新☆きらきら
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#277 [向日葵]
友姫「……。わからない。」
私はかすれた声で聞こえるか聞こえないかぐらいの音量で呟いた。
珊瑚君の耳はなんとか音を聞き取ったらしい。
「何が?」と聞いてきた。
いくら理不尽の壁があっても、気持ちだけではどうにもならないの?
友姫「好きなだけじゃ…。駄目なのかな……?」
珊瑚「……友姫?」
だって、あんなに幸せそうで……あんな辛そうにして……。
:07/05/20 03:14
:SO903i
:woH/s1W.
#278 [向日葵]
それを
好きと言う気持ちでは
何も解決することなんて出来なかったんだろうか……
珊瑚「友姫…。何があったんだ……?」
ここでようやく珊瑚君の顔を見た。
でも、また流れだしてしまいそうな涙を必死に抑えた。
友姫「他に……方法なかったのかなぁ……っ」
それでも抑えることなんて出来なかった。
私……なんでこんなに悲しいんだろう……。
:07/05/20 03:19
:SO903i
:woH/s1W.
#279 [ゅぅ]
:07/05/20 03:22
:N702iD
:☆☆☆
#280 [向日葵]
その理由はこの先もわからなかった。
どうにかしてあげたいとジダンダを踏みたくなる衝動に追いやられる。
ただ無償に悲しくて
好き合っていて結ばれない苦しい現状が
私はたまらなく
悲しかった。結女が大人びたあの笑顔が胸を苦しくさせた。
友姫「なんで……っいけないんだろう…っ!」
手で顔を覆い私は泣いた。珊瑚君は何も言わず私を包みこむ。
私はしばらく泣き続けた。
:07/05/20 03:26
:SO903i
:woH/s1W.
#281 [向日葵]
ゆうさん

ありがとうございました

*************
一方下ではソファに座りながら真貴と結女はドラマの再放送を見ていた。
ドラマの佳境らしく、ヒロインに主役が何か台詞を言っていた。
「僕達はきっと離れない。」
「何故…そう言えるの……?」
「それは……僕らが運命だからさ!!」
主役はヒロインを抱きしめ、画面は次のシーンに入っていた。
:07/05/20 03:31
:SO903i
:woH/s1W.
#282 [向日葵]
結女「運命……。」
真貴「んあ?」
ポテチを食べながら見ていた真貴は、バリボリ音を立てながら結女を見た。
結女「真貴…。先生結婚するんだって……。」
真貴「え……。」
次のポテチを取ろうとした真貴の手が止まった。
結女は依然としてクッションを抱きかかえたままドラマを見ていた。
真貴「じゃあどう……っ」
結女「別れたよ。今日…。」
ドラマはエンディングロールになっていた。
:07/05/20 03:35
:SO903i
:woH/s1W.
#283 [向日葵]
少し切ない雰囲気の曲が流れている。
結女「先生が結婚を選んだ…ってことは。……運命じゃなかったんだね……。」
クッションを抱える手に力が入る。
下唇を噛み締めて結女は震えていた。
結女「ホントに……大好きだったよ……。でも運命の相手じゃないなら…し・方なっ」
最後までは言えず泣き顔を見られたくなくてクッションで隠す。
体は小刻みに震え、泣いていることを象徴していた。
:07/05/20 03:40
:SO903i
:woH/s1W.
#284 [向日葵]
目を閉じて泣けば泣くほど、短いながらも沢山の思い出があった。
それが浮かんでは消えていく。
愛しい日々。
二度と戻らない。
でも貴方が幸せであるなら……
貴方が笑ってくれているなら……
もうそれでいいから……。
涙と一緒に貴方への想いも流していくから。
だから……どうか……
幸せになって下さい。
:07/05/20 03:43
:SO903i
:woH/s1W.
#285 [向日葵]
泣いている結女の頭を真貴は撫でた。
寄り添い、優しく撫でた。
結女は頭の感触を認識しながらもクッションに涙を染み込ますことしか今は出来なかった。
――――――――
「林先生結婚するんだってー!」
そんな噂がたったのは数日後だった。
人気があったせいか広まりは早くて、1〜3年まで一気だった。
私は結女が大丈夫か心配になった。
:07/05/20 03:47
:SO903i
:woH/s1W.
#286 [向日葵]
<用具室>
窓からの爽やかな風が心地よい。
もうすぐ夏だと告げる匂いがした気がする。
結女は頬杖を突きながら遠くで広がる景色を眺めていた。
ふと下を見ると、渡り廊下に先生がいた。
女子が先生におめでとうと言ってるらしい。
先生は嬉しそうにありがとうと言っていた。
女子が離れたら目が合いそうだと思い、再び景色に目を移す。
:07/05/20 03:52
:SO903i
:woH/s1W.
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