黒蝶・蜜乙女
最新 最初 🆕
#25 [向日葵]
早く済ませて帰りたいのにセツナは中々事を始めようとはしない。
転がって青空を見上げて日向ぼっこをしている。

私はうんざりする。
こんな事なんで……。

と、急に腕を引っ張られて私も転ぶハメになる。

あぁ食べる気になったんだ。

それでもこんな事慣れない。無意味に心臓が跳ねる。

こんな事=キスして私から蜜を吸いとること。

セツナの頭が私の上に被さる。

⏰:07/07/08 04:04 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#26 [向日葵]
セツナ「クスクス。いつも不機嫌そうだな。」

蜜「誰もこんなの喜び…んむっ……。」

急に食べられた。

私は只の餌。
なのに……頭がくらくらする。

唇を離されて私は目を開けた。
まだ近くにセツナが綺麗な顔でそこにいる。

セツナ「今日も美味いな。」

蜜「あー…それはどうも……。」

するとまたセツナが近づいてきて私を挟むようにして包んだ。

⏰:07/07/08 04:08 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#27 [向日葵]
蜜「な、どいて下さいよ!」

セツナ「なぁ蜜よ。本気でお前は自分が食事と子孫繁栄の為だけだと思っているのか?」

はぁ?当たり前じゃない。
こんな毎日毎日望んでもないのにキスされて、恋人だと思ってるって言う方が頭どうかしてるよ!

……ちょっと待て私。
私……恋人だと思って欲しいの?

…………んなわけないないないない!!!!

セツナ「オイ。」

蜜「ぅあいっ!!もちろんっ!!」

⏰:07/07/08 04:13 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#28 [向日葵]
するとセツナは私の瞼に唇を触れた。

蜜「っ!」

セツナ「つくづくお前は馬鹿だ。そんな訳ないだろう。」

そして今度は抱き締められた。

蜜「ありますよ!実際貴方は私が蜜乙女だからこんな事してるだけであって私はどうでもいいんじゃないですか!!」

セツナは何も言わず力をギュッっいれる。
魅惑的な匂いが私の鼻を通る。

平凡を拐って今度は私の思考まで拐ってしまう気?

⏰:07/07/08 04:18 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#29 [向日葵]
私はそこまで馬鹿じゃないんだから!

蜜「いい加減退いて下さい。帰りますから。」

セツナ「好きだ。」

私は固まってしまった。

好き?冗談じゃない。

どうせ私をいい気分にさせて蜜を根こそぎ取りたいだけでしょ?

さぞかし蜂蜜が沢山になるんでしょうね。

蜜「退いて。」

セツナ「好きだ。」

蜜「離して……。」

セツナ「好きなんだ。」

⏰:07/07/08 04:22 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#30 [向日葵]


今日はここまでにします

⏰:07/07/08 04:23 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#31 [向日葵]
意味が分からない
意味が分からない

蜜「なんのつもりですか?愛の告白?それとも“蜜乙女”の“蜜”への感想?」

セツナ「お前は……覚えていないのか?」

蜜「はい?」

セツナ「幼い頃、蝶を助けはしなかったか。」

♪蝶々〜蝶々〜
って歌ってる場合じゃなかった。

ってかこんな格好でここまで冷静な自分がある意味凄い。
普通なら「きゃっ☆」みたいな反応しなきゃいけないんだろうな。

⏰:07/07/08 10:17 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#32 [向日葵]
それは私がこの人が自分を“蜜乙女”としか見てないからだと思う。

おっとっと。昔に記憶をたぐらせなきゃ。

蜜「えー…、あー…。……あぁ。そーいえば。確か。」

セツナ「何故助けた?」

何故。……何故って。
知らないけどなんか

蜜「ほっとけなくて。」

するとセツナは美しい顔を歪ませて笑った。
あー眩しい眩しい。

セツナ「あれは俺だ。」

⏰:07/07/08 10:22 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#33 [向日葵]
おーっとお約束的意外な展かーい☆

蜜「その節はどうも。」

いやそりゃ逆か。

セツナ「初めてお前にあった時から俺は知っていたんだ。『こいつは俺の蜜乙女だ』って。」

なんかその単語聞き飽きた。

セツナ「それと同時に胸に衝撃が走った。」

セツナは真剣な顔をした。
あ、どうしよう。声が出ない。体が動かない。
まるでその目のせいで金縛りにあってるみたい。

⏰:07/07/08 10:26 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


#34 [向日葵]
セツナ「それから俺はお前を探して探して探しまくった。蜜乙女だからじゃない。“お前”だからだ。」

うわ……これはもしかして……。

セツナ「ここで会った時驚いた。幼かったお前がすぐそこにいた。姿を見られたことなんて対した問題じゃなかった。ただ……お前を捕まえておきたかった。」

もしかしてもしかしてしまう……?

セツナ「蜜乙女なんて、どうだっていい。それよりもただ“お前”が好きなんだ。」

愛の告白だ。

⏰:07/07/08 10:33 📱:SO903i 🆔:yldj4ZAU


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194