新☆きらきら
最新 最初 全 
#822 [我輩は匿名である]
:07/07/01 20:54
:D902iS
:wdHGZCTk
#823 [向日葵]
:07/07/01 21:27
:SO903i
:vEcfZdV6
#824 [向日葵]
珊瑚「無理して付き合わなくてもいい。」
……それって私にどうしろと…
『なんかこの人よくわかんないなぁ……。』
友姫「い、一応行かせてもらいます…。」
珊瑚「そうか。」
そう言うと珊瑚君はドアのへりに腕をついて頬杖しながら外を眺めた。
私は気まずくなって、私も外を見た。
空はいつも通り青く澄み渡り、入道雲が所々にあって夏の風流だ。
:07/07/02 16:46
:SO903i
:KIVQQD6I
#825 [向日葵]
何も変わらない日常。
なのに一体何が変わってしまったんだろう……。
・・・・・・・・・・・・
ザワザワザワ
デパートについた。
友姫「どこに行くんですか?」
珊瑚「敬語。」
私は口元を「あっ」と隠して、訂正した。
友姫「どこに行くの?」
珊瑚「食料品売り場。友姫の退院祝いだから母さんが何か買って来いって。さぁいこ……」
:07/07/02 16:50
:SO903i
:KIVQQD6I
#826 [向日葵]
珊瑚君は手を伸ばして私の手に触れようとしたが、寸前で止まってスッと直してしまった。
そしてフイッとそっぽを向いてツカツカ歩いて行ってしまった。
『あ……そっか。私達恋人同士だったんだっけ。』
珊瑚君の背中を追いかけながらぼんやり考える。
後ろからさっき伸ばされた手を見つめた。
指が長くて大きく綺麗な手。
自分は記憶が抜け落ちてしまうまでこの手に守られて来たのだろうか……。
気付いたら無意識に珊瑚君の指先に触れていた。
:07/07/02 16:58
:SO903i
:KIVQQD6I
#827 [向日葵]
友姫「……あ。えと……。」
離そうとしても離れなかった。それどころか指先にさらに力が入っていく。
すると……
珊瑚「何してるんだ。」
穏やかな口調で私の指を離した。
離れた瞬間、どうしてか胸の奥がキンッと詰まった。
『何ショック受けてるんだろう私……。』
珊瑚君がカートをカラカラ押す横で私はとぼとぼ歩いた。
すぐ横にいるこの人は今や知らない他人の人。
:07/07/02 17:02
:SO903i
:KIVQQD6I
#828 [向日葵]
見えない大きな溝がいつの間にか出来てしまったんだ。
珊瑚「友姫。何が食べたい?」
ハッと顔をあげて考える。
友姫「え、えと、……。あ、じゃあタラコスパゲティ。」
珊瑚「了解。」
微笑んだ珊瑚君を見てなんだかホッとした。
緊張が少しほぐれる。
タラコスパゲティにいる材料を買ってから私達はデパートを後にした。
:07/07/02 17:05
:SO903i
:KIVQQD6I
#829 [向日葵]
珊瑚「タクシーまた拾うか。」
友姫「ウン。あ、荷物一つ持つ」
カシャン
何かが落ちた。
珊瑚「携帯、落としたぞ。」
友姫「あ、ホントだ……。?」
携帯の裏に何か貼ってある。プリクラ?
そこに写っていたのは幸せそうに笑う私と今私の隣にいる珊瑚君がいた。
私はそれをじっと見つめてから珊瑚君を見つめた。
なんとも言えない複雑な表情を珊瑚君は浮かべていた。
:07/07/02 17:08
:SO903i
:KIVQQD6I
#830 [向日葵]
珊瑚「……やっぱり歩いて帰るか。」
きびすを返してまた先に歩いて行ってしまった珊瑚君。
私は小走りで珊瑚君の隣についた。
記憶上に無い笑顔が貼られた携帯を握り締めて。
――――……
あの日から丁度1週間経った。
私の記憶の欠片はまだバラバラになったままだった。
それでも珊瑚君のお母さんや弟の汰樹君。
それに珊瑚君は優しく接してくれていた。
:07/07/02 17:12
:SO903i
:KIVQQD6I
#831 [向日葵]
それが逆に私の苦になっていった。
自分は何もあげれないのに優しさをくれり皆に申し訳なかった。
時折、病院に1回来たフワフワ少女とさわやかな男の子、優等生っぽい男の子が私を訪ねに来てくれた。
でもフワフワ少女は何かに堪えれなくなったかの様に度々居間を出て、それをさわやかな男の子が追って行った。
・・・・・・・・・・・・
暁「佳苗。泣くなよ……。」
佳苗「分かってるの……。でも……。」
:07/07/02 17:17
:SO903i
:KIVQQD6I
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194