
真貴「ホントに覚えたんだな。」
桜子「ハイ。私これが大好きになりましたの。」
真貴「?何で?」
聞いても桜子はフフッと笑うだけだった。
桜子「お花を渡されながら好きな人から告白されてみたいですわ。」
:07/06/25 19:12
:SO903i
:wYEULQuQ
#726 [向日葵]
真貴「考えが古いよ。」
桜子「それでも……憧れです。」
真貴「……さ」
「真貴?」
後ろから声をかけられた。見れば同じクラスの奴だった。しかも彼女連れ。
「お前、なんでその子と一緒なんだ?」
クラスの奴は桜子を指差しながら不思議な顔をする。
余計なお世話だ。
真貴「一緒に出かけてるだけだ。」
:07/06/25 19:23
:SO903i
:wYEULQuQ
#727 [向日葵]
さっさとこの場を去ろう。じゃなきゃ何か嫌な予感がしてならない。
そして……俺の予感は当たってしまった。
クラスの奴はピンと来たと言わんばかりに目を輝かした。
「真貴のこと諦めてくれる様にデートで機嫌とってたのかぁ!」
真貴「―――っ!!はぁ?!」
「そうだよなぁー。だってこんだけくっついて来られたら迷惑じゃん?アンタさぁ、好きすぎるのも重荷になるんだから止めといた方がいいよ?」
桜子はその言葉に一切顔色を変えない。むしろ薄く微笑む。
:07/06/26 01:07
:SO903i
:uxBWNBHc
#728 [向日葵]
桜子「真貴様。私、お土産屋さんのお花コーナーにいます。」
真貴「ちょ、桜子っ……。」
桜子は数歩行った所で止まった。
桜子「真貴様。」
桜子は前を向いたまま話す。
桜子「真貴様の……重荷になっているのは……知ってますから……。」
穏やかなその声には、深い悲しみが隠れていた。
止める事も出来ないまま、桜子は行ってしまった。
:07/06/26 01:12
:SO903i
:uxBWNBHc
#729 [向日葵]
「よかったなぁ真貴!ってか真貴もあれぐらい言わなきゃダメだってぇ!」
ポンッと肩に手を置いたクラスの奴を、これ以上ないほど憎しみをこめて睨み、目にも止まらぬ早さでそいつの左頬を殴った。
バッキィィィ……!
ズサッ!
そいつは反動で倒れてしまった。
「……つっ!何すんだよ!!」
俺はそいつを見下ろしながら低音で呟く。
真貴「失せろボケが。」
:07/06/26 01:17
:SO903i
:uxBWNBHc
#730 [向日葵]
俺は急いで桜子を探しに土産屋まで行った。
土産の中をどれだけ探しても桜子は見当たらない。
『あーもうくそっ!!』
膝に両手をつき、肩を落とす。
そこでパンジーを見つけた。脳裏に顔を赤くして笑う桜子が浮かぶ……。
…………。
俺はある決心をした。
:07/06/26 01:21
:SO903i
:uxBWNBHc
#731 [向日葵]
桜子はまた回った所を歩いていた。
真貴自信の言葉ではないのに、さっき言われた事に酷く傷付いていた。
何故ならわかりきっていたことだったから……。
でも最近は追い掛けずともちゃんと話をしてくれて、更には出掛けようなんて言われたからどこかで期待していた。
それともそれもご機嫌とりの為……?
涙が目に滲む。
それを素早く拭いて一歩また一歩と園内を歩いて行った。
:07/06/26 09:47
:SO903i
:uxBWNBHc
#732 [向日葵]
ピリリリリ
携帯が鳴る。
他でもない。自分の携帯が。
着信は真貴からだった。
桜子「ハイ……。」
明るくしようてつとめたが、やっぱりどこかで声が落ち込んでしまった。
真貴{今どこにいる!言いたい事がある。昼飯食ったトコまで来い!}
あぁ……ついにお別れだ……。
聞きたくない。
桜子「…行けません。行きたく…ありません。」
真貴{来んのが嫌なら行ってやる。今ドコだ!}
:07/06/26 09:52
:SO903i
:uxBWNBHc
#733 [向日葵]
桜子「来ないでくだ」
スッ
携帯を後ろから取られた。
手からすり抜けた携帯を追って、後ろを振り向くと、そこには真貴がいた。
・・・・・・・・・・・・・・・・
やっと見つけた桜子はやっぱり暗い顔をしていた。
真貴「さっきの……ことだけど。」
桜子「いいんです。分かってます。でも……聞きたくありません!」
耳を塞ぎ目を瞑る桜子。
俺はハァッと息を吐いて、あるものを桜子の目の前に差し出した。
:07/06/26 09:55
:SO903i
:uxBWNBHc
#734 [向日葵]
それになんとなく気付いた桜子はギュッとしていた目を緩め、怖がる様にして目を開けた。
桜子「……っ。パンジー……。」
目の前に差し出したのは桜子が好きだと言ったパンジー。
土産屋のお花コーナーで買った植木ばち付きだ。
桜子はそっと手を出すと植木ばちを受け取った。
桜子「どうしてですか……?」
真貴「お前が言ったんだろ?憧れだって……。」
桜子「?」
:07/06/26 09:59
:SO903i
:uxBWNBHc
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