俺とコウの物語
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#322 []
「…なんですか志乃くん。文句でも?」

いやいや、文句あるに決まってるやろ。

「またお前と同じ部屋とか嫌や。」

「なぜ」

「毎日毎日一緒やねんで!毎日一緒の部屋におるんやで!?たまには別々の部屋でもえーんちゃうか!?」

⏰:08/02/06 04:23 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#323 []
「無理ですね」

即答!?

「なんで」

「あなたは幸子さんと同じ部屋になりたいだけでしょう?仮にあなたと幸子さんを同室にしたら姫菜さんはどうなるんですか?」

⏰:08/02/06 04:24 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#324 []
「1人でえーやろ?」

「だめです。女性1人、個室に泊まらせるのは危険です。姫菜さんも怖がります。」

怖がるか?
むしろそっちのがいいと思いますが…

「志乃くんの言いたいことはわかります。それならば僕と姫菜さんが同室になればいい、と思っているんでしょう?」

別に思ってねー!

⏰:08/02/06 04:27 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#325 []
「いや…」

「僕も姫菜さんと同室がいいです。が、僕は男です。姫菜さんと密室で二人きりとなると僕は理性を保てるか自信ありません」

…あ、そ。

「ですから僕は渋々あなたと同室にするんです。わかりましたか?」

「……………」

「わかればいいんです」

なんもゆーてないやん!

⏰:08/02/06 04:30 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#326 [ミミ]
更新されてる
アゲ

⏰:08/02/06 10:26 📱:SH904i 🆔:☆☆☆


#327 []
ミミちゃん
ありがとう

⏰:08/02/08 03:43 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#328 []
>>325

まずい。
このままでは毎回同じパターンで
俺は泣く泣くコウと同じ部屋になってしまう。

いかんいかん。
なんとかしなければ。

俺の脳内で思考を練っているうちにコウはさっさと俺の荷物を運んでいる。

「コウ!ちょ…待てよ」

俺がキムタクに勝った瞬間だった。

⏰:08/02/08 03:46 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#329 []
「なんですか」

ため息まじりにコウが振り返る。

「やっぱりお前、姫菜と同じ部屋になれ。姫菜もそれがいいってよ」

コウにしか聞こえないように耳打ちした。

「…本当ですか?」

うそです。

「マジで」

⏰:08/02/08 03:48 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#330 []
「そうですか…女性の頼みには僕も首を縦にふるしかないですね。いいでしょう、姫菜さんと僕が同室、ということで。」

不適な笑みをちらつかせながらコウが言った。

姫菜には悪い気もするが、勘弁してくれ。

これで俺はようやく幸子と…………ん?

⏰:08/02/08 03:51 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#331 []
俺の荷物と幸子の荷物が、コウの手により別々の部屋に移動されている。

「コウ?気のせいか俺の荷物と幸子の荷物が別の部屋に移動されてんねやけど」

「気のせいではありませんよ。別々の部屋です」

はい?

「僕と姫菜さんが同室になるからといって、あなた方を同室にするとは一言も言ってませんよ」

⏰:08/02/08 03:54 📱:P904i 🆔:☆☆☆


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