【CARTAIN CALL】美しい村の醜い男
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#101 [オッズ]
小説案内人さん
ありがとおございます

頑張ります
(u_u)
今
テスト期間中なんで
終わりしだい
更新します
すいません(;´・∧・`)
:07/06/28 21:29
:N700i
:☆☆☆
#102 [オッズ]
「それはないよ」
僕は力強く言った。
キキは立ち止まったが僕に背を向けたままだ。
「……なぜそう思うの?」
理由はいくつかある。
ここはジェラルドが知らない土地だ。
昨日、キキにここの地名を聞いてみたが、全く知らなかった。
僕らが住んでいた土地とは違う次元にあるか、すごく離れているかだ。
:07/06/29 12:42
:N700i
:☆☆☆
#103 [オッズ]
いくらジェラルドだって、そんな得体の知れない土地からいきなり消え去ったりはしないだろう。
それに、ジェラルドはこれから身に起こることを楽しみにしていた。
それを思えば、ジェラルドはこの町から逃げたのではない。
考えられるのは……。
「ジェラルドは逃げたんじゃなくて、その逆なんだ」
キキは振り向いた。
眉間にしわがはいり、口元を歪めている。
:07/06/29 12:47
:N700i
:☆☆☆
#104 [オッズ]
「まさか……」
キキの眉間にはより一層深いしわが刻まれた。
「ジェラルドはミロに会いに行ったんだ……。
それしか考えられない」
僕の声は擦れていた。
食べたものをすべて吐き出しそうになるくらい、気分が悪い。
あいつはミロに会いに行った……。
なんて命知らずなやつなんだろう。
:07/06/29 15:51
:N700i
:☆☆☆
#105 [オッズ]
――――――――――…
僕とキキは林の中を通る一本の道を歩いていた。
二人とも足取りが重い。
風が僕らが先に進むのを阻止するかのように、ねっとりと吹き付けてくる。
「……もうすぐよ」
キキは言った。
僕は恐怖と不安で声を出すことができそうになかったので、とりあえずうなずいておいた。
:07/06/29 22:22
:N700i
:☆☆☆
#106 [オッズ]
僕らはミロのところに向かっている。
だが、それは『ミロ』を殺すためというわけではなかった。
偵察するためといったところだろうか。
ミロがどんなやつなのかまったく知らなかったし、もしかしたらジェラルドがいるかもしれない。
僕とキキだけになった今では、ミロに太刀打ちするのは不可能だ。
相手は不思議な力を持っているようだし、切り裂かれた人々もミロの味方であるらしい。
:07/06/29 22:26
:N700i
:☆☆☆
#107 [オッズ]
「切り刻まれて一つだけ特なことがあるとしたら、なかなか死なないことよ。
寿命はないし、病気にもかからない。
ひどい怪我を負わせれば息絶えるって聞いたけど、よくわからないわ。
誰もそんなことしたことがないし」
キキはそう語った。
ミロだけでなく、切り刻まれたやつらも強敵なわけだ。
なんて最高なんだ。
その時、異臭が僕の鼻をついた。
あの匂いだ……。
:07/06/29 22:34
:N700i
:☆☆☆
#108 [オッズ]
ここに来たときと同じ匂い……。
人間の血の香りだ――。
全身でミロに近づいたことを感じる。
今すぐにでも走って逃げ出したい。
生きていられれば、元居た場所に帰れなくてもいい。
ジャクリーンの頼みなんて知ったことじゃない。
そもそもこの町を救うことがジャクリーンの頼みなのか?
:07/06/29 22:38
:N700i
:☆☆☆
#109 [オッズ]
違うかもしれない。
例えば……隣の町で愛犬がいなくなってしまったおばあさんがいる。
そのおばあさんはジャクリーンの友達で、ジャクリーンの頼みっていうのは、その犬を見つけだすとか。
「はぁ……」
僕はため息を吐き、馬鹿らしい考えを頭から締め出した。
たとえこれがジャクリーンの頼みと違っていたって、今更どうにもできないじゃないか。
:07/06/29 22:53
:N700i
:☆☆☆
#110 [オッズ]
関わってしまった以上、キキを放ってはおけない。
「あれよ」
キキが静かにそういった。
僕は我に返り、キキが見つめる先を見る。
そこには小さな家が建っていた。
煉瓦を積み重ね、無理矢理固めたような粗末で汚らしい家だった。
「あれがミロの家よ」
:07/06/29 22:59
:N700i
:☆☆☆
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