新☆きらきら
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#532 [向日葵]
友姫「おかえりなさい。珊瑚君。……どうしたの?息荒いけど……。」
出てきた友姫は玄関の明かりをパチンとつけ、珊瑚にしっかりと姿を見せた。
髪の毛は暑いのか2つ結びにしてTシャツと下は少しブカブカしているジャージ姿。これが友姫の寝間着だ。
珊瑚「はぁ……。いや…。ちょっと風呂に行く。」
まだ整えきれてないまま珊瑚は風呂場に直行した。
汗臭いまま勉強をやる気にはなれない。
ましてや友姫の隣で……。
:07/06/15 14:05
:SO903i
:Beaiv85c
#533 [向日葵]
とりあえず汗を流した珊瑚はバスタオルを頭に被り、籠の中の洗濯してあった物の中からタンクトップとジャージに着替えた。
まだ頭が濡れているので拭きながら居間に向かう。
テーブルを見ると友姫が勉強の用意をしていた。
友姫「あ、おかえ…。」
2度目のおかえりを言おうとした友姫だが、何故か固まってしまった。
珊瑚「?友姫?」
少し近付くと見る見る顔が赤く染まっていく。
友姫「なっ、何でもない何でもない!!座ろう!!」
手をブンブン振りながら珊瑚から素早く目を離し、椅子に座った。
:07/06/15 14:12
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#534 [向日葵]
珊瑚は訳がわからなかったが、自分の勉強道具が無いので一回自分の部屋に戻り、勉強を開始した。
コッチ コッチ コッチ
静かな部屋に時計の秒針の音が鳴り響く。
珊瑚にしたら数学はまぁまぁ得意なので小テスト範囲の復習はもうすぐ終わる。
しかし友姫は隣で小さく唸っていた。
わからないらしい。
珊瑚「どこが解らないんだ?」
友姫の方へ身を乗り出すと、再び友姫が真っ赤になった。
:07/06/15 14:17
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#535 [向日葵]
友姫「だ、大丈夫!もうすぐ解けそうだからっ!!」
そう言って少し珊瑚から離れる。
何故そんな態度をとられるかわからない珊瑚は拗ねと怒りが入り混じった。
珊瑚「そうか。」
そっけない感じで友姫から離れると、友姫が悲しい目でこちらを見ているのが分かった。
だけど決して友姫の方は見ない。
しばらく珊瑚を見つめていた友姫は再びシャーペンをコツコツと鳴らし始めた。
:07/06/15 14:21
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#536 [向日葵]
時刻が1時半になろうとしていた時、勉強が終わった。
友姫がフーッと静かに息を吐く音が聞こえる。
一方珊瑚はあんな態度をされたのと、自分が早く終わって退屈なのでソファーに軽く腰かけて目を瞑っていた。
すると椅子と床の擦れる音と友姫がこちらに向かい、そして隣に座った気配がした。
友姫「あの……珊瑚君……?」
おずおずと呼ばれて珊瑚はゆっくり目を開けると目だけを動かして友姫を見た。
:07/06/15 14:26
:SO903i
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#537 [向日葵]
ソファーの上で正座している友姫は恐々と珊瑚に問いかける。
友姫「怒ってる?」
珊瑚「別に。」
友姫「ご免なさい。」
珊瑚「何が?」
全て短く即答で答える珊瑚に友姫は両手を合わしてうつ向いてしまった。
先に降参したのは珊瑚だ。そんな悲しそうにされてしまったら仕方ない。
珊瑚「俺、なんか悪い事でもしたか?」
体を前に起こし、顔を友姫の方へ向けて聞く。
:07/06/15 14:30
:SO903i
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#538 [向日葵]
友姫「違うのっ!私が……その……意識しすぎて…………。」
珊瑚は疑問を顔に浮かべる。
何を意識してるのかさっぱり分からなかった。
友姫はそんな珊瑚に気づいたのか、また顔を赤くしながらたどたどしく説明する。
友姫「珊瑚君が…そんな格好してる…から、目のやり場に困っ……て……。」
珊瑚は「あぁ。」と思った。普通に着るものだが、珊瑚のほどよくついてる筋肉や、色気のある胸板が少し見えるこの格好は友姫には少し刺激が強いらしい。
:07/06/15 14:34
:SO903i
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#539 [向日葵]
珊瑚「ちゃんと見ればいい。」
友姫「や、あの……。」
珊瑚「見ろよ。」
うつ向いていた友姫はあらがえないかの様な珊瑚の声にゆっくり顔をあげる。
最初は照れていた友姫だが、いつの間にか隅々まで観察している様だった。
そして自然に手を徐々にあげ、珊瑚の心臓の音を手で感じた。
友姫「わぁ……。」
ため息と共に小さく友姫の感嘆が漏れる。
:07/06/15 14:38
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#540 [向日葵]
:07/06/15 14:39
:SO903i
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#541 [向日葵]
珊瑚「それはどんな驚き?」
友姫「え?あ!ご免なさい勝手に!!」
引っ込めようとした友姫の手を掴み、珊瑚は引き寄せた。
友姫「珊……瑚君……。」
珊瑚「嫌?」
友姫はゆっくり首を降る。
友姫「珊瑚君の肌が真近くだから緊張する……。」
そう言った後、珊瑚は友姫を更に抱き締める。
そして少し離すと、ゆっくり近づき友姫の唇に触れた。
:07/06/15 17:26
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