俺とコウの物語
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#372 []
>>369

朝食の間、誰も口を開かなかった。

コウを見ても、もくもくと飯を食い、俺のスクランブルエッグにまで手を出しただけだった。

「すみませんが、僕少し用事を思い出したのでしばらく外に出ます。」

朝食を食べ終えた後、コウが言った。

⏰:08/04/11 04:42 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#373 []
絶対何かあるな。

俺はコウにばれないようコウの後をつけることにした。

「幸子、ごめんやけど姫菜についててくれるか?」

姫菜は朝食の間も顔色が悪く、とても大丈夫には見えなかった。

幸子は少し困った表情をしながらも、わかったと笑顔で言った。

「なんかあったら電話して。すぐ戻るから」

幸子に手をふり、俺はコウの後を追った。

⏰:08/04/11 04:45 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#374 [我輩は匿名である]
続き読みたい

⏰:08/04/12 13:23 📱:F704i 🆔:8kLwIDhk


#375 [我輩は匿名である]
がんばって!

⏰:08/04/12 21:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#376 []
ありがとうございます!
書きます

⏰:08/04/21 03:36 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#377 []
>>373

30分ほど歩き回ったころ、ようやくコウが立ち止まった。

コウの前にはキレイな一軒家。

玄関先に立ち、コウはふぅっとため息をついた。

横顔しか見えないその表情は、心理は読み取れないが困惑に似た表情だった。

⏰:08/04/21 03:48 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#378 []
コウの指先がインターホンに近づいてゆく。

俺は木陰から息を飲みながら眺めていた。

なぜだ?
冷や汗が流れる。

【ピンポーン】


インターホンが鳴る。

⏰:08/04/21 03:50 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#379 []
一分たっても家の主はでてこない。

2、3度インターホンを鳴らす。

ようやく、玄関の扉が開いた。

コウの知り合い…?

一体どんな奴だ?

ゆっくりと主の顔が現れた。

⏰:08/04/21 03:52 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#380 []
「久しぶりですね」

玄関から顔を出した相手に作り笑いをしながらコウが言った。

いや、作り笑いというよりもバカにしたような、
見下しているように見えるが。

「…何の用?」

相手はボソッと答えた。

⏰:08/04/21 04:29 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#381 []
相手は同じ年くらいの男。身長はコウと同じくらい、あるいはコウより少し高めの今風のチャラっとした外見だ。

こんな奴がコウの知り合い?

俺は謎につつまれた。

「…何の用だよ?あ?用もねーのにくんなよ」

黙っているコウにしびれを切らしたのか、男はイライラした口調で言った。

⏰:08/04/21 04:32 📱:P904i 🆔:☆☆☆


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