俺とコウの物語
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#340 []
「どしたん?俺おるから大丈夫やで?」
両手を優しく掴み、幸子の顔を覗きこんだ。
幸子はゆっくりと目を開き俺の顔を見た瞬間、勢いよく抱きついた。
「志乃…志乃ぉ…」
俺の背中に回された手に力が入る。
一体何があったんだ?
:08/02/09 04:48 :P904i :☆☆☆
#341 []
しばらく幸子は泣き止まず俺に抱きついていた。
10分ほどたった頃か、
コウがホットミルクを持って部屋に戻ってきた。
「幸子さんどうぞ。ホットミルクは安眠効果がありますので」
幸子にコップを渡し、コウはベッドに腰かけた。
:08/02/09 04:51 :P904i :☆☆☆
#342 []
幸子はホットミルクを一口飲み、俺に片手を差し出した。
俺が幸子の手を握ると安心したのか幸子はゆっくりと話し出した。
「…急にカタカタって音がしたん…あたし目が覚めて…気付いて目を開けたら…窓の外に…」
「窓の外に?」
「…眼球だけが…浮かんでたの……あたしを…見てた」
:08/02/09 04:56 :P904i :☆☆☆
#343 []
「眼球だけが…?」
コウは窓を開け、辺りを見渡した。
「何もありません、夢でも見たのでは?」
ガタガタ震える幸子の肩をなだめるようにポンポンと叩きながらコウが言った。
「夢……」
幸子はチラリと俺を見る。
:08/02/11 03:21 :P904i :☆☆☆
#344 []
「夢…かぁ…。そうかもしれない!夢見たんかも。騒いでしまってごめんね!」
眉を垂らし、ふにゃっと幸子は笑った。
この表情は心配をかけたくない幸子のくせだ。
「いいですよ、夢は誰でも見ますから」
コウはにっこり笑い部屋から出ていった。
:08/02/11 03:24 :P904i :☆☆☆
#345 []
「幸子、大丈夫か?」
コウが部屋のドアを閉めたのを確認し、俺は言った。
「うん、大丈夫!夢見ただけやから…」
「嘘つくな。俺にはちゃんと言うて。何があってん?」
俺の言葉を聞き、また幸子は泣き出してしまった。
:08/02/11 03:26 :P904i :☆☆☆
#346 [匿名]
物凄い読みたいです
でも主サンペースで頑張って下さい!!
:08/02/16 19:30 :SH902i :Ex3tyTpk
#347 [我輩は匿名である]
:08/02/20 16:41 :N703iD :mmzC529g
#348 [菜美]
あーげ
:08/02/21 00:46 :N903i :1MMMYVfw
#349 [我輩は匿名である]
主サン
頑張れ(ω)⌒
待ッてます
本気でこの話スキ
ッレにもこれだけゎ
ォススメしました
:08/02/21 05:24 :N703iD :ILhXQuyQ
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