新☆きらきら
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#862 [向日葵]
珊瑚「お前……。戻ったのか……?」

友姫「?意識の彼方からは戻ってきたけど?」

珊瑚君はそれは心臓が止まってしまう様な素晴らしい笑顔を見せると、また私を力一杯抱き締めた。

友姫「珊瑚君……?」

珊瑚「何でもない。いいんだ……。頼むから、今はこうさせて……。」

耳元でため息混じりにお願いされたら……。
一気に体温が上がっていく。

私の熱に気づいたのか、クスッと耳元で笑った珊瑚君は「ホントにいつもの友姫だ。」と嬉しそうに呟いた。

⏰:07/07/04 17:21 📱:SO903i 🆔:J0JbWaF.


#863 [向日葵]
コンコン

ノックが鳴った瞬間、私達は離れた。

「失礼します。東雲さーん。体温計りましょうね。」

看護婦さんから体温計を渡されて脇に挟む。

その間、珊瑚君はもとの体勢に戻って私を見つめている。

ピピ ピピ

電子音が鳴った。

脇から外して看護婦さんに渡した。

「ハイ。……ちょっとー……熱があるみたいだけど、お薬飲みますか?」

珊瑚君のせいだ……。

友姫「寝起きだからだと思います。なんで大丈夫です。」

「わかりました。では何かありましたらナースコール鳴らしてくださいね。失礼します。」

ガラガラガラ

⏰:07/07/04 17:32 📱:SO903i 🆔:J0JbWaF.


#864 [向日葵]
珊瑚君はクスクス笑っていた。

友姫「珊瑚君のせいよ…。私お薬嫌いなんだから。」

珊瑚「そりゃ好きな奴はいないだろ。」

上目づかいでジトッと珊瑚君を睨んだ。

それでも珊瑚君はニコニコ笑っている。

ずるい……。怒るに怒れない。

友姫「私どれくらい寝ていたの?」

質問すると、珊瑚君は笑顔を消して躊躇った表情を浮かべた。

⏰:07/07/04 17:35 📱:SO903i 🆔:J0JbWaF.


#865 [向日葵]
珊瑚「正式には2日。色んな事を無しにしたら2週間だな。」

友姫「……色々…って言うと……?」

珊瑚「色々だ。」

友姫「だから色々って?」

そこで珊瑚君はため息を吐いて私に近付いた。

珊瑚「また話す。」

友姫「今話してよ。」

珊瑚「我儘言うなら……。」

そこまで言うと珊瑚君の腕が私の頭の両側について、顔と顔との距離を近付けた。

⏰:07/07/04 17:44 📱:SO903i 🆔:J0JbWaF.


#866 [向日葵]
珊瑚「熱…上げられたいのか……?」

真近くにある綺麗な顔には抵抗なんて出来ない。
目を泳がす事も出来ず私は珊瑚君の吸い込まれる様な目を見つめるしかなかった。

友姫「困る……けどでもっ」

珊瑚「でも?」

珊瑚君の顔が更に近づく。話すと珊瑚君の吐息が顔にかかる。

友姫「私にだって……知っておきたいことくらいあるもの……。」

珊瑚「お前だから嫌なんだ。傷つくかもしれない。」

⏰:07/07/04 17:48 📱:SO903i 🆔:J0JbWaF.


#867 [向日葵]
友姫「それでも教えて欲しいって言ったら?」

珊瑚「……俺が前に言った事もう忘れたのか?」

友姫「……。」

珊瑚[どんなことでも傷ついて欲しくない。]

思い出したけど……。
心臓が跳ねまくる。

珊瑚「思い出したか出さないのか……?」

友姫「出したけど……。」

珊瑚「どうやら薬を飲みたいらしいな。」

その言葉を聞いた瞬間、身を硬くした。

⏰:07/07/04 17:52 📱:SO903i 🆔:J0JbWaF.


#868 [向日葵]
そしてギュッと目を瞑った瞬間。

珊瑚君の唇が私に押し付けられた。
驚いたのはもっと乱暴にされると思ったのに、優しくてなんだか丁寧だった。

それでも効果は抜群。
胸の奥がキューッと締め付ける。

珊瑚君の横にあった手は、いつの間にか私の顔を包んでいた。
その体温にすらクラクラする。

ようやく離れた時には息が上がっていた。
珊瑚君の顔に赤みがさしているのが珍しかった。

⏰:07/07/04 17:58 📱:SO903i 🆔:J0JbWaF.


#869 [向日葵]
***************

キリますね

続きは明日の朝にします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2201/

⏰:07/07/04 17:59 📱:SO903i 🆔:J0JbWaF.


#870 [我輩は匿名である]
>>390-500
>>501-800
>>801-1000

⏰:07/07/04 22:19 📱:SH903iTV 🆔:☆☆☆


#871 [向日葵]
我輩さん
安価ありがとうございました

***************

私はその顔にそっと指先を触れた。

珊瑚君は私の手に自分の手を重ねて目を瞑った。

そこで私はあることを思った。

友姫「珊瑚君の…お父さんはどうしたの?」

珊瑚「……たぶんもう姿は見せないと思う。」

珊瑚君は私の掌に唇を押し付けて話す。掌に吐息と珊瑚君の唇の動きがくすぐったかった。

友姫「お話……しては駄目?」

そこで珊瑚君が険しい表情になる。

珊瑚「お前が進んで会いに行く必要はない。」

友姫「私は話したいだけだよ。」

⏰:07/07/05 09:33 📱:SO903i 🆔:UpYnC7f.


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