新☆きらきら
最新 最初 全 
#852 [向日葵]
―――違うでしょ。
え……
目を瞑ってその声を聞く。
―――好きじゃない訳ないじゃない……。
誰?
―――私は……珊瑚君が好きなのよ!!!!!
私っ?!
――ドクン!!
私は目をまた見開いた。
目の奥でいくつもの光景が流れていく。
:07/07/03 10:21
:SO903i
:Sr47UkcI
#853 [向日葵]
[寛和珊瑚だ。]
[私は……珊瑚君が好きみたい……。]
[トンボ玉って言うの。珊瑚君は青ね!]
[ゴメン俺、独占欲強いから……]
[ホントに…珊瑚君が閉じ込めてくれればいいのに……]
[俺は友姫の傍にいるから……。]
[友姫!!]
走馬灯の中で名前を呼ばれた。
その時だった。
:07/07/03 10:26
:SO903i
:Sr47UkcI
#854 [向日葵]
キィィィィィ……ン
私は珊瑚君から離れて頭を抱えた。
友姫「あぁっ!あぁぁぁぁぁっ!!いっ……たい……っ!!」
珊瑚「友姫?!」
――大丈夫…。次に目が覚めたら……。
キィィィィィィィィィン
友姫「あぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
音が一層増して脳を直撃する。
そしてプツッと聞こえたかと思うと、私は暗闇に襲われて倒れてしまった。
:07/07/03 10:30
:SO903i
:Sr47UkcI
#855 [向日葵]
珊瑚「友姫?オイ!友姫!!」
珊瑚君の必死に呼ぶ声が段々小さくなっていく。
頭で、私の声を最後に、私は事切れてしまった。
――大丈夫。次に目が覚めたら……。
きっと思い出すから……。
:07/07/03 10:33
:SO903i
:Sr47UkcI
#856 [向日葵]
:07/07/03 10:35
:SO903i
:Sr47UkcI
#857 [向日葵]
幸せが溢れた。
こんな気持ちをくれたのはたった1人だけ。
忘れても尚、気持ちが片隅に残っていたの。
だからもう一度、この手を掴んでください……。
新☆きらきら
**Last ずっと…**
:07/07/04 16:44
:SO903i
:J0JbWaF.
#858 [向日葵]
眩しい……。
自分が光に包まれているのが分かる。
温かくて心地いい。
これは……似ている。
なんだっけ……。
あ…分かった。
珊瑚君の腕の中。
早くあの穏やかな目がみたい。その奥に隠されている優しさを覗きたい。
大好きなあの笑顔を見たい。硬い胸に飛込みたい……。
―――
―――――……
:07/07/04 16:48
:SO903i
:J0JbWaF.
#859 [向日葵]
ゆっくり目を開ける。
最初は焦点が合わなかった。その内段々視界が明瞭になってきてわかりだした。
『……天井…?』
見慣れない天井が見えた。
そうだ私……確かデパートで珊瑚君を助ける為に落ちて……。
あれからどれくらい眠ったんだろう。
体の節々が鈍ってるせいか痛い。
『時計…。』
時計を探すのに首だけを動かした。
と、そこには壁にもたれて、まるで銅像のように椅子に座って寝ている珊瑚君がいた。
:07/07/04 17:00
:SO903i
:J0JbWaF.
#860 [向日葵]
『良かったぁ…。無事だったんだね……。』
綺麗な顔には傷ひとつない。組まれた腕や手にも何ひとつ。
肌触りのよさそうな手そのものだ。
ギシギシ言う手を伸ばして、その手に触れようとした。
……届かない。
友姫「さ……ごく……。」
かすれて囁く様な声しか出ない。
でも充分だったみたい。
珊瑚君が小さくピクッとして目を開けた。
:07/07/04 17:06
:SO903i
:J0JbWaF.
#861 [向日葵]
視線はそのまま私に向けられる。
珊瑚「……っ!!友姫!!」
珊瑚君は寝転んだままの私を力一杯に抱き締めた。
珊瑚「友姫…良かった……友姫……。」
泣き出しそうな声で、珊瑚君は何度も私の名前を呼んだ。と思ったらそろそろと体を離していった。
珊瑚「……ゴメン。つい…。」
友姫「何?どうかしたの……?」
かせれて未だ上手く声を出せないけど、私の言葉に耳を傾けた珊瑚君はなんだか目を輝かせていた。
:07/07/04 17:11
:SO903i
:J0JbWaF.
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194