俺とコウの物語
最新 最初 全
#154 []
「男だからよ」
「は」
「私は女子トイレにすんでるの。だから女子の願いしか聞けない」
「…意味がわかりません」
意味わかるやろ!!
女子トイレにおるから女子の願いしか聞けんて今ゆーたやん!
:07/10/01 05:51 :SH901iS :☆☆☆
#155 []
「男子は…男子トイレの住人に願いを聞いてもらったら?」
「男子…?」
男子トイレにも麻生みたいやつがおるんか?
「男子は下品なのであまり好ましくありません」
お前(下品な)男子やろ!
:07/10/01 05:54 :SH901iS :☆☆☆
#156 []
「男子排泄室にもあなたと同類の方が?」
「………」
「答えなさい」
しつこいコウに嫌気がさしたのか麻生さんは、
とりあえずコウをチラリと見たあと鏡の前に立ち、何も言わずフッと消えてしまった。
:07/10/01 05:57 :SH901iS :☆☆☆
#157 []
「消えてしまいました」
残念そうなコウに対し、
香苗と恵真、美和子はボー然とその場に立ちつくしている。
「志乃くん、なかなか強敵ですよ彼女は」
強敵!?敵なんか!?
:07/10/01 05:59 :SH901iS :☆☆☆
#158 []
「まぁ、確かに今まで見たことないような霊やな」
俺はまだ足が奮えている。
「彼女、僕の問い掛けにはほとんど答えてくれませんでした。なかなか手強い方です」
そこかい!!
てか、それどーでもいいから。
:07/10/01 06:00 :SH901iS :☆☆☆
#159 []
「まぁしかし今回は…」
コウは眉間にしわをよせ、三番目の鏡を睨みつけた。
「本当に厄介です…」
コウは呟くように繰り返す。
「本当に…」
:07/10/05 02:45 :SH901iS :☆☆☆
#160 []
【第五章 必殺仕置人】
《いちかけ、にかけ、さんかけて…》
「………ん…?」
《仕掛けて、殺して、日が暮れて…》
「なんや!?」
「あぁ、志乃くんおはようございます。」
「…今の……」
また目覚まし音変えた…
「必殺仕事人です」
:07/10/05 02:48 :SH901iS :☆☆☆
#161 []
「…中村…」
「中村もんどさんです。まぁ、藤田まことさんですが、僕とても好感を持っています」
「…あ、そ」
だから何やねん
「中村さん役は、彼しか、彼以外は無理だと思ってます、僕は」
…あ、そ。
:07/10/05 02:51 :SH901iS :☆☆☆
#162 []
「てかさぁー!!」
いかん、いかん。
この辺で違う話題を出さねば延々と仕事人の話をされてしまう。
「…なんですか」
話を遮られたコウは不機嫌そうに俺を睨みつけた。
睨むな!!
:07/10/05 02:52 :SH901iS :☆☆☆
#163 []
「ほら、昨日の女子…」
「女子排泄室の事ですか」
「…はい、女子排泄室の。あいつ一体なんやねん」
コウは俺の問い掛けに答えず無言で窓を明け、たばこを一本取り出し火をつけた
:07/10/05 02:56 :SH901iS :☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194